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ベートーヴェン:交響曲 第1番 ハ長調 作品21
マーラー:交響曲 第1番 ニ長調 「巨人」 ロリン・マゼール指揮
東京交響楽団
11月12日(土)18:00開演
テアトロ・ジーリオ・ショウワ(昭和音楽大学・新百合ヶ丘キャンパス)
一度、地元の昭和音大・大ホールにで何か聴いてみたいと思っていたら、大震災でミューザ川崎シンフォニーホールが使えなくなったことから、期せずしてマゼールを地元で聴けることになりました。
ベートーヴェンは、第1楽章の最初の音を聴いて焦りました。このホール、物凄くデッドです。残響が殆どありません。客席が殆ど満員としても、このデッド状態は普通じゃありません。オケの音が溶け合わず、バラバラになって纏まりが悪いです。ステージと客席が8の字型になっていて、ステージで発した音がステージの中に籠って、相殺された後で客席側に出てくるイメージとでも言いましょうか。そもそもオペラ用のホール(馬蹄型)なので、オペラの際にオケピットで演奏したら違った響きになるのかもしれません。
ホールの響きはともかく、ベートーヴェンの第1楽章ですが、これは何だか手探りで調子が今一です。第2楽章になると、雰囲気が解れてきて音楽に流れが出てきた感じです。続く第3楽章、第4楽章共に、マゼールの老練さがさり気なく滲み出ていた様に思います。特に変わったことはしませんが、マゼールらしい隈取りがところどころあって、なかなか貫禄を感じる演奏でした。
圧巻はマーラーです。特に第4楽章は見事でした。中間部の弦の甘美な表現は、今までに聴いたことがない程の素晴らしさで、トゥッティでの充実した響きと鮮やかな対比を成していました。このオケの弦は、かなりの腕前ではないでしょうか。終演後の拍手喝采も大変なもので、新百合ヶ丘に感動の嵐が巻き起こったひと時でした。
本当に足を運んで良かったと、久々に感動に浸ったコンサートでありました!♪
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