指の斥候たち

験なき物を思はずは 一坏の濁れる酒を飲むべくあるらし

ビール礼賛

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ビール!ビール!ビール !!
wilden mann の大好物はビールである。
ビールにソーセージ、ベーコンにアスパラ、チーズにポテトがあれば
他はなにもいらない。 美味いビールなら、ツマミもいらない。
出かけるときは、MyグラスとMy栓抜きを常備するビール星人。
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 以前、ブログ記事にもしましたが、キリンビールのクラフトビール事業である 「 SPRING VALLEY BREWERY Project 」 がこの秋より始動しています。 本格的な企業活動は来春早々を予定していますが、これに先駆けて試作品ビールの販売を行っており、九月末よりデリバリーが行われています。 すでに第三弾まで手元に届けられていますが、第四弾が今月末にも配送されると連絡が来ています。 また、第五弾(一月末出荷)・第六弾(二月末出荷)の予約も開始されており、こちらもさっそく予約をしておきました。 今回は第一弾 「 496 」 および、第二弾 「 Willy 」 という製品名のつけられた試作品ビールをレヴューしたいと思います。
 
 キリンビールの 「 SPRING VALLEY BREWERY Project 」 の概要は以下の通りです。
 
New Brand 「 SPRING VALLEY BREWERY 」
新次元のビールのおいしさを、創造します。
 
New Experience 「 SPRING VALLEY BREWERY TOKYO & YOKOHAMA」
体験型ブルワリーパブを2か所にオープン。驚きのビール体験を、提供します。
 
New Community
“つくり手”と“飲み手”が一緒になって新しいビール文化をつくっていく、オープンなコミュニティを提案します。
 
 キリン・アサヒ・サッポロ・サントリーといったメーカーは、季節限定や期間限定品という形で定番外のビールを発売してきましたが、キリンのような大企業がマイクロ・ブルワリー事業を行うとは夢にも思っていませんでした。 もっとも以前も述べたように、直営のレストランでのみ販売する、という手法はどこもすでに行ってはいましたが。
 
 大企業が消費者の意見を求めてニッチな商品を開発したり、日本全国に数多ある個性的な味わいのいわゆる 「 地ビール 」 をはじめ、英国のパブのようなそこに行かなければ飲めない醸造所付きビヤレストランも都心部や観光地を中心にいくつもオープンしており、またネット販売などを通じて国内・海外問わずかくもさまざまなビールが手に入る現在の状況は、昨今のビール人口の減少が懸念される中、愛飲家にとってはまさに 「 我が世の春 」 と言ったら大袈裟でしょうか?
 
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SPRING VALLEY BREWERY 「 496 」 prototype #01
 
 キリンビール新プロジェクトの記念すべき試作品第一弾。 既存のどのビールにも属さない革新的で最高のビールを探求したい、という醸造家の欲望から生まれたビールとのこと。 製品名である 「 496 」 という数字は、人類の永遠の探求と深くかかわる数字といわれ、約数の和がその数字と一致する”完全数”として古代ギリシャにおいて神聖な数字として崇められていた、とか、「 相対性理論 」 と 「 素粒子理論 」 を矛盾なく証明する数字…など小難しいことが製品案内に書かれていましたが、正直酔っぱらいのアタマにはまったく響かない。 理系の技術者はこういう話が好きだなあと呆れつつも、巻末には、1から 31までの数字の和が 496になる、つまり一か月毎日飲んでも飽きることのないビール、という願いがこのビールの名になった、と簡単に書いてあった。 最初からそう言えばいいのに。
 
 さてパッケージだが、これは以降発売される試作品すべてに共通しているデザインだ。 もう少し色気があってもいいと思うのだが、あくまでも試作品というイメージを醸したいのだろう。 開栓して愛用のグラスへ注ぐと、アメリカン・エールのようなフルーティなホップの香りが漂う。 液色は普通のピルスナーのようだが若干濁りがある。 口に含むといっそうホップの香りがして心地よい。 ホップ由来のシトラスのような酸味の後に、しっかりとした苦みもついてきて、ビールというよりはエールのよう。 それでいてピルスナーのように麦芽の甘みも感じられて、これはなかなか楽しい味わいだ。 アルコール度数は 6.5%とやや高めのせいか、香りや味わいから感じられる軽さはなくどっしりとした飲み応えもある。
 
