心に響く音楽を訪ねて

音楽は心のオアシス オーディオは音楽の為に.

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モーツァルト:ロンド イ短調 KV511
         幻想曲 ハ短調 KV475
         ソナタ ハ短調 KV457

アナトリー・ヴェデルニコフ、ピアノ

CD・ステレオ・録音:1977年、モスクワ

DENON COCQ-83962


モーツァルト:ピアノ協奏曲第15番 変ロ長調 KV450※
         ピアノ協奏曲第23番 イ長調 KV488

アナトリー・ヴェデルニコフ、ピアノ
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮
ソヴィエト国立放送交響楽団

CD・ステレオ・録音:※1971年、1967年、モスクワ

DENON COCQ-83961



「智・情・意の調和と優美=客観と厳格」の中に、生きる喜びと慟哭を認める、ヴェデルニコフのモーツァルト。

この驚異的な演奏を前にして、言葉を失い、奏でられる音楽に只管聴き入ります。

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《略歴・ライナーノートより要約》
アナトリー・ヴェデルニコフは1920年5月5日、ハルピンに移住したロシア人の家庭に生まれた。早くからその才能を開花させ、神童ピアニストとして話題を集めた。

1935年には来日し、ソロ・コンサートに加えて、モギレフスキー指揮・新交響楽団(NHK交響楽団の前身)と共演を行っている。翌1936年にはロシア(当時のソビエト連邦)に移り、ゲンリヒ・ネイガウスの許で研鑽を積むことになった。しかし、1年と経たない内に、父親がスパイ容疑で逮捕・処刑され、母親は強制収容所送りとなってしまった。

こうした苦難の中、心の支えとなったのは師ネイガウスであった。ヴェデルニコフはネイガウスからリヒテル、ギレリスと並んで高い才能を持つ弟子とされた。

外国での演奏活動が許されたのは60歳を過ぎてからで、欧州各地で客演を行なった。1993年には58年振りの来日を予定していたが、その直前に病死してしまったのだった。
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こんなに素晴らしいモーツァルトを弾く人が、旧ソ連にいたとは!

大袈裟なことは一切しませんが、僅かなテンポ・ルバートやペダルのコントロールが音楽に輝かしい生気と深みを齎すのです。

Q:過日、絶賛し捲くった河村 尚子のモーツァルトとどちらが良いのか?

A:意地悪な質問〜両方共良い!!!としか言いようがありません。(まるで答になっていない)(^^ゞ

独奏曲の演奏はどれも凄いです。音楽に真摯に対峙しようとする姿勢が一貫しています。楽曲を自らに包摂しつつ、客観的であろうとする「最も困難なこと」に挑戦し、見事に成功している稀有な例でしょう。

協奏曲はKV488目当てで買いましたが、演奏はKV450の方がより生き生きとしつつ透徹している様に感じました(録音のせいがあるのは勘案しても)。いずれにしても、極めて高水準の演奏です。

実に清澄な響き、広い空間の中でモーツァルトが書いた音符達がここぞとばかりに蘇ります。時に旋律は美しい弧を描きながら、聴く者を深い感銘の世界へ誘うのです。

ロジェストヴェンスキーのサポートも見事です。純白に輝くしなやかな弦の優美、広い空間を感じさせるタクトの妙、控え目でいながらきっちり壺を押さえたバランスの良さ、ピアノとの息もぴったりで、ロジェヴェンの新たな一面を思い知らされました。

子供のような純真さと深い精神性を併せ持つ、たおやかにして強靭な内面を感じさせるモーツァルト。

音そのものの何という美しさ!ハスキルやクリーンを彷彿とする響き。本当に目頭が熱くなります。

ヴェデルニコフのモーツァルトは、録音が少ないので大変貴重なものです。KV488は生前ことあるごとに好んで演奏していた様ですし、もっと多くの録音が発掘されることを切に願います。

彼のCDは、バッハもベートーヴェンも全部、聴かねばなりません。個人的には、リヒテルやギレリスよりずっと好みです。途轍もない演奏家だと思います。

悲運のピアニスト、ヴェデルニコフの崇高なる芸術。

古代ギリシャの音楽

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古代ギリシャの音楽〜ミューズへの賛歌

グレゴリオ・パニアグワ指揮
アトリウム・ムジケー古楽合奏団

XRCD・ステレオ・録音:1978年6月
録音技師:アルベルト・ポーリン

Victor JM-XR 24200(仏harmonia mundi原盤)



故・長岡鉄男氏が絶賛した超優秀録音。「外盤A級セレクション」中、トップとの声が高い逸品。

有名な録音なので、既にLPでお聴きになった方も多いかと存じます。

最近のハイレゾ録音と比べても遜色のない、と言うか、それさえも上廻るかという尋常でない質の高さを確かに感じます♪

豊かな間接音の中で、ダイレクトに立ち上がる直接音のスピードに驚きます。何というトランジェント!
非常にクリアな空間に定位する声や楽器の実在感!

金田式DCマイク録音ではないかと思ったりします。(^^ゞ

楽曲そのものは相当パニアグワ氏のイマジネーションの産物みたいですが、悠久なる音楽の源泉に想いを馳せてみたり〜なかなかの面白さかも。

まだお聴きでない方、是非、この世界を体験してみて下さい!

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