心に響く音楽を訪ねて

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バッハ・パルティータ

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J.S.Bach
6 Partitas BWV825-830

スコット・ロス(チェンバロ)

Warner Classics elatus 256461778-2
CD・ステレオ・録音:1988年4月、ソミエーレ寺院



研ぎ澄まされた、水晶の切り口の様に透明で鋭利な感性を感じます。
奇を衒った演奏ではなく、自然さの中に緊張感・集中度の高さがあり、それが一種の凄みとして伝わってきます。背筋のピンと張った演奏で安定感があり、そして輝かしく閃きに満ちています。

カール・リヒターのチェンバロ演奏が「私が弾く、だからお前は聴け」という強圧的な雰囲気だとしたら、このロスの演奏は非常に自由な雰囲気だと言えるでしょう。

チェンバロの音色の美しさも見事です。

bqv10353さんからのお薦めでロスのスカルラッティを買おうとネットショップを見ていたら、そのスカルラッティのCDは残念なことに在庫がなかったのです。そこで見かけたこのバッハ・・・これは素晴らしいに違いないと踏んで衝動買いしてしまいました。

しかし、これは大当たりでした。(^^♪

つい先日、ホルショフスキのバッハにも衝撃を受けたばかりですが、これも凄いです。

38歳の若さでこの世を去ってしまったロス、本当に残念でなりません。私達は、残された録音を大切に聴くしかないのです。

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ホルショフスキのピアノ

まるで神の啓示に従うかの如く、ひとつひとつの音が、あるべき瞬間に、あるべき姿で、そこにあるという厳かなる驚嘆!音そのものの美しさも無類。自由奔放でありながら客観性も併せ持っています。

技術的に言えば問題が全くないことはありませんが、出てくる音楽があまりにも素晴らしいのです。

バッハの峻厳、モーツァルトの愉悦、ベートーヴェンの高潔、シューマンの憧憬、ショパンの優美・・・彼の描き出すどれもが私を惹きつけて止みません。

ダイナミックスのコントロールも瞠目すべきものがあります。まるでピアノでなくてフルオーケストラを聴くような錯覚に陥ってしまいます。今までこんなことはホロヴィッツでしか体験したことがありません。

実に自然な息吹の中で、こうした奇跡が行なわれるのです。大袈裟であったり、これ見よがしなところがどこにも見当たりません。ただ「音楽の為に」だけを感じさせます。

ハイドシェックの演奏がよく自由奔放だと言われますが、このホルショフスキの演奏の前では「単なる思い付きの恣意的な演奏」に聴こえてしまいます。全く次元が違うのです。

ホルショフスキの残したCD、DVDは本当に貴重な遺産です。これからもずっと大切に聴いていきたい、聴くほどに味の出る名演の数々!

特にピアノを聴かれる方、弾かれる方は絶対に外せない逸品です。

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モーツァルト・ピアノソナタ第12番ヘ長調K.332
ドビュッシー・子供の領分
ベートーヴェン・ピアノソナタ第15番ニ長調作品28「田園」
ショパン・即興曲作品38

ミエチスラフ・ホルショフスキ(ピアノ)

LYRINX LYR CD070
CD・録音:1986年7月26日、プラド音楽祭、ライブ
(マイク2本のみによる録音・電気系統はLYRINXオリジナル)



ホルショフスキに嵌りました。

モーツァルトもドビュッシーもベートーヴェンも・・・ショパンは勿論。

スネイプ・モールティングスでのバッハ・平均律クラヴィア曲集第1巻〜前奏曲とフーガ BWV.855やシューマン・子供の情景も、HMVで試聴した瞬間、購入を決定。ウィグモアホール・ライヴ、モーツァルトのジュノーム他協奏曲集、日本公演(CD&DVD)・・・片っ端から注文しました。

もう、これは全部持っていないといけないのです。(^^♪

さて、このCDです。

ご高齢で技術的に危ういところも確かにありますが、そういうレベルの話じゃありません。

モーツァルトの研ぎ澄まされた美音、凛とした様式感を保ちつつ自由奔放で・・・この遮るもののない世界は一体何なのでしょうか!