 プロジェクトでは、このビールをフラッグシップビールと位置付けているらしく、従来キリンでは使用しなかった特殊なホップを使用するなど、かなり力を入れているよう。 一月末に出荷予定の第五弾は、prototype #02 になるとのこと。 このままでも十分に気に入ったが、さらにどのように進化しているかが楽しみだ。
 
 
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SPRING VALLEY BREWERY 「 Willy 」 prototype #01
 
 このブログでも紹介したことがあるが、SPRING VALLEY BREWERY とは、横浜を発祥とする我が国のビール産業の草分け的存在といえるビール醸造所で、現在のキリンビールの母体となった会社である。 その創始者がノルウェー系アメリカ人であるウィリアム・コープランドという実業家だ。 製品名の 「 Willy 」 とはこの創始者の名を冠したビールであり、本プロジェクト最初の本格的な製品となる 「 Copeland 」 というビールの試作品にあたるという。
 
 タイプは我が国で最も飲まれているピルスナーである。 日本のビール産業の父ともいえるウィリアム・コープランドの名を冠すビールだけに、ビール大国でありピルスナー発祥の地でもあるドイツやチェコのピルスナーのさらに上を行くビールを目指す、というコンセプトのもとに造られた試作品だ。 麦芽の持つ旨みと甘み、ホップの上質な香りと苦みが複雑に調和し、飲むほどに味わい深くなり、何杯も飲みたくなる、そんなビールを目指しているという。
 
 開栓してグラスに注ぐ。 ホップの香りは穏やかだが、鮮烈な香りは心地よい。 液色は無濾過タイプだがクリヤー。 口に含むとまず最初に若干の酸味を感じる。 次に麦芽の香りと甘みがじわっと広がり、そのせいか苦みが抑えられているようでとても飲みやすいと感じた。 試作品という先入観からか、やや香りと味わいのまとまりが欠けて散らかっているような印象を持ったが、気がついたら三本目の栓を空けていたのには自分でもビックリした。
 
 ピルスナータイプは、内外問わずどこのメーカーも最も力を入れて開発するビール。 我が国の大手メーカーのビールもすべてこのタイプだが、その戦場で新しい味を創造するのはとても容易なことではないだろう。 しかし、このビールには、上手く言葉では表すことができないが、なにかこう、あかりがポツッ、ポツッと灯っており、いつか大きく光るような、そんな可能性が感じとれた。
 
 
 アッという間に九月の最終日です。 今月は仕事が忙しかったのでついついブログの更新が後回しになってしまいました。 今月はひとり酒も堪能したし、連れとインド料理店の開拓もしたし、また地元横浜では 「 野毛大道芸 2014オータムフェスティバル 」 あるいは 「 2014野毛 ジャズde盆踊り 」 などというなかなか楽しいイベントも催されていました。 それぞれチラ見をした後に行きつけの飲み屋で…とお決まりのコースをたどったりと、ブログネタには困らなかったのですが…。
 
 今月半ばから連れの体調がすぐれないので大きな病院で診察をしてもらったら、あんまり好ましくない結果が出て、こちらもちょっとナーバスになっていたため、ブログどころではないという状況でした。
 国立の大きな病院だったため、診察から入院、手術までの日程がすぐに決まったため少しだけ安心することはできましたが、大病を患ったことのない自分からするとやはり完治するまでは心配です。
 
 こちらにできるのは、励ましてやることと不安を取り除いてあげること、それと代わりに飲んでやることくらいでしょうか、とにかく動揺せず平常心でいてやることが一番だと自分に言い聞かせています。
 
