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こんにちは、金欠病です。 Yahoo ! ブログの終了が発表されてからすっかりやる気がなくなってしまったのですが、細々ながらも十年以上にわたり続けてきたのですからこれで終わりにするのは忍びないと思い、他のブログサービスへ移行して続けていこうと考え直しました。 Yahoo ! が本当に移行ツールをリリースするのかまったく信用できないので、これを待たずに結局 FC2 ブログ に移行しました。 移行に伴って、過去の記事のレイアウトがかなり崩れてしまったので、現在はヒマを見つけて修正している最中です。 当時アップした写真でサイズの小さいものもあるので、これを大きな写真に変更したり、また別の写真を追加したりと、学級新聞の編集でもしているように本人は結構楽しみながらやっております。
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3月21日(木)、こちら横浜でも桜の開花宣言が出されましたが、もうそろそろかという 17日(日)、午前中に野暮用を済ましいつものように最寄りの京急上大岡駅に着くと、いつもの通り行先案内板とにらめっこ。
… さてと、今日はどこに行くべか …
… 久しぶりに東横線に乗ってみようか …
… そういえば学芸大学駅の近くに 野菜巻き串焼き の店があるって食べログで見たな …
… たしか、日曜日は午後 1 時のオープンだったハズだよな …
… 山菜や春野菜も出回ってきてるし、ちょっと期待ができそうだな …
… よし、今日は東横線沿線ではしご酒だ ! …
というワケで京急線に乗り横浜駅で東急東横線に乗り換え、学芸大学駅には午後 1 時ちょっと過ぎに到着、改札を出て高架沿いを横浜方面に約 300m ほど歩いたところにあるのが 串焼酒場フランキー です。 食べログで東京あるいは横浜で郷土料理が楽しめる店を検索しているときに見つけた店です。 午後 1時から営業というのがワタクシのような昼飲み派には嬉しい。
【串焼酒場フランキー】 博多で大人気の 野菜巻き串 がウリの串焼き屋
店の場所はすぐに分かり無事に到着したはいいのですが、扉に手をかけるのを躊躇してしまいました。 店の外観がカフェ風っていうのか酒場っぽくなくワタクシにはオシャレ過ぎ。 若者やカップルが集まりそうな佇まいで、腹の出たおじさんがひとり飲み食いするには非常に入りづらい。 一度店の前をやり過ごしてから数分後に戻ってきて、もう一度店の中を覗いて店内奥のカウンター席に空きがあるのを確認してから意を決して扉を開けました。
開店早々で客はまだ誰もいませんでした。 若い男性店員に 「 お好きなところへどうぞ 」 と促されたので、焼台の見えるカウンターに陣取らせてもらいました。 まずは生ビールを注文です。
キンキンどころかギンギンに冷えた生ビール
… それではまず …
乾杯、オレ !
ウマかぁ !! ばってんちょー冷えしゅぎだ !
ビールはあまり冷し過ぎると香りが台無しになっちゃうんだけどな ……
冷え過ぎのビールはちょっと考え物ですが、気を取り直して品書きに目を通すと、一番上には店のウリである 博多で大人気 という 野菜巻き串 の種類がずらり。 野菜巻き串とは色々な野菜を薄い豚バラ肉で巻いた創作串焼きのことだそう。 にんにくの芽はあっさりと塩で、豆苗は出汁ポン酢で、大葉は梅肉ポン酢で、アスパラはバターソースで … という具合にそれぞれの素材に合わせた味付けで食べさせてくれるそうです。 これ以外にも普通の焼鳥に鶏皮ポン酢や明太だし巻き、ホタルイカの沖漬けなど酒飲み心をくすぐる酒肴の数々が用意されています。 数あるツマミの中から 胡麻かんぱち をお願いしました。
【胡麻かんぱち】
口の中でとろける食感と味わい !
博多では 胡麻さば が有名ですね。 関東でゴマサバというとサバの品種のことを思い浮かべますが …。 アジ・サバ・ブリ・カンパチといった新鮮な魚の切身を、醤油・酒・味醂・生姜・胡麻などを合わせたタレに漬け込んでからいただく大分県の郷土料理に りゅうきゅう というのがありますが、胡麻さばは新鮮なサバが手に入る福岡県でとくに食べられることになったのでしょう。 しかしサバは足が早いため、関東では生のサバを出す店はとても少ないです。 こちらの店ではカンパチが代用されていました。
… お、白胡麻のいい香りがするなぁ …
… ム、これはこれは … これはこれは …
… これはこれは ! …
いやぁ、こりゃ絶品や !! ウマかぁ〜 !!
胃袋に大漁旗がはためいとうバイ !!
カウンターには焼酎がずらり
冗談抜きでこれはホントに美味しい。 刺身よりも薄く引いた身は口の中でとろけるような柔らかさに。 加えて白胡麻の風味と甘じょっぱい味付けでこれはビールでも焼酎でも日本酒でもなんでも合いそう。 カウンターの前には焼酎の瓶がずらりと並んでいて 「 早う注文しんしゃい ! 」 と言われているかのようです。
焼酎は後にしてここはビールをおかわり、ついでに野菜巻き串の にんにくの芽 ・豆苗 ・大葉 ・菜の花、それとすき焼きの具材(春菊やエノキダケなど)を巻いた すきやき の五種類をお願いしてみました。
【にんにくの芽】
軽く塩が振ってあるだけなのでにんにくの芽の甘さが引き立つ
【すきやき(左)】と【菜の花】
すきやきは卵黄を絡めて … 菜の花はこの時季だけの季節メニュー
【大葉(左)】と【豆苗】
大葉には梅肉を添えて 両方ともポン酢でさっぱり
これは楽しい串焼きですねぇ。 見栄えも可愛らしいし、普段不足しがちの野菜もたっぷりと美味しくいただけますね。 にんにくの芽は甘みが感じられてビールとの相性もバッチリ。 菜の花はタレ焼きで上品なほろ苦さが ◎ ! すきやきは卵黄に絡めて食べるところが本物のすき焼きのようで楽しい。 あっという間におかわりのビールもなくなったので、ここで芋焼酎の 不二才(ぶにせ) をロックで注文します。
【不二才】
とろっとした甘み、それでいて後口はドライに
大葉を豚肉で巻いたものは焼きとん屋でも紫蘇巻きとして一般的ですが、こちらのは小振りで梅肉が添えられており、味付けがポン酢なので上品でさっぱりとした味わいです。 豆苗は今までの巻き串の中で最もボリュームがありますが、シャキシャキとした食感が楽しくいくらでも食べられそうです。 いずれも芋焼酎との相性もバッチリ、想像していた料理のはるか斜め上を行く味わいで、大満足のワタクシでした。
ほかにもそそられる巻き串、逸品料理がたくさんあったのですが、それは次回の楽しみにとっておこうと思い、ここで会計をしてもらいました。
「 ごちそうさま、どれもとっても美味しかったですよ 」
「 ありがとうございます、こちらは初めてですよね ? どちらからお見えに ? 」
「 うん、横浜から 」
「 わざわざありがとうございます、ぜひまた寄ってください !! 」
二人いる若い店員のどちらも愛想がよく、店の外まで見送りしてくれました。 あ〜ウマかった、ごちそうさん。 近いうちにまた来よう。 やはりゆっくりと飲めてカップルの来ない日曜の早い時間がいいかな …。
【碑文谷公園】
店から歩いてすぐのところに 碑文谷公園 があるので腹ごなしにちょっと足を延ばしてみました。 立会川の水源にもなっている 碑文谷池 では楽しそうにボートで遊ぶ家族連れや、早咲きの寒緋桜の下でお弁当を広げて楽しむ人たちで賑わっていました。 池の中央には 厳島神社 が祀られており、こちらも参拝の人々で賑わっていました。
さて、二軒目。 博多で大人気という野菜巻き串を堪能したので、今日はもう一軒博多の代表料理を味わおう、ということで福岡県人のソウルフード・もつ鍋で一杯やることに。 とくれば、東横線の武蔵小杉駅:通称ムサコの人気店 博多天神もつ鍋お多福 へ直行です。 学芸大学駅からは約 10分ほどで到着です。
【ムサコ在住の酒徒の聖地:センターロード小杉】
人気番組 「 出没 ! アド街ック天国 」 でも採り上げられた武蔵小杉随一の飲食店街 センターロード小杉 に入ったところのすぐ右側の路地に 博多天神もつ鍋お多福 武蔵小杉店 があります。 くつろぎの里 庄や や やるき茶屋 などを展開する大庄グループのチェーン店のひとつなのですが、もつ鍋は一人前から提供し、日曜日は午後 3時からと比較的早い時間から営業しているので、ひとり酒がメインのワタクシにはうってつけの店です。
【博多天神もつ鍋お多福 武蔵小杉店】
博多もつ鍋はもちろん、九州料理の品揃えも ◎
店はかなりの大箱ですが、木材を主体にした和風な店づくりは昭和生まれのワタクシには落ち着ける空間です。 まだ開店したばかりだったので先客は一組だけ。 愛想のいい店員に席へ案内され、まずはビール。 先の店のビールがギンギンに冷え過ぎていたので、やはり間違いのないところで瓶ビールをチョイスしました。
店内の様子
【アサヒスーパードライ】
…… それじゃ本日の二軒目 ……
乾杯、オレ !
クゥ〜ウマか〜 !! なんかだんだんノッてきたねぇ !!
お通しに供されたのは鰆の南蛮漬け。 これがまたとても美味しく、これだけ注文したいくらい。 ビールを飲みながら品書きに目を通すと、博多もつ鍋は醤油味と塩味の二種類がありどちらも一人前から注文できます。 さらに九州ならではの馬刺しに牛刺し、焼きとんに焼鳥と馬・牛・豚・鶏と肉料理のほとんどを網羅、ほかにも、さつま揚げ盛り合わせ・きびなご唐揚げ・大分とり天など目移りするほどの美味そうなツマミが用意されています。 この中から選んだのは ……
【湯かけくじら】
ポン酢でさっぱりと ほっぺたが落ちる逸品 !!
鯨ベーコンの原料となる畝須(うねす)を塩蔵熟成したものを薄くスライスし、湯引きして冷水で〆たのが長崎県の郷土料理である 湯かけくじら です。 柚子胡椒も添えられているので、見てくれは悪くなりますが全体をよく混ぜて薬味の野菜と一緒に口へ運べばもう自然と口元が緩んでくるほどの美味しさ。
… 湯かけくじらって初めて食べたけど、これは美味しいなぁ …
… そうだ、もつ鍋も注文しておこう、それとやっぱり、焼酎だよなぁ …
「 すみません、博多もつ鍋 と 㐂六 の水割りをお願いします 」
「 はい、ありがとうございます〜今ご用意します 」
一人前ってどのくらいかわからなかったのですが、供されてビックリ ! 意外とボリュームがありますが、鰆の南蛮漬けと湯かけくじらですっかり食欲に火がついてしまったワタクシには嬉しい量。
【博多もつ鍋(醤油味)】
滋味満天のイチオシ ! コクが豊かな醤油ベース !
【㐂六】
水割りでも芋の香りがなくならない !
もつ鍋には、もつはもちろんのこと、キャベツ・ニラ・にんにく・豆腐・山芋などが入っており、キャベツがしんなりしてきたら食べごろです。 醤油味のスープだけ先に味わうと、唐辛子の辛さの中に甘みも感じられて芋焼酎との相性もバッチリです。 さあて、もうそろそろいいかな …
もうそろそろよかやろう … こりゃ旨そうばい !!
ばりうまかぁ !!