ドビュッシーも只管美しい、この構成感〜一音一音に籠められた意味深さ、この作曲家の素晴らしさを再発見する演奏です。

ベートーヴェン、何気に表現される高潔さには畏れ入ってしまいます。

ショパンはお家芸〜正に聴かせてくれるショパンです。わけても弱音が効いており、ショパンの生前の演奏を偲ばせるものだと思います。

買い込んだCD・DVDは、今後、記事にして参ります。HMVに在庫のないものもあるので、暫く時間が掛かりそうです。

早く聴きたい!の一言。

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バッハ・平均律クラヴィーア曲集第1巻

ミエチスラフ・ホルショフスキ(ピアノ)

ARTEMIS COCO83841→2
CD・録音1979〜1980年、ニューヨーク、ヴァンガード23丁目スタジオ



ミエチスラフ・ホルショフスキ
1892年6月23日〜1993年5月22日 ポーランド生まれ
ショパン直系の弟子筋に当たりながら独奏者としては殆ど知られず、カザルスやシゲティとの合わせものを永年手掛けてきた自他共に認める地味なピアニスト。

そのホルショフスキが脚光を浴びたのは、90歳を超えてからのことでした。
この録音はその数年前のものです。

この演奏、一聴して殊更の集中度の高さを実感させる様なものではありません。しかし、聴けば聴くほどに演奏の深みに惹きづり込まれるのです。

ご高齢なので技術的な衰えがないことはないですが、そんなことはこの音楽を聴けば関係ないことがわかります。年輪を経た心温まるそして垣間見える精妙なる響きに他に得難いものを感じます。

エドゥイン・フィッシャーの平均律も特に技巧精度の高いものではありませんが、バッハの世界に分け入って行く求心的な眼光の鋭さが感じられる名演でした。

ホルショフスキの平均律は、彼がこの曲と一体化した様な聴くほどに味の出る名演だと思います。そこはかとない自然体の佇まいの中に、造形の強かさと誤魔化しのない明確な語り口を持っているのです。

たった一つのフレーズに「悲痛と安息」を同時に封じ込めるとは!
全ての音が必然であることを知らしめるのです。

裏方仕事の多かったホルショフスキですが、底光りする様なその音楽は真に感動的です。

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J.S.バッハ・無伴奏ソナタとパルティータ

ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン)

Deutsche Grammophon 453004-2
CD・録音:1967年7月・ステレオ



今更、言うまでもなく往年の名演奏です。

知・情・意のバランスが良く、過不足のない演奏。シェリングは、哲学や美学の造詣も深かったとのことで、音楽にもそれが現れていると思います。

真に立派な演奏です・・・しかし、個人的にはあまり好きになれません。

何故かと問われれば・・・

総花的と言うか、八方美人と言うか・・・シゲティ、ミルシティン、グリュミオー等のいいとこ取りをしている様に聴こえるところが・・・。

シェリング自身に止むに止まれず言いたいことがない様に思えるのです。ここが個人的には一番納得のいかないところ。

技術も音楽も完璧を狙い、それを高度に達成していますが・・・縦しんば技術的に冒険してでも、聴き手に何か伝えたいという想いがあまり感じられません。

非常に柔軟で頭の良い人なので何でも吸収してしまうのですが、結果として出てくる音楽に安全運転を感じます。

一方、55年録音の旧盤が良いという人もいます・・・私は未聴です。もっと厳しくて真摯な演奏らしいので、これを聴いてみないことにはいかんのでしょうね。

これは私の偏見かもしれません・・・シェリング・ファンの方、戯言ですのでご容赦下さい。m(__)m

同感、反対…忌憚のないご意見を頂けましたら幸いです。


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