 話は変わりまして木曽の御嶽山ですが、雲仙普賢岳以来の惨事になってしまったことは大変心が痛みます。 このような状況の中で、某テレビ局の女性アナウンサー、御嶽山のことを 「 みたけやま 」 と読み、あとから訂正をするという失態を犯していました。 歌にも歌われるほど有名な 「 おんたけさん 」 を 「 みたけやま 」 とは、その一般教養の無さに、椅子から転げ落ちて勢い余って床も転がって階下の居間まで転がり落ちるかと思いました。 誤報・捏造乱発の売国新聞を筆頭に、マスメディアにいる人間って、なんでかこういうバカが多いのでしょう。 過去にも野球選手と一緒になった女性アナウンサーは 「 旧中山道 」 のことを 「 いちにちじゅうやまみち 」 と読んでいたっけ…。 報道の仕事に携わるのなら、最低限 「 地名 」「 人名 」 は間違えずに読んでもらいたいものです。 しかしこういうバカなアナウンサー、原稿の下読みなんてしないのかなあ…。 ああ、バカだからしないのか。
 
 さて本日30日、以前も記事にしたキリンビールが提案するクラフトビールの第一弾が自宅に届けられます。 全四種類を企画しているということだったので、全て一括払いで予約をしておいたのです。 早く仕事を終わらせて自宅に戻りたい気分ですが、月末なので残業必至…、今夜はながめるだけで終わりそうです。 このキリンビール発のクラフトビールをレヴューする前に、サッポロビールから発売していた限定ビールのレヴューをしておきましょう。
 
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サッポロ 銀座ブラウン サッポロ通販サイトのみの限定販売
 
 このビールは、ミツバチの飼育を通じて銀座の自然環境改善と緑化活動を推進する NPO法人 「 銀座ミツバチプロジェクト 」 の協力のもと開発されたビールである。 銀座ミツバチプロジェクトでは、銀座のビルの屋上などで飼育するミツバチから採取したハチミツが有名だが、このビールは、銀座のミツバチが自然界から運んできた酵母のうち、ビール醸造に適した 「 ミツバチ酵母 」 を用いているのが特徴だ。 この酵母を用いて造られるビールは 「 銀座ブラウン 」 が世界で唯一のものである。
 
 愛用のグラスに注ぐと、ローストした麦芽由来の濃い液色と甘い香りが鼻をくすぐる。 口に含むと予想通りというか、苦みよりも麦芽の甘みが良く感じられた。 なんというか、とても優しい味わいだ。 ミツバチが運んだ酵母を用いている、ということから気のせいかハチミツの香りがしたような気がしたが、このビールにはハチミツはもちろん使用されていない。 勘違いする人も多いのだろうか、瓶のラベルにはハチミツは使っていないの文言があるのには笑えた。
 
 無味のミネラルウォーターに、これまた無味無臭の赤い着色料を混ぜて撹拌した赤い液体を飲ませるという実験を行うと、多くの人たちはイチゴ味がすると言うそうである。 これが黄色ならレモン味を、緑色ならメロン味がするという結果もある。 視覚からその味を連想してしまうのは、人間の味覚は、舌だけでなく五感の全てで記憶しているからである。
 
 
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サッポロ 百人のキセキ 至福のブラウンエール 8/5 コンビニ限定発売
 
 このビールは、ビール愛好家と一緒にソーシャルで意見を出し合いながら新しいビール開発を行うサッポロビール主催のプロジェクト 「 百人ビール・ラボ 」 において、延べ 12,000人のビール愛好家が参加して開発したビールである。 2013年に同プロジェクトから限定発売したものが好評だったため、今年は全国的に発売された。
 
 ビール愛好家が意見を出し合って造られたものが 「 ビール 」 ではなくて 「 エール 」 というのがなんとも…だが、せっかくだから愛用のエール用のパイントグラスに注いでみる。 ローストされた麦芽由来のかなり濃い液色である。
 
 香りはというと、アメリカやイギリスのエールに比べるとホップの香りが弱くちょっと期待ハズレ。 口に含むと、まず感じるのが甘さである。 エールということでもう少し苦味を期待していたのだが、こちらもハズレてしまい残念。 世のビール愛好家はこんな甘いビールが好きなのだろうか? こちらの好みとはあまりにもかけ離れているのでかえって孤立した気分になってしまった。
 
