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交響曲

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ロスバウトのマーラー

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マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調
 
ケルン放送交響楽団(ケルンWDR交響楽団)
ハンス・ロスバウト(指揮)
 
録音時期:19511022
録音方式:モノラル
Ica Classics ICAC5091
 
 
ロスバウトのハイドンを聴き、この指揮者は只者ではないと確信し、ディスクを次から次へと買い漁っております。
 
このマーラーも、実に素晴らしいです。第1楽章冒頭、トランペットの主題の奏し方・テンポからして、何かやらかしそうな気配。その後の一撃が恐ろしく強烈! ロスバウトは分析的に楽曲を見つめ、オケ・コントロールを巧みに行い、確信的な音楽を生成していきます。
 
大胆なアゴーギク、妖しげなまでのポルタメント、旋律のアクセントの妙〜血沸き肉踊る響き。何より堂に入った表現で、マーラーの再現芸術は真にかくあるべしといった趣があります。僅かなディミュニエンド、休符の意味合いの濃さも相俟って、 聴き手はマーラーの心象世界にいつの間にか深く引き擦り込まれて行くのです。気が付けば、感涙に咽ぶ自分がそこに。
 
世紀末の退廃美
豹の様な身のこなし、ロスバウトのマーラー

ロスバウトのハイドン

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モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 第4番 ニ長調 K.218
1. 1楽章:Allegro                                 09:04
2. 2楽章:Andante cantabile                               06:28
3. 3楽章:Rondeau.Andante grazioso-Allegro ma non troppo  07:00
           
ハイドン:交響曲 第92番 ト長調 Hob.I:92 ≪オックスフォード≫ 
4. 1楽章:Adagio-Allegro spiritoso                          06:10
5. 2楽章:Adagio                                 07:49
6. 3楽章:Menuet.Allegretto                               04:00
7. 4楽章:Finale.Presto                                    05:29
 
ハイドン:交響曲 第104番 ニ長調 Hob.I:104 ≪ロンドン≫ 
8. 1楽章:Adagio-Allegro                                   08:51
9. 2楽章:Andante                                         08:16  
10.3楽章:Menuet.Allegro-Trio-Menuet                      05:31 
11.4楽章:Finale.Spiritoso                                  05:17
 
 Hans Rosbaud
演奏者Berlin Philharmonic Orchestra
           1〜3 Wolfgang Schneiderhan(ヴァイオリン
 
 音:Studio (Mono), 1〜3 8〜11 March 1956, 4〜7 March 1957
 
Deutsche Grammophon
UCCG-90352
 
 
ロスバウトのハイドンは、分析的で稠密な視点を持ちつつ、新鮮にして精彩を放つ、実に素晴らしいものです。ロスバウトは現代音楽のスペシャリストとして知られていますが、古典の解釈も見事です。ハイドンの名演盤と言うと、ザンデルリンク、シューリヒト、ワルター等々が浮かんできますが、このロスバウト盤もそれらに比肩する本当に驚異的な演奏です。
 
オケはベルリンフィル、録音された1956〜1957年は既にカラヤンの時代ですが、まだフルトヴェングラーの頃の響きが色濃く残っている様です。
 
 
音楽が今ここで生まれた様に、生き生きと奏でられる旋律達。
自由闊達でありながら、律せられた様式美。
 
ロスバウトのハイドン・・・それは至福の時。
 
 
モノラル録音ながら、音質は鮮明で鑑賞に支障はありません。
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ブルックナー:交響曲第9番ニ短調
 
クルト・ヴェス指揮
ヴュルテンベルク国立管弦楽団
 
CD・ステレオ・録音:1984年9月16日
 
Lucky Ball LB0010
 
 
クルト・ヴェスは、旧くは1950年代NHK交響楽団の首席指揮者を務め、オーケストラのレベルアップに大きく貢献した人物です。ブルックナーにも一家言あり、このCDでも面目躍如たる解釈が聴けます。
 
第1楽章
壮大なテーマを幅広く奏させていますが、程を弁えており、決して大袈裟にはなりません。金管をはじめハーモニーに厚みがあり、響きに充実感があります。私の愛する第2主題は、輝かしくしなやかな弦が何より慈愛深く、その美しさに心を奪われます。
 
第2楽章
テンポはシューリヒトよりやや遅めで、ここでもハーモニーにヴェスならではの拘りが感じられます。中間部の弦も、蠱惑的なまでに歌わせていますが、嫌らしくはなりません。細かい部分まで彫琢されていて、その展開の充実振りには瞠目に値するものがあります。
 
第3楽章
最初の念の入った主題の提示、次いでの弦のトレモロが実に絶妙な響きで、その後が弥が上にも期待されます。広い空間を感じさせる構築感が本当に見事です。不協和音が真に魂の叫びとなって、聴く者の心に響きます。
 
個人的には、シューリヒト/ウィーン・フィル、ヴァント/ミュンヘン・フィル(sardana)、グッドオール/BBC響、ライトナー/シュトットガルト放響と並ぶ超名演と感じます。
 
 
清澄と厳粛
 
安息と永遠の祈り
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1.モーツァルト:交響曲第36番ハ長調 K.425 ”リンツ”
2.ブラームス:交響曲第2番ニ長調 作品73
3.ベートーヴェン:コリオラン序曲 作品62
4.モーツァルト:交響曲第33番変ロ長調 K.319
5.ブラームス:交響曲第4番ホ短調 作品98
 
カルロス・クライバー指揮
バイエルン国立管弦楽団
 
CD
1・2〜モノラル、1987年9月20日、ライブ録音、ポンペイ
3・4・5〜ステレオ、1996年4月5日、ライブ録音、インゴルシュタット
 
MEMORIES EXCELLENCE ME1027/28 (2CD)
 
