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知人の話ですが、40歳になる親戚の男性が、20歳の嫁さんをもらうそうで 「 こういうこともあるんだからさ、早く若い娘を見つけてお前もいい加減に身を固めろよ 」 などと余計な話までしていただきました。 ということは、彼女が 25歳になると彼氏は 50歳に、彼女が 30歳になると彼氏は 60歳に、彼女が 40歳になると彼氏は 80歳になってしまうわけですよね。 いつまでも若いと思うなよコノヤロー。 いやぁ、人生って意外とはかないものだなぁ…としみじみ感じている wilden_mann です。 ただ、今回は訪問場所の選定に大いに悩んだ。 スイス北東部のザンクト・ガレンを起点にしてボーデン湖周辺 の街を探訪するか、イタリアにほど近いサン・モリッツを起点に してエンガディンの鄙びた山村を探訪するか迷っていた。 してライン川を下りシュタイン・アム・ライン、シャフハウゼンな どの旧市街が堪能でき、また足を伸ばせばリヒテンシュタイン 公国にも行くことができる。 サン・モリッツ基点なら、100年以 上前と同じ風景が残るエンガディンの村々を探訪できる。 一昨年前にティチーノ州に観光に行ったときに訪れたガンド リアやチェントヴァッリの素朴な村の風景に感銘を受けたので、 ぜひとも訪れてみたいところだ。 に決めた。 エンガディン地方は、9月になると気候が安定し ないことが多いことがわかったからだ。 せっかく行ったのに …では残念なので、いつの日かの楽しみにしようと思う。 9月16日(火) 4時30分起床。 昨年と同様雨模様である。 自宅から最寄の駅まで徒歩で20分強。 今回も父親が駅まで車で送ってくれることになった。 5時25分自宅を出発、京急上大岡駅から特急で横浜駅へ。 YCATから、6時10分発の成田空港行きリムジンバスの乗る。 天候のせいもあるが、高速道路はガラガラで 7時20分には成田空港に到着、両替とチェックインを混まないうちに済ます。 1CHF= 99.09円と、昨年よりレートがよかった。 リーマン・ブラザースが経営破綻によって会社更生法手続きに入ったため世界的に為替相場が変動、これで飯食っている人には申し訳ないが、一旅行者には嬉しい話ではある。 17時20分ザンクト・ガレン着。 学校や仕事を終えた学生、サラリーマンで駅はごった返している。 とても賑やかな街だ。 街歩きは明日に回すとして、まずは予約したホテルを探そう。 実はホテルの HPの予約フォームから予約をし、予約受け付けました、という簡単なメールは届いたものの、料金や詳細の書かれた確認書が届いていなかった。 こちらから確認書を送れというメールを出すと戻ってきてしまうという状態で、思えば電話なりFAXなりを使えばよかったのだが、ついに確認書の無いまま、当日の訪問となってしまったので非常に不安だった。 とにかく、受け付けました、というメールだけは印刷して持っていった。 名前を告げると予約はちゃんとコンプリートされており、愛想 良く迎えてくれた。 無事チェックイン、あ〜良かった。 れているのが特徴だ。 ガイドブックに載っていたホテルはど こも料金が高かったので、webで探し出したホテルである。 条件として、駅から歩いていける距離にあり、部屋にミニバー があること、シャワー・トイレが部屋にあること、朝食が付いて 日本円で一泊 10,000円前後であること、だ。 |
My Switzerland