 甘いビールが嫌いなわけではない。 ベルギーの個性的な上面発酵ビールのなかにはとんでもなく甘いものもあるが、スパークリングワインのようにとても美味しくいただいている。 しかし、よりよいビールを造るために意見を募ってできたのがこの甘い液体かと思うと、言葉に表しようのない脱力感を感じてしまうのだ。
 
 このビールのコンセプト ― 消費者の意見を聞き、よりいいものを作ろう ― という試みは大手メーカーなのになかなか小回りも利いてよろしいかと思うが、あれもこれもと採り入れた結果、完成品は八方美人的でかえって特徴のないものになってしまったように思う。
 
 自分が求めていたのは、このような万人の意見を集約したり流行を採り入れて製造されるビールではなく、トラディショナルなビールだったんだなあとあらためて確認した次第。 国産のエールなら、ヤッホーブルーイングの 「 よなよなエール 」 や、越後ビールの 「 レッドエール 」 のほうがおススメである。 ビールならやはり 「 ヱビスビール 」 に落ち着くようである。
 
 先日のニュースで、キリンビールとヤッホーブルーイングが業務提携を行うことを知った。 諸々の意見があると思うが、ビール人口が減少している折、より良いものを造ってくれるのならば大いに期待したいところだ。
 
 

 昨日 6日(水)、国内ビール大手四社の 2014年6月中間連結決算が出そろいました。 どこのメーカーがどれだけ販売し売上を伸ばしたかなんて、本来酒飲みにとってはどうでもいいことなのですが、上位常連のキリンを抜いてサントリーが大躍進という新聞などの見出しに、キリンビールのお膝元である横浜市民としてはちょっと寂しく感じてしまいました。
 
 記事によると、サントリーは 「 ザ・プレミアム・モルツ 」 やウイスキーの販売を伸ばし、酒類の利益は前年同期比 56%増。 通期の連結売上高予想を 2兆4400億円と、2200億円上方修正した。 一方、キリンビールは、サッカー W杯応援キャンペーンが不発で、売上高は前年 1〜6月と比べ159億円減。 通期の連結売上高予想を 2兆2600億円と、当初比 300億円下方修正した。 アサヒビールは、2月に発売した 「 ドライプレミアム 」 の好調に加え、飲料・食品でも 「 増税の影響を想定内に収めた 」 とし、中間期としては過去最高の営業利益をたたき出した。 サッポロビールは、課税分類をめぐる 「 極ゼロ問題 」 で計上した特別損失 116億円が最終損益の足を引っ張ったが 「 販売自体は順調 」 で、売上高、営業利益とも当初の通期予想を据え置いた、と各社の業績を報告しています。
 
 数字を見れば一目瞭然、キリンの一人負けという状況になっており、、同じ記事内にキリンビール社長の談として 「 ビール類で目立つ新商品がなく、他社の販促キャンペーンにも売り負けた 」 と戦略ミスを悔やんだ、とありました。 販促キャンペーンとは、商品に貼られたシールを集めるとビヤサーバーやグラスなどが必ずもらえる、といったものです。 かくいうワタクシも 「 ザ・プレミアム・モルツ 」 をせっせと飲んで市販されていない 「 初仕込 ザ・プレミアム・モルツ 」 という限定版を入手したり 「 ヱビスビール 」 では専用のグラス(まだ届いていないけど)がもらえるキャンペーンに応募したりしましたから、ワタクシのようにこの手のキャンペーンを利用した人は非常に多いと思われます。 当然この期間中はキリンビールから遠のくわけでして…。
 
 ここ数年のキリンビールには季節の定番商品(秋味・一番搾りとれたてホップなど)以外にこれといった魅力的な新製品がなく、以前のような勢いがまったく感じられませんでした。 一方でキリン以外の各社ともプレミアムビールを中心に販売店限定や地方限定で入手しづらいものもありますが、かなりの頻度で新製品をリリースしており、具体的な数字を見るまでもなく 「 キリンは負けているなあ… 」 という雰囲気が酒販店のビール売場に立つたびに感じられました。
 
