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友人からヘルビッヒの演奏は見事なので、是非聴いてみて欲しいとのこと。CDを貸して貰い、吃驚仰天!
この指揮者は、かのヘルマン・アーベントロートの弟子で、アルヴィド・ヤンソンス(マリスの父)の許で研鑽を積んだ知る人ぞ知る人物でした。情熱や魂を感じさせるアーベントロートとは芸風が異なり、端正なアプローチで音楽を構築してゆくタイプの指揮者です。情熱を抑制しつつ進めますが、ここぞという処では解放し、充実した響きを以って聴き手を包み込む・・・しかし、決してやり過ぎない〜その頃合が絶妙なのです。
このブルックナー交響曲第5番も本当に素晴らしい演奏です。同曲では、シューリヒト/ウィーン・フィル、クレンペラー/ウィーン・フィル、ヨッフム/ロイヤル・コンセルトヘボウ、ヴァント/ベルリン・フィル、チェリビダッケ/ミュンヘン・フィル等々の名演に匹敵するものと思われます。
ヘルビッヒは、他の旧東側の指揮者、ロルフ・クライネルト、ハインツ・ボンガルツ等に通じる響きのコントロール、安定感といったものを感じさせます。
こんなに素晴らしい指揮者が埋もれているなんて、実に勿体無いことです。
格調高きギュンター・ヘルビッヒのブルックナー。
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