宗麟のまち 模型と私

自然を畏れること、忘れてはいけないなあ・・・

マレーシア探訪記

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さて、私が泊まっていたのは
スイス・ガーデン・ホテルという
こりゃまたなかなかよいところ。

クニを出る時、某航空トラブル・・あ、いやいや・・
某航空トラベルのO氏に、航空券からホテル、はたまた
臼杵から前泊する博多までのJR特急券にいたるまで全てを任せ、
さらには仁川の乗り継ぎが大変不安だぁと、泣き言
いやいや、要望を素直にお伝えしますと
わざわざ社員の方一名を私のもとによこしてくれて
これまた至れり尽くせりのレクチャーしていただきましたよ!
まーほんと、ご親切にありがとう。
にもかかわらず、KL空港であたふたあたふたしたのは
KL空港での入国手続きのレクチャー受けてなかったからなんです・・・
多分、
「そこまでせんでも、わかるはずで」
という思し召しがあったからかもしれませんが
世の中、そこまでしていただかないと
大変なことになる人物だっているということが
今回初めて判明致しました・・
そう、身をもって

いや、返す返す、ホテルは広く、美しゅうございました。
ありがと、Oさん
でもね、

「いやー、このホテルからだったら、ミュージアム・ネガラ(マレーシア国立博物館)まで
 歩いていけますよ、はははははははははははははははははははははははははははははははは」

とか抜かしてたよな・・・
とてもじゃねえけど、歩いていけるようなとこじゃなかったぜ!
それがなぜなのか、今日のお題の一つです!


えー、ところで
私の泊ったこのホテルは、このKLで有名な繁華街のすぐ近く

イメージ 1


「平手で張るのが ビンタンブギ♪
 横っ面張られて ビンタンブギ♪
 たまには往復  ビンタンブギ♪
 悪行はたらき  ビンタンブギ♪
 とっても痛いぞ ビンタンブギウギ〜♪」

「いえ、ですからね
 ビンタンブギじゃなくて、ブキッ・ビンタン(Bukit Bintang)通りです」

と、ガイドのMさんの冷静なご教示。

そう、ここは、そうですね・・東京で言ったら、上野のアメ横でしょうか・・
大分で言ったら、府内五番街
臼杵で言ったら、八町大路(旧・シルバーロード)

マレー人だけではなく、インド人、パキスタン人・韓国人・中国人・はたまた日本人まで
店を出してる、賑やかな繁華街です。
まー、歩く人も多いけど
この車の多いこと多いこと・・・

Mさんによりますと
マレーの方々のステイタスは
「かっちょいい自家用車を持つこと」
だそうで、
生活費は日本よりはるかに安くて済むのに、
車は日本と同じ価格・・・
さすがに女房を質に入れても買う人はいないかもしれませんが
結構無理しても、車はよいものを買う、というのが、このお国だそうです。

だからみなさん、あんまり公共交通機関はお使いにならないため
どこもかしこも、道は車で溢れています・・
「えー、こっちが抜け道なんですが」
と行ってみたところで、皆さんここが抜け道だと思ってますから
またそこで大渋滞!

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以前、「フィリピン大突撃冒険隊」でさんざんビックリした、マニラの交通事情でしたが
KLはその比じゃあないような気がします
確かにマニラでこんな渋滞にはでくわし、
折りあらばスキあらば、車が割り込んできて、おっかない目を見ましたが
この街には、それ+スピードがある・・

さらに
割り込むとき、
マニラのみなさんは方向指示器をつけずに入ってきますが
ここの方々は
割り込んだ後に方向指示器をつける人も結構います・・・

「いや、それじゃハナっから、方向指示器なんてつけなきゃいいじゃあないですかあっ!」
と言ったら

「あ、それは多分、事故が起きたときに
『オレは方向指示器つけてたから悪くない!むしろエライ!』
 と、言い訳できるからだと思いますよ」
とMさん
はあ・・そうなんですね・・・

