日本とデンマークに住んでみる

国際結婚を考えている人、悪い事は言わないから止めましょう(笑)

デンマークの現実

[ リスト | 詳細 ]

住んでいると現実も見えてきます。決して絵本に出てくるような街だけでは無いということを。。。
記事検索
検索

全20ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11]

[ 次のページ ]

地下鉄が一番まとも

イメージ 1

コペンハーゲンには地下鉄がある。俺も3回乗った事があるが(最近だと2年前)、とりあえずデンマークの公共交通機関の中では一番まともだと思う。それでも走行中にいきなり5分間止まって、何のアナウンスも無くまた出発したけど(笑)

 空港から地下鉄に乗る人にアドバイスだけど、地下鉄の切符は空港のDSB(デンマーク国鉄)の窓口で買う方が早いし確実。券売機は紙幣が使えない。

 デンマークで公共交通機関が発達しているのはコペンハーゲンだけなので他地域に行く方はできるだけレンタカーをおすすめする。DSBは本当に使えないし、時間も当てにならない。デンマークの高速道路は走りやすい。普通の道路も良く整備されている。

 環境保護大国と言いながら、実際には車が無いと全く生活できない国、それがデンマーク。あっ、コペンハーゲンは除くだからね。

開く コメント(0)

 環境先進国として評価の高いデンマークだが、面白いことに環境に一番影響のある自動車ユーザーは全く減らず、逆に本来は環境対策として効果があるとされる公共交通機関はますます貧弱になっている。

 と、こう書くと「コペンハーゲンでは車なんて使わないよ」と言う人も出てくるだろう。そりゃ、そうだ。コペンハーゲン中心部や周辺地域だったら車無くても生活できるだろう。しかし、コペンハーゲンだけがデンマークじゃない(笑)

 自分が住んでいた時でも既に公共交通機関は良くなかったが、ますます劣化しているようだ。オールボーから北側のノーユラン(北ユトランド地域)、オーフスから西側のヴェストユラン(西ユトランド地域)、ホーセンスから南側のスードユラン(南ユトランド地域)などはもはや自動車無しでの生活など絶対不可能だ。鉄道が廃線になって代行バスが走っている日本の田舎よりも酷いだろう。なにせ、鉄道の数が減っても、代行バスなんて走らないし…

 元々、デンマーク国鉄(DSB)の評判が非常に悪いが、これを改善しようという努力は全く無い。高速列車を走らせる計画も財源不足から何回もとん挫しているし、大量の税金を投入して新たな鉄道網を作ろうなんていう国民的コンセンサスも無い。

 今後、ますますデンマークの鉄道事情は悪化していくだろう。

 どこが環境先進国なんだろうと思う。まさか、風力発電やってます!だけが環境対策だと思っているんだとしたら呆れるな。

開く コメント(0)

外国人側も自制が必要

 社会保障が充実している(と言われている)デンマークでは、ここ数年の極度の労働者不足(俺が居た時とは正反対)で失業者が激減、失業手当を受け取る人がここ10年で過去最低になったとのこと。
それと同時にデンマークで就業する外国人の数が過去最高を記録したとのこと。

 政府の移民抑制策とは正反対にデンマークの企業はスキルのある外国人をもっと雇用したいのだが、年間45万クローナ以上の給料を出さないとダメとか、ポジティブリストに載っていない職業はビザ発給に時間がかかるとかで中々増えない。結局、労働ビザが中々下りないので他の欧州諸国へ向かう優秀な外国人労働者も多い。

 多くのデンマーク人や欧米人労働者が嫌がる清掃業でも人出不足が深刻化している。元々、この業種は外国人が多いのだが、最近は外国人労働者すらからも応募が少ない状態だそうだ。俺の語学学校時代の友人が何人か清掃で働いている。清掃業とは言っても日本よりかは遥かに労働環境が良いし、給料も良い。船の中を清掃するようなものは非常にハードだが、オフィスや学校の清掃なんてエアコンやヒーターが利いていて結構快適である(時間が決まっているので決して楽では無い)。

