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CD1
モーツァルト:
1. ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K.466
2. ピアノ協奏曲第24番ハ短調 K.491
CD2
3. ピアノ協奏曲第23番イ長調 K.488
4. ピアノ協奏曲第27番変ロ長調 K.595
ワルター・クリーン(ピアノ)
NHK交響楽団
ホルスト・シュタイン(指揮:1,2,3)
若杉弘(指揮:4)
録音時期:1980年2月9日(1)、1983年3月2日(2)、
1977年12月9日(3)、1989年12月1日(4)
録音場所:東京文化会館(1)、NHKホール(2,3,4)
録音方式:ステレオ(ライヴ)
何と素晴らしいK.491でしょう!!
個人的には、当盤とプレヴィンがN響を弾き振りした2005年の演奏、ハスキル/クリュイタンンス&フランス国立管がベスト3と感じます。ハスキル/マルケヴィッチ&ラムルー管は、どうしてもマルケヴィッチの音楽作りが激し過ぎてついていけません。クリーンはカデンツァ以外の部分にも若干手を加えていますが、モーツァルトの音楽を些かも傷付けていないと感じます。
第1楽章
クリーンのタッチは真に純潔を極め、シュタインの指揮が見事にピアノをサポートしています。特にピアノと木管の絡みが印象的です。天を仰ぎ、闇に微かな光を追い求めるが如き響きの妙。カデンツァは、クリーンのオリジナルで、慟哭・・・疾走する悲しみそのものです。
第2楽章
ここでも木管とピアノが美しく、オケの状態も大変良いことが伝わってきます。シュタインの指揮も、巧まずして偉大さを表現する趣で真実味に溢れています。
第3楽章
弦の響かせ方一つとっても、非常に入念な仕上がり。クリーンのタッチは、本当に水晶の様です・・・内声部に深い意味があることも、さりげなく教えてくれます。
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クリーンとシュタインのコンビによるモーツァルトとなると、これはもう買うしかないですね。
Voxのピアノ協奏曲集にはなかった20番も興味深いです。
2012/10/18(木) 午後 10:06
クリーンのモーツァルト、これは買わなくては。
みんな故人になってしまいました、ときの経つのは早いものです。
2012/10/19(金) 午前 0:32
あおぞらさん、Voxのピアノ協奏曲集は私も持っています。
シュタインは奇を衒ったことはせず、滋味深い演奏・サポートをするので、音楽が生きて語りかけてくるイメージです。
2012/10/21(日) 午前 6:49
ひろちんさん、これは本当に買うしかないです。(笑)
光陰矢のごとしで寂しくもありますが、素晴らしい演奏を残してくれた芸術家に心から感謝したいと思います。
2012/10/21(日) 午前 6:52
ワルター・クリーンって好きなピアニストでした。グリュミオーとのヴァイオリン・ソナタ(モーツァルト)を聴いてました。(最近はご無沙汰してます)また、NHKのピアノ教室に講師としてTVに出ていたような気がします。誠実そうな方でした。
2012/11/12(月) 午後 10:27
Junozaさん、仰る通りNHKのピアノ番組に出ていました。
本当に誠実な人格が、類稀な音楽の深みに繋がっていますね!
2012/11/14(水) 午後 10:56
NHKのピアノ番組に出演した1991年がクリーン最後の年になりました。
私が彼のリサイタルを聴いたのは確かその前年。オール・モーツァルト・プログラムでした。優しげな風貌とは打って変わって、彼の弾いたK310は、激しいパトスの溢れる演奏でした。忘れえぬ思い出です。
2012/11/19(月) 午後 8:49 [ yositaka ]
yoshitakaさん、クリーンを生で聴かれたのですか!
しかもオール・モーツァルト・プログラムとは、羨ましい限りです。
音楽に対して誠実であるということは、乾坤一擲、激しいパトスをも横溢させるのですね。考えただけで、感動してしまいます。
2012/11/20(火) 午前 8:36
名古屋に昔あったサロン風の会場で、聴衆は50人くらい。クリーンは私からほんの数メートルの位置で弾きました。アンドレ・ナヴァラや、スザンネ・ラウテンバッハーの演奏もここで聴くことができました。
2012/11/20(火) 午後 2:19 [ yositaka ]
yoshitakaさん、その名古屋のサロン風会場〜本当にかぶりつきで、クリーンを聴かれたのですね。一流演奏家が目の前で弾いてくれるなんて、真に至福の時でしたでしょう!
2012/11/22(木) 午後 3:13