そういえばもつ鍋を食べたのは大阪に住んでいた時以来か …、当時お世話になっていた人たちに連れられて心斎橋からほど近い古びたもつ鍋屋によく行ったっけ。 あれも庶民的でウマかったけれど、この店のもつ鍋も気取ったところが無くてとってもウマい。 モツも一人前にしてはたっぷり入っています。 具材は追加にも応じてくれますが、ワタクシにはちょうどいい量でした。
スープの味付けが焼酎にピッタリなのでついついメートルが上がってしまいます。 おかわりには同じ芋焼酎の 土竜(もぐら) をお願いしました。 㐂六よりもすっきりとしたドライな味わいが楽しめる焼酎です。 こちらの店は焼酎の品揃えも良く¥400〜¥600 とお手頃価格で楽しめるのがいいですね。 飲み方も水割り・お湯割り・ロック・クラッシュアイス・ソーダ割り・シェイクなどどのような飲み方にも対応してくれます。
いやぁそれにしても美味かった。 店の人も愛想がよく気持ちよく酔うことができました。 早い時間だったので客が少なくのんびりとひとり酒が楽しめましたが、日も暮れればグループ客が主体となってそうとう賑やかな店内になるのではないかと思いました。 だんだん暖かくなってきて、多くの居酒屋では鍋料理は終了し秋までお預けとなってしまいますが、こちらは真夏でも博多もつ鍋を提供しています。 冷房の効いた店内で食べるもつ鍋もなかなかいいものではないでしょうか。
さて、今回のひとりはしご 博多名物ではしご酒 はここまでです。 美味しい博多名物料理と焼酎でホントに気持ちよく酔うことができました。 東京横浜には郷土料理が楽しめる居酒屋が多いので、北海道から東北、北陸など郷土料理ではしご酒も楽しそうですね。
串焼酒場フランキー は、カフェ風のお洒落な外観で入店を一瞬躊躇しましたが、入ってみれば愛想のいい店員が迎えてくれ、しかもこれまで味わったことのないとても美味しい 創作野菜巻き串焼き を堪能することができました。
博多天神もつ鍋お多福 は大箱のチェーン店ですが、ひとり酒の客でも十二分に楽しむことができました。 やはりお通しが凝っていて美味い店には外れがありませんね。 値付けもリーズナブルでさまざまな九州料理を楽しめるところが気に入りました。
博多には高校の修学旅行で新幹線で降りたことぐらいしか記憶にないのですが、拙ブログでいつもコメントをしてくださる博多在住の karma さんや、小学校の時の同級生の友人が単身赴任していることなどから、とても親しみのある街に感じています。 休日が少ないためなかなか博多に行く機会はありませんが、東京にはこのように博多の郷土料理で飲める店があるのが幸いです。 大阪在住の友人の奥さんも九州出身です。 博多料理はじめ、薩摩料理・大分料理の店や、以前も紹介した長崎平戸の料理を楽しめる店もあります。
でも、いつか足を運んで中州で飲み明かしたいものですなぁ ……
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ひとり酒、はしご酒
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こんにちは、真っ白くなった膝小僧です。 先週の木曜日、北海道(厚真町)で震度 6 弱を記録する大きな地震がありました。 昨年 9月と同じ胆振地方中東部が震源とのことですが、いたるところで木がなぎ倒されて山肌が現れ、民家が埋まるなど大規模な土砂崩れの映像は記憶に新しいところ。 今回も同様のことが起きていると報道されています。 この後も余震が予測されると思いますので、被災地域ならびに周辺にお住いの方々は、今後の余震や二次災害にご注意いただき、身の安全を第一にお努めください。 被災地域の皆さまのご健康と一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
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2月17日(日)、三浦半島の 河津桜 を愛でに京浜急行線に乗って三浦海岸駅まで行ってきました。 桜まつり ということで、駅前には地元特産の海産物や土産物を販売する特売所が設けられたり、桜並木周辺の畑には地元農家の直売所が並んでいたり、小松ヶ池公園には焼鳥や焼きそばなどの屋台も並んでいたりして、結構な人出がありそれなりに賑やかだったのですが、主役である河津桜の開花が遅れていてイマイチパッとしない河津桜見物となってしまいました。 ワタクシは花見には過去何度も訪れているので、少しでも桜が咲いていればそれで満足です。 桜を眺めながら桜並木を歩き小松ヶ池公園を散策し特売所をひやかしたあとは、三浦海岸駅前の午前中からオープンしている居酒屋で一杯飲ることにしました。 こっちの方が本当の目的だったりして ……
【三浦海岸駅】
昭和41年(1966年)に京急久里浜線の終着駅として開業
電車発車時の駅メロディは 山本コウタローとウィークエンド 「 岬めぐり 」
駅前には鮨屋・中華料理屋などに加え数軒の居酒屋が並んでいて、お昼前後は観光客相手に定食なども用意しています。 ワタクシが三浦海岸に来ると寄る店は決まっていて、それがこちら お食事処 いしばし です。 地元三浦半島で水揚げされる新鮮な魚介料理が中心の食堂兼居酒屋で、店の入口に水槽があり本日のおすすめの刺身を注文するとここから取り出して調理してくれます。
【お食事処 いしばし】
店頭の生簀が目印 ! 店主こだわりの地魚料理が絶品の店
午前 11 時ちょっと過ぎ、入口に営業中の札が提がっているのを確認し、ガラッと引き戸を開けると六人は座れるカウンターに地元の常連と思しき先客が一名。 女将さんにカウンター席へ促され一番隅の席に陣取ると、ワタクシのあとに数名のグループ客が入ってきましたが、奥のテーブル席は全て予約が入っているようで断られていました。
「 いらっしゃ〜い 」
「 んと、ビンビールを一本下さい 」
【キリンラガービール】
のどにグッとくるコク・飲みごたえのある味わい
「 はいビールどうぞ 」
「 それと … ホラ貝の刺身とアジの刺身をください 」
「 は〜い …
カウンターさん、ホラ貝とアジです 」
… それでは、本日の一軒目 …
河津桜に、乾杯 !
いや〜、桜はイマイチだったけど、ビールの味は最高だね〜 !!
ここ、いしばし では桜まつりの期間中、昼間の営業は定食の提供がメインとなり、焼鳥などの居酒屋メニューのほとんどが休止されてしまうのが少々残念。 それでも新鮮な刺身や焼魚、名物の マグロ餃子 はちゃんと用意しているので、ワタクシのような 朝から呑兵衛 にはとてもありがたい店。 今日は好物の ホラ貝刺身 と 活アジ刺身 を注文しました。
「 はい、ホラ貝とアジ刺しで〜す 」
【ホラ貝刺身】 と 【活アジ刺身】
地のものの刺身で朝から一杯 !
ん〜〜、ホラ貝、甘みがあってウマいなぁ〜
… お、アジがまだ生きてるよ、動いてる …
でも食べちゃうよ、ゴメンねゴメンね〜
… ム … 旨味はちょいと薄いけど、張りのある食感がいいね …
いつもは気さくな女将さんと親父さんの二人で切り盛りしているのですが、桜まつりの期間中は忙しいのかパートの女性が一人手伝いに入っていました。 昼時になるにつれ、一人二人と客が入ってくるのですが、カウンターしか空いていないためグループ客はみな断られていました。 桜まつりの期間中は観光客も多いので予約不可にしてフリーの客をどんどん入れた方が回転も良くていいのではないかと思うのですが、どうなのかな。
「 すんませ〜ん、ビールもう一本とマグロ餃子をください 」
こちらの店では、分厚く切ったマグロに釜揚げシラス・とびっ子をたっぷり乗せて店名を冠した 石橋丼 が人気ですが、ワタクシのイチオシはなんといっても特製手作り マグロ餃子。 マグロをたっぷり使ったボリュームたっぷりの餃子で、脂っぽさがなくとてもあっさりしているのでついつい箸が進んでしまう逸品です。
【マグロ餃子】
あっさりヘルシー♪ 三浦に来たらぜひ !!
お〜これこれ ! 小皿に醤油と辣油を少し垂らして …
ウン ! ウマい !!
ちょいと大きめの餃子にマグロがたっぷり入っていてこれはウマい !! ビールとの相性も抜群です。 マグロの水揚げ漁港として知られる三浦三崎では、マグロを利用したご当地メニューの開発が盛んに行われています。 そのものズバリ マグロカツバーガー や三浦特産の野菜とマグロをふんだんに使用した中華風味の饅頭 とろまん が地元ではよく知られています。
マグロ餃子とビールを楽しんでいると、予約の団体客が入ってきて店内は一気に賑やかに。 どうやら地元の常連のようです。 この間も客が入ってくるのですが、席に空きが無く断られています。 もう一杯レモンサワーでもと思っていたのですが、あまり長居するのもどうかとここで会計をしてもらいました。 あ〜ウマかった、ごちそうさん。
時計を見ると、午後 12時半。 ちょうど食事時なので並びの居酒屋もどうせ混んでいるだろうから、ここは河岸を代えて別の場所に移動することに。 駅のホームに立つと間もなく滑り込んできた京急線に乗り、横須賀中央駅で降車しました。
【横須賀中央駅】
昭和 5年(1930年)湘南電気鉄道(京急の前身)の駅として開業
駅メロディはもちろん ! 山口百恵 「 横須賀ストーリー 」
京急線横須賀中央駅の周辺には 中央酒場 や、大衆酒場 ぎんじ といった横須賀を代表する大衆酒場の名店があるのですが、いずれも日曜・祝日休業なのでワタクシは足を運ぶことができません。 しかし、捨てる神あれば拾う神あり、と言うように、中央酒場の二軒隣には日曜も営業し、しかも午後 1 時から営業という 酒蔵お太幸 中央店 があります。 本日の二軒目はこちらに伺います。 時計を見るとちょうど開店時刻です。
【酒蔵お太幸 中央店】
創業昭和32年(1957年) 老若男女幅広く支持される名店 !
こちらに入るのは初めてで、入口の横ではテイクアウトの焼鳥を焼いていて店先からはウマそうな香りが漂っています。 自動ドアが開くとフロア全体を使った凸凹と複雑に入り組んだ巨大な変形コの字型カウンターがドーンとありました。 コリャ圧巻ですなぁ。 先客は五名ほど。 新参者なので常連の定席となっているであろう角や奥の方へは行かず、入り口に一番近い場所に座りました。
「 いらっしゃいませ 」
「 え〜と、ビンビールと … ポテトサラダ、厚揚げもください 」
ワタクシは大衆酒場なら置いていないはずはない ポテトサラダ と 厚揚げ を間髪を入れず注文しました。 このような大衆酒場でよく見かけるのは、注文を取りに来た店員を前に 「 え〜と、え〜と、なにを注文しようか … 」 とノロノロあたふたしている人。 店員を前に許される検討時間はせいぜい 5 〜 10 秒がいいところ。 どうしよう … などと考えているうちにこの時間が過ぎると、店員は別の客を相手にするため去って行ってしまいます。 忙しい店や時間帯、人手の少ない店では検討時間はもっと短縮されます。 一度去ってしまった店員は呼んでもなかなか来てくれないことが多い。 なのでこういう店に入ったら、入口から席に着くまでのわずか数秒の間に飲み物を決め、ツマミは煮込み・冷奴・枝豆・塩辛・ポテトサラダ など大衆酒場の定番をとりあえず一品だけ注文しておき、それらが供されてから品書きをゆっくりと見回して、その店のおススメや名物を吟味するのがいいと思います。 井之頭五郎のように品書きを見ながらああでもないこうでもないと迷っていると、店員に 酒場ド素人 の烙印を捺され、愛想も応対もそれなりになってしまいます。
しかし誰だって初めは慣れないもの。 でも店員から見れば初心者もベテランも客は客です。 慣れていないからといって優しい応対をしてくれるワケではありません。 ツマミは後から決めるとして、せめて飲み物ぐらいはサッと注文しておきましょう。 持ってきてくれる間に検討時間も稼げますからね。
注文を済ませ、改めてゆっくりと見回すと、店内はいかにも 昭和の大衆酒場 という感じで気に入りました。 BGM には昭和40〜50年代の歌謡曲が有線で流れており、三つ離れた席で赤ら顔をした六十がらみの父つぁんがメロディーに合わせて鼻歌歌いながら飲んでいます。 いいなぁ、この店。
「 ビールとポテトサラダで〜す 」
【アサヒスーパードライ】 と 【ポテトサラダ】
さらりとした飲み口、キレ味さえる、いわば辛口の生ビール。
オッと ! ビールが大瓶じゃないですか !? こりゃ嬉しいバイ !!
…… それじゃ本日の二軒目 ……
乾杯、オレ !
クゥ〜、昭和の大衆酒場で飲むビールは、格別に美味いねぇ !!
大衆酒場定番のポテトサラダをつまみながらビールを飲んでいると、ペドロ&カプリシャスの 五番街のマリーへ が流れてきました。 昭和48年の秋に発売されたこの曲は、同年春に発売された ジョニィへの伝言 とならぶペドロ&カプリシャスの代表曲。 この頃の曲の歌詞は、胸にじ〜んと沁みるものが多いですねぇ。 現代はグループでお揃いの服を着て歌って踊るのが流行りみたいだけど、今の若い子にはあの頃の曲のメロディと歌詞の良さが解るのだろうか …
♪ 五番街へ行ったならば マリーの家へ行き
どんな暮らし しているのか
見てきてほしい
…
マリーという娘と 遠い昔に暮らし
悲しい思いをさせた それだけが気がかり
五番街でうわさを聞いて もしも嫁に行って
今がとても幸せなら 寄らずにほしい
…… そういえば …… オレにも ……
それはそうと …… いいなぁ、この店
「 厚揚げで〜す 」
【厚揚げ】
注文が入ってから豆富を揚げて作る特製の厚揚げ
焼台の炭火で炙った厚揚げが出てくるのかと思っていたら、こちらのは注文が入ってから豆富丸々一丁を油で揚げたものを出してくれました。 これがマズいわけないでしょう、外はサクッと、中はふわっと。 ボリュームもあるしこれはたまらなくウマい !! 店内のそこかしこ、天井に壁といたるところに品書きが書かれた短冊が貼られており、手作り・自家製 をうたっているメニューも多いことから料理に力を入れていることが分かります。
横須賀では先に挙げた 中央酒場、大衆酒場 ぎんじ が、酒場詩人・吉田類さんや酒場探訪家・太田和彦さんの番組で採り上げられるなどしてその名を知られていますが、こちらの 酒蔵お太幸 も横須賀で創業 60年以上を誇る名店です。 ワタクシが入店した午後 1 時の開店から 30分も過ぎると、カウンターのほぼ半分ほどが埋まってきました。 二階はテーブル席や桟敷席などがありますが、こちらは午後 3 時開店とのこと。 一階と二階を合わせて 200 名ほどの酔人を飲み込む横須賀随一の大箱酒場です。
品書きには 鰻の玉子とじ、イカっ子明太子、釧路直送 コマイ など酒飲み心をそそるものがたくさんあり、また 自家製 春巻、餃子の天ぷら、マーボ風水餃子 など中華点心のメニューも充実しています。 なかでも スカまん と呼ばれる特製の肉まん、名物という自家製の シュウマイ は大人気だといいます。 なのでワタクシも名物のシュウマイをお願いすることにしました。
「 すんまっせ〜ん、シュウマイとレモンハイをもらえますか 」
「 シュウマイとレモンハイね、ハ〜イ 」
【名物 シュウマイ】
帆立貝の香りにギュッと詰まった肉がビールにバッチリ !!
おっ、蒸籠で出してくれるのか、湯気がこんなに … いいねぇ〜
おぉ〜 ! アツアツだ、香りもいいし肉々しくてこれは ……
ウマいねぇ〜 !!