 新政権がどのような移民政策を打ち出していくのか。デンマークに貢献してくれる外国人がどんどん受け入れてほしいと思う。もちろん、その人間が自分の宗教や文化をデンマークでは強調しない、させないと言う事が重要である。グローバル社会で人種の多様化はやむを得ないこと。しかし、文化の多様化というのはやりすぎるととんでもないことになる。まあ、既にデンマークでもとんでもないことになっているからこそ、先の選挙で話題になったような過激な極右政党が出てくるのだろう。

 外国人の権利を守るためには外国人側もあまり自分の文化や価値観を主張せずに、自制していくこと。これはデンマークでも日本でも重要なことだと思う。


 

開く コメント(0)

 総選挙の結果、政権交代となったデンマークでは昨日ラスムセン首相がマルグレーテ女王と会い、辞意を表明。その後、主要政党のリーダーもアマリエンボー宮殿を訪れて、女王と会談。女王は社会民主党(Socialdemocrats)のメッテ・フレデリクセン党首に組閣を要請した。

 会談とか要請とか言ってもデンマークは日本と同じ立憲君主制なので女王が「あなたはダメ」とか言う権利は無くこれは全て憲法上の国事行為ともいえる。とは言っても、日本では選挙翌日に首相や政党指導者が皇居に行って天皇陛下と会うと言う事は無いので、いつも思う事だが、興味深いワンシーンである。

 フレデリクセン氏はこれから連立協議を行うわけだが、やはり前回のブログで指摘したとおり、反移民政策に舵を切った社会民主党と長年社民党のパートナーとしてやってきた移民受け入れに寛容な急進自由党(Radikele Venstre)がどのように政策をすり合わせるかがカギとなるとDRのニュースコメンテーターが述べている。

 2000年以上18年間のうち15年間政権を担ってきたベンスタ(Vesntre)率いる保守右派政権の下、デンマークはヨーロッパで最も厳しい移民政策を推進してきた。移民に寛容だと政権を取れないと反移民に舵を切った社民党の決断は結果として功を奏した(とはいっても1議席しか増やしていないが)ので、もはや後戻りはできないだろう。急進自由党も移民受け入れを推進というよりか、とにかく今の厳しい移民政策を少し緩めてはどうかと言っているぐらいである。

 フェイスブック上ではもう10年ぐらい前から国際結婚した外国人配偶者への居住ビザ発給や更新基準をもう少し易しくしてほしいという運動があり、それなりのメンバーが居る。政党へのパイプがある人間がそのグループの代表で、今回の政権交代で少しは緩和されるのではと期待しているようだ。

 いつも思うのだが、なぜデンマークは外国人配偶者に対してそんなに厳しいのかと言う事。無料の医療サービス受給者が増えると困ると言うのならば、例えば永住権を取るまでは毎年健康保険料を外国人配偶者から徴収するとか、語学学校を有料にするとか(これはもう始まっている)、生活に困っても外国人配偶者は政府からの補助は受けられないとか、犯罪したら即国外退去とか…他の先進国では普通にやっていることをやらない。そもそも、要らないものまで押し付けてくるのが問題なのでは。何か月に一度のコムーネの外国人担当カウンセラーとの会合も本当に必要なのか?←ほとんど無意味。

 日本は外国人配偶者へのビザ発給基準がデンマークに比べればかなり緩い。まあ、これでも一部アジア諸国や旧共産圏からの偽装結婚のせいでスナップ写真だせとか、知り合ったいきさつ教えろとか厳しくはなったわけだが、それでも今でも怪しい〜なと思われるのはそれなりに居る。しかし、永住ビザに関しては今や配偶者ならば10年どころか5年で申請できて、平均7年ぐらいで取得できるそうだ。

 デンマークの新しい政府にお願いしたいのは、せめてデンマーク人配偶者が仕事をして、家もあって、社会としっかりコネクションがあるのであれば、その外国人配偶者に対してはもうちょっと寛容に受け入れてほしいと言う事である。もちろん、外国人配偶者側もデンマーク語の早期習得に励み、社会への溶け込みに努力を惜しまないのは言うまでもない。