でもまあ、マニラはあんだけ「毎日が『スピード』」みたいな状態でも
事故があんまりないということでしたので
この国でもそうなんだろーなー。
なんだかんだ言っても、ちゃんと気をつけてるんだろーなー

「あ、マレーシアって、東南アジアで一番事故発生率が高いんですよ!」

すみませんでした・・・・・・


で、日本のように歩道が完備されているトコはまだまだ少なく
よしんば歩道のある道路であっても、横断歩道がない・・
よしんば横断歩道が、しかもたいへん運のよいことに歩行者用信号機着き横断歩道があっても
僅か10秒ほどで信号が変わるし
その半分ほどの時間、つまり5秒くらいは、
ひっきりなしに車が突っ込んでくる・・
40mをわたりきるのに、5秒・・・
私の高校時代の50m走レコードは、5.7秒

わたりきれるわけ、ないやろっ!
もう寄る年波に勝てネエって!

「ですから、ホテルからミュージアムまでは
 歩くのはよしたほうがいですよ。
 一番無難なのは、タクシー・・うーん、そうだなあ・・
 やっぱりタクシーですかねえ・・・」
と、Mさん・・

「うーん、・・そうだなあ・・・やっぱり」
がちょいと気になりましたが
2日目からは、博物館まで

「うーん、・・そうだなあ・・・やっぱりタクシー」

で行くことになりました。

で、まあ
これがまた・・・

【つづく】

※ブキッ・ビンタン(Bukit Bintang)とは
 日本語に訳すと
 「星ヶ丘」だそうですよ(Bukit=丘 Bintang=星)。
  ロマンティックですね〜
  張られなくて、本当によかった、よかった









 
 
えー、またまた随分ご無沙汰してます・・
ホント、最近また仕事が立て込んで、帰るのはいつも22:00過ぎになってしまいます・・
D51も今月になってまったくさわってないし・・・
さあ、D51造ろうかぁ!
てなときに
今まで作った分がどこへいったかわかんなくなるなんてことになったりして・・

はい、ボヤキはそんくらいにして
マレー密偵記の続きでござります。

【前回までの粗筋】
マレーと言えば、おっかない虎と海賊が名物らしいと聞いていたが
諜報活動もまた名物らしい。
本来ならば、ターバンにサングラスを着用せねばならないところだが
それはあんまり恥ずかしいし、絶対に入国管理でとっつかまりそうだから
素顔のままでマレーの某機関に潜入することとなった。
本来言葉が通じないところであったが、ボランティアの方に通訳していただいたお陰で
その潜入先の機関の最高責任者や担当者に
「あー、いいよいいよ、なんでも見ていってちょーだいな。
 がんばって諜報活動やってね!」
と最大限の便宜とご理解を賜ることになった。

それで今、関係者の皆様のあたたかいご配慮のお陰で
某機関において諜報活動中である。


で、今回は、見てビックリ!聞いてビックリ!
ところ変われば品変わるオハナシ・・


えー、密偵活動と言えばやはり、相手方の軍事力や兵器の開発状況を調べるのが相場ですが
私も潜入先の関係者の皆様のお陰で、あからさまにこれらを調査することができました!7
本当にありがとうございました。感謝のきわみです!

その兵器といいますのが、この機関にはたくさんたくさんありまして
しかも
「あー、どれでも好きなの見て行ってね!」
とのこと・・
おまけに
「オレはこの兵器が大好きでなー、若いころはやんちゃしたもんだよ・・」
みたいな話もしてくれるスタッフの方もいらっしゃいます。

で、その兵器といいますのが

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といった、最新鋭の牡蠣(旬ですね〜)・・あ、いやいや
夏季(えー、もー、マレーは常夏ですからね〜 しかも今は雨季)・・・おっと!
火器である「大砲」です。

どうです!私はこんな軍事機密に触れてるんですよっ!