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9月17日(水)くもり。 6時30分起床。 夜、何度か目が覚めてしまった。 飲みが足りなかったか?(笑) 7時15分、朝食を摂りに階下のレストランへ。 いつも泊るところと同じようなコールド・ビュッフェ。 クロワッサンにハムとチーズ。 スイスではこのいずれもが日本と比較にならないくらい美味しいので、つい朝から食べ過ぎてしまう。 ホテルを出て通りを渡ると旧市街の中心を貫く賑やかな通 り、Spiser-gasse(シュピザー通り)に入る。 ほどなく交差 するのが毎日生鮮やチーズなどの市の立つ Markt-gasse (マルクト通り)。 さらに進むと Multer-gasse(ムルター通り) と名前が変わる。 マルクト通りとムルター通りを結ぶのが Neu-gasse(ノイ通り)で、これらの通り沿いには飲食店から ファッション、雑貨、書籍、映画館などさまざまな店が並ん でいる。 早朝でまだ多くの店が閉まっているか準備中だ。 旧市街の真ん中にあるのが、ザンクト・ガレンの中心でもある Klosterhof(修道院)である。 8世紀の創建といわれ、現在の 建物は18世紀に建てられたという。 ここの見所はなんと言 っても二本の塔を持つ Kathedrale(大聖堂)と、中世ヨーロッ パの学問の中心ともなった Stiftsbibliothek(修道院図書館) である。 この修道院は、1983年にユネスコの世界文化遺産 に登録されている。 今日は大聖堂のほうを見学する予定。 修道院図書館は後日訪ねることにしている。 坂は勾配がキツイので息が上がるが、ほどなく開けた通りに 出ることができた。 住宅街を抜けるとさらに上に上れそうだ。 途中ですれ違う人達がみな 「 モルゲン!(おはよう)」 と声を 掛けてくる。 実にいいところだ。 小さなレストランの脇から、緑の草むらが見える。 ここから はどうやら山の中に入るようだ。 林の入り口まで行ってみる と、下界には今まで歩いていた旧市街が、まるで絵本に描か れたかのように見える。 雲が多く白っぽく見えるが、素晴ら しい眺めだ。 天井は、かくも美事に描かれたフレスコ画で埋め尽くされ、純白の柱には金彩と緑色の花飾りが施され、その美しさはどのような言葉を当てたらいいかわからない。 場所にそぐわなかったとは思うが、手を合わさずにはいられなかったほどだ。 本来は静かにしていなくてはいけない場所だと思うが、多くの観光客の驚きと感動の声が聞こえてくる。 なぜか涙が溢れてきた。 こんなに美しいとは想像だにしていなかった。 (ハウプト通り)に出る。 カラフルな壁画に装飾出窓を持つ 土産物屋がずらりと並んでいる。 観光客でとても賑やかだ。 スイスをイメージする可愛らしい民芸品がたくさん並ぶ。 大小さまざまなサイズのカウベルは、飾りが何種類もあって 楽しい。 名産であるチーズやハーブ酒を売る店も多い。 通りの終りが青空会議の開催されるランツゲマインデ広場で で普段は駐車場に利用されているただの広場である。 それ でも会議の行われる 4月末には、観光客も含め多くの人達 で溢れるという。 お昼時なので食事をしたいのだが、閉まっている店が多いの はどういうことか? また、開いていてもどうも一人では入り 辛い雰囲気の店ばかりだ。 プスバート)に向かおう。 再び電車に乗ること約10分。 駅に降りると、見事に何にもないところだ。 駅前にホテルが 一軒建つのみ。 駅裏にはロープウェイ乗場とボブバーンと 呼ぶレールを走るコースターの乗場がある。 ロープウェイのチケットを求める。 これから行くのは、Kronberg(クローンベルク山 1663m)の山頂である。 乗場から山頂を仰ぎ見ると、ガスっていてどうも天候がよろしくないようだ。 でも、ここまで来たらしょうがない、とにかく登ってみよう。 乗客はそんなに多くなく窓際から景色を楽しむことができたが、まもなく雲の中へ。 あたりは真っ白、一緒に乗った子供も泣き出しそうな顔をしていたが、突然雲が切れるとカンカン照りの太陽が! 帰りのロープウェイはハイキングを終えた乗客で満員になった。 最後に乗ったので必然的に窓際になったのだが、カメラを持ったアメリカ人と思しき年配の女性が、景色を撮りたそうだったので場所を譲るととても喜んで、連れの人からも何度もお礼を言われた。 St. Muritius Kirche(聖マウリティウス教会)に入ってみた。 小さな教会だが、ここの天井のフレスコ画もザンクト・ガレンの大聖堂と同じく素晴らしいものだ。 ステンドグラスから差す陽光も幻想的だ。 内陣祭壇も美事で、ガイドブックにはあまり載らないが一見の価値ありだ。 せっかくだからお土産をいくつか買っていこう。 アッペンツェルでは地ビールも売られている。 いろいろ種類があるが、器械栓の付いたヴァイツェンを買う。 僕の店に飾るカウベルも買った。 チーズも欲しかったが、家人が苦手なので今回はあきらめた。 |
