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ラノベ部2 [平坂読]

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        MF文庫J発行       ラノベ部2       著/平坂読       イラスト/よう太
「読む」って、楽しいね

軽小説部――通称『ラノベ部』。そんな不思議な部に入部した物部文香。クラスメイト・藤倉暦や部長・浅羽美咲らとともに、本を読んだりお喋りしたり、たまには勉強もしてみたりといつまでも続きそうな毎日を過ごしていた。そんなある日、文香たちのクラスに留学生・リアがやってきた。リアは幼い頃から日本の漫画や小説が大好きだったらしく、それがきっかけで文香と仲良くなっていく。でも、ラノベ部の日常は変わりなく過ぎていき――。美咲&竹田のラノベ部設立のエピソードも収録した、大好評の日常系ライトノベル第2弾、読むといいことある、かも?
レーベルの垣根を越えたラノベ「How to」本第2弾。

今回もまたまた色んな実験的な演出もあり、そして1巻以上に一歩踏み込んでライトノベルの楽しみ方、文学小説やその他の書籍との違い、ライトノベルだからこそ生まれる物語があることをメインキャストを通して一緒に学べる作りになっています。時に笑いあり、涙ちょいあり、メタ的な描写ありと飽きのこない、目まぐるしく移り変わる展開で楽しませてくれます。

そしてなによりも今巻はラノベ部創立の当時が描かれており、文香や暦が入学・入部前に何があったのかを5つのエピソードに分けて綴られており、美咲と龍之介の恋物語にまでふれており、スッごく甘酸っぱく、あの関係を作り上げられる二人がちょっと羨ましかったり。

章題も遊び心溢れているというかユーモラスというか、狙って付けた章題はどれも有名ラノベ作品タイトルをもじったものばかり。身内(MF文庫J)だけじゃなくレーベル関係なく色んな作品が登場して面白かったです。もじっただけでなくちゃんとそのタイトルに沿った内容が描かれておりただの遊びだけじゃないのはさすがです。でもあのタイトルは思わずにやっとしてしまうのばかりでした^^

特にメタの持論を展開していくお話では、中々面白い考察で普段上手く言葉に出来ないこのメタというジャンルをあ〜なるほどなと納得してしまうくらい上手くまとめてありました。色々勉強にもなる作品ですが、某ラノベ作品のごとく伏字なしでアキバBLOGさんやかーずSPさん始め膨大なネット上の有名サイトなどを例に出し、面白おかしく丁寧な説明が添えられており、ハウツー本の一面がより濃くなっています。

しかし、それでもラノベ部という作品は登場するメンバーの個性豊かなキャラ性を生かしたあの「リレー小説」はマジで面白かった。リレー最後でどんなオチが待っているのか楽しみにしてましたが中盤一の盛り上がり場で思わず吹いてしまったくらい笑えるオチが飛び出してくるなど文香の天然的な発想は羨ましいくらいオイシイところを持っていきやがりました^^
正直読めないよあの展開!そんな小説があったらでも読んでみたいかも。

新キャラとして留学生のリアや他のメンバーの1巻では出せなかった地の部分がふんだんに盛り込まれており、コメディパートもお約束シチュ満載でハウツー意外の部分も期待通り、いやそれ以上の安定したできでした。文香の妹の予想以上に自虐的というかアレな性格にはちょっち引きつつも集まるべくしてラノベ部に集まったんだなぁ〜というのがよくわかった第2巻でした。

個人的には終盤の「ビター・マイ・スィート」がお気に入りですが、「妹がこんなに可愛いわけがない」も捨てがたいと、どのエピソードも面白かったです。

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