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MOZART :
1. Violin Concerto No.5 in A (K.219): I. Allegro Aperto
2. Violin Concerto No.5 in A (K.219): II. Adagio
3. Violin Concerto No.5 in A (K.219): III. Rondo: Tempo Di Minuetto
Jacques Thibaud, violin
Charles Münch, conductor
The Orchestre de la Societe du Conservatoire
recorded on 6/1/1941
4. Violin Sonata No.35 in A (K.526): I. Allegro Moderato
5. Violin Sonata No.35 in A (K.526): II. Andante 6. Violin Sonata No.35 in A (K.526): III. Rondo: Allegro Jacques Thibaud, violin
Marguerite Long, piano
recorded on 12/7/1943
7. Piano Concerto No.23 in A (K.488): I. Allegro 8. Piano Concerto No.23 in A (K.488): II. Adagio 9. Piano Concerto No.23 in A (K.488): III. Allegro Assai Marguerite Long, piano
Philippe Gaubert, conductor
The Orchestre Symphonique (de Paris)
recorded on 1935
10. Piano Concerto No.21 in C (K.467): Andante arrengement for violin and piano by Camille Saint-Saens
Jacques Thibaud, violin
Tasso Janopoulo, piano
recorded on 24/4/1930 CD・モノラル
Biddulph Recordings LAB114
モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番KV488、私の大のお気に入りですので、幾つも異演盤を持っております。
その中でも、このマルグリット・ロンの演奏はとても印象的なものです。
時に恣意的であるとか批判を受けることがあるロンの演奏ですが、私にはきちんと客観も持った上で自己の解釈を表現していると感じられます。このテンポ・ルバート!こういうのもありなんだという目から鱗の演奏なのです。
第1楽章
楚々とした優美さ、弧を描きつつ上下に流れるように奏される旋律達、丸みを帯びた真珠の様なタッチ、トリル一つとっても内なる輝きに満ちています。
カデンツァはロンのオリジナルで、モーツァルトに対するロンの考え方がよく伝わってきます・・・このロマンティシズムが堪えられません。ワルター弾き振りのKV466、そのワルターのオリジナル版カデンツァをふと思い出してしまいました・・・儚くも美しいロマンの影。
バックのサポートもロンのピアノを生かしています。時折掛かるポルタメントが憧憬を切々と語って止みません。旧いスタイルとの一言では片付けられないものだと感じます。
第2楽章
暗く沈み過ぎない、抑制されたピアノ。過去の想い出を辿る様なモノローグの世界。背後の静けさが、音楽の一部になっているところが凄いです。
第3楽章
曲想に合わせて刻々と変化するピアノ、そのテンポ・ルバートの妙。決して嫌らしくならない自然さがあります。底流にあるのは、第1楽章から続く楚々とした優美さ。一方、オケはフランスならではの馨しさがあって、実に良い雰囲気が醸し出されています。
時代を超えた輝き・・・ロンのKV488。
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