うーむ、なんと恐ろしいほど充実した火器群だ・・

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↑これなんか、「ランタカ砲」という、ジャワ海沿岸地域独特の火砲で、

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↑こいつにいたっては、ボルネオ島で普及しているドラゴンキャノンという
とってもかっちょいい火砲だ!
ドラゴンは火を吹く程度だが
ドラゴンキャノンは火と弾を吹くぞ!おっそろしい!
戦艦大和の46cm砲がいかにでっかくて強力であろうと
見かけはこっちのほうが強そうだ!

うーん、諜報のやりがいのあるところだ
この事実を知ったら、日本の方々はたいそう驚かれるに違いない!


はいはい、そーですよ、そーですよ・・
わかってますって、これらの火砲はね、賢い皆様のご推察どおり
16世紀末から18世紀末にかけてジャワ海沿岸地域で造られた
古式前装砲なんですよね、これがまた・・・
ちょっと兵器が出てきたら、なんだか
ホントにスパイになたよーな気がしただけですよ・・自己陶酔・・

実は、ここは、マレーシア国立博物館(Museum Negara)の構内なんです。
世界には各国の国立博物館がたくさんあるわけですが
こうした古式銃砲を歴史資料として展示する国立の総合博物館はそう多くはないようです。
現在、マレーシア・インドネシア・ブルネイに分割されているマレー語圏諸国は
15世紀〜18世紀において、青銅製鋳造砲の名産地だったんです。
その背景には青銅の原料となる銅がジャワで
錫がマレー半島で大量に確保できると言う資源的な意味もあったようですが
なにより中・近世にジャワ海沿岸を分割統治(形式的にも)していたマレーの藩王(スルタン)たちが
自らの権威の象徴のために造らせたことにもよるようです。

「へー、じゃあ、この大砲って、みんな飾り物なんですね」
と博物館の学芸員さんに諜報(もー、えーっちゅーねん・・)してみたら

「そーです、そーです。マレー人はもともと、大砲を撃って敵を撃退するなんて発想はなかったんですよ
 まあ、大砲は随分おっかないもんだということはみんな知っていたんで
 『この恐ろしいもんを持っちょるワシは偉れえんぞ』と、王様が威張るために持ってたわけですね。」

おおっ!そーなんだ!
現代で言ったら、ある意味「核兵器」みたいなもんか・・・

「いや、それともちょっと違うかもしれませんね・・
 要するに、富の象徴、といった意味合いが強いようです。
 王様どうしで、大砲を贈ったり贈られたりしてるし
 この国では例えば『オラム・サル・ンパッ』と言えば
 『4門も大砲持ってるお大尽』という意味で、金持ちの象徴のように例えられることもあるんですよ」

おおっ!大金持ちならぬ、大大砲持ちってとこか・・

え、でも・・
へっ・・大砲って、ご贈答用なの・・・

「えー、そうですよ。ほれ、お手ごろサイズなこの小さな大砲(長さ40cmくらい)
 これなんて贈り物用ですよ」

恐れ入りました・・

でも考えてみれば、
日本でも、西洋でも、中近東でも
武器や兵器は単なる人殺しの道具ではなく
それを丹念に心を込めて作り上げることで
人の気高い精神を示す威信財として、贈答されることはよくありますね。

「マレーの大砲にしても、刀剣(クリスという、大変優れた短刀が名物です)にしても
 この出来栄えや、保有数によって明確に自己や相手の階級的位置づけ、そしてそれにふさわしい交流を行うことで、
藩王国同士の平和と秩序が保たれてきた面は多分にあるのです。
しかし、1511年、ポルトガルがこの周辺に襲来し、マラッカを海上から攻めたとき
ポルトガル船からの砲撃音でマレー人が一気に逃げてしまったというくらい、
マレー人は「大砲」を戦争に使うなどという発想はなかったようなのです。
これが是が非かということではなく
マレー人は「兵器」を文化的に使用することで平和な国づくりをしようとしていたことは確かでしょう」

