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不都合な真実 2006年アメリカ 監督: デイヴィス・グッゲンハイム 製作: ローレンス・ベンダー、スコット・Z・バーンズ、ローリー・デヴィッド 製作総指揮: デイヴィス・グッゲンハイム、ジェフ・スコール 編集: ジェイ・キャシディ、ダン・スウィエトリク 音楽: マイケル・ブルック 出演: アル・ゴア 「民主党クリントン政権下で副大統領を務め、2000年の大統領選挙では共和党ジョージ・W・ブッシュ候補と激戦を展開、前代未聞の大接戦と混乱の末に敗れ去ったアル・ゴア氏。その後は、自身のライフワークとも言える環境問題、とくに地球温暖化への対策の緊急性を訴え全米を中心に世界各地で精力的な講演活動を続けている。本作はそんなゴア元副大統領の講演活動の日々に密着、豊富なヴィジュアル素材と巧みなトークで分かりやすく構成された鮮やかな講演の模様を紹介するドキュメンタリー。」 写真は天気予報のおじさんではありません。 ゴア元米国副大統領ですね。 このテののモノを観る際には、まず最初に、冷静に、客観的な視点を持つように心がけます。 既に本人は政治にどれだけ関わっているかは分かりませんが、今追い風が吹いている 民主党のイメージアップ/ブッシュ批判に取れる部分はあります。 (わずかではありますが)話の本筋にあまり関係の無いこう言うシーンには要注意です。 後、次々と出される数値、写真、等々も鵜呑みにせず、客観的に受け取る必要があります。 但し、大枠としては、とても意味のある映画だと思います。 この方がこれ程の環境問題対策推進派の人とは知りませんでした。 「地球温暖化」 この言葉が耳に入るようになってから久しく時が経った気がします。 時々異常気象が起きると「地球温暖化の影響か?」。 でも、自分含め多くの人たちは、一瞬の「暑い」「寒い」「大雨大雪」で終わってしまい、その後 は普通の生活に戻ります。 その現象の裏にあるメカニズムは、よ〜く考える必要があるんだと、改めて実感します。 世界中にある永久凍土のここ数年の現状、北極、南極崩壊のメカニズム、それによる海流の変化が 及ぼす生態系への影響。ホント、ゾっとする内容。 ゴアさんが産まれた頃は世界の人口は20億。今は60億。2050年には90億なんて予測もあるわけで、 生態系で言えば異常中の異常。 改めて実感する人類の怖さ、って感じです。 その世界の中で最悪のCO2排出国の米国ですが、ご存知の通り京都議定書にも合意しない頑固国。 もちろん自分も「地球温暖化」なんて言葉に慣れきった感もあるのですが、この映画を通じた驚きと 不安は、米国の政治家の中でも本気で「地球温暖化が地球に与える影響は不透明」と言っている事。 どの程度国民が本気にしているかは分かりませんが。 世界最大のCO2排出国の国民が、世界で一番環境意識が薄いとしたら。。。怖いといったらありません。 もちろん、日本も排出大国の一つな訳で、その点は充分意識しなければならない訳ですが。 ところで、この映画の中で多くの永久凍土の写真が出てきます。 少し話それるのですが、愛知万博の時に聞いた「アイスマン」を思い出しました。 この「アイスマン」、アルプスの永久凍土の中から出てきたミイラ展示の話です。 約5000年前の人間らしいのですが、このミイラ、上半身に槍だか刀だかで傷つけられた 致命傷があるそうです。 そしてこのミイラが発見されたアルプスの地。 5000年間も閉じ込められていたミイラがなぜ掘り出されたか? そう、温暖化で永久凍土が無くなったからです。 もしかしたら事故かも知れませんが、とにかく紀元前の頃から、人は人を、「物」を使って殺める 生き物だった、って事実、そしてその証が長き日を経て再び人々の目の前に現れた理由が、「地球 温暖化」。 人間の愚かさというか何というか、そんなものを実感させるエピソードで、万博自身は全く興味な かったのですが、この展示はとても関心を持ったことを思い出しました。 「確かに暑いときもあるけど、何とか生活できてるじゃん」
自分もそう思う部分もありますが、温暖化進むときに真っ先に影響受けるのは地球の両極です。 どのように両極の氷が解けるのか。それが自分達にどう影響するのか。 この映画での話を聞けば「当たり前」と思うかも知れませんが、普段は忘れがち。 そんな当たり前な事を改めて実感する為にも、観て損は無い内容だと思います。 |

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