 サントリーの 「 ザ・プレミアム・モルツ 」 アサヒの 「 ドライプレミアム 」 サッポロの言わずと知れた 「 ヱビスビール 」 など、各社ともに力を入れているプレミアムビールですが、キリンには 「 グランドキリン 」 というコンビニエンスストア向けの商品しかなく、しかもほとんど TVCMなどをうたないので知る人も少ないと思われます(「 ハートランド 」 はもっと知名度がないかも)。 一度飲めばどれだけ美味しいビールかわかると思うのですが 「 キリンラガー 」「 一番搾り 」 といった大型定番商品が築き上げてきた栄光にすがりついていると、かつては最弱小ビールメーカーだったサントリーにもその座を脅かされることになるでしょう。
 
 これまでに、冷蔵輸送・冷蔵保管厳守のチルドビールシリーズや、すべて国産素材にこだわった 「 ニッポンプレミアム 」 など、個人的には極上と思っているビールを造りだしていたキリンビールなのですから、今後増税が予想される発泡酒や第三のビールなどに注力するのではなく、すべてのビール党を唸らせる逸品をぜひ発売してもらいたいものです。
 
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サッポロ 空模様 4/1(火)発売 サッポロビールネットショップ専用商品
 
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「 流れる雲のヴァイツェン 」 「 陽ざしのピルスナー 」 「 月夜のデュンケル 」
 
 今回レヴューするのは、サッポロビールがネット販売を行う 「 空模様 」 シリーズ。 ヴァイツェン、ピルスナー、デュンケルといったドイツを代表する三タイプの味わいが楽しめるプレミアムビールだ。 それぞれの缶のデザインは 「 流れる雲 」「 陽ざし 」「 月夜 」という空模様をイメージしており、グビグビゴクゴクと豪快に飲むような従来のビールのイメージから離れ、静かにゆっくりとビールを味わうといったスタイルをイメージしているようだ。
 
 今さら感もあるが、ヴァイツェンとはミュンヘンなど南ドイツ地方で造られるビールで、原料に小麦麦芽も用い上面発酵酵母によって造られたフルーティな香りが特徴のビール。 酵母の濾過処理をしていないものはヘーフェヴァイツェンと呼ばれ、白濁した液色をしている。 ピルスナーはチェコのピルゼン地方を発祥とする淡色の下面発酵酵母によるラガービール。 透き通った黄金色とホップの苦味がよく効いた味わいが特徴。 一般的にビールといえばほとんどがこのスタイルである。 デュンケルとはミュンヘンの特産ビールで、ローストした麦芽を使用するので色の濃い(英:ダーク・独:デュンケル)液色になる。 ピルスナーと同じく下面発酵酵母で造られ、麦芽の甘みと香りが特徴だ。
 
 「 流れる雲のヴァイツェン 」 は、空の合間を流れる雲のように、ほんのりやさしく、フルーティーに、がテーマ。 「 陽ざしのピルスナー 」 は、太陽のように鮮やかな切れ味、ということでチェコのザーツ産ファインアロマホップをふんだんに使用している。 「 月夜のデュンケル 」 は、丹念にローストしたカラメル麦芽を使用し、心和むダークブラウンの液色と洗練された甘みを楽しんで、とのこと。
 
 4月 1日の発売開始と同時に予約し、購入時には専用のグラスがオマケでついてきた。 通年販売商品なのでサッポロビールのホームページからはいつでも購入することができる。 グラス付きのセットは現在販売が終了しているようだ。
 
 さてその感想だが、三種類とも香りはそれぞれの特徴がよく出ているのだが、味わいがどれもライトすぎてやや物足りなかった。 三種類いずれもコクが足りなく、アメリカ製のビールを飲んでいるような感じ。 主なターゲットを自分のようながぶ飲みするような中年の酒飲みではなく、生活にゆとりがありビールをじっくり味わいたい 20〜30代の若い人達や、ゆっくりとビールタイムを楽しみたい女性たちに想定したのかもしれない。
 