カルロス・クライバーのブラームス交響曲第4番は、ウィーンフィルとの演奏が有名で高い評価を得ていますが、このバイエルン国立管との演奏はそれを上廻る超名演と思います。ウィーンフィルとの演奏をより透明に深く彫琢したイメージです。閃きに溢れ、円熟した中に新鮮な発見があります。実に剃刀で切り刻んでいく様な鋭利な感性を内包していて、ブラームスならではのロマンティシズムの世界に只管陶酔する自分に気付くのです。
 
第3楽章コーダ手前に一瞬音飛びがありますが、演奏の価値からすれば些細なことです。同曲では、アルヴィド・ヤンソンス/ドレスデン国立、シューリヒト/バイエルン放送響、クナッパーツブッシュ/ケルン放送響、ツェンダー/南西ドイツ響と並んで個人的に5本の指に入る本当に素晴らしい演奏と思います。 
 
モーツァルトの交響曲第33番が、これまた途轍もない名演です。並々ならぬニュアンスの豊かさで、繊細且つ生き生きとこの曲を描いていきます。同曲は、今までヨッフム/アムステルダム・コンセルトヘボウの演奏が個人的に最高だと思っていたのですが、この演奏はそれと同等か上廻るかもしれません。秘術の限りを尽くしていながら、自然な流れを失わず、新鮮で美しいモーツァルトなのです。
 
3・4・5が録音された1996年と言えば、カルロス・クライバーが隠遁生活に入る3年前で、その後2004年7月に彼は亡くなっているので、実質的には最晩年に近い時期ということになります。
 
 
カルロス・クライバーが紡ぎ出す馨しき響
 
音楽に命が吹き込まれる瞬間
 
 
このCDは、クラシック仲間の友人と渋谷のタワレコに行った際、その友人から薦められて購入した物です。この場を借りて、友人のT氏に更めて感謝したいと思います!
 
 
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・ベートーヴェン:交響曲第1番ハ長調 Op.21
・ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調『合唱付き』Op.125
 
 アグネス・ギーベル(ソプラノ)
 マルガ・ヘフゲン(アルト)
 ラグナー・ウルフング(テノール)
 エドゥアルト・ヴォリッツ(バス)
 フランス国立放送合唱団
 ルネ・アリックス(合唱指揮)
 フランス国立放送管弦楽団
 カール・シューリヒト(指揮)
 
 録音時期:1965615
 録音場所:パリ、シャンゼリゼ劇場
 録音方式:ステレオ(アナログ/ライヴ)
 
 Altus ALT239/40
 
 
発売が早まったのか、HMVが余裕を見て発売日を載せたのか分かりませんが、23日には拙宅に到着しておりました。3週間も早く聴けるとは・・・幸せの限りです。
 
第1楽章
のっけから尋常なテンションではありません。鋭利な刃物の感性が、響きの空間を切り裁いていきます。シューリヒトは通常表面は淡々としているのですが、ここでは驚くほど思い切った表情で隈取をつけています。しかし、これが曲想からして必然なのです。楽曲の内奥に分け入っていく、その燃える様な精神の輝きをこれほどに実感させる演奏はないでしょう。木管の微笑みが、その炎に常心を見つめる花を添えています。
 
第2楽章
この楽章で、こんなに深みを感じたことは嘗てありませんでした。躍動と生成の中に、深遠すら感じさせる驚くべきスケルツォ。
 
第3楽章
もう、これは歌、歌、歌!! 驚くべきレガートの極地。天衣無縫の旋律の流れに陶酔させられます。俗っぽさが微塵もありません。シューリヒトの澄み渡った目を、心の目を何より感じさせます。音楽がここで生まれたかの様な新鮮さは瞠目に値します。
 
第4楽章
細部まで神経を通わせながら、全体を失わない。シューリヒトならではの至芸が展開します。ここではテンポ・ルバートが極めて効果的に且つ自然に行なわれており、真に音楽が生きて語りかけてきます。決して一時の感情に流されることなく、揺ぎ無い精神によってコントロールされているのです。シューリヒトの脳内には、高僧の如くα波が大量に出ている気が致します。独唱も合唱も集中度が高く、実に素晴らしい出来です。完璧な演奏とは、この演奏のことを言わずして何を言うのでしょうか。
 
まるでベートーヴェンがワープして来て、そこで指揮しているかの如きシューリヒトの洞察力。オケの縦の線が、多少斜めになるところも散見されますが、この演奏の価値を些かも失わせるものではありません。
 
旧盤のパリ音楽院との演奏と比べると、絶妙なタイミングでの各パート入りのコントロールでは旧盤が勝り、渾身に籠めた気迫と深みでは新盤が遥かに勝ると感じます。オリンピックの満点をマークした様な旧盤から、新盤は更に進んだ未知の世界が展開すると言って過言ではないと個人的には思っております。旧盤でシューリヒトが拘った部分を超えた、更なる本質に乾坤一擲の覚悟で挑んだのではないでしょうか。 良く聴けば、旧盤の決めが甘かった部分に気付きます。ベートーヴェンという作曲家の偉大さを更めて知らしめる、シューリヒトならではの直観力が光る超名演。
 
ベートーヴェンとシューリヒトのコラボ。
 
音質は心配された音の欠落もなく、鮮明なステレオです。仏DISQUES MONTAIGNE TCE8841で出ていたベートーヴェン第1の録音と同等かと思われます。
 
これは、本当にお薦め◎です!!

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