遅ればせながら、個人的備忘録 「 2015年に購入した CD一覧 」 である。 ホントは昨年末にアップする予定だったのだが、結局こんな時期になってしまった。 一昨年の購入枚数よりもさらに少なくなってしまったのは、新規開拓をしないので欲しい作品がなくなってしまったのがもっともな原因。 とはいってもアマゾンの欲しいものリストには 300枚近い作品を入れているのだが…。
今年(2016年)は、のっけから訃報続きで 「 時代の変遷 」「 時代の終わり 」 を痛感せずにはいられない。 1月10日のデヴィッド・ボウイの死は個人的にも大変なショックで、1月〜2月いっぱいは哀悼の意を込めて自分の店の BGMに毎日デヴィッド・ボウイの曲を流していた。 そのショックが冷めやらぬ一週間後の 1月18日、イーグルスのリーダーだったグレン・フライの訃報にまたしても言葉を失ってしまった。 イーグルスは子供のころからの友人の影響で聴き始め、高校生のころ彼も交えたバンドを一緒にやっていた時にカヴァーをしていたほどのお気に入りであった。 『 呪われた夜 』『 ホテル・カリフォルニア 』 は今もなお愛聴盤だ。
大きく報道はされなかったが、1月28日にマーティ・バリンと共にジェファーソン・エアプレイン/ジェファーソン・スターシップを牽引したポール・カントナーの訃報は自分にとっては大きなニュースであった。 ジェファーソン・エアプレイン/ジェファーソン・スターシップは、60年代後半より流行したサイケデリック・ロックを代表するグループで 「 ホワイト・ラビット 」「 サムバディ・トゥ・ラヴ 」「 ミラクルズ 」「 カウント・オン・ミー 」 といったヒット曲は、40代後半以上の洋楽好きなら必ず一度は耳にしたことがあるだろう。 2007年に発売されたコンピレーション盤の 『 Summer of Love:Hits of 1967 』 に収められている DVD では、ずいぶん歳はとったが元気な姿で当時のフラワー・ムーヴメントと音楽シーンを熱く語っていたのだが…。
さらに 2月3日、アース・ウィンド・アンド・ファイヤーのリーダーであるモーリス・ホワイトが亡くなった。 90年代の終わりよりパーキンソン病を患っていたといわれているが、盟友フィリップ・ベイリーと共に歌う躍動感あふれるステージは目に焼き付いて離れない。 70年代後半から 80年代前半にかけて、彼らが一番活躍していた中学〜高校生の頃はそれほど興味はなかったが、30代の後半からは CDも買いよく聴くようになった。 『 シャイニング・スター 』『 宇宙のファンタジー 』『 レッツ・グルーヴ 』 は彼らの代表曲だが、読売ジャイアンツの阿部慎之助選手の入場曲である 『 セプテンバー 』 は日本人に最も知られた曲であろう。
彼らの新曲を聴くことは叶わなくなってしまったが、これまで発表された宝石のような楽曲達は永遠に不滅である。 現在、レジェンドと称される彼らと同時代を過ごせたことは音楽好きにとって財産だと思っている。 合掌。
さて 「 2015年に購入した CD一覧 」 であるが、順番に簡単なレヴューをしてみよう。 まずは左上から。 新成キング・クリムゾンの 2014年秋に行われた公演の模様を収めた 『 Live at the Orpheum 』 がついに発売された。 合わせて 2015年版のツアー・ボックスも用意された。 また、今月 17日には、昨年 11月20日のカナダ・トロント公演の模様を収めた作品 『 Live in Toronto - November 20th 2015 』 も発売されるというのでこちらはすでに予約した。 90〜00年代の頃のヌォヴォ・メタルに比べるとずいぶんと落ち着いてジャズ寄りのサウンドになったが、クリムゾンはクリムゾンである。 次、イエスの 『 Ladder 』 と 『 Keys to Ascension 』。 マンネリ気味でここ数年触手が働かないのだが、持っていなかったので入手してみたが…。 やはりあんまり聴くことがない…。 ジェスロ・タルのライブ盤はなかなか良く、こちらはしょっちゅう聴いているが、イエスはなぁ…いいんだけどなぁ。 フランスを代表するグループであるアンジュの作品は盤によっては入手が困難な時があるが、そうならないうちに持っていないものを購入しておいた。 アンジュもジェスロ・タルも非常に息の長いグループで、時代を追うごとにサウンドも変化し、知らない人が聴けば同じグループが演奏しているとは思えないかもしれないが、クリスチャン・デカンあるいはイアン・アンダーソンのヴォーカルが聞こえればサウンドがジャズだろうがロックだろうがフォークだろうがディスコだろうがとにかくそれはアンジュでありジェスロ・タルなのである。 文句言うヤツはファンじゃないのである(暴言)。 PFM、ロジャー・ウォーターズ、リフュジー、ユーライア・ヒープ、プロコル・ハルム、タンジェリン・ドリームは省略。
デヴィッド・ボウイのデビュー・アルバムにボーナス・トラックがてんこ盛りのデラックス盤とサントラ盤となる 『 郊外のブッダ 』 である。 デビュー当時のデヴィッド・ボウイは若いファンにはあまり評価が良くないようだが、自分が中高生の頃はデビュー当時の曲を集めたコンピレーション盤 『 Another Face 』『 Second Face 』 など各種発売されており、その頃の新譜である 『 スケアリー・モンスターズ 』 と合わせてよく聴いていたのでサウンドが劇的に違っていてもなぜか違和感なく聴くことができる。 次のデヴィッド・シルヴィアンは、ジャパンの頃に比べるとすっかり落ち着いてアンビエントな作品が多くなったが、幸い自分の好みと合致しているのでとても気に入っている。 次のレインボーとブロンディは省略。 バウハウスはボックスセットが安かったのでまとめて購入したが、高校生の頃は入れ込んで聴いていたのに今聴くととてもしんどい。 ただしデヴィッド・ボウイのカヴァーである 『 ジギー・スターダスト 』、ブライアン・イーノのカヴァーである 『 サード・アンクル 』 はいつ聴いてもいい曲。 ドアーズも 6枚組ボックスセットが¥2,600 そこそこと格安だったので購入した。 元々あまり好きではなかったのだが、歳とともに良く思えるようになった。 それでも最もよく聴くのはファースト・アルバムだったりする。 これだけ買えばよかったかも…。 ビートルズの 『 パスト・マスターズ 』 は以前持っていたものをデジタル・リマスター盤に買い直したもの。
『 クリームの素晴らしき世界 』 は、仲良くしている生花店の社長からクリームのライブ盤を借りたところとても気に入り、エリック・クラプトンの作品は数枚持っていたがクリームは持っていなかったので購入してみた。 クリームは今まで食わず嫌いであったが、今年は作品を集めてみようかと思う。 渦巻のジャケットは、ヴァーティゴ・レーベル所属アーティストの 3枚組コンピレーション盤。 ハード・ロックあり、サイケデリックあり、プログレッシブ・ロックありと聴いてて飽きがこない。 同様のものにポリドール、カリスマ、デッカ・レーベルのものもあるが、中には入手困難な楽曲が収められている場合もあるので貴重である。 ちょっと悩ましいジャケットの 『 The Atomic Cafe 』 は、同名の映画とは何ら関係のないジャズとグルーヴのコンピレーション盤。 以前はこの手の楽曲を好んで購入していた。 最後は YMO のベストと坂本龍一の 『 千のナイフ 』 である。 坂本龍一も数多くの作品をリリースしているが、個人的な最高傑作はこの作品である。
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