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9月18日(木)くもり。 6時00分起床。 毎日早くベッドに入るので夜中に何度か起きてしまう。 今日はシャフハウゼンとラインの滝に行く予定。 7時05分、早めに朝食を済ませ、50分にホテルを出る。 ザンクト・ガレンの駅で、日本で購入しておいたスイスパスのヴァリデーションをする。 今日から四日間乗り物がフリーパスになる。 の Bahnhof-strasse(バーンホフ通り)を渡り、いずれの道 を直進するとそこが旧市街。 もっとも賑やかな Vorstadt (フォルシュタッド通り)に入り、噴水のある辺りが Fronwag- platz(フロンヴァーグ広場)である。 広場には、10種類の時 がわかるという 1564年建造の Fronwagturm(天文時計塔) が建つ。 シャフハウゼンは、古くからライン川の水運交易で栄えた 歴史のある街で、地名は 「 船の家 」 という意味がある。 シャフハウゼンの街から、ライン川を 4km下ったところには、 この後訪れる予定である 「 ラインの滝 」 がある。 サン・ゴッタルド山塊の東側にあるトゥーマ湖を源とし、グラ ウヒュンデンの山々の水を集めながらボーデン湖、ウンター 湖を経由し、再び川となってヨーロッパ中部を流れ、北海へ と注ぐライン川。 1320kmにも及ぶライン川の唯一の滝で、 川を下る船の航行を妨げる難関となっていた。 それゆえに 滝を避けるためにいったん荷物を陸揚げする必要があり、そ こで発展していったのがシャフハウゼンの街の始まりである。 スイス風の建物よりもドイツ風の建物が多いのが特徴だ。 まずいったんフロンヴァーグ広場を背にして旧市街の端にある Obertor(オーバー門)から。 そこから真っ直ぐ伸びる Vorder-gasse(フォルダー通り)を歩く。 日常的にこの街を利用する現地の人々にとっては見慣れたものであっても、僕のような旅行者にとって非常に珍しいものが、多くの建物に付けられたエルカー(装飾出窓)や、ファサードを彩るフレスコ画の数々である。 ほどなくすると右側に素晴らしい彩色の施された建物が現れる。 Haus zum Ritter(騎士の家)と呼ばれる建物だ。 1566年に建造され、神話とローマの歴史をモチーフに 「 徳 」 を表現した壁画は 1570年の作品と伝えられるが、現在の絵は復元されたもので、オリジナルは近隣の万聖博物館に保管されている。 しかしながらその美しさは圧巻で、道行く旅行者の足は必ずここで留まるはずである。 造物と伝えられる Munster(大聖堂)である。 併設されてい るのが前述の万聖博物館である。 通りの左には St. Johann Kirche(聖ヨハネ教会)がある。 通りを直進すると、Bachstrasse(バッハ通り)に交差、さらに 直進し、左側にある建物の間の細い階段を上るとブドウ畑が 左右に広がる。 この畑の頂上にあるのが Munot(ムノート) と名付けられた世にも珍しい円形の城である。 ムノートは、街を守る監視塔として建築家アルブレヒト・デュー ラーの 「 理想の砦 」 論を具現化したもので、1564年〜1589 年にかけて建てられた円形の城である。 円形のため、どの 方向からの攻撃にも身を守れる…はずであったが、戦闘と呼 べる戦闘も無くほとんど役に立たなかったらしい。 屋上はベンチの並べられた広場になっており、銃眼からは シャフハウゼンの街並みから牧草地、ライン川まで一望する ことができる。 現在では文化遺産として市民の憩いの場に なっている。 時計を見ると 12時15分、そろそろ昼食にしよう。 