シュウマイは小振りなものだけど、あれもこれも食べたいおじさんの酒のツマミにはちょうどいい大きさ。 帆立貝がいい風味を出していて、ビールや酎ハイにもよく合います。 ホントにウマいわ、これ。 こうなると他のメニューもあれこれ試してみたくなりますが、あともあるしそれは今後の楽しみにしよう。
「 すんません、レモンハイおかわりください 」
「 … あのぉ、最初のレモンハイが(伝票に)ついていなかったので、つけさせてください 」
「 ああ、なにも断らなくても … ちゃんと二杯分つけてね(笑)」
「 すみませんねぇ(笑)」
客のほとんどがひとり飲みのようで店内はいたって静か(鼻歌の父つぁん以外)、昭和の歌謡曲を聞きながらのんびりと飲むことができます。 午後 1 時と比較的早い時間から開けているし、最寄りの上大岡駅から快特に乗れば 20 分はかからないので、これはちょっと通ってしまいそうだなぁ。 値付けは特別安くもないけれどそれほど高くもありません。 なにしろ昭和の雰囲気と料理、歌謡曲が気に入りました。 帰宅後、ネットで調べてみたら、グーグルのクチコミに 接客が最悪 とか 店員の愛想悪し などと書かれていましたが、ワタクシの注文を取ってくれたお姉さんも兄さんもどちらも気さくな感じでとても印象の良いものでした。 むしろクチコミを書いた方に問題があったんじゃないか ?
カウンターも徐々に埋まり、焼鳥を焼く店員も大忙しとなってきたところで会計をしてもらいました。 支払いをしているときに、横須賀と言えばホッピー文化の盛んなところだったということを思い出しました。 今度はぜひホッピーと鰻の玉子とじ、それとまたあのシュウマイを食べよう ! と固く心に誓いました。 ごちそうさん、いい店だったなぁ〜 近いうちにまた来よう。
いい店に出会うと、酔い心地も軽やか、足取りも軽やかになります。 三軒目は … そうだ、前から少し気になっていた激安の立ち飲み屋に行ってみよう。 ということでつぎに降り立ったのは追浜駅です。 追浜(おっぱま)は戦前は 追浜海軍航空隊 が置かれ、戦後は日産自動車の主力工場のひとつである 日産自動車追浜工場 が置かれ、近隣の追浜公園には横浜DeNAベイスターズ二軍の本拠地となる 横須賀スタジアム があることで有名です。
【追浜駅】
昭和 5年(1930年)湘南電気鉄道の駅として開業
駅メロディは 横浜DeNAベイスターズ応援歌 「 熱き星たちよ 」
… たしか駅前を渡った先の右側の建物の二階だったよな …
… あ、あったあった、ここだここだ …
というワケで本日の三軒目は立ち飲みの 波平 です。 姓が 磯野 なんてことは …… ないよなぁ。 日曜は午後 2 時開店ということで、ワタクシは 2 時45分頃に伺ったのですが、先客が一名だけでほぼ貸し切りの状態でした。 先客は新聞片手に TV の競馬中継をかぶりつくように見ている個人投資家でした。
【波平】
駅前ビルの二階にある立ち飲み屋 とにかく安い !!
注文は入り口横のカウンターで現金引換えとなります。 ツマミが出来上がると呼んでくれるので自分で受け取りに行くというセルフ方式。 帰るときも皿やグラスを片付けていくようにと貼り紙がしてありました。
「 んと、レモンサワーと … そうだな、くじらベーコンをください 」
「 はい、¥700 ですねぇ 」
「 じゃぁこれで 」
【くじらベーコン】
ビール・日本酒・焼酎 なんでも合う高級珍味の代表格
おっと〜、いいんじゃないのいいんじゃないの !?
このくじらベーコンが¥400 だって !?
… それはともかく本日の三軒目 …
乾杯、オレ !
う〜レモンサワー酸っぺぇ〜だけど、ウメェ〜 !!
値段が値段だから切り落としのようなくじらベーコンかと思ったら
なかなかのボリュームじゃないの !
日曜のせいかどうかはわかりませんが、品切れしているものが多かった中から選んだのがこちらの くじらベーコン です。 メンチカツ や コロッケ、エビフライ に 鶏唐揚げ など揚げ物が充実しており、また シーフードグラタン や 牛ステーキ といった洋食系もありました。 ほとんどが¥200〜¥300 で、高いものでも¥500 程度というから驚き ! さすがにいろいろ食べてきたので揚げ物は遠慮してチマチマのんびりとつまめるくじらベーコンにしましたが、これは当たりでした。
立ち飲みといいながら、カウンターに椅子があったので勝手に座ってしまいましたが、夕方になって混む時間に椅子を使用すると有料になるようです。 ワタクシの行った早い時間は無料でした。 店には寡黙そうな男性店主にパートと思しき女性がテキパキと仕事をこなしています。 店内は意外と(失礼)きれいなので女性一人客でも安心して飲めそうです。 TV も備えているので一人で来て話し相手がいなくても退屈しなさそう。
「 すんませんレモンサワーのおかわりと … アジの開きを焼いてください 」
「 おかわりとアジの開きね … ¥500 です 」
「 じゃぁこれで 」
【アジの開き】
閉じたものと開いたものじゃ、当然開いた方が好きだよねぇ
なんだなんだ !? 結構大きい開きが来たね、うれしいねぇ
アジの開きってぇと、飯のおかずと言いたいけれど
これが意外と酒のツマミにもいいんだよねぇ〜
本日のおすすめと書かれたホワイトボードに アジの開き があったので注文してみました。 出てきたのが意外と大きな開きだったのでちょっとビックリ、しかもこれが¥200 というからさらにビックリです。 これがまたレモンサワーにピッタリ。
ここ 波平 はとにかくその安さが魅力です。 今回は大したものは注文していませんが、食べログの料理画像を見ると結構しっかりしたものが出て来るよう、今度は少しお腹を空かして他のツマミにもチャレンジしてみたいと思いました。 どうもごちそうさん。
… さて、そろそろ 4 時になるところか …
… これから野毛に行くと、また酔っ払うだろうなぁ …
… 今日は石松はお休みにして、地元上大岡で飲んで帰るか …
ということでいつもの野毛の行きつけ 呑み食い道楽 石松 には寄らず、地元の上大岡駅で〆てから帰宅することにしました。 上大岡にも飲食店が結構あるのですが、日本中どこでも見かける大箱のチェーン店は日曜も休まずに営業しているものの、個人経営の店はほとんど休みというのが痛い。 ワタクシの高校の時の同級生がやっている焼鳥屋も日曜休みなのでここのところしばらく顔を出していません。
【上大岡駅】
昭和 5年(1930年)湘南電気鉄道の駅として開業
駅メロディは ゆず 「 夏色 」
… さぁ、どうするかな …
… 炉端焼の 安兵衛 はまだやっていないし、かどさや も開くまでまだ一時間以上あるな …
… 京急百貨店のヨドバシカメラでちょっと時間をつぶしていくか …
京急百貨店内に入っているヨドバシカメラでカメラやオーディオをひやかして、午後 5 時になったところで近隣を歩いていると、同級生の店の近くにある焼鳥屋の 秀鳥 に灯りが燈っていたので入ってみることにしました。
【秀鳥】
日本酒と焼酎の品揃えは地域随一 !
暖簾をかき分けて引き戸を開けるとワタクシが口開け客で一番乗りでした。 カウンターに促され、まずはビンビールを注文しました。 八席ほどのカウンターの他にテーブル席があり、すすけた木材を用いた古民家のような内装で落ち着けます。 品書きに目を通すと、メインの焼鳥はもちろんのこと、地酒や本格焼酎の品ぞろえに力を入れており、それに合うような いわし水餃子 や ささみお造り など、ちょっと凝ったツマミも用意されています。 また、湯豆腐セット や 焼魚セット、ささみお造りセット など、焼鳥数種に数種類のおまかせツマミが付いたお得なセットも品書きに載せていました。
【キリンラガービール】
130年続く、本格ビール。
… 本日の四軒目、今日の〆といくか …
乾杯、オレ !
それにしてもビールってウマいねぇ、今日もホントに〆られるかな …
あるかと思っていたお通しが出てこないので、黒板に書かれた本日のおすすめの中から ほうれん草とベーコンの玉子とじ をお願いしました。 寡黙な店主は料理に専念し、接客は女将さんが担っています。
【ほうれん草とベーコンの玉子とじ】
こういうツマミで酒を飲むシアワセ ♪
ほうれん草とベーコンの玉子とじは自宅の朝食に出てくるようなツマミですが、ベーコンのほどよい塩分でビールがよく進みます。 ワタクシが座ったカウンターの位置からちょうど見やすいところに TV が据え付けてあるので、一人客でも退屈しなさそう。 そうそう、忘れないうちに焼鳥も注文しておこう。
「 すんません、ねぎま、ネック、それと紫蘇巻きをお願いできますか 」
「 ねぎま、ネック … 紫蘇巻きですね、塩タレはどちらに ? 」
「 全部塩で、あそれと梅サワーをください 」
こちらの鶏肉はすべて宮崎産の銘柄鶏を使用しているとのこと。 ネック は頸肉で せせり とも呼ばれています。 紫蘇巻き は豚バラ肉の紫蘇巻きがよく知られていますが、こちらのは鶏肉を大葉で巻いたもののよう。 ねぎま はどこの焼鳥屋に行っても必ず注文します。
「 はいお待ちどおさま〜、左から紫蘇巻き・ねぎま・ネックです 」
【紫蘇巻き・ねぎま・ネック】
素材にこだわり、焼き方にこだわり、見栄えにこだわる
… ウム、いい風景だ … なかなかウマそうだゾ ! …
… お、こりゃウマい焼鳥だね、とくにネックがいいね ! …
… そしてこの梅サワーだ ! 飲みやすいしこれは酔いそうだな …
焼鳥は焼き加減がよく、噛むごとに味がして歯応えもありとても美味しい。 同級生の店では東京軍鶏を使用していてそれもまあウマいんだけど、長年食い過ぎて慣れちゃった感があるのでどうも評価が厳しくなってしまうのですが、こちら秀鳥の焼鳥は焼鳥激戦区と言われる上大岡周辺にあってもかなりレベルが高いのではないかと感じました。
「 すいません、追加でつくねと秀鳥焼をください 」
「 つくねと秀鳥焼ですね〜 」
今度はタレの つくね と牛ロースの辛みそ焼きという 秀鳥焼 というのを注文してみました。 品書きには単に 牛ロース というのもあり、こちらはあっさりとおろしポン酢で食べるそうです。 酔いがほどよく回っているワタクシには少々パンチの効いたスパイシーな味付けの方がよさそう。 と、ここまでワタクシ一人だけだった店内にもそこそこお客が入ってくるようになりました。 テーブルのグループ客は常連のようです。 カウンターにも一人客がぽつぽつとやって来ました。
【つくね・秀鳥焼】
秀鳥焼は牛ロースの辛みそ焼き 梅サワーとの相性 ◎ !!
… この店は一串の大きさがちょうどいいね …
… つくねもいい味しているなぁ … ウマいな …
… 秀鳥焼というのか、言うほどピリ辛ではないな …
… あぁ、でも柔らかくてウマいなぁ、肉だぞ肉っ ! って感じだ …
焼鳥はどれを食べても美味しく他にも食べてみたいのですが、若い頃ならいざ知らず、この歳になるとたとえ鶏肉といえども肉ばかりは身体が受け付けてくれません。 なにかもう一品、串焼き以外のものを … と思っていると、奥のテーブルから フライドポテト を注文する声が聞こえたので、ワタクシも便乗してお願いしてみました。 ついでに梅サワーのおかわりも。
【フライドポテト】
みんな大好きフライドポテト !