 今はその努力をしっかりしている人達ですら居住ビザの更新や永住ビザの取得が難しいという現実がある。これはやはりおかしいのではないだろうか。あとは、やはり出身国別での選別もやるべきでは。これについてはまた別の機会で書くとする。

開く コメント(0)

デンマーク総選挙

 デンマーク総選挙が5日行われて、即日開票の結果、最大野党の社会民主党などの左派(レッド)ブロックが過半数を超え、政権交代することとなった。次期首相は社民党党首のメッテ・フレデリクセン氏。24歳で議員になり現在41歳。

 与党ベンスタ(自由党)の党首でもあるラースロッケ・ラスムセン首相は開票状況が明らかになった後に昨夜敗北を認め、明日午前11時に王宮でマルグレーテ女王を会って辞意を伝えるとのこと。

 投票率は前回を上回る84.5%。まあ、デンマーク人は選挙には基本的に行くので8割を下回ることは先ず無い。

 選挙結果は以下の通り。党名の前のアルファベットはこの党の記号。

  党名          票数     議席数 前回比 得票率  前回比   
A 社会民主党 Socialdemokratiet  915.415   48  1  25,9%  -0,4%

V 自由党        Venstre   825.450   43  9  23,4%  3,9%

O デンマーク国民党 Danske FolkeParti  308.241   16  -21  8,7%  -12,4%
 
B 急進自由党 Radikale Venstre  304.427   16  8  8,6%  4%
 
F 社会主義人民党 SF      272.062   14  7  7,7%  3,5%

Ø 統一リスト Enhedlisten      244.664   13  -1  6,9%  -0,9%
 
C 保守党 Konservative      233.348   12  6  6,6%  3,3%

Å アルタナティブ Alternativiet  104.149    5  -4  3%  -1,8%

D 新しい家 Nye Borgerlige   83.225   4  4  2,4%  2,4%

I 自由連合 Liberal Alliance   82.227   4  -9  2,3%  -5,2%

P ストラムカース Stram Kurs   63.093   0  0  1,8%  1,8%
 
K キリスト教民主党 Kristendemokraterne   61.208   0  0  1,8%  1%

E クラウスRペダーセン Klaus Risker Pedersen 29.621  0  0  0,9%  0,9%

過去18年間に渡り(2011−14は除く)政権に大きな影響を及ぼし、このブログでも何回も述べてきた右派政党のデンマーク国民党(DF)は半分以上の議席を失い、結党以来の大敗北となった(それでも第3党)。また、新興保守政党としてここんところ議席を伸ばして来たアルタナティブや自由連合も議席を半減させた。また、議席獲得が予想され、選挙期間中に党首がイスラム教のコーランを焼くなどのパフォーマンスで反発を招いた極右政党のストラムカースは2%条項を超えることが出来ず議席は獲得できなかった。

なぜ、右派政党が軒並み議席を減らしたかと言うと、別にデンマーク国民がリベラルになったわけではなくて、最大野党の社会民主党が与党顔負けの反移民政策を主張したからでる。社会保障について強い社民党が反移民政策も主張すれば、デンマーク的社会保障制度の継続を主張する右派支持者は当然彼らに投票する。これまでDFを支持してきた高齢者を中心に一気に投票行動が変わったのだ。

また、環境政策に対する国民の関心も強く、次期政権は環境問題を最重要課題とするべきだと考える有権者も中道左派・左派政党へ投票した。

ただ、問題は政権の枠組みである。一概に左派ブロックと言っても環境問題以外では政策の合意がかなり難しくなっている。特に移民・難民問題では左派ブロックの中でももはや統一した合意は取り付けるのは難しいだろう。特に、反移民を推し進める予定の社民党と移民に以前から寛容な急進自由党(Radikale Venstre)との間の溝は大きい。

現在のラスムセン政権同様に少数与党政権で、政策ごとに議会内で支持を取り付けていくような感じになるのではないだろうか。

開く コメント(0)

全20ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11]

[ 次のページ ]


.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事