ムノート下の Unterstadt(ウンター通り)には、数件の飲食店が並んでいる。 Casanovaという入りやすそうなピッツェリアがあったのでそこでピザでも食べよう。 いつものようにまずはビール。 Falken Bierというシャフハウゼンのビールだ。 数種類があるようだが、供されたラガービールは、すっきりとクセがなく、軽い飲み口のビールで何杯でもいけそうだ。 ピザは、プロシュートとキノコのピザを注文、30cm以上あるピザで厚みがあり食べ応えがある。 塩分は丁度よかったが、プロシュートがちょっと少なかったのが残念。 お腹は一杯になった。 Rheinfall(ラインの滝)は、落差は約 25mだが、幅が 150mほどあり、小さなナイアガラといったところ。 水量は毎秒約 700立方メートル。 すぐ目の前をすさまじい量の水が落ちていく。 これはすごい! 滝の中央に小島があり、展望台が設けられている。 ぜひあそこに行ってみたい! 川岸にそこまで行く遊覧船乗場がある。 6.50CHFを払い、いざ出発! 滝壺が近づくと、その水量に圧倒されそうだ。 小島の階段は狭く急で、周りに響く轟音でいやがうえにも恐怖感が増大する。 やっとこさでテッペンまで上がる。 2〜3人で一杯になってしまう展望台は手摺に囲まれているが、高所恐怖症や心臓の悪い人はやめたほうが無難だ。 スゴイ! この水量たるや、スゴイ!としか言葉が出てこない。 飲み込まれそうな大迫力! と同時に、今まで空をおおっていた雲が切れて陽射しが出てきた。 ラッキーだ。 一緒に船に乗った女性が僕のカメラで写真を撮ってくれた。 とにかくこのライン川唯一の滝の情景を思う存分目に焼き付けた。 いい思い出になった。 15時過ぎに電車に乗りシャフハウゼンに戻る。 フォルシュタッド通りでいくつか土産を買った。 午前中に見なかった Schwabentor(シュヴァーベン門)や、歩かなかった小道をたゆたう。 美事な装飾の出窓、壁画に目を奪われながらの街歩きはとても楽しかった。 |
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9月19日(金)くもり。 本日は、かねてよりとりわけ楽しみにしていたリヒテンシュタイン公国を訪れる予定。 毎朝、スカッと晴れてくれないのが気がかりだが、今日はとりわけどんよりしている。 雨が降らなければいいけれど…。 駅を降りると、Walzenhausen(ヴァルツェンハウゼン山)行き登山電車のホームがあるが、今回はオミット、駅前通りを渡り旧市街へ。 といっても、全長僅か 200m足らずの小さな街である。 かなり昔に建てられたのであろう木造の建物が多い。 まだ朝が早いのか、街はとても静かだ。 しかし、ホテルなどずいぶん前に閉鎖されているようで、営業していない店も多くあるように思える。 どこか日本の地方都市にも似た寂れた雰囲気が漂う。 塔の手前には BBQをした跡が…、誰じゃこんなところで(笑)。 塔はかなり古く、かつては城壁を形成していたのだろうと思われる。 丘の頂上にあり、ライネックの街の護りのように見える。 と、ここでぽつぽつと雨が降り出してしまった。 次の電車までずいぶんある。 どこか店に入ろうにも、駅前はキオスクがある程度でまだ営業していない店ばかりだ。 折りたたみ傘を出して、川沿いの鳥たちを眺めながら時間をつぶすことにした。 ファドゥーツはとても賑やかなところで交通量も多い。 切り立った山間を見上げると、中腹には大公一家の住む Schloss Vaduz(ファドゥーツ城)が見える。 この日は外装の補修かなにかでクレーンが建っていたりしてちょっと残念な眺めではあった。 ガイドブックに沿って近辺を散策してみた。 通りの端から住宅街に入ると、石畳の通りがなんともいい感じだ。 建物の出窓には花が飾られとても可愛らしい。 しばらくすると、たわわに実ったブドウ畑が…、そう、公家のブドウ畑である。 この畑から公家のワイン Hofkellerei des Fursten von Liechtenstein が造られるのだ。 