こちらの梅サワーは、酎ハイに若干の梅エキスと大ぶりな梅干しがゴロンと一個半入っています。 これがとても美味しくて飲みやすく、他の客からも頻繁に注文が入っていることから人気メニューなんだなと思います。 フライドポテトは冷凍ものでなく、店でカットしたものを揚げているようです。 軽いツマミのつもりで注文しましたが、意外とボリュームがあってお腹いっぱいになりました。
6 時半を回り、さらに三人組の客が入ってきたところで会計をお願いしました。 もう一軒くらい行きたい気分でしたが、これが地元で飲むことの危険性です。 歩いて帰れる距離だと思うとついついダラダラと飲んでしまいがち。 これで何度も失敗してきたワタクシは、あんよがしっかりしているうちにおとなしく自宅に戻りました。
さて、今回のひとりはしご 京浜急行沿線ではしご酒 その二 はここまでです。 河津桜の花見から始まった今回のはしご酒、一軒目の いしばし 以外は初めて入る店となりました。
いしばし は三浦海岸駅に来るとほぼ毎回利用している店ですが、新鮮な刺身をツマミにのんびり飲めるところが気に入っています。 今回は桜まつりのためツマミの種類が限られていましたが、よく考えたらいつも刺身と餃子しか食べていないのであまり気にするほどではなかったかも。
酒蔵お太幸 は横須賀にしっかり根付いている大衆酒場だと思いました。 凸凹と複雑に入り組んだコの字型カウンター、気さくな接客、提供が早くしかも美味い料理、庶民的な値付け、そして昭和歌謡の BGM と、ワタクシの考える理想的な酒場でした。 近いうちにぜひ再訪するつもりです。
波平 はユニークな店名の立ち飲み居酒屋ですが、安いだけでなくしっかりとした料理も揃えており、三浦半島のレジャーの帰りに途中下車をしてでも寄ってみたい店でした。 店内はそこそこ広いので、混まない早い時間が狙い目だと思いました。
秀鳥 は地元上大岡の焼鳥屋で、日本酒と焼酎の品揃えには定評があるそうです。 焼鳥以外の居酒屋メニューも充実しているため、ちょっとだけ飲みたいとき、あるいはしっかりと飲んで食べたい時など、使い勝手が良さそうだと思いました。
上大岡駅周辺には居酒屋はじめ飲食店がかなりあるのですが、先にも記した通り、帰りの心配が薄れることからついつい深酒をしてしまいがち。 なので高校の同級生が営む焼鳥屋で飲む以外は、地元上大岡で飲むことはしなくなりました。 以前はよく通っていた居酒屋やショットバーなどもあったのですが、足が遠のいたまま十年以上経ってしまったため、仲の良かった店員ももうすでにいなくなってしまったかもしれません。
京浜急行線沿線にはいい飲み屋が多く、行ってみたい店がたくさんあります。 また、フラッと降りて駅の周辺を散策すると、意外な地元の名店に出会うこともありそうです。 ただ、小さな飲み処には地元の常連さんが必ずいます。 新参者は常連の邪魔をせず節度を持って酒を嗜み、お店の人に 「 また来てくださいね 」 と言われるような行儀のいい飲み方を心がけたいものです。 また、通い続けて常連となっても、我が物顔の態度はとらず、新規の客が安心して飲めるようにお店に配慮したゆとりのある飲み方をしたいものですね。
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こんにちは、かかとのひび割れです。 さて今回は 『 ひとり酒、はしご酒 』 の酩酊シリーズ第一弾 「 JR山手線 ぶらり酩酊途中下車の旅 」 の 第 9 回目 をお送りいたします。 このコンテンツは、東京都内を走る環状山手線を途中下車しながら、沿線の飲み屋をはしごして泥酔の末に気がついたら山手線全駅の酒場を制覇していた … という途方もなく時間の無駄、かつ散財必至のバカバカしい企画です。 呑兵衛ライター大竹聡さんが主宰する雑誌 『 酒とつまみ 』 の 「 特集 酩酊マラソンシリーズ 」 を手本とし、呑兵衛パラダイスの探求 … というよりは沿線に飲み屋を見つけては酒を飲む、というただそれだけの企画なのであんまり真剣に読むほどのモノではありません。 缶ビールでも片手にお気楽にお読みください。
2月10日(日)晴れ。 前日 9日(土)は横浜でもうっすらと積もるほどの雪が舞ったのですが、この日は朝から快晴のお出かけ日和。 ただ気温が低く、風はかなり冷たい。 こういう日は、熱々の煮込みで酎ハイ … とか、焼台の真ん前で焼鳥が焼けるのを眺めながら生ビール … など、朝起きた瞬間から妄想が始まるのはまさしく正しい酒飲みの面目躍如たるところ。 いや、こういうダメな人間になってはいけないという手本と言った方がいいか。 酒飲みに対する世間の評価なんて喫煙者と並んで恐ろしく低いですからね、この一億総健康ブームにあっては。 いやはや面目ねぇ。
7 時半頃にむっくりと起きて布団から這い出し、軽くコーヒーとパンをかじりながら一日のスケジュールを立ててみます。 スケジュールといってもアカデミックなことではなく本日の はしご酒プラン ですが …
… 前回、京浜東北線だったから今回は山手線といくか …
… 日暮里や田端など、行ってない場所を開拓したいが …
… あの辺はいかんせん昼飲みできる店が乏しいからなぁ …
昨年、駒込・田端・日暮里の各駅にとりあえず行ってはみたものの昼飲みできるような店が無く、結局途中下車の旅の記事にすることを諦めて上野などいつもの行きつけに行くことがしばしばありました。 なので次回は食べログなどでアタリをつけてから出かけようと思っているのですが、上記の駅周辺には昼から営業している飲み屋はなかなか見つからないものです。
… ま、あまり気にしないで行きたいところに行ってみるか …
… 駅は重複するけど、行ったことのない店なら記事にできるからな …
… オシ、そうと決まったら最近ご無沙汰してる渋谷・新宿方面がいいな …
… あの界隈なら行き当たりばったりでも店に困ることはないからな …
… それじゃ着替えて出かけるとするか …
【新宿駅】
駅名は江戸時代に甲州街道の日本橋と高井戸の間に新しく作られた宿場である 内藤新宿 に由来する
午前 10 時ちょっと過ぎに自宅を出て最寄りの京急上大岡駅から横浜駅まで行き、JR湘南新宿ラインに乗り換えてまず降り立ったのは新宿駅。 あいかわらず人の多さに目がクラクラしてきます。
… 今日は歌舞伎町方面でなく、しょんべん横丁 の方に行ってみるか …
… あ、今は 思い出横丁 って言うんだっけ …
… そういえば高校生の頃、ここに来て定食を食ったことがあるなぁ …
… 酒は飲まなかったけど、どこの店だったんだろうなぁ …
… ここで飲み食いするのはそれ以来か、35 年ぶりだな …
【しょんべ … 思い出横丁】
こちらは JR の線路沿いになることから通称:線路通り と呼ばれる
新宿駅西側の JR の線路沿いに、かつて しょんべん横丁 と呼ばれ、現在は 思い出横丁 の名で知られる飲食店街があります。 正式には 新宿西口商店街 といいますが、もともとは戦後まもなくにできた 闇市 がルーツで、ピーク時には 300 軒もの店舗が並んでいたといいます。 その後、昭和30年代の新宿駅周辺の再開発に伴い不法占拠している店舗を立ち退かせ、現在は約 80 店舗ほどの店が営業をしています。
思い出横丁は、線路通り・中通り・表通り の三つの通りに面しており、焼鳥屋やもつ焼屋、定食屋に金券・チケットショップなど昭和を思わせる小規模な店が所狭しと並んでいます。 外国のガイドブックにも紹介されているのか、欧米系の外国人観光客も非常に多く、また店員には中国や東南アジア系が多いため、飛び交う言葉からまるで異国に足を踏み入れたような気分になります。
【しょんべ … 思い出横丁】
こちらは商店街の中央を貫くことから通称:中通り と呼ばれる
酒場紹介番組でこちらの写真がよく使われている
以前、新宿に来たときもこちらに寄って歩いてみたのですが、昼飲みできる店はいずれも混んでいて、何度か往復したけれど空きが見つからず結局歌舞伎町方面で店を探したことがあります。 その時も外国人観光客が多かったことを思い出しました。
… さぁてと … どこに入ろうかな …
… 今何時だ ? そろそろ 12 時になるところだね …
… まだ準備中の店も結構あるね …
… おお、結構客の入ってる店もあるぞ、満席じゃないか …
… ここは外人ばかりだな、ガタイがいいから窮屈そうだな …
… この店はカウンターが長くて入りやすそうだね …
… しょんべ … 思い出横丁にしてはきれいな店だなぁ、ここにしようかな …
… ん ? 生ビールが¥200 ですと !? これは決まりでしょ ! …
【ばんしゃく家】
界隈では比較的きれいな居酒屋
「 こんちは〜、ひとりですけど … 」
「 いらっしゃいませ、カウンターへどうぞ 」
しょんべ … 思い出横丁で高校生の時以来 35 年振りの飲食で選んだ店がこちら ばんしゃく家 です。 昼飲みだけどばんしゃく家です。 店内はとてもきれいで、壁には所狭しと品書きが貼られています。 料理の写真も添えられているのはやはり外国人観光客にも分かりやすくするためか。 店員は青年が三人、焼台担当の若者こそ Tシャツ姿ですが、厨房の二人は真っ白なコックコートにコック帽といういでたち、居酒屋らしからぬ真面目な料理が出てくるか、それとも外国人にも安心できるようパフォーマンスなのか。 先客はカウンターに一人、テーブル席にカップルが一組。
「 生ビールをもらえますか 」
「 はい、カウンターご新規さま、生ビールです 」
【キリン一番搾り】
PM 5:00 までハッピーアワーでなんと¥200 !!
「 こちらお通しです、こちらは本日サービスのもやしです 」
… それでは、本日の一軒目 …
35年ぶりのしょんべ … 思い出横丁に、乾杯 !
いや〜、これが¥200 だと思うと、涙が出るね〜 ! 最高だね〜 !!
… それにしてもお通しの二品に加え、もやしもサービスしてくれるのか …
… まだなにも注文してないのに、なんだかすごいことになっちゃったな …
… でもこれは、ひょっとするとツマミに期待できそうだゾ …
【お通し二種】
この日はサービスでさらにもやしのおまけつき
お通しは高菜漬とエリンギ。 両方ともピリ辛でこれがビールによく合います。 また、サービスのもやしは削り節にポン酢がかけ回してあり、こちらはサッパリといただけます。 カウンター正面には鮮魚が並ぶガラスケースがあるので、ここはやはり刺身からと、本日のおすすめから 豊洲三点盛り(ブリ・ホウボウ・マスのルイベ)をお願いしてみました。
【豊洲三点盛り】
日替わりで種類が代わるという豊洲三点盛りはこれでなんと¥480 !!
いろいろ食べたいおじさんのひとり飲みにはちょうどいい量
「 ルイベはもう少し溶けたほうが美味しいですよ 」
「 あ、ありがとう、おかわりに生レモンサワーを 」
ホウボウはあっさりともちっとした食感が ◎ ブリは脂の乗りがちょっと悪くイマイチだったけど、言われた通り少し時間を置いたマスのルイベは絶品 !! 舌の上でねっとりと溶けていくさまはまさに淫蕩という言葉しか見つからない。 あぁ、酒飲みに生まれてきてよかった …。
【生レモンサワー】
搾り方にコツがあるんだけど今は教えない(笑)
生レモンサワーは自分でレモンを搾って入れるタイプ。 好みの酸っぱさに調整できるのがいいね。 さて、次はなにか焼いてもらおうかな。 小さい店なのにメニューは充実していて、刺身・串焼き・おでん・焼き物・揚げ物、珍味など一品物、サンキューメニューという¥390 メニューに焼うどんなどの軽食まであります。 ツマミによってはハーフサイズなんてのもあり、これはあれもこれも食べたいおじさんには嬉しい配慮。 また、飲み物もビール・サワー類に、ハイボールだけでも数種類、日本酒は地酒もいろいろ揃えてあり本格焼酎、ワインまで幅広く揃えています。
「 すんません、栃尾の油揚げみそ漬け焼きと牛串、豚バラ串を 」
「 豚バラは塩とタレがありますが、どうしましょう ? 」
「 じゃ塩で 」
数あるメニューの中に好物の 栃尾揚げ があったのでお願いしました。 また、牛串焼 はこの店の一番人気というのでこれは食べておかないと。 壁には 人気メニュー トップ 10 が写真付きで貼られていて、厚切り牛タン・大山鶏の唐揚げ・水餃子・活ホタテ焼き など、そそられるものばかりです。 鮮魚が得意のようですが肉料理もかなり力を入れているようです。 きれいな店なので若い客が多いからなのでしょうね。
「 お待たせしました〜栃尾の油揚げみそ漬け焼きと牛串焼、豚バラ串焼です
こちらのワサビは牛串焼に、辛味噌は豚バラ串焼につけると美味しいですよ 」
【栃尾の油揚げみそ漬け焼き】
ん ? 栃尾揚げにしてはボリュームがちょっと ……
しかし ! 一口頬張れば、口の中に悶絶級の美味さが広がる !!
栃尾揚げというと、厚揚げと見紛うほどの大きさに、ふっくら柔らかな食感が魅力のハズ。 なのにこちらのはペタッとしていてふっくらとはとても言えないもの。 これは注文を間違えちゃったかな、と思いながら薬味のネギと削り節を一緒に摘まんで口に放り込むと……
な、なんだこりゃ !?
噛めば噛むほど味噌の甘い味がジワ〜〜ッとあふれてくる !!
これはすごく美味いじゃないか !!
ワタクシはてっきり味噌を付けて炙った栃尾揚げを想像していたのですが、こちらのは味噌漬けにした栃尾揚げを炙ったものだったんですね。 道理でふっくらとしたボリュームがなくなっていたワケだ。 ところが味噌の風味が揚げの中に染み込んでいて、それがひと噛みごとにあふれてくるから、これがお酒に合わないわけがありません。
「 すんません、さっきのレモンが余っているので酎ハイをもらえますか 」
【牛串焼 と 豚バラ串焼】
食してみれば、なぜ一番人気なのかがすぐわかる !!
… では、豚バラ串からいってみようか …
オォッ ! この脂身の甘みがなんとも !!
これはもう何本でもイケそうなくらいウマい !!
… 一番人気という牛串はどうかな …
うひゃぁ、やわらけ〜 !!
噛むと、に、肉汁があふれてくる !!
思わず近くにいる人を抱きしめたくなるような美味しさだねえ〜 !!
いやはや参りました。 しょんべ … 思い出横丁の居酒屋で、こんなにウマいものが食べられるとは。 コックコートは伊達ではなかった。 店員の愛想もすこぶる良く、なにか訊ねると丁寧に教えてくれます。 思い出横丁は浅草と同様にクォリティのわりには割高で、食べログのレビューには観光地価格だと揶揄されている店もあります。 ワタクシはあまり他人の美味い不味いといったレビューは気にしないのですが、値付けに関して書かれたレビューは気にしています。 こちらの店は目移りして迷うほどのメニューを揃え、しかも値付けも良心的ときているから、これはもう通わない理由はありません。 いっぺんでファンになりました。
「 どうもごちそうさま、とても美味しかったよ 」
「 ありがとうございます〜こちらのご利用は初めてですか ?
日曜祝日は11時半からやっていますので、ぜひまた寄ってください !! 」
言われなくてもまた来ますヨン !! 中通りの昭和の雰囲気が残るちょっと小汚いワタクシ好みの店はどこも客が多く混んでいたため、比較的空いていた線路通りのこの店を選んだのですが、たまたまフラッと入ったこちらはそれはもう大当たりでした。 昼飲みができる歌舞伎町の居酒屋 トラノコ と併せて、新宿に来たらぜひまた寄ってみようと思いました。
… さあて、二軒目はどうしようかな …
… そうだ、久しぶりに池袋に行ってみようかな …
… 前に来たときも、昼からやってる店が結構あったからね …
【池袋駅】
一日の平均利用者数は約 264万人を誇り、これは年間に直すと約 9億6420万人となる
というワケで、山手線に乗り池袋駅には1 時20分頃に到着しました。 北口から地上に出ると、ロマンス通り など飲食店街に一番近いはず … と北口を目指すのですが、こちらも相変わらず人人人 …。 地上に出て、池袋西口交番の前を通って飲食店街の方に足を向けると、池袋演芸場の向かいに上野や浜松町などにもあるチェーン店の ます家 池袋店 がありました。 ちらっと店内を覗くとテーブル席はほぼ埋まり、カウンターに空席が見えました。 どうしようかと悩んでいると、一人二人と店内に吸い込まれていきます。 結構な人気店のようなので、ワタクシも入ってみることに。
【ます家 池袋店】
焼きとん・焼鳥・黒おでん・揚げ物 …
なんでも揃う使い勝手のいい居酒屋
「 いらっしゃ〜い、カウンターへどうぞ〜 ! 」
入口正面にある焼台の兄さんに促され、コの字型カウンターの角の所に席を確保し、まずは生ビールから。 店内は活気があり、次から次へと客の注文が飛び交います。 お通しには居酒屋では珍しいトマトソースで和えたマカロニが供されました。
【キリンラガービール<生>】
ジョッキはアサヒスーパードライだけど中身はキリンラガー
…… それじゃ本日の二軒目 ……
乾杯、オレ !