学芸員のMr.Sはこう物静かに、そして誇り高く語ってくれました・・・

15世紀・・・
外洋航行船建造技術の進歩によって、スペイン・ポルトガル人は東南アジア地域の資源に目を着け
ローマ法王の権威を以って、世界を我が物にしようと考えます。
「大航海時代」と、夢をかきたてられる表現で日本では呼ばれるこの時代・・
それはある意味、世界の各国が、それぞれの存在を始めて正確に知る契機となったこともありますが
それまで独自の高度な文化を以って、平和的に均衡を保っていたアジア地域に
植民地支配と言う、こうした文化を武力で否定してしまう行為が行われるきっかけでもあったわけです。
その影響は、現在でもアジア諸国のあちこちで暗い影を落としているのも事実です・・

文明と文化は、大きく意味が違うかもしれません。
文明が単に技術発展を指すものだとすると
文化はそれをどう使って、どのように地域や国や世界を調和させていくのかということになるのでしょう。
文明だけでは、人は高度な技術を持つ精神的野蛮人になりえる可能性もまたあるかもしれません。
それを「文化」が、よりよき方向に導く役割を果たしているのでしょう。

15世紀〜16世紀における、ジャワ海沿岸地域の金属加工技術は
同時代の日本や中国を上回っている印象を、今回の「諜報活動」で感じました。
いま私たちがアタリマエにやっている「ハンダ付け」だって
もとを正せば、ジャワ海沿岸地域での真鍮製キセルの接合に端を発し
17世紀になってやっと日本に伝わってきたものとのことです。

16世紀前半における、ポルトガル製青銅製鋳造後装砲を見ると
砲身に装飾を施さない事例を多く見かけます。
しかし、16世紀後半、
つまりアジア地域の植民地支配が軌道にのって来た時代の青銅製鋳造前装砲には多くの文様が施されるようになり、
その伝統は18世紀まで続きます。
この時代の西ヨーロッパで製造された大砲のなかには

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このような三角の文様を施すものもあります。
(写真はジャワ海沿岸地域製のランタカ砲)
実はこの文様は、マレー地域独特の文様なんです。

で、この“Pucuk rebang”(プチュッ ルボン)と呼ばれる文様のモチーフが、これまた!

コレなんです・・・

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えっ、コレがなんだかわかりますか!?
わたしゃ、初めてコイツにお目にかかったとき、
コレがアレだとは全く想わなかったんですよ!

だって、あなた
あなたは皮が真赤なタケノコ食べますか!!

そう、コレが、マレーの竹・・・

ところ変われば品変わりますが、
うーん、コイツのタケノコはなんだか・・・
食べたくないなあ・・・


※ちなみにマレー語の“Pucuk rebang”とは
 「若い葉」という意味です。
 竹のすくすくと茂った笹を表現したこの文様は
 マレーでは大砲だけでなく、布地のほかさまざまな場面で用いられ
 マレーを代表する文様のひとつです。
さて、私はガイドのMさんの車で、某特務機関施設に潜入することになりました。
今回の潜入行動については、この特務機関の中で活動する
Mさんとそのグループの大いなる協力があったのです。

そーでもなけりゃ、あたしゃ英語も、ましてやマレー語も
わかるわけないやん!

言葉がわかんなきゃ、諜報活動もへったくれもないわけですよ、これがまた!

Mさんの車は、そのままこの某機関の駐車場に滑り込みました
「あー、駐車が乱雑な人が多いから、止めにくいですね〜」
けっこう駐車枠なんて、気にしない人が多いみたい・・

で、車から降りてあたりを(それとなく)偵察していると

おおっ!

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蒸気機関車がいるではないですかあっ!
私は任務をイキナリ忘れて、デジカメの貴重なメモリーを消費する・・
それが、鉄の、鉄たる本能なのだ!
最近ちょっと「撮り鉄っちゃん」になってきてるなあ・・

さらに右を向くと

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トーマスだあっ!

おっと、正面には

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ディーゼル機が!

おおっつ、鉄に浸る、この快楽・・・

「えー、じゃあそろそろ行きましょうか!」

Mさんの声にはっとし、我に返りました。
そう、私にはこれから重大な任務が待っているのだ!
この機関に潜入し
極秘裏にこの機関内の「ある秘密兵器」を探らなければならない!

