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ペルーの日系人のうち、数十パーセントは日本のパスポートを持っている。
もちろん、ペルーの国籍も持っている。つまり、2重国籍。
いちおう、日本の国籍法では22歳までに国籍選択をしなきゃいけないことになっている。
2重国籍はダメよって規定だ。
けど、多くの人が当然のようにそんな選択なんかしない。
ただ、それに嫌悪感を抱く人がけっこういる。
2重国籍ってだけで、なんだか悪人のように言うのだ。
けど、それってどうなのって思う。
2重国籍なんて、他の人への悪影響なんてまったくない。
誰がパスポートを2つ持っていようと、3つ持っていようと、なんか痛い目に遭う可能性があるか?
ないだろう。
参政権がダブルであったり、居住が非常にフレキシブルであっても、なんか悪影響あるだろうか?
ないだろう。
(さすがに自分の投票の1票が薄まる!なんて言うバカはいないだろう。)
2重国籍は国家にとってはあまり嬉しくないことかもしれない。
自分の国民であって、他の国民でもあったら、自国への信任が下がるように感じるかもしれない。
他に、、、、なんか不自由ある?
ポスト近代社会において、国家へ忠誠を誓うも、誓わないも自由。
それを国家が強制することはできない。
だからこそ、ここに問題は発生しないはずだ。
しかし、「22歳になったら国籍を選択しなきゃダメだ」なんて言う人の気が知れない。
なぜ、2つの国家を愛することができないのか?
2つの国家に帰属することができないのか?
だって、自分の大切な国が2つあったら、そんなに簡単に一つを切り捨てられないよね???
お父さんの国と、お母さんの国が違った場合、どうするの?
自分とお父さん、お母さんが別の国の人間になっちゃうって悲しくない?
なんで一緒の国民でいたらダメなの?
自分の血縁上の祖国と、生まれた祖国が違ってて、一つを選べって言うの?
「自分は日本人であり、ペルー人でもある」ってアイデンティティを認められない?
みんな個人で生きてるんだから、国家の目線で物事を考えても仕方ないでしょう。
「二重国籍は管理上問題だ!」なんてお上の目線で物事を見るより、「お父さんとお母さんの国があったら、どっちも選べないよな」って個人の目線で物事は考えたいね。
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