クゥ〜暑かろうが寒かろうが、とにかくビールは美味いねぇ !!
品書きを見ると、串焼きに黒おでん、揚げ物・炒め物など充実しています。 赤い字で書いてあるのがおすすめのようです。 また、本日のおすすめといった日替わりのツマミもありました。 品書きの一番最初に とりあえず という料理名のツマミがあり、これは鶏の唐揚げを特製のガーリックソースで和えたこの店の名物とのこと。 ハーフサイズというのもあるようなので、あれこれ食べたいワタクシにはうってつけ。
「 とりあえずのハーフとオクラと蒸し鶏の柚子胡椒あんをください 」
「 ハイ、あ〜りがと〜ございま〜す ! 」
目の前ではウマそうな串焼きが焼かれています。 さきのばんしゃく家で美味い串焼きを食べたので今日はもういいかな。 刺身、焼き物と食べてきたのでここは揚げ物で行こう。
「 とりあえずとオクラと蒸し鶏の柚子胡椒あんです 」
【とりあえず(ハーフサイズ)】
特製ガーリックソースで和えた鶏唐揚げ
これがビールに合わないわけがない !!
「 あのぉ、これでハーフサイズですか ? 」
「 ええ、ハーフサイズですよ(笑)」
ハーフというわりにはけっこうなボリュームがあります。 間違えたんじゃないかと思って訊いてしまいましたが、返事は間違いなくハーフサイズですと。 さすが店の名物に据えている逸品だ。 その量に驚愕しつつも揚げたてを一口つまむと …
… あっ、それほどニンニクが主張しているわけではないのね …
… ウン、ポン酢もかけ回してあって、これはいいツマミだ ! …
かなりニンニクが効いているのかと思ったら、意外と控えめで食べやすい。 ポン酢がサッとかけ回してあるので揚げ物なのにさっぱりと食べられます。 これは美味い。 さて、オクラと蒸し鶏の柚子胡椒あん はどうかな …
【オクラと蒸し鶏の柚子胡椒あん】
ほんのりと感じる白胡麻と柚子の香り
… ム、ちょいと冷蔵庫で留守番しちゃったかね、よくお冷えになっていらっしゃる …
… ホウ、胡麻と柚子の香りがほんのりとして、これは箸休めにいいなぁ …
… 箸休めを超えた、いわば超箸休めだ …
【レモンサワー】
漬物があまり得意でないワタクシには、こういう箸休めがちょうどいい。 蒸し鶏が細かくなり過ぎて食感が損なわれているのがちょっと残念ですが、料理の合間にチマチマつまむにはいいですね。 飲み物をレモンサワーに切り替え、焼台の串焼きに火が通っていくのを眺めながらのんびりと飲みます。 酒飲みにとっての至福の時間ですね。 チェーン店にもかかわらず、ガスではなくオガ備長炭を使っているのも好印象。 炭火を眺めていると、日ごろの嫌なことを忘れさせてくれます。 さてと、もう一品なにか …
「 すんません、竹輪とチーズの磯辺揚げをお願いします 」
【竹輪とチーズの磯辺揚げ】
みんな大好き竹輪の磯辺揚げ
これはもう間違いないですねぇ。 マヨネーズに醤油をちょっと垂らして竹輪に絡めてから口の中へ。 竹輪の中からチーズがムニュっと現れて、一粒で二度オイシイとはまさにこのことですね。 あ〜ウマいなぁ … 竹輪の磯辺揚げが嫌いな人って、いるのでしょうかね ?
2 時を少し過ぎたあたりから店内はいよいよ混んできて、すべてのテーブル席が埋まり、カウンターも両隣に客が来てちょっと窮屈になってきたため、ここで会計をしてもらいました。 料理はどれも美味しく、チェーン店にしてはクォリティも高いと思いました。 これが客の入りにもつながっているのでしょうね。 そういえば上野店も浜松町店もいつ行っても混んでいて人気店でした。
【渋谷駅】
明治18年(1885年)3月1日の開業日、利用者は一人もいなかったという
さあ、それじゃ〆は … 渋谷に行こうかな。 ということで再び山手線に乗り、渋谷駅まで戻ることにしました。 時計を見ると 3 時を少し回ったところです。 少し早かったかな …。
… 多古菊 はまだ開いていないし、酒処 十徳 も準備中だ …
… 鳥竹 は …… あ、満席だ、相変わらず人気だなぁ …
… やまがた なら入れるかな …… なんだ団体の宴会かぁ、満員じゃないか …
… ならば、山家 はどうかな … あ、こっちはカウンターが空いてるわ …
… あまりこの店は好みではないのだが、背に腹は代えられん …
「 いらっしゃいませ〜カウンターへどうぞ〜 」
【山家 本店】
昭和22年オープンという界隈屈指の老舗居酒屋
創業昭和22年という渋谷界隈でも最古参の居酒屋がここ 山家 本店(やまが ほんてん)です。 すぐ隣には支店があり、支店の方はビルの 3 フロアを使って営業しているため、規模の大きい支店の方を本店と思っている人も多いようです。 今も昔も若者が集うエリアだけに、この店では多くの若者たちが音楽や映画やスポーツの話、将来の夢や希望などを語り合ったに違いありません。 しかし時代は流れ、この店もすっかり古ぼけてしまい、店内に集うのは中年のオジサンだらけとなっています。
中国人の店員に促されてカウンターの一番奥の席を確保。 いつも混んでいる店なのですが、この日は運良くカウンターが空いていました。 オーバーを脱いでいる間に生ビールと 牛モツ煮込み を注文、着席と同時にビールと煮込みが運ばれてきました。
【キリンラガービール<生>】
毎日 18:00 までは¥300 で提供 !!
… 本日の三軒目、今日の〆といくか …
乾杯、オレ !
やっぱり外を歩くと乾燥してて喉が渇くね、ビールが沁みわたるぅ〜 !!
そうだ、熱いうちに煮込みを食べよう
【牛モツ煮込み】
よく煮込まれたモツの柔らかさにびっくり !
… ああ … とろとろ、ろろろ … 煮込んでらっしゃる …
… とろけるモツはいいが、味がちと薄いなぁ …
… それにしてもゴロゴロとモツの量が半端ないな …
豆富が入っているのは個人的にポイント高し。 モツはとても柔らかく煮込まれていて口の中ですぐになくなっていくほど。 ただ、スープの味が若干薄く、七味を振ってもちょっと物足りない味なのが残念。 山家のウリは焼鳥とモツ焼きなのですが、今日は一軒目で極上の串焼きを食べてしまったのであまり食べる気が起きません。 先に寄った二軒に比べるとメニューの充実度では劣りますが、揚げ物や一品料理など一通りは揃えています。
「 あの、レモンサワーとさつま揚げを焼いてもらえる ? 」
【レモンサワー】
川崎飲料のパレードはなかなか見かけない
レモンサワーは焼酎と氷の入ったグラスに、川崎飲料の パレード というレモンサワーの素がビンで供されます。 博水社の ハイサワー が割り材としては有名ですが、川崎飲料のそれは珍しいですね。 これ一本でだいたい二杯くらい作ることができるので、まずは半分を注いで、なくなったら焼酎のみ追加するというワケです。 ホッピーと同じ要領ですね。 以前通っていた目黒の 居酒屋 蔵 や、大森の 煮込 蔦八 も同様な出し方をしてくれます。
煮込みがボリュームたっぷりの量だったので、軽く食べられる さつま揚げ をお願いしました。 店員同士では中国語で会話をしていますが、日本語は流暢なので安心できます。 これが浅草や上野辺りの店だと日本語に不慣れな店員も多く、聞き違いからしばしばオーダーミスが起きる場合があります。
【さつま揚げ】
さつま揚げというよりはじゃこ天に近い
… なんとまあぺったんこで貧相な見てくれだこと …
… 味は … さつま揚げというよりはじゃこ天のようだな …
… 悪くはないが、良くもないね …
… なにもかも、時代に取り残されている感じがするね、この店は …
造作は昔ながらでも、料理には新しさを採り入れている居酒屋もあります。 しかしこちらの店は駅前という立地の良さで持っているという感じ。 以前ここで焼きとんを食べたときは、一部火の通りが悪いものもあり残してしまい、プロの仕事とは思えずに残念な気持ちになったことがありましたが、煮込みの味付けといい貧相なさつま揚げといい、悪い方向にいってるような気がしました。
山家 本店のすぐ近くには 「 吉田類の酒場放浪記 」 でも紹介された居酒屋 多古菊 があり、そちらの方がメニューも充実していてなおかつ安く飲むことができます。 どこかで少し時間をつぶして多古菊で飲めばよかったかなぁとちょっとばかり後悔をしてしまいました。 もう少しのんびりするつもりだったのですが、もういいやとここで会計をしてもらいました。
さて、今日のひとりはしご 「 JR山手線 ぶらり酩酊途中下車の旅 」 はここまでです。 いやぁ、今回は一軒目があまりにいい店だったので、後半は尻つぼみ状態になってしまいましたが、酒場めぐりをしていればこういうこともありますわな。
ばんしゃく家 はフラッと入った店でしたが、栃尾揚げの味噌漬け焼きと牛串焼きの美味さはホントほっぺたが落ちそうでしたね。 刺身は平日の方がいいものを用意しているのではないかと思います。 メニューが充実しているのでぜひ近いうちに再訪したいですね。
ます家 はチェーン店ですが、大箱じゃないので一人客でもフラッと寄ってサッと飲んで帰ることができます。 ツマミも定番以外にも日替わりでおすすめを用意しているあたり、毎日寄るサラリーマン客をメインの客層と捉えているのでしょう。 都内にも数軒あるので、困ったときの ます家 というような使い方ができそうです。
山家 は渋谷でも最古参の居酒屋なのですが、厳しい言い方ですが、そこにあるから というだけでわざわざ行く店ではないような気がしました。 このゆるい雰囲気が好きというファンも大勢いらっしゃるでしょうから、あまり悪くいうのは気が引けますが、何年も前から数度にわたって訪れている自分としては、年々落ちるクォリティと CP に、もう再訪は無いかな … という感じです。
よくよく考えてみたらすべての店の屋号に 家 の字を使っていましたね。 図らずも今回は 家系居酒屋はしご となりました。 家系のラーメン屋はそれぞれ面識が無くてもスープの味に共通項がありますが、居酒屋の場合はまったくなんにも関係はありませんね(笑)。
というワケで今回は満足不満足いり乱れたぶらり酩酊途中下車の旅となりました、ヤレヤレ …
●これまでの酩酊途中下車駅一覧 (太字)
品川 → 田町 → 浜松町 → 新橋 → 有楽町 → 東京 → 神田 → 秋葉原 → 御徒町 → 上野 → 鶯谷 → 日暮里 → 西日暮里 → 田端 → 駒込 → 巣鴨 → 大塚 → 池袋 → 目白 → 高田馬場 → 新大久保 → 新宿 → 代々木 → 原宿 → 渋谷 → 恵比寿 → 目黒 → 五反田 → 大崎 |
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こんにちは、あかぎれです。 なんでもこの週末から連休にかけて 最強級の寒気 に襲われるそうで、天気予報の 「 大雪の恐れ 東京都心で積雪 5 cm か ? 」 なんて見出しを見ると、豪雪地方にお住まいの方から大笑いされるのではないかと思うのですが …。 今日の横浜は午前中にほんの少し降り、うっすらと白く積もりましたが、午後にはすべて溶けてしまいました。 上の写真は本日撮影したものです。
数年前に 20 cm くらいかな、雪が積もったときに、雪かき用のシャベルが無かったため、車庫の雪をどかすのに往生した経験からホームセンターでシャベルを購入し、いつ雪が降ってもいいように準備をしているのですが、なんとかの法則ではありませんが、しっかり準備をするとその後まったく出番がないという状況で、それは恐らく今年も使う機会がないのではないかと考えている今日この頃でございます。
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2月 3日(日)節分、晴。 この時季らしからぬ暖かさで少しばかり早起きしてしまったワタクシ。 先週の日曜日( 1月27日)は記憶がすっ飛ぶほど鯨飲し、帰宅後は着替えもせず部屋の照明も灯したまま布団の上にぶっ倒れていたにもかかわらず、一週間も経てばそんなことはすっかり忘れてまたどこで飲もうかとソワソワしだすのは、やはりアルコール中毒の前兆か ?
… ウ〜ム、なかね屋 でビール二杯にレモンサワーを一杯だろ …
… そのあと カドクラ商店 でビール一杯にレモンサワー二杯、男梅サワーが一杯だったかな …
… で、とん太 でホッピー一本に中三杯だろ …
… 問題は 石松 で何杯飲んだかだ … ダメだ、全然覚えてない …
( お店の人によると、このバカはレモンサワーを八杯も飲んだようです )
… しかしこれだけ飲んだにもかかわらず翌日二日酔いにならなかったのはだ、
やはり甲類焼酎のおかげなのか ? 日本酒やウィスキーだとこうはいかないハズ …
… CM の 酔い覚めスッキリ ! というのはウソじゃないみたいだな …
飲み過ぎ、かつ年齢を考えずに塩分脂肪分過多のツマミを肴に毎週のようにフラフラと出かけて散財してくることを一切反省せず、こんなことしか考えつかないのは、すでにアル中なのかもしれません。
財布のどんぶり勘定も大いに困ったものですが、もともと反省なんぞしないので今日も同じことを繰り返します。 軽く朝食を摂って誰も気に留めることなんかないのに一応見られても恥ずかしくないように身なりを整えて自宅を出発したのは午前 11 時。 最寄りの上大岡駅に着いたワタクシはいつものように行先案内表示と会話します。
… え〜と、今日はどこに行ったらいいですかねぇ …
… あんまり遠出をしたい気分じゃないしなぁ …
… 先週は飲み過ぎたから、今日は近間でサッと飲んで早く帰るかな …
… だとしたら、午前中から開いてる伊勢佐木町裏の たまや からだな …
… そのあとは … そうだ、鳥福 に顔を出してみよう、正月休み以来だからな …
… 鳥福のあとは …… まとにかく行ってから考えよう …
… 今日は行きつけではしご酒だな、まずは関内からだ、よし行くゾ !!
