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ファミ通文庫発行   半熟作家と"文学少女"な編集者【ミューズ】    著/野村美月   イラスト/竹岡美穂
"文学少女"シリーズ、これが最後の物語――。
新しい担当編集の天野遠子嬢は、清楚な美人だった。――が、いきなり本棚の前でグルメ批評を始めるわ、ほんわか笑顔で容赦なく原稿修正を指示してくるわ、売れっ子高校生作家たるオレが、どうしてこうも振り回される!? そんな時届いた脅迫状じみたファンレター。そこにはまだ刊行される前の小説の内容が書かれて……って差出人は、まさか!? 半熟作家・雀宮快斗とその担当編集者遠子が織りなす、物語や文学を食べちゃうくらい愛する"文学少女"の、最後の物語。
俺様作家と学少女な編集者の二重奏。

面白かったよ〜。
本編はさすがに感動して泣いてしまいましたが、この文学少女最後の1冊はあとがきで野村先生が書かれているように楽しく笑える明るい作品をと書かれただけあって、コミカルなやりとりにクスッとさせられるシーンも多く、俺様すぎる自称天災高校生作家と言うノリにのっている一見破天荒な作家とそんな癖が強すぎる作家を見事に操縦している編集者・遠子さんのちょっぴりズレた会話がかなり面白いことになっています^^

見事に担当作家をその気にさせる操縦術やら男の子の恋心を知らず知らずのうちに鷲づかみにしたかと思えば、一気にどん底に落としいれてしまうあの悪気がまったくない遠子さん一言やなんだかんだ良いながらも言うことを聞いてしまう俺様作家とのやり取りがまるでコントみたいで面白かった。

さらには遠子さんを敬愛するもう一人の担当作家である高飛車高慢な女子大生作家と俺様作家との壮絶な遠子さん争奪戦を繰り広げたり、マスコミがスキャンダルと煽り立てたりと騒がしいヤツラを編集者として時にはお姉さんとして導いていく日々に少しずつ変化を見せ始める作家達との成長がまた葛藤や挫折を遠子さんがどう支えていき乗り越えるのか見所は色々ありました。

さすがに20歳超えての文学少女モードはちょっと無理があるかと思いきや、未だに健在。作品の感想をグルメ調でうれしそうに語るいつもの文学少女っぷりに懐かしみつつお腹が減った>ォィ
あっという間に読み終えてしまいましたが、これまでの文学少女が凝縮されていてそして新しい芽(作家)へと本を愛する想い、本を楽しむ想いが紡がれていく素敵な物語でした。

本編から数年後。作家となった心葉くんや編集者となった遠子先輩のその後はどうなったの?と言う一番知りたいところも直接的な表現は濁しつつも間接的にどんな関係に至ったのか2人のその後もしっかりとうかがえるエピソードともなっていてホントに締めくくりのお話としても何とも感慨深い気持ちになる結末でした。いや〜良かった、遠子先輩のあの幸せそうな表情や仕草とか最後に良いものが拝めました。

これで本当に“文学少女”シリーズが終わってしまったんだなぁ〜と思うとちょっと寂しいですが、すぐ来月には新シリーズがまた野村×竹岡コンビでリリースされるみたいでまた新しい形で楽しみです。卓球場シリーズみたく意外性にぶっとんだような作品も久々に読みたいですね^^
さてどんな作品が読めるのか期待大です。

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思いっきり、村上春樹にかみついていませんか。

2011/5/3(火) 午後 10:21 [ DJBトライ ] 返信する

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