そして、そのためには
Mさんと一緒に、この機関の最高責任者のもとへ行き
密偵として諜報活動を行う趣旨と
これからの潜入活動のスケジュールを
丁寧にご説明差し上げて、許可をいただかなくてはならない。
これからの密偵活動は
「明るく、楽しく、堂々と!」がキャッチフレーズになるのだ!
終始和やかな雰囲気での諜報活動でなくてはならない。

でも私にそんな語学力はないから
そこはMさん、ひとつしっかりとがんばっていただこう!

「はい、9:30にボスにお会いする約束ですから、急いで急いで」
はいはい・・・

で、ここの責任者であるMr.Kにご面会!
Mr.Kは、日本で言ったら桜木健一に体格・雰囲気が良く似てます。
おまけにはだし・・
とても頭の回転が速く、そしてエネルギッシュで、親切な方。
こっちがそっと探りを入れようとする前に
ぜーんぶそっちから情報をしゃべってくれた挙句

「ハイハイ、好きなもん、なんでもみていいからねっ。担当者の言うことを良く聞いて
 いい子で密偵するんだよ〜。
 諜報活動終ったら、結果をレポートして教えてね〜」

フレンドリーだ、フレンドリーだ、とってもとっても親切だ!
やはり、密偵と探られる側には、
こうした健やかな信頼関係がないといけませんね!
実は私も出発前、
デタラメな英語でつづった諜報活動許可文書を送っていました。
少しは意味が通っていたのかもしれません。
でもやはり、諜報活動には語学力が必須ですね、反省反省・・

で、とりあえず何もかも暴露してきたから
堂々とこの施設内で偵察行動を極秘裏に行います。

で、最初に目に入ったのが
これだあっ!

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おおっ!
こりゃ 「独楽」じゃあないですかあっ!
おまけに下の写真のように、なんと
「打ちゴマ」がある!

私たちの大分県では、紐を使ってまわす独楽は
回し方で大きく2種類に分けられます。
一つは、サイドスローで投げる「平ゴマ」
これは扁平な円錐形をしています。
もう一つは、上から叩きつけるように回す「打ちゴマ」
こいつはアポロ11号の司令船のような形をしており、上面には人指し指を置く小さな凹みがあります。
主に「喧嘩ゴマ」に使うものです。
実はこの打ちゴマ、九州でしか見ることができないと聞いたことがあります。
現在でも見られる「佐世保ゴマ」と呼ばれる長崎県佐世保地方の独楽が、このタイプなのです。
臼杵ではもう、15年前に絶滅してしまいました(臼杵の玩具店に最後まで残っていた打ちゴマを購入し、某資料館の要請で送ったのが私です)。

それがあーた、遠く離れたマレーでおんなじようなもんがあるから、びっくり!
そのそばにいたマレーの人に(Mさんを通じて)この回し方を聞いてもらったら
「これ、横から投げる(サイドスロー)んじゃない?」
てなことでしたが、この手の独楽は、それではなかなかうまく回せないはずです・・
おそらくかつては、上から打ち込んで回してたんじゃないかな?

で、振り返ってみたら

イメージ 6


なんじゃこりゃ?!

「あー、これでしょ。外国(マレーから見て)の方はコレ見て
 香辛料の調合に使うもの、とすぐ思ってしまうようですね〜」

とMさん

私もそう思っちゃいましたが・・

「実はこれ、ビー玉遊びに使うんですよ」

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へー、あらほんと・・

で、私の中である記憶が蘇ります。
そう、昨年、わが大先輩Sさんの陰謀でさせられたフィリピン大冒険の際に見た
「チョーレン」
そう、確かにあの時、「マニラの白鵬」JN氏はそう言った
さて、ではこの国ではどう呼ぶ、この「チョーレン」