というワケで、今回は 行きつけをパトロール ということで、まずは横浜市営地下鉄に乗って関内駅まで行き、伊勢佐木町商店街(イセザキ・モール 1・2st.)の一本裏通りとなる末広町で午前 11 時半から店を開けている 酔い処 食い処 たまや から始めることにしました。
【酔い処 食い処 たまや】
市場直送の新鮮な魚介 ! ちょっとレトロな、オヤジが喜ぶ店 !!
… ガラガラガラッ(引き戸を開ける音) …
「 いらっしゃいま〜せ〜、カウンターへど〜ぞ〜 」
店に入ると、開店時間から 20 分くらいしか経っていないのにこの日は手前側のテーブル席のほとんどが埋まり、カウンターも数席を残すのみと盛況です。 いつも威勢がよくて声がよく通る女将さんに促され、運よく空いていた入口に最も近いカウンターの端の席を確保することができました。 ここはタバコの煙があまり漂って来ないので実は一番気に入っている席。
「 お食事ですか、お酒ですか ? 」
「 ウン、飲みで、生ビールもらえますか 」
「 はい、カウンターさん、生ビール一丁〜 !! 」
「 それと … 寒ブリ刺身 あります? 」
「 はいありますよ〜、おあとブリ刺し一丁〜 !! 」
【サッポロ生ビール】
「 はい、生ビールお待ちどおさま〜、こちらお通しね 」
… それでは、本日の一軒目 …
乾杯、オレ !
いや〜、なんだかんだ言っても、午前中から飲むビールは最高だね〜 !!
ここ たまや は、昨年の二月ごろから月一〜月二のペースで通っている居酒屋です。 早い時間は定食メニューの書かれた看板が出ていますが、刺身・焼物・揚物など品書きに書かれたすべてのツマミが注文できるので、ワタクシのような昼飲み派には大変ありがたい店です。 さらに、土日の開店から午後 2 時までは、生ビールや酎ハイなどを¥250 で提供しているというから、嬉しくて嬉しくて涙無くしては飲めないというとても大事な大事な居酒屋です。
お通しは日替わりで今日はマグロをあっさりと醤油味で煮たもの。 食事の人にはお通しは出ませんが、酒を飲みに来た客には出してくれます。 こういう手作りのお通しを用意しているのはいい店の証拠ですね。 それよりもなによりもこの客の入りが証明しています。
… このマグロを煮たの、いいねぇウマいねぇ〜 …
… こういうのを出されると、ついピッチが早くなっちゃうよなぁ …
「 はい、ブリ刺しお待ちぃ〜 」
【寒ブリ刺身】
キラキラと脂がのってて見るからにウマソ〜 !
この日の一推しの定食が 寒ブリ刺身定食 だったので、ワタクシは単品で注文しましたがこれが大正解。 ほどよく脂が乗っていて歯応えと旨味のバランスが Good !! たまやのウリはなんといってもマグロなのですが、週末の土曜の晩で品切れすることも多く、日曜日にワタクシが行くと中トロや頭肉、中落など人気の部位は売り切れていることが多いのが残念。 もっともワタクシはマグロよりも青背の魚や白身魚の刺身の方が好きなので困ることはありませんが。 それと おやじ盛り と呼ばれる刺身の盛り合わせ。 とても一人では食べきれない量が出て来るのでワタクシは注文したことはありません。
たまやの嬉しいのは居酒屋メニューが充実していることですが、この時季は鍋料理が一人前からも注文できるところ、それも安く。 いちばんポピュラーな 湯豆腐 から もつ鍋・とり鍋・牡蠣鍋 など、注文すると小さな田舎鍋で供されて固形燃料で火を通しながらカウンターでいただくことができます。
「 すんません、牡蠣鍋 を一人前お願いします、それとビールも 」
「 ハ〜イ、牡蠣鍋一丁生ビール一丁〜 ! 」
【牡蠣鍋】
このボリュームで¥650 はお値打ち !!
ホフホフホフ …… お〜アツい、ウマい ! アツウマいだ !!
牡蠣鍋 には中くらいの牡蠣が五つに豆富・白菜・長ネギ・水菜・マロニーちゃんなどが入っていて、一人前では十分なボリュームがあります。 飲み物をレモンサワーに切り替えて、アツアツをホフホフいいながら美味しくいただきました。 この時季の旨味たっぷりの牡蠣は元気の源って感じですね。 あ〜ウマかった、ごちそうさんでした。
午後 1 時を少し過ぎたところでカウンターは少し空きましたが、テーブル席は相変わらず大盛況です。 奥のテーブルには予約も入っているようで、その客がチラホラと入ってき出したので忙しくなる前に会計をしてもらいました。
さて二軒目、伊勢佐木町から野毛に向かい、ここ数年来通っている行きつけの焼鳥屋 鳥福 へ。 野毛には場外馬券売り場があるため、馬券を買いに来た客を入れるためにここ鳥福は土日は午後 1 時から営業しています。 店内の TV ではグリーンチャンネル(競馬チャンネル)を放映しているため、新聞と赤鉛筆を携えた個人投資家が集う店でもあります。 ワタクシは競馬はやりませんが、実は鳥福のマスターも競馬はやらないそう。
【鳥福】
物腰柔らかく気さくなマスターとの会話が楽しい
「 こんちは〜 」
「 お〜いらっしゃい、今日は早いんじゃない ? 」
「 でへへへ、実はもう二軒目 」
「 なんだ、もう飲ってきたの ? 稼ぐ人は違うねぇ〜 」
「 ないないないない(笑) そんなわけないでしょ(笑)」
「 今日はいくらか暖かいから、歩いてても楽でしょ 」
「 でもね、財布の中が寒くてねぇ、もう凍えそう 」
「 オレもおんなじ(笑) どうにかならないかねぇ 」
とまあこんな具合で軽く挨拶をしたら、いつもはビールから始めるのですがこの日はレモンサワーから。 お通しは好物の山芋の千切り。 ここ鳥福のお通しもマスターお手製で日替わりでいろいろなものを出してくれます。 他に客がなく、のんびりと飲んでいるとお通しのおかわりを出してくれることも。
【レモンサワー】
…… んじゃ二軒目 ……
乾杯、オレ !
クゥ〜この強炭酸 ! 体が弾けるくらい美味いねぇ !!
「 そろそろ確定申告が始まるね 」
「 オレなんかマスターの五分の一も所得税払ってないから(笑)」
「 またまた、なにを言ってんの(笑)代表取締役が(笑)」
「 取締役じゃなくて、戸閉役くらいの働きしかしてないよ(笑)」
「 今年消費税が上がるけど、マスターの所はどうするの ? 」
「 去年ビールが値上がりしたし、材料費も上がってるからねぇ … 」
「 賃金も上がってないのに消費税を上げたら、景気悪くなるよねぇ 」
「 どうしたもんかねぇ、出て行くものばかりで本当に困るよ 」
「 小麦の高騰に燃料代も値上がり、さらに消費税もアップ …
こうなるといよいよ アンパンマン からもお金を貰わないと …
って、この前ジャムおじさんに会ったときにこぼしてたよ 」
「 あんまり面白いことを言うと …… 笑うよ(笑)」
【顔が濡れてて力が出ない ……】
「 そうだ、焼いてもらっていいですか 」
「 はいよ 」
「 んじゃ 手羽先、ねぎ肉、紫蘇巻き を 」
「 はいよ〜 」
鳥福はマスターが一人で切り盛りをしていますが、たまに手伝いに来る男の人もいて、この人もマスター同様気さくで愛想のいい人です。 たまに夜遅くに行くと、常連客に酒を勧められて酔っ払ったマスターの代わりにせっせと焼鳥を焼く姿を見ることができます(笑)。
「 はい、お待たせ〜 」
「 あ、レモンサワーのおかわりも 」
【本日の焼鳥】
紫蘇巻き・ねぎ肉・手羽先
鳥福の焼鳥は野毛周辺では比較的大ぶりで食べ甲斐があります。 とくにワタクシがいつも注文するのが 手羽先 と 紫蘇巻き。 手羽先は串から外して骨から肉をこそげ取るようにしながらかぶりつくのがウマいんだよね。 で、脂でペトペトになった自分の指をしゃぶるとさらにウマいという(笑)。
「 だけど早いね、もう二月だもんね 」
「 ですね〜、あと一か月半もしたら桜だよねぇ 」
「 一年なんかわけないよねぇ 」
「 ホント、オレなんか残りの寿命の方が短くなっちゃったよ 」
「 なに言ってんの、オレより全然若いくせして〜 」
鳥福にも月一〜月二のペースで通っていますが、このマスターは初めて行ったときからこの調子で気さくに話しかけてくれて、二度目に行ったときも顔を覚えてくれていたのですっかりファンになってしまいました。 店の前には店名のみの看板が置いてあるだけでメニューもなにも出ていないので、初めての人はかなり入りづらいかもしれませんが、一度でも入れば必ずマスターの人柄に安心して通えると思います。 ただ、喫煙率が非常に高く、また土日のグリーンチャンネル目的の投資家は座る席が決まっているため、重要なレースがある場合にはテーブルに空きがあっても断られる場合があるのでご注意を。
【呑み食い道楽 石松】
昔ながらの居心地のいい居酒屋
お腹もこなれたので早速いつもの行きつけ 呑み食い道楽 石松 に顔を出しました。 いつものようにレモンサワーを注文し、この日は ハムカツ と アジフライ をツマミに飲みました。 板場を仕切る女将さんの甥っ子から
「 先週はよく飲みましたね〜、レモンサワーを八杯も注文していましたよ 」
道理で灯り点けっぱなしでぶっ倒れて寝ていたわけだ。 いつもはひとり酒なのに先週は常連と顔を合わせちゃったからね、まあ一年で何度もあるわけでなし …。 のんびりと二杯目のレモンサワーを飲んでいると、客が多くなってきてワタクシの座るカウンターも満席に。 もう一杯だけレモンサワーをおかわりして、この日は早めに店を出ました。
… さて、帰るにはまだ早いなぁ、もう一軒くらい行こうかな …
… なんかちょっと腹が減ったな、ハムカツとアジフライじゃちょっと足りなかったかな …
… そうだ、第一亭 でも寄ってビーフンでも食べていこうかな …
… いや、ちょっと遠いけど 酔来軒 に行ってなにか食べよう …
ということで横浜橋までとぼとぼと歩くこと 20 分、横浜橋商店街を出たところにある広東料理の 酔来軒 にやって来ました。 酔来軒は以前にもブログで紹介したことのある店ですが、いつ行っても混んでいる地元では評判の中華料理店です。 ここの 五目焼きそば は絶品でワタクシは来るたびに注文しているほど。 今日はお腹が空いているので 五目チャーハン もいいかな。
【酔来軒】
とても愛想のいい家族経営の中華料理店
「 いらっしゃい、混んでるのでちょっと待っててね、今席が空くから 」
扉を開けるとテーブルの全席が埋まっていて、ああダメかと思ったら、会計をしている客がいてそのテーブルがすぐに空くとのこと。 お母さんが手早く片づけてくれて無事に着席することができました。
「 えっと、ビンビールをまずください 」
「 ビンビールね、ちょっと待っててね 」
【キリンクラシックラガー】
… 本日の三軒目、今日の〆といくか …
乾杯、オレ !
なんでビールってこんなにウマいんだろね、ホントに〆られるかな …
「 注文はなににする ? 」
「 そうだな、今日は 揚げワンタン と 麻婆豆腐 をお願いしようかな 」
「 揚げワンタンに麻婆豆腐ね 」
「 量、多いですかねぇ ? 」
「 う … ん、そこそこ、そこそこかな(笑)」
「 じゃ、そこそこでたのんます(笑) 」
ということでいろいろある中華メニューからツマミにピッタリの 揚げワンタン と 麻婆豆腐 を注文しました。 って、ホントは焼そばかチャーハンを注文するつもりだったんじゃなかったっけ … ? イカン、ビールを注文したらついいつものクセで …。
「 揚げワンタンと麻婆豆腐ね〜 」
【揚げワンタン】
甘酸っぱい餡がかかった絶品揚げワンタン !
お〜来た来た、そこそこってか、結構なボリュームだなぁ、食べきれるかな。 揚げワンタンにかかっている甘酸っぱそうな餡の香りが食欲をそそるなぁ。 ではいただきます。 まずは揚げワンタンから …
… ウォッ ! 昔ながらのお酢だ、結構ツンとくるね、懐かしい ! …
… この餡がまた … パリッとした揚げワンタンに絡まるとさらにウマくなるねぇ …
… いやいや、これはビールとよく合うなぁ、ウマい !! …
スープ仕立てのときはかなりもっちりとしたワンタンだったけど、揚げると軽くなっていくらでも食べられそう。 とにかく甘酢餡との相性が良くて箸が全然止まらない。 それでは冷めないうちに麻婆豆腐もいっておこう。
【麻婆豆腐】
辛さを抑えたマイルド麻婆豆腐 でもクセになる味 !
