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夏の風物詩、「花火大会」が不況のあおりを受け、中止や縮小に追い込まれているという。
ついに、こんなところまでという思いがしますね。
地方では、数少ない行事を楽しみにしている方も多いと思いますので、残念です。
こういう状況は、アメリカも同様で、7月4日の「独立記念日」の打ち上げ花火も縮小するところもあるそうです。
そこで思い出したのが、シカゴの「サタデイ・イン・ザ・パーク」です。
「Fourth of July」といったら、独立記念日のことですよね。
折りしも、今年は土曜日と重なっていましたので、この曲をアップしてみました。
明るく、いかにも楽しそうなメロディーの曲ですが、社会的なメッセージの強い曲が多い、シカゴらしい歌詞です。
Saturday in the park
I think it was the Fourth of July
Saturday in the park
I think it was the Fourth of July
土曜日の公園
独立記念日だったと思うんだ
土曜日の公園
確か7月4日だったよ
People dancing, people laughing
A man selling ice cream
Singing Italian songs
Can you dig it
(yes, I can)
And I've been waiting such a long time
For Saturday
誰もが踊り 笑ってた
アイスクリームを売っている男
イタリア語の歌を歌っている
感心しちゃうよね
もちろんさ
ずっと長いこと待っていたんだもの
土曜日が来るのを
Another day in the park
I think it was the Fourth of July
Another day in the park
I think it was the Fourth of July
また公園へ行ってみた
独立記念日だったと思う
また公園へ行ってみた
確か7月4日だったと思う
People talking, really smiling
A man playing guitar
Singing for us all
Will you help him change the world
Can you dig it
(yes, I can)
And I've been waiting such a long time
For today
みんなおしゃべりして 心から微笑んでいる
ギターを弾いている男がいる
ボクたちみんなのために歌っているんだ
世界を変えたいと思っている彼に力を貸すかい
感心しちゃうよね
もちろんさ
ずっと長いこと待っていたんだもの
土曜日が来るのを
Slow motion riders fly the colours of the day
A bronze man still can tell stories his own way
listen children all is not lost
all is not lost
ライダーたちがゆっくりと国旗を掲げてる
ブロンズ像の男は今でも自分なりの話を語ってくれる
子供達よ、聞くがいい 全てが失われてしまったわけじゃないんだ
この世もまだ捨てたもんじゃないさ
Funny days in the park
Every day's the Fourth of July
Funny days in the park
Every day's the Fourth of July
公園では妙な日々が続く
毎日が独立記念日
公園では妙な日々が続く
毎日がお祭りみたいだ
People reaching, people touching
A real celebration
Waiting for us all
If we want it, really want it
Can you dig it
(yes, I can)
And I've been waiting such a long time
For the day
人々は手を伸ばし、 触れ合っている
ボク達は本当に
祝うことが出来るだろう
もし心の底から
祝いたいと願っているならね
感心しちゃうよね
もちろんさ
ずっと長いこと待っていたんだもの
土曜日が来るのを
(訳:西森マリー)
私の持っているコンピレーション盤の訳詞が、誤訳が多かったので、
新書版で出ている西森マリーさんの訳詞教室から転載いたしました。
西森さんによると、1972年のアメリカはベトナム戦争末期で、愛国心が最も低下していた時期。
それなのに、この歌では、公園につどう活