「えー、「グリ」ですね〜」

とM氏・・

ここまで来てまた、なんでフィリピンで「チョーレン」なの?
の疑問がカマ首もたげてきたよ・・

あー、それどころじゃあないのになあ・・
風呂の中でそのまま水没することなく目覚めた私は
ちゃんと身体を洗って、髪洗って
歯磨いてすっきりベットで寝ました。
それにしてもダブルベットを一人で使うのも
広々しすぎてますね・・・
それだからか、
乗ってた船が魚雷で撃沈されて、延々と大海原を泳ぐ夢を見たようです・・・

しかしなぜだか乗ってた船というのが、
ナウ船という16世紀の木造帆船。
お願いだからそんな船を沈めるのに、魚雷なんて野蛮なものを使わないでほしいと
目覚めてまず、心底思いました。


今日9:00にMさんがお迎えに来てくれる予定だから、ゆっくり朝飯が食えますな。
で、1階のレストランへ!

エレベーターの「1」というボタンを押して、そのまま下ると
ドアが開いて、ふと見ると

「おいおい、ここは2階じゃあないですかあっ!」

間違ったかと思って、も一度エレベーターに乗りなおし
「1」を押して降ろうとします。

おおっ!このエレベーターはとても速いぞっ!
1を押した瞬間に、再度ドアが開きます。
すばらしい高速エレベーターだっ!

で、お食事会場へ・・って、ドアの向こうは
毎度おなじみの、さっきの風景・・・

おおっ、また間違えたかぁっ!

そしてもう一度、エレベーターに戻り
1」を押して降ろうとします。

おおっ!このエレベーターはとても速いぞっ!
1を押した瞬間に、再度ドアが開きます。
すばらしい高速エレベーターだっ!

で、お食事会場へ・・って、ドアの向こうは
毎度おなじみの、さっきの風景・・・

えっ!またかあ??

そしてもう一度、エレベーターに戻り
1」を押して降ろうとします。

おおっ!このエレベーターはとても速いぞっ!
1を押した瞬間に、再度ドアが開きます。
すばらしい高速エレベーターだっ!

で、お食事会場へ・・って、ドアの向こうは
毎度おなじみの、さっきの風景・

もーえーちゅーねん!

そんなこと繰り返してたら、どっかの白人おじさんがやってきて、私を睨みつけ
「おまへーは、いったーい、なにーが、したいのでーすかー」
みたいなことを言ってる・・・あ、どうやらこんおっさんは、フランス人。

「あー、だからね、わたしーは、1階ーの、れすとらんーへ、いきたーいのですーよ」
と、たどたどしい英語で話しかけてみます。

「おー、それなーら、この1階ーに、れすとらんーが、あるーだろが! こーの、すっとーこどっこーい」

「なにゆーて、まんーねん、ここーは、1階ーいでーはなーく、2階ーでしょーが」

「おまへーこそ、なにーゆーて、まんねーん、ここーは、英国式ーの、ホテールだかーら、1階ーは、グラウンド0だろーが、2階ーが、1階ーなのーだ、わかったーか、ばかたーれ!」

ご親切にご指導いただきまして、誠にありがとうございました。
不肖、麗馬原哲僑 44年間の人生の中で
この旅は、初めて出会うことばかり。
そしてこうして親切な皆々様のお導きのお陰で
ありがたくメシにありつくことができましたよっ!

で、朝食はもちろん洋食です。
私はベーコンとソーセージが大好きなので、バイキング朝食はこれが楽しみです。
しかし、国を出るとき知人から、
「あ、マレーシアって、モスリム(イスラム教徒)国だから、豚が食べられませんね。
よって、ソーセージだのハムだの、ましてやベーコンなんざ普通は無いそうですよ。」
と聞いてました。
だから、あんまり期待してなかったけど、
フト見たら、
あっ!ハムだ、ソーセージだ!、ベーコンだっ!
ラッキーっ!
やっぱ国際ホテルだから、豚もOKなんだなーっ!
名前が「スイス」だからねーっ。
もし名が「イラク」だったら、こんなソーセージなんかなかったろーなー。

で、早速皿にもって、食してみました!