… お、思ったほど辛くはないな、これが広東風なのかな ? …
… ん〜、なんの味かな、四川風のそれとはだいぶ違う味わいだな、でもウマいな …
… ウン、なんかクセになるな、これ、とっても美味いぞ …
香辛料の違いによるものなのか、麻(マー)と辣(ラー)をあまり感じさせない甘みのあるやさしい味わいの麻婆豆腐。 これが広東風の味付けなのか、広東風のそれは食べたことが無いのでわかりませんが、ともかくこちらもビールとはよく合いなかなかオツなツマミです。
酔来軒は、大正時代に広東省から渡ってきた初代が始めた店だそうで、現代的な電気調理器具は一切使わず、当時から伝わる昔ながらの作り方を頑なに守っているとのこと。 午前中の開店からお客が途切れることがなく、いつ行っても 酔来軒 の店名の通り酔客で賑わっている店です。 一品料理の数々はボリュームがあってどれも酒のつまみにもピッタリ。 できることなら数人で出かけて座敷の円卓に座って何種類か注文してシェアしながら楽しむのがこの店の一番いい使い方かもしれません。
ワタクシのあとに数組の客が待っているので、四人掛けのテーブルを一人で占領しているこちらは最後に烏龍ハイで〆ようと考えていましたが、長居をしては迷惑と思いここで会計をしてもらいました。
「 すみませんね、お待たせしちゃって 」
「 いえいえ、今日も美味しかったですよ、また来ます 」
「 毎度、ありがとうございます〜 !! 」
さて、今回のひとりはしご 行きつけをパトロール はここまでです。 今回は目新しい店はなく、いつもよく行く行きつけの店ばかりでしたが、どの店も本当にいい店ばかりで、一か月も足が遠のくとソワソワしてくるほど。
たまや は午前中からすべてのツマミが注文できる昼飲み派にはとってもありがたい店。 しかもハッピーアワーで安く飲めるのも ◎ !!
鳥福 は焼鳥を食べに行くのが目的ですが、マスターと会話をしに行くのが一番の目的になっているかも。 とても気さくないい店ですが、常連も多いので会話の一人占めはご法度。 酒場では先輩常連を敬いましょう。
石松 は野毛で一番足繁く通っている店。 なにがいいってとにかく店の造作・雰囲気がいい。 女将さんはちょっとつっけんどんだけど実はすごく優しい人。 冗談を言うとよく笑ってくれます。 近隣に比べると少し値付けが高めなので騒ぐような若い客が来ないため静かに飲むことができます。
酔来軒 は居酒屋ではなく中華料理店ですが、ワタクシにとってはもう完全に居酒屋ですね。 なにを食べても美味しくしかも安い。 ただ一つだけ残念なのは、一皿の量が多いこと。 やはり食事をするならともかく、居酒屋使いで中華料理店を利用しようと思ったら、一人で行くのは間違いかもしれませんね …。
さあて、次はどの店をパトロールしに行こうかな ……
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こんにちは、しもやけです。 しかし一ヵ月が経つのは早いものですなぁ、あっという間にもう二月。 あと一ヵ月半もすると桜の花が咲き始めるというんだから、一年なんてわけないですねぇ。 って、いつもこの時季は同じことを言っていますな。 今年は暖冬なので桜の開花も早まるかもしれませんね。
地元神奈川県の三浦半島には、一般的なソメイヨシノよりも一足先に咲く 河津桜 の見どころがあります。 京浜急行線の三浦海岸駅から終点の三崎口駅間の線路沿い約 1km にわたり 1,000 本にもおよぶ河津桜が植樹されていて、毎年開花の時季には 三浦海岸桜まつり(今年は 2月 5日〜 3月 3日)が催され、各種イベントや露店が建ち並び、期間中は 30万人を超える観光客で賑わいます。 以前、拙ブログでも採り上げていますが、今年は久しぶりに桜を愛でに出かけてみようかなと考えています。
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1月最後の日曜日となる 27日、前日に自宅で少々深酒をしてしまい目が覚めたのは不覚にも朝の 10 時。 睡眠時間がたっぷりとれたので酔い残りもなくスッキリ快調。 腹も減ったしなんだもうお昼になるのか … と思ったら、やっぱりなんだか少し飲みたくなってしまいました。 朝食も摂らずに出ていくのは身体によくないので軽く済ませたのち、11 時半ころに自宅を出ました。
最寄りの京急上大岡駅に着き、いつものように行先案内表示とにらめっこをします。 はたから見ると、おじさんが腕を組んで眉間にしわを寄せながら案内表示相手になにをやっているんだろ ? という状況だと思うのですが、まぁいいじゃないですか、誰に迷惑かけているわけでもなし。
…… う〜〜〜ん ……… 今日はどこに行こうかな ……
… 久々に渋谷か新宿か池袋でも行くかな …
… いや、あんまり遠出はしたくないなぁ …
… 蒲田か大森はどうかな、近いしここんとこご無沙汰だし …
… あぁそうか、大森だとこの時間は店が開いていないかもなぁ …
… 蒲田ならどこか開いてるかもしれないな … よし蒲田に行こう !
というワケで、京急線エアポート急行に乗り京急蒲田駅に向かうことにしました。 京急線の京急蒲田駅と JR蒲田駅に挟まれた区域には飲み屋がひしめいているのですが、ほとんどの店が日曜休業のためワタクシが行くことのできる店は限られてしまいます。 ましてや昼日中から飲ませる店は何軒あるのか … よく行く 大衆酒場 Beetle は午後 2 時開店だし、鳥万 は午後 3 時、あんまり行きたくない立飲みの 晩杯屋(タッチパネルで注文するのがイヤだ) でも午後 1 時開店だから、正午頃から飲める店がはたしてあるのか、少々不安になりつつも京急蒲田駅に降り立ったワタクシでした。
【京急蒲田駅】
明治34年(1901年)に蒲田駅として開業。 当時は現在の JR蒲田駅は未開業だった
大正14年(1925年)に京浜蒲田駅となり、昭和62年(1987年)に京急蒲田駅に改称
電車発車時の駅メロディは ラッツ&スター 「 夢で逢えたら 」
京急蒲田駅西口を出て 京浜蒲田商店街 あすと のアーケードを JR蒲田駅方面に進むと、串揚げ・串かつと定食の 満マル 蒲田店 がありました。 ここは午前中から営業しているようで、すでにテーブル・カウンターとも 6 割方の客の入り。 チェーン店だけど、ここでもいいかな … と思ったのですが、ガラス越しに見えるテーブル席に赤ん坊を連れた家族連れの姿を発見。 外にいるワタクシには聞こえないのですが、どうもその顔が泣き喚いているように見えたので、これでは落ち着いて飲むことができなさそうなので別の店を探すことに。
アーケードを抜けて飲食店のある裏通りを歩いてみますが、案の定休業か準備中の店ばかり。 結局 JR蒲田駅まで来てしまい、蒲田西口商店街(サンライズ・ショッピングモール)を歩くもラーメン屋こそ数あれど酒を飲める店がありません。
なんだよなんだよ … 今日は蒲田で昼飲み難民かよ …
周辺をブラブラとさまよってみてもとにかく開いている店がありません。 京急蒲田駅に戻るかたちで東急池上線・多摩川線の高架下(通称:バーボンロード/くいだおれ横丁)を歩いていると、一軒だけ営業しているモツ焼き屋がありました。
…… う〜ん、モツ焼きかぁ ……
…… イマイチそそられないなぁ ……
…… 串揚げとかだったらいいのになぁ ……
…… 向かいが串揚げ屋なのに、こっちはまだ準備中か ……
と独り言をぶつぶつ言っていると、店の中から若い店員が出てきて、準備中の札を営業中にひっくり返したじゃありませんか。 時計を見ると 12 時40分、ちょっと中途半端な開店時間だけどいつもこの時間なのかな。
【なかね屋】
串揚げ以外にも一通り揃える使い勝手のよい居酒屋
「 あの、今開店 ? もう入れるの ? 」
「 あ、どうぞ、いらっしゃいませ 」
「 一人だけどどこに座ったらいいかな ? 」
「 どちらでも、お好きなテーブルへどうぞ 」
というワケで無事に入ることのできた本日一軒目の店は串揚げ・串かつの店 なかね屋 です。 以前お邪魔したことのある京風おでんの でんらく の隣の店です。 木目を活かしたなかなか昭和チックな外観はワレワレ世代にはなじみやすい。 店内も木目基調でテーブル間隔にゆとりがあるので広く見えます。 カウンターはあるにはあるのですが、焼酎やウィスキーなどの酒瓶がずらりと並んでいるため使用していないようです。 ワタクシのような一人客にはちょっと使いづらそうですが、早い時間空いている時間帯にサッと飲んで帰るには良さそうです。
「 いらっしゃいませ、お飲み物からお伺いします 」
「 えっと … まずは生ビール中ジョッキで 」
この時季はとにかく空気が乾燥しているので一杯目のビールは必須ですね。 ワタクシのあとにすぐに三組の客が入ってきて、なおかつ会話からしょっちゅう来ているような感じがしたので、こちらの店は比較的早い時間から昼飲みができる店として案外知られた存在なのかもしれません。
「 こちら生ビールと、お通しのキャベツです 」
「 あ、注文いいかな〜 」
「 はい、どうぞ ! 」
「 ん〜と、白子ポン酢と … 串揚げ五本セットをください 」
「 は〜い、ありがとうございま〜す !! 」
【サントリープレミアムモルツ】
… それでは、本日の一軒目 …
乾杯、オレ !
いや〜、今日はやっとビールにありつけたって感じだなぁ
歩いたあとに腰を落ち着けて飲むビールは最高だね〜 !!
品書きは串揚げをメインに季節のおすすめ、牛すじ煮込み や刺身、焼き物、一品料理など一通り揃えています。 しかも良心的な値付けなのが嬉しいですね。 ワタクシはこの時季ならではの 白子ポン酢 と店のおすすめだという 串揚げ五本セット を注文してみました。 お通しのキャベツを一緒に供された味噌をつけてバリボリ貪っていると
【白子ポン酢】
今が旬 ! これぞ冬の味覚 !!
「 こちら、白子ポン酢です 」
おっ ! これはなかなか新鮮で美味しそうだぞ !!
この白子ポン酢は注文して正解でした。 見た目はちょっと素人っぽい盛り付けですが、とても新鮮で一瞬の歯応えのあとに濃厚でクリーミーな味わいが口いっぱいに広がります。 タラの白子は新鮮さが第一なので、ヘンなのに当たっちゃうとただ柔らかいだけで水っぽくて不味い場合もあるのですが、こちらのは白子全体に張りがあり、見た目からも新鮮さが伝わってくるいいものを使っています。
【串揚げ五本セット】
これでビールが進まない人、どっか身体の調子が悪いんと違う ?
「 お待たせしました〜串揚げセットです。 右から鶏・豚・ナス・玉ネギ・アスパラとなっています 」
串揚げは大阪風のパン粉が細かいもの。 この手の大阪風の串揚げの店では行くたびにほぼ必ずと言っていいほど ソースの二度漬けは禁止です と断られるのですが、この店も例外ではありません。 関東にも大阪風串揚げの店が出現してから久しいと思うのですが、いまだにこのルールを守れないヤツがいるのでしょうか、ちょいとアタマを使えばやっちゃいけないことだとすぐに分かりそうなものだと思うのですが …。
まずは鶏の串揚げをソースにドプンと漬けて、そのまま持ち上げてソースが切れるのを待ちます。 ソースはサラッとした大阪風。 衣は薄めでサクッとしていて、鶏はむね肉か、ギュっとした歯ごたえでウマい ! ソースがやや甘めなのは関東風か。 それにしても串揚げとビールの相性の良さ !
「 すんませ〜ん、ビールおかわりください ! 」
串揚げにすると味が際立つのが野菜です。 グリーンアスパラや長ネギ・玉ネギは熱が加わると甘みがぐんと増してとても美味しくなります。 ついつい牛や豚・鶏・つくねなどの肉系やキス・イカ・ホタテなど海鮮系を注文しがちですが、ワタクシは野菜串も結構注文することが多いですね。 旬の長ネギは串揚げにすると 「 こんなにウマかったのか !! 」 と思うほどその美味しさにビックリしますよ。 飲み物をレモンサワーに切り替えて、次もあるのでツマミの注文はせずのんびりと飲んでいたら、立て続けに客が入ってきて満席になったのでここで会計をしてもらうことにしました。
テーブル席のみなので一人客にはちょっと落ち着かないのですが、若い店員の愛想も良くツマミもいいものが揃えられていて、一軒目としては上々のスタートとなりました。 また来よう。
時計を見ると 2 時少し前。 大衆酒場 Beetle の開店時間なので、今日は蒲田ではしご酒といこうかな … と思ったのですが、昨年からちょくちょく顔を出す仲木戸駅至近の焼鳥屋に今年はまだ行っていないことを思い出したので、正月の挨拶がてら寄ってみることにしました。
【仲木戸駅】
駅名は、江戸時代この近辺に 神奈川御殿 と呼ばれていた将軍の宿泊施設があり
木の門を設けて警護していたことから地域一帯が 仲木戸 と呼ばれていたことに由来 2020年には 京急東神奈川駅 に改称することが決まっているが、由緒ある名称を
利便性のためだけで変更し排除してしまう昨今の風潮には大反対である
仲木戸駅の地上改札口を出ると、駅に隣接するタワービルの一階に品書きがビッシリと書かれた Aボードが出ている焼鳥屋があります。 このビルの二階には新宿歌舞伎町にもある串揚げの 立呑み 龍馬 がありたまに利用するのですが、昨年の二月、龍馬を出て一階に降りてみるとこぢんまりとした焼鳥屋があり、覗いてみるとカウンターに空きがあったので入ってみることにしました。 他に数人の客がいましたが、訊くと日曜祝日は午後 2 時から営業しているそう。 早い時間はサワーや生ビールを¥190 で提供しており、またメインの焼鳥は珍しい部位も用意しているうえにそのどれもがとても美味いので、ワタクシはいっぺんでこの店のファンになったのでした。 それがこちら、カドクラ商店 東神奈川店 です。 居酒屋チェーンの ひもの屋 や 北の家族 などを展開する 株式会社 subLime が経営母体となっているチェーン店なのですが、チェーン店にありがちなマニュアルばった堅苦しさがまったく無く、カウンター越しに世間話ができるなど個人経営の店のようなとてもフレンドリーな店です。
【カドクラ商店 東神奈川店】
チェーン店なのに気さくな接客が◎ 自慢の焼鳥も美味 !!