敷地内には、レストランやワイナリーも併設されており、畑の中も歩けるようになっている。 もう一週間以内にきっと収穫されるのであろう。 いい時に来ることができた。 畑には僕以外誰もいないので、この畑の中で買ってきたサンドウィッチとビールで昼食にした。 いい気分である。 ビールの代わりにワインでもよかったかも。 20分ほど歩いて城に到着、やはり補修工事の真っ最中であったが、城は思いのほか大きく立派である。 歴史は古く、12世紀に建造され、一度焼け落ちたが、16世紀に再建され現在に至る。 リヒテンシュタイン大公一家の住居となっているため、一般公開はされていない。 城と景色を十分堪能した後、土産物屋が軒を連ねるシュテットレ通りに戻ろう。 観光客も多くなり、とても賑やかになってきた。 僕も鳩時計のデザインをした陶製のビヤマグや、リヒテンシュタイン公家のワイン(赤白の二本入り)などを買った。 とてもいい土産ができた。 後日このワインを飲んだが、軽い飲み口で甘くもなくとても美味しかった。 赤も白もどちらも良かった。 土産物屋の中に一軒、100台以上の鳩時計を展示する店があり、土産に、と思っている人は必見である。 街、Triesenberg(トリーゼンベルグ)に向かった。 日光の いろは坂のようなつづら折の坂道を登り、中腹に位置する この街から眺めるライン川や、街並みを望む景色が実に 素晴らしい。 バス停の回りはこれといった見ものもなく、 小さな郷土博物館がある程度だ。 夜景がきれいとのこと だが、そこまではいられないのでしばらくの休憩の後、 ファドゥーツ行きのバスがやってきたので戻ることにした。 発のザンクト・ガレン行きの電車に乗る。 ホテルにいった ん戻り荷物を降ろしてから、修道院の近くにあるイタリアン (Schwanen)で夕食。 ビールとグリーンサラダ、スパゲテ ィ・ボロネーゼを注文、量も多く味もよく、また愛想もよく とても満足した。 飲んでいると、TVでドイツ語版のスターウォーズ・エピソー ド 1 が始まった。 しばらく見ていたが、歩いた疲れで最後 まで見ることなく寝てしまった。 しかしながら、リヒテンシュタイン公国、想像以上にいいとこ ろでとても印象に残った。 |
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9月20日(土)晴れ。 6時30分起床、今日はライン川クルーズにはもってこいのいい天気だ。 朝食を摂っていると電車に間に合わないので、駅にあるキオスクでサンドウィッチを買い、7時31分発の S-Bahnに乗りクロイツリンゲンで下車する。 ガイドブックでは、船に乗るには Kreuzlingen(クロイツリンゲン)からとなっているのでこの駅で降りたが、実際には一つ前の駅 Kreuzlingen-Hafen(クロイツリンゲン・ハーフェン)で降りれば船着場は目の前である。 一駅歩くのは疲れたよ。 8時50分、船着場に到着、スイスパスが有効なので乗船賃は 要らない。 船は 9時00分に出るのだが、乗船する客がほと んどいない。 天気がいいのでデッキに座ったが少々寒い。 風がないので陽が高くなれば暖かくなるかも、とタカをくくって いたが、フリースの一枚も持ってくるんだったと後悔、かとい って船室に入ったらせっかくの景色が見えにくくなる。 我慢してデッキに座っていた。 11時25分、シュタイン・アム・ライン着。 船上が寒かったせいかくしゃみと鼻水が止まらない。 これには参ったね。 天気がよく暖かいのがまだ救いだ。 次の船が出るのは 16時30分、十分に時間がある。 船着場を降りると、川沿いには美味しそうな香りを漂わせているレストランが数軒並んでいる。 天気がいいので外に並べられたテーブルにはもうすでにお客が入っている。 ここではライン川で獲れる魚料理が自慢のようだ。 Stein am Rhein(シュタイン・アム・ライン)は、ラインの石(Stein)という意味があり、街の上流にある大きな岩がその名の由来になっている。 