「へっ・・なにこれ・・ぱりこれ・・・」
ああっ、美味しくないっ!
あの、ベーコンの、カリカリ感とアブラギッシュ感が、まるでない!
ハムは、どうだあっ!

「へっ・・・・・・つやがねえ・・・潤いがねえ・・・乾ききってる・・」
これをハムと呼ぶには、やや抵抗が感じられる・・

では、ソーセージは・・

いや、食う前にこれらが本当にハムやベーコンやソーセージなのか
はっきり見極める必要がある!
密偵や諜報活動というものは、その精神がなけりゃ勤まらないし
面白くない!

で、ちょいと席を立って、これらが盛られているボウルの前の札を見てみると
「Ham」「Sausage」「Bacon」
と確かに表記している!
そして、なんと、これらの表記の下には小さく
「chicken」・・・

ああ、やっぱりモスリムの国だったんだなあ・・
戒律と国際社会のハザマで、タイヘンご苦労なさっておられたんですね〜。
ごめんなさいね、つやがねえ、だの、潤いがねえ、だの言って・・。
はい、そのご努力に敬意を表して
ありがたくいただきます。
ごちそうさま。

で、9:00にグラウンド0(今回しっかりと覚えましたよ!)のロビーで
Mさんと落ち合い、Mさんの車にまたまた乗っけてもらって
今回のミッションで潜入する、
↓この特務機関へと向かいます・・
イメージ 1

月に見守られつつ、ひたすらKLへ向かう飛行機のなかで
私はいつのまにか眠ってました。
16:50に仁川を出たこの機がKLに到着するのは、22:20。
日本時間では23:20です。

激しく飛行機が揺れて目が覚めたのは、南シナ海の上、ベトナムの近くでした。
ふと窓の外を見ると、月明かりに雲海が照らされています・・
写真を撮ろうとしたけど、やはりうまくいきません。
心にその光景を、しっかり焼きつけることとしましょう。

それから2時間後
機はすこしずつ、頭を下げていくのがわかります。
それと同時に、眼下に宝石箱をひっくり返したような街の灯火が見えてきます。

「Are You Japanese?」

ふと誰かが声をかけたので、窓から顔を離しそちらを振り向くと
中国系の方と思われるCAが話しかけていました。

「へい、日本人でがす。あなたは中国の方ですか?」(私の発言は小学生以下の英語)

「いいえ、マレーシア人です。あなたは何しにここに来たんですか?」(CAさんは流暢な英語)

「はい、私はターバン巻いてサングラスかけて、この国で諜報活動しようといまから潜入するところです」
とよっぽどカマしてみたかったけど、いかんせん、乏しい語学力がそうはさせない・・
で、正直に目的を伝えました。
すると彼女はタイヘン驚いて、
「そんなこと、この国でする日本人がいたなんて、驚きです!」
と言ってましたよ・・・・

で、私の搭乗機は、無事定刻どおりその巨体をゆっくりと、マレーシアの大地に降ろしていきました。

飛行機を降りたら、入国審査なんですが
どこをどげえ行かあいいんか、ああ、わからない・・・・
まーたこれがえらくだだっ広いターミナルで、
どうしたら入国審査場に行けるのか・・・

と思ったら、あなた!
方向指示板に、日本語表記があるじゃあないですかあ!
「うむ、大儀」
と気持ちがちょいと大きくなって、その指示に従っていくと、その先には
列車がいる・・
矢印は、そっちをむいている

「おーっ、こんターミナルはだだっ広いだけあって、電車の展示までしちょんのやなあ!」

と一瞬えらく感動してみたが、フト思う

「いやいや、そげなことより、どき行きゃあ出口に行けるんかい?
 指示板の矢印は、入国審査場がこん電車ん中じゃあ、と言っちょるけんど、こん中じパスポート見すらいいんじゃな」
まー、とりあえず、入ってみよう・・