「 こんちは〜 」
「 あっ、どうも〜あけましておめでとうございます〜 ! 」
「 どもども、今年もよろしくね〜 」
「 生ビールでいいですか ? 」
「 うん、おねがい 」
いつも愛想のいい女の子の店員は一度行っただけなのに顔を覚えてくれて、それ以来一ヵ月か二ヵ月に一度くらいの割合で顔を出しています。 座るのは大抵カウンターの端の席。 カウンターの奥には四人座れるテーブル席が三つほどありますが、かなり狭いです。
【サッポロ黒ラベル】
お通しの鶏の煮込みはファンも多い
…… んじゃ二軒目 ……
乾杯、オレ !
しっかし、ビールは不思議な飲み物だねぇ、何杯飲んでも美味い !!
お通しは熱々の 鶏の煮込み。 大根・牛蒡・人参・こんにゃくなどとともにじっくり煮込まれており、これがなかなか美味しく客の評判もいいそうです。 品書きのメインはもちろん 焼鳥。 かわ・ねぎま・レバ などはもちろん、えんがわ・そり・ふりそで といった希少部位もあり、ささみの柚子胡椒 や せせりのねぎ塩たっぷりのせ など変り串も多数用意しています。 また、鶏たたき・鶏ユッケ・唐揚げ といった鶏料理に、ねぎぬた や つぶ貝わさび などの珍味・一品物、ハムカツ といった揚げ物まで焼鳥以外でも色々揃えているのも魅力です。
「 注文いいかな〜 」
「 どうぞ、おねがいしま〜す ! 」
「 ささみわさびとねぎま … あと … ふりそで ! 」
「 ねぎまとふりそでは塩とタレどっちにします ? 」
「 うん、全部塩で 」
ふりそでとは手羽の付け根の部分の肉で、一羽からわずかしか取れないという希少部位。 もも肉よりも歯応えがあり、旨味もあるのでワタクシはこの店に来ると必ず注文します。 ささみはわさびか練り梅、柚子胡椒から選ぶことができます。
「 焼鳥が焼けるまで、これをどうぞ♪ 」
「 ありゃま ! これ、生ウニじゃないの ! いいのこんな高級品 ? 」
「 いつも来てもらっているから、お年賀です(笑) 」
「 ウレシイねぇ、じゃ遠慮なく …… 」
「 どうですか ? 」
「 … ウマいねぇ、いいねぇ、これ、なんだかアルコールが進んじゃうよねぇ 」
「 どんどん注文してください(笑)」
「 じゃ、レモンサワーを(笑)」
【生ウニ(サービス)】
こいつは春から縁起がいいわい♪
「 今日は店長は休み ? 」
「 今日は 4 時からなんです〜 」
「 正月休みはどこかに行ったの ? 」
「 全然 !! うち、元旦から店を開けていたんですよ〜 」
「 え〜そうなの !? 正月くらい休めばいいのに〜 」
「 ですよね〜 」
とまあこういう具合にカウンター越しに雑談を交えながら、時に冗談も言い合いながら楽しく飲むことができるのがこの店のいいところ、チェーン店でもこういう店があるんだよねぇ。 もちろんカウンターに他の客がいればワタクシはおとなしく静かに飲んでいますけどね。
【ふりそで・ねぎま・ささみわさび】
ワタクシおススメの三串 まずは塩で食してもらいたい
「 お待たせしました〜ささみわさび、ねぎま、ふりそでで〜す 」
「 あ、レモンサワーのおかわりもらおうかな 」
焼鳥は大きくなく小さくなくワタクシにはちょうどいい大きさ。 ということは若い人にはやや小ぶりに感じるでしょうね。 ただ味の方は間違いなし。 塩には長崎県対馬産の 浜御塩(はまみしお)というのを使っているそうで、角のないまろやかな塩味が特徴です。 また、火の通し方も絶妙でとてもチェーン店の味とは思えない上品なもの。
「 相変わらず、美味しいよね、ここの焼鳥 」
「 ありがとうございます〜 ! 」
「 いつももっと色々食べたいんだけど、若い頃と違ってお腹に入らないんだよね〜 」
「 ハシゴしてくるからじゃないですか(笑) 今日もどちらかいらしたんですか ? 」
「 ウン、蒲田で飲んでてね〜 」
「 いいですね〜、で、これから野毛ですか ? 」
「 エヘヘ、そのつもり 」
「 他になにか召し上がりますか ? 」
「 男梅サワーと、そうだピーマンと長ねぎ、つくねも焼いてもらおうかな 」
レモンサワーから男梅サワーに切り替えて焼き物を追加。 つくね は普通のもの(¥320)と、ふわふわ食感で玉子の黄身を絡めて食べる 爆弾黄身とろつくね(¥590)の二種類があり、どちらもボリュームがあってとっても美味いです。 野菜串では小振りのエリンギを炙った こりんぎ もおススメです。
【炭火焼野菜 (ピーマン・長ねぎ)】
【つくね】
早い時間なので他に来客もなかったのでのんびりさせてもらいました。 不在の店長はワタクシと同じく若い頃にドラムを演っていたそうで、音楽の趣味も共通するところがあり、客がいないと音楽の話で盛り上がることもしばしば、ワタクシにとってはなんとも居心地のいい店になっております。
「 それじゃごちそうさん、ウニもありがとう、店長にもよろしくね 」
「 ありがとうございます〜伝えておきます、また寄ってくださいね 」
カドクラ商店を出て時計を見ると 3 時20分。 野毛に行く前にもう一軒行っておくかな、ということで京急線に乗り横浜駅で下車。 買い物客でごった返す中央改札口を避け、南改札・みなみ通路からみなみ西口を経て横浜西口五番街へ。
【横浜駅(京急線中央改札口)】
昭和5年(1930年)現在のJR横浜駅にそれまで仮ホームだった京浜電気鉄道のホームが設置された
翌年、湘南電気鉄道が黄金町〜日ノ出町間を開通させたため、横浜〜浦賀間の直通運転が開始された
駅メロディはもちろん ! いしだあゆみ 「 ブルー・ライト・ヨコハマ 」
横浜西口五番街は、昔はゲームセンターなどがあり不良学生のたまり場としてあまりガラのいい場所ではありませんでしたが、現在は店も入れ替わり、また気軽に飲める立ち飲み屋などもできて、以前の悪いイメージはいくらか薄まりました。 が、アダルトショップや風俗店がまだ残ることから、どこかしら昭和の香りのする飲食店街となっています。 そんな中にあるワタクシの行きつけがこちら 鉄なべや とん太 です。 以前は午前中から店を開けていましたが、現在は午後 1 時の開店となっています。
【鉄なべや とん太】
鉄鍋料理と串揚げ、金宮焼酎とホッピーの店
引き戸を開けると威勢のいい挨拶とともにカウンター奥に案内されました。 ここに来たらホッピーでしょ ! ということでホッピーセットを注文。 つまみには熱々の鉄鍋(スキレット)で供される ニラ玉 と、やはり飲みに来たら必ず食べたい 揚げ出し豆富 をお願いしました。 以前はトマトの入った トマ玉 が好物で必ず注文していたのですが、最近メニューが変わったようでトマ玉をはじめいくつかがメニュー落ちしてしまったのは残念。 代わりに串揚げをメニューに載せて今は売り出し中のようです。
【ホッピーセット】
これで何度記憶をなくしたことか ……
酒飲みは 後悔すれど 反省はせず
オシッ ! 本日の三軒目、だんだん調子が出てきたぞ !!
乾杯、オレ !
クゥ〜 !! 金宮焼酎でキンキンだね、キンキンッ !!
( 意味不明 )
【ニラ玉】
鉄鍋で供されるとん太名物 !!
「 お待たせしました、こちらニラ玉になります、鉄鍋が熱いのでお気を付けください 」
…… ここでわざと鉄鍋に手を触れるワタクシ ……
「 アチッ !! ホントだ 」
「 だ、大丈夫ですか !? 」
「 冗談冗談、わざと(笑)」
「 ビックリさせないでくださいよ〜もぅ〜(笑)」
この時間にいつも働いている日本人以上に日本語が達者な東南アジア系のアルバイトをからかうのもここに来ると定番になっているワタクシ。 イヤな客だねぇ(笑)。 居酒屋とは思えないほどの超丁寧な言葉遣いをされるとついついイタズラしたくなっちゃうんだよね、ホントにイヤな客だ(笑)。 でも、これが効いているのか、彼にサワーを注文すると微妙に焼酎の濃いのが供されるという …… いいんだか悪いんだか(笑)。
【揚げ出し豆富】
飲みに来て 豆富料理は かかせない
「 こちら、揚げ出し豆富です 」
ニラ玉は鉄鍋のおかげで最後の最後まで熱々で食べることができます。 ブラックペッパーが効いていて、これがホッピーとの相性抜群、グイグイ進んじゃいますね。 揚げ出し豆富はもはや安定の味。 出汁がもう少し濃い味の方が好みなのですが、店で供するのはこのくらいがちょうどいいのかもしれません。 濃い味好みはワタクシの家系なので。
ホッピー外一本で中三杯がワタクシの標準。 二杯目の中を注文するときに好物の 梅水晶 もお願いしました。 以前は東京・横浜では置いている店が少なく、知る人ぞ知る珍味といった感のある梅水晶ですが、最近はチェーン店でも置いている店が増えてポピュラーになりつつあるようです。
【梅水晶】
これを発明した人はエライ !!
これをチマチマつまみながら飲むのがまたオツなんですねぇ。 さらに焼酎中を追加し、残りのホッピーを開けるとちょうどピッタリ一杯できあがります。 いや、すでにワタクシの方も完全にできあがっていますね。 これでちょうどジョッキ三杯。 気持ちよく酔っ払ったところで時計を見ると 5 時ちょっと過ぎ。 さて、ここいらで会計をしてもらって、野毛の 石松 に顔を出すかな。
「 美味しかった、ごちそうさま 」
「 あっ、ありがとうございます〜またお待ちしていま〜す 」
いつ来ても愛想のいい店は必ずまた足を運んでしまいますね。 東南アジア系のアルバイト以外の店員も男女ともみな愛想がいいので初めての人でも安心して飲むことができると思います。 とくに年配のおねえさんに焼酎中を頼むと、最後に少しだけ余計に注いでくれるというサービスが嬉しい。 ツマミは突出して美味しいというのはありませんが、値付けが安くボリュームもあるのでいい感じに酔っぱらえてお腹も満足すること間違いなしだと思います。
さて、今回のひとりはしご 京浜急行沿線ではしご酒 その一 はここまでです。 京浜急行沿線には各駅にいい飲み屋があるのですが、今回は京急蒲田の なかね屋 以外は行きつけの酒場紹介となりました。 鉄なべや とん太 は以前も紹介したことがありますが、仲木戸の カドクラ商店 は初出です。
なかね屋 は昭和風の佇まいで入りやすく、季節ごとのメニューも用意するなど酒飲み心をくすぐるなかなか良い店でした。 愛想も良くとにかく早い時間から開けているのがいいですね。
カドクラ商店 は日曜の夕方は混むことが多いため、客の少ない開店早々にお邪魔することが多いです。 月ごとにおススメが代わったり、新しいメニューが追加されるなど、飽きさせないところもいいですね。 店長をはじめ男女店員ともにとても愛想の良い店です。
鉄なべや とん太 は横浜駅界隈では比較的安く飲める店で、ツマミも充実しているのでとても使い勝手のいい店です。 横浜駅周辺の居酒屋はチェーン店が多く、カップルやグループ客をメインの客層としているため、ひとり酒を楽しめる店があまりありません。 その中でこちらの店は一人客でも安心して入れるのがいいですね。 同じ系列店で並びにあるおでんがメインの ひさご も一人客でも入りやすい店です。
ワタクシが若い頃は、横浜駅界隈でも個人経営の小さな店が結構あったのですが、開発による移転、あるいは廃業などでそのほとんどがなくなってしまいました。 横浜駅北口には 狸小路 と呼ばれる昭和の風情が残る飲食店街がありますが、おおむね店が狭いうえに常連の集う店が多いことから一見の客にはなかなか敷居が高く、かつ日曜祝日はほとんどが休業ということからワタクシは足を運ぶことはありません。 横浜駅から少し離れたところ、岡野町や平沼、浅間町辺りまで行けば個人経営の居酒屋も見つかると思うのですが、やはり一見の客は入りづらいため一大飲食店街を形成している野毛周辺の方がワタクシの性に合っているようです。
というワケで野毛の行きつけ、ほぼ毎週顔を出している 呑み食い道楽 石松 に行ってきます。
【呑み食い道楽 石松】
後日談
この日の 石松 はちょうど客が引けた後で他に誰も客がいなかったのでのんびりと飲んでいたら、たまに顔を合わせる常連氏がやって来ました。 いつものように雑談をしながら飲んでいると、今度はよく知った常連嬢がやって来て、結局三人でプチ宴会状態に。 いいかげん酔っぱらって帰宅し、深夜 2 時頃に目が覚めると着替えもせずに部屋の灯りもつけたまま、ほぼぶっ倒れて寝ていたという状態。
翌週(2月3日)に石松に顔を出すと ……
「 先週はよく飲みましたね〜、レモンサワーを八杯も注文していましたよ 」
「 お、女将さん、オレちゃんと金払ったかな ? 」
「 払ってないワよ 」
「 ゲッ、ホント !? 」
「 ウ・ソ♪ 」
石松に来る前に三軒も寄っているうえ、オレはこの日いったい都合何杯飲んだのだろう …
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