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マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調
ケルン放送交響楽団(ケルンWDR交響楽団)
ハンス・ロスバウト(指揮)
録音時期:1951年10月22日
録音方式:モノラル
Ica Classics ICAC5091
ロスバウトのハイドンを聴き、この指揮者は只者ではないと確信し、ディスクを次から次へと買い漁っております。
このマーラーも、実に素晴らしいです。第1楽章冒頭、トランペットの主題の奏し方・テンポからして、何かやらかしそうな気配。その後の一撃が恐ろしく強烈! ロスバウトは分析的に楽曲を見つめ、オケ・コントロールを巧みに行い、確信的な音楽を生成していきます。
大胆なアゴーギク、妖しげなまでのポルタメント、旋律のアクセントの妙〜血沸き肉踊る響き。何より堂に入った表現で、マーラーの再現芸術は真にかくあるべしといった趣があります。僅かなディミュニエンド、休符の意味合いの濃さも相俟って、 聴き手はマーラーの心象世界にいつの間にか深く引き擦り込まれて行くのです。気が付けば、感涙に咽ぶ自分がそこに。
世紀末の退廃美
豹の様な身のこなし、ロスバウトのマーラー |

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