しかし、そげな審査場は、世界のどの国でも見たことが無い。というか、そんなに外国に行ったことがそもそもない・・

でも、乗客の皆様はこの電車に乗ってる・・どうやら展示車輌ではないらしい・・
でも、この電車に乗ってない者、それは入国管理官・・・
あー、なにか間違ったかなあ・・

「きょえーっ!」

突然ドアが閉まりました・・もう逃げられん
もう少し、自分の置かれている立場と行く先を考えて、結論出してから閉まってほしかった・・

オマケに、オマケに、こともあろうに
この電車が動き始めた・・
動くものと相場が決まってる電車が走り出して、こんなに困ったことはこの44年間一度も無い!
「止めちくりい、止めちくりい・・・」
私は神仏に祈りましたが、止まらない
考えてみればこの国は、イスラム教国・・
国立ムスクなんてもんが、平気で立ってる(らしい)国・・
どうやら違う事務所の方に祈ってしまったんで、もうどうにも止まらない〜♪

あー、窓の外に飛行機がいっぱい見える・・
どーやらターミナルの外にはじき出されてしまったんやなあ・・
あー羽田でゆうたら、モノレールの整備場前を走ってるようなもんだなあ・・
でもなあ、国内だったら、そのまま浜松町からJRに乗ればコトが済むけんど、
入国審査も受けんで、このまま外にでたら
俺あ、不法入国やんかあ!!!!

あー、この国って
不法入国は銃殺かなあ・・
こまったなあ・・・
辞世の句を考えんといかんなあ・・・
せっかくだから、かっこいい句がいいけんど、思いつかんなあ・・

てなこと考えてたら、この電車はまた建物の中に吸い込まれて行くのが見えました。
で、建物の中に入ったとたん、ドアが開いて、乗客のみなさんが
「やれやれ」
みたいな顔つきで、三々五々電車を出て行く・・
事態がつかめず、まごまごまごまごしてると
ドアの向こうで大人数の皆様方が
「はよ出らんかい!」
みたいな顔で、私を睨んでる・・こえーっ!

あ、とにかく出よう・・おっかねーし。

で、出てみたらまた、方向指示板。
なんと
「地獄一丁目」と書いてある

わけないでしょ・・「出国ゲート」と日本語で書いてありましたよっ!

実は後で知ったのですが、KL国際空港は到着したらこの電車(実はモノレール)に乗って
国際線ターミナルに移動しないといけなかったんですよ(便によりますが)。
ホント、あせりました・・
この列車の写真を撮っておけばよかったんですが、いかんせん
あせりまくってて、それどころではなかったんですよ・・

それであとは、乗客の皆さんの後を謙虚についていって、入国審査。


入国手続きを済ませ、ゲートの外に出たのが現地時間23:00でした。
ここでこれからの5日間、ご案内をしていただく日本人ボランティアガイドのMさんと落ち合う予定です。
もしここで落ち合えなかったらどないしょ・・・

でもしっかり、それらしい方が向こうからこっちを見てて、会釈してくれたので一安心!
地獄で仏とはこのことですな!
実は以前、私の写真をむこうに送っていたので、
向こうがこっちを探してくれる手はずになってたんですね、これがまた。
遅い時間にも関わらず、出迎えにきてくれたご親切に心から感謝です!

Mさんのお車で高速道路を走り、KL市内へは約1時間。
Mさん、本当にお疲れ様でした。

ホテルでチェックインして、部屋に入ったらもう0:15
とにかくシャワーだと思って、シャワールームのドアを開けたら

「ああっ!、おおっ!バスタブじゃあないですかあっ!」

外国に行って、「入浴」できるなんて!
先年のフィリピンで、おなじみ(なのか?)のSさんが
「あー、もー、風呂に浸かりたいですねっ!」
とぼやいていたことを思い出しました。

ありがたく浴槽に湯を張り
さっさと着てるもの脱いで洗濯すませ
バスタブに身を沈めたら

そのまま15分くらい寝てしまいました・・・

イメージ 1



(写真は私が止まったスイス・ガーデンホテル616号室)

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麗馬原哲僑
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