ローマ時代からの歴史を持ち、今もなお中世の面影を色濃く残す街の建物は色とりどりの花で飾られ、装飾出窓と美事な壁画が描かれていることから、現在では 「 ラインの宝石 」 と言う意味があてがわれている。 12時ちょっと前、まだどの店も席は空いているので、表に掲げられたメニューを見ながら店定め。 Rheingerbeという店がよさそうだったので、外に並べられたテーブルに座る。 ビールと川魚のソテーを注文した。 困ったことにくしゃみと鼻水が本当に止まらない。 風邪引いてなければいいが、寒気がまったくないのできっと冷えただけだろう、ビールでも飲めば直るだろうと一杯目は軽く飲み干しもう一杯。 旧市街はさっきより賑やかだ。 広場の周りの建物は競うようにして美事な壁画で飾られている。 それぞれ 「 王冠の家 」「 鹿の家 」「 石葡萄の家 」 などの名称がある。 木造の古い建物も多く、14〜15世紀にかけて建造された Kloster St. Georgen(聖ゲオルグ修道院)や、建物の中に 19世紀の暮らしをそっくり再現した Museum Lindwurm(リントヴルム博物館)は大変興味深い。 なっていて、長い年月をかけて増改築されている。 内部は おもに19世紀の中産階級の暮らしぶりを再現、現代とほとん ど変わらない居間や寝室、子供部屋などがある一方で、納 屋や穀物貯蔵庫があるなど、古民家と近代的家屋が同居し ていて面白い。 調度品の数々はほとんど当時のオリジナル のようで貴重なものを間近で見ることができる。 各展示部屋 に日本語の解説書も備えてあり、受付の女性ともどもとても 親切だ。 スイスパスで無料で見ることができた。 鼻水はあいかわらずだが、天気がいいので丘の上にある Burg Hohenklingen(ホーエンクリンゲン城)に行ってみよう。 旧市街のもうひとつの門、Obertor(オーバー門)から旧市街を出て住宅街を抜け道なりに歩くとブドウ畑が広がっている。 案内板の指示に従い畑の中の山道を登っていく。 急な坂道だが、途中で見える景色は素晴らしい。 約 20分ほどで城にたどり着く。 ホーエンクリンゲン城は、12世紀頃に建造された城塞で、街の守護を担う見張り塔として使われた。 幾度となく破壊されたが、1895〜97年にかけて修復され、内部はちょっとした資料室と展望レストランがある。 塔は上部まで登ることができ、銃眼から望む旧市街やライン川、アルプスの山並みの眺望は美事である。 城を降りて再びブドウ畑の中へ。 収穫は目前で、さぞや美味いワインになることだろう。 旧市街に戻り、細い路地を建物や出窓を眺めながら歩く。 鼻とくしゃみは出るがいい気持ちだ。 船着場横のキオスクでビールを買い、16時30分シャフハウゼン行きの船を待つ。 多くの観光客がいて船は混みそうだ。 よう。 チューリヒの街は四年ぶりである。 以前も行ったことがある Zeughauskeller (武器庫)というビヤレストランで食事をしよう。 土曜日のチューリヒ中央駅は若者や観光客でごった返している。 こんなに混んでるとは 思わなかった。 駅前の Bahnhofstrasse(バーンホフ通り)を直進すること約 800m、あっ たあった武器庫が。 が、しかし店の左右の入り口は入店待ちのお客であふれている。 こりゃ参ったな。 とにかく入り口に並びしばらくすると、店員が人数を聞いてきたので 「 一人 」 と答えると、すぐに席を作ってくれた。 この店は観光客が多く、遠くの方から 日本語もちらほら聞こえてくる。 ボリュームがすごい。 直径は 3〜4cmはあり、長さも 25cm くらいはあるのだ。 これに付け合せのポテトを平らげるとお 腹は一杯になる。 ほどなくして出てきたシューブリック、これ は美味そうだ。 さっそく一口、歯ごたえもあり、肉汁が口いっ ぱい広がり、ビールともよく合いこれは美味い! ザンクト・ガレンの名物を隣街のチューリヒで食すのもなんだ が、とにかく目標のひとつは達成、味にも大いに満足した。 いろいろなところに行き、いろいろなものを見て、食べて、とても充実した一日になった。 シャワーを浴び、缶ビールを開けて 11時半頃ベッドに入った。 |





