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IGOR STRAVINSKY
1.LE SACRE DU PRITEMPS (THE RITE OF SPRING)
2.THE FIREBIRD - BALLET SUITE (1945)
The Royal Philharmonic Orchestra
Yuri Simonov (Conductor)
SACD:HYBRID・ステレオ・録音:1996年
Centurion Music Ltd 222880-203
チャイコ1812年の爆演を聴いた後、さて春祭はどうなのかと興味津々でした。
結論から言うと、個人的には大人しい演奏かと思いました。ゲルギエフの春祭の衝撃は記憶に新しく、これとはまた違ったアプローチで椅子から転げ落ちる様な演奏を期待したのですが、シモノフの演奏は寧ろ弱音に重きを置いたとでも言いましょうか、少々、物足りない想いが致します。
意外にも素晴らしいのが、「火の鳥」です。英国のオケ、ロイヤル・フィルから驚きの響きを引き出しています。ロシア物のストラヴィンスキーなのに、フランス物の様な描写が聴かれるのです。こんなことはこの曲で初めてのことです。色彩的で美しい・・・この色香は、ストラヴィンスキーの新たな一面を感じさせる驚くべきものです。
2009年からロイヤル・フィルはシャルル・デュトワを芸術監督兼首席指揮者に迎えますが、その辺りの背景がこの響きにあるのでしょうか?デュトワは1966年にロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団とロンドンでデビューを飾り、それ以来、長く非常に良い関係をこのオーケストラと築いてきた(本人の弁)ので、その影響があっても不思議ではありませんが・・・。
いずれにしても、この「火の鳥」、素晴らしい演奏だと思います。
チャイコの1812年同様、SACD:HYBRIDで音質も良く、廉価盤(因みにタワレコで752円)なので、これはお買い得・お薦めです。♪
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