 この商品はサッポロビール那須工場製で、少量生産しかできないためにネット通販という形でしか発売できないようだが、先日ブログにアップした大手キリンビールのクラフトビール進出に先駆けた販売方法だと考える。 サッポロビールでは、ネット上のアンケートによって造る 「 百人のキセキ 」 といった限定品や、銀座のビルの屋上で飼育されるミツバチが運んでくる酵母を用いて造った 「 銀座ブラウン 」 といったビールも発売している。 キリンビールも今月から先のクラフトビールの予約を開始しており、世のビール党も情報に遅れることのないようにしないといけない時代になってきた。
 
 


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 朝からちょっとびっくりニュース。
 
キリンがクラフトビール専門子会社 代官山などに工場、年10種以上販売へ〜SankeiBiz
 
 「 キリンビールは16日、大量生産を前提としない個性的な 「 クラフトビール 」 の専門子会社を来年1月設立すると発表した。 小規模醸造施設を東京都渋谷区に新設するなど、十数億円を投資。 年間10種類以上の製品をネットなどで販売するほか、地ビールメーカーとの提携も検討する。 2020年に売上高約200億円を目指す。
 国内ビール市場の縮小、特にビール離れが進む若年層の需要を喚起するのが狙い。 キリンの前身となった明治初期の横浜のビール醸造所にちなみ 「 スプリングバレー ブルワリー 」 のブランド名で展開する。 まず9月に第1弾のビールをテスト発売。 購入者の意見を取り入れながら試作を数回繰り返し、来春の発売を目指す。
 製品は、新設する渋谷区代官山と、横浜工場内の専用醸造施設で生産する。 いずれも飲食店を併設し、ビールファン向けの講座や、醸造家との交流会などを通じて、顧客層の拡大を図る。
 キリンの磯崎功典社長は 「 日本の消費者は、各メーカーの横並び戦略に飽きている。 中長期的な視点から、多様な製品作りに取り組みたい 」 と意気込みを語った。
 クラフトビールは近年、欧米などを中心に人気が上昇。 アンハイザー・ブッシュ・インベブなど世界大手も注力し、北米ではビール市場で約14%のシェアを占めるまで広がっている。」
 
 とうとう大手ビール会社がこの分野に本格参入ということになりました。 現在では、アサヒビールが隅田川の遊覧船や自社のビヤレストラン向けにクラフトビールを提供したり、サッポロビールもヱビスビール記念館などでエールやヴァイツェンなど一般市販されていないビールを供しています。
 
 個人的には大手のクラフトビール事業参入は賛成です。 消費者に多様な選択肢が与えられるというのは歓迎すべきことだし、また大手ならではのノウハウの蓄積もあることでしょうからやはり信頼もできると思うからです。 今後はおそらくアサヒビールやビヤレストラン事業に強いサッポロビールなども本格参入を検討するのではないでしょうか。
 
 いわゆる町おこしの一環として製作された地ビールや、都心部に数多ある醸造所つきレストラン(あるいはバー)などで供されるクラフトビールには、正直あまりおいしくないものも存在します(あくまで主観ですが)。 一所懸命造ったことは理解できますが、醸造主の自己満足を押し売りされているようで 「 なんだかなあ… 」 と正直ガッカリすることがありました。 その点、大手企業なら製品の基準がおそらく高いところにあるだろうから信頼ができると思うのです。
 
 ブランド名の 「 スプリングバレー ブルワリー 」 は、1870年に米国人のウィリアム・コープランドが横浜の山手に開設したビール醸造所の名称です。 のちにジャパン・ブルワリー・カンパニーが事業を引き継ぎ、明治21年に 「 キリンビール 」 が発売されました。 ジャパン・ブルワリーは明治40年に麒麟麦酒株式会社として新会社となり現在に至っています。 キリンビールにとって新しい挑戦・パイオニア精神を象徴するに相応しいとして 「 スプリングバレー ブルワリー 」 というブランド名が採用されたとのことです。
 
