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それでもボクはやってない 2007年日本 監督: 周防正行 出演: 加瀬亮、瀬戸朝香、山本耕史、もたいまさこ、田中哲司、光石研、尾美としのり、大森南朋、鈴木蘭々、唯野未歩子、柳生みゆ、野間口徹、山本浩司、正名僕蔵、益岡徹、北見敏之、田山涼成、矢島健一、大谷亮介、菅原大吉、石井洋祐、大和田伸也、田口浩正、徳井優、清水美砂、本田博太郎、竹中直人、小日向文世、高橋長英、役所広司 「フリーターの金子徹平は、会社の面接に向かうため通勤ラッシュの電車に乗っていた。そして、乗換えの駅でホームに降り立った彼は女子中学生から痴漢行為を問いただされる。そのまま駅員によって駅事務所へ連れて行かれた徹平は、やがて警察へと引き渡される。警察署、そして検察庁での取り調べでも徹平は一貫して“何もやっていない”と訴え続けるが、そんな主張をまともに聞いてくれる者はいなかった。そして、徹平は具体的な証拠もないまま、ついに起訴され、法廷で全面的に争うことになるのだが…。」 怖いですね〜。 以前から話には聞いた事ある「痴漢冤罪」。 「万が一間違えられても絶対警察に行ってはいけない」なんて話も出てくるくらい、難しい問題 らしいですね。 刑事事件で起訴されれば有罪率99.9%。無罪は1000人に1人。 無罪を主張すれば97%。無罪は100人に3人。 痴漢被害然り、無罪率然り、他国ってどんな感じなんでしょう? これだけの満員電車が毎朝走っているのは日本くらい?他国にはあまり無い犯罪なのでしょうか。 無罪率は、ホント各国バラバラな気もします。特に調べてませんが。どなたかご存知の方いれば 教えてください。 この映画は、映画であるが故に日本の裁判制度の理不尽さが分かり易く描かれていますが、現実は そう簡単にも行かないわけで。 もちろん、この映画のような犯罪に対しては「疑わしきは罰せず」の原則が必要なのでしょうが、 一方で、どうしても証拠固めが出来ない重大事件もあるでしょう。 確固たる証拠固めの為に、明らかな重大事件の犯人の量刑が定まらないのも問題です。 他国の裁判モノは結構ある気がしますが、意外と、日本のリアルな裁判モノというのも思い当たらず、 この映画を通じた問題提起は結構価値がある気がします。 裁判をこなす件数が査定になり、検察の起訴にNOを言うことは「国に楯突く事」。 「所詮司法も国家機関の一部」といった問題発言もありますが、確かにそういわれても仕方ない 現状/制度でもあるようですし。 と、結構、堅っ苦しいテーマなのですが、そこを周防監督と出演陣皆サンで、難解になり過ぎず、 且つリアルに描けている映画だと思いました。 役者サンたちは本当に芸達者の人たちばかり。 特に裁判官のお二人がいいですね。 犯罪に対する考えが両極端な立場の二人ですが、どちらも「居そう」って感じで。 ※もちろん、実際の裁判官サンなんて今まで知らないのですが。 他の方々もとにかく上手い。 検察も弁護士も裁判官も、日常の裁判でこなれた感じになると、こう言うやり取りになるんだろう な〜、と想像できるようなテンポで裁判が続いていきます。 よくある演説風味の裁判モノも面白いですが、日本の裁判モノになるとこの映画のような感じがしっ
くりくる気がしました。 さすが、今まで他の人が振り向かないテーマを扱ってきた周防監督サンの映画だと思います。 |

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