 新ブランド第1弾の商品名は 「 496 」 とのこと。 9月下旬から来年2月にかけてキリンビールのオンラインショップで試作品を限定販売するらしいので、今から楽しみです。 キリンビール横浜工場は自宅からも近いので、今後は頻繁に足を運ぶようになるかもしれません。
 
 
 各地に被害を及ぼした台風 8号でしたが、関東地方とりわけ横浜は深夜のうちに通り過ぎてしまい、思ったほど風雨も強くなく朝起きてみるとそれはそれはピーカンの青空、天気予報を見聞きするまでもなく 「 今日は暑くなるなあ 」 と。 案の定 30度超えの猛暑日となり、商店街を歩いている人なぞまばらで商売あがったり。 こんなに蒸し蒸しと湿気があるのにこちらは干上がってしまいそうです。
 
 さて今回は、キリンビールの定番商品である 「 キリン一番搾り 」 のギフト専用商品である 「 キリン一番搾りプレミアム 」 をレビューしてみます。
 
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 キリン一番搾りプレミアム 6/11(火)ギフト専用として発売
 
 スッキリとした味わいと飲みやすさで、いくらでも飲める 「 一番搾り 」 をさらにグレード  アップしたのが本製品である。 具体的には…
 
 1・ブラウマイスターが責任監修。
 2・麦汁を搾り取る際に、渋みが出ないように低温で搾り取った。
 3・秋田県大雄産の第一等品ホップ 「 かいこがね 」 を使用。
 4・ホップの投入時期の見直し。
 5・ギフト専用品として高級感のあるパッケージを採用。
  
 以上が通常発売品との違いである。
 
 

 製品アナウンスのあった当初 「 どこかお中元で贈ってくれないかな… 」 などと甘い期待を抱いていたが、そんなウマい話はないので、自分で京急百貨店のお中元ギフトコーナーに行って購入、配送手続きを行ってきた。 送り状に発送主と配送先が同じ住所氏名になるので若干恥ずかしい思いもしたが…。

 愛用のビールグラスに注ぐ。 細かい泡がよく立ってくれる。 ビールの色は通常品 「 一番搾り 」 と比べると若干濃いように感じる。 香りも通常品よりも華やかな印象、ほのかにシトラス系の薫りも感じ取れる。 口に含むと通常品よりも苦みがしっかりと感じ、明らかに味わいの違いが感じられた。 しかしいつまでも残ることはなく、後味は爽やか、すぐにもう一杯と手が出てしまう実に美味いビールだ。
 
 今回使用されている秋田県大雄産のホップ 「 かいこがね 」 は、1980年にキリンビールによって開発されたホップである。 通常品ではチェコ・ザーツ産のファインアロマホップが使用されており、鮮烈で爽やかな香りが特徴だが 「 かいこがね 」 の香りも実に爽快だ。 また、この香りを最大限に引き出すために、通常なら麦汁の煮沸中や煮沸終了後にホップを投入するところを麦汁の発酵中に漬け込むなど製法も見直されているという。
 
 普段はヱビスビールやサントリーモルツなどどっしりとしたコクのあるビールを好んで飲んでいるのだが、この 「 キリン一番搾りプレミアム 」 もそれらに勝るとも劣らないしっかりとしたコクを備えたビールだ。 なじみの飲食店などで酒肴とともに飲むときは通常の 「 一番搾り 」 のようなライトなビールのほうが量が飲めて楽しいのだが、自宅などでじっくりと楽しむにはこのように味わいに個性のあるビールのほうがいい。 一口飲むごとに麦芽やホップの香りを確かめながら味わうというのが、この手のプレミアムビールの愉しみ方だと思う。
 
 今年は 「 サントリープレミアムモルツ 」 や 「 ヱビスビール 」 からも限定品が発売されたので飲み比べてみるのもいいと思う。 昨今のビール離れをした若者を取り込むための奇をてらった商品や低価格なビール風飲料も利益確保や将来のビール人口を考えれば必要だとは思うが、いつもここで言っている通り、ビール愛好家の舌を唸らせる本物をしっかりと造り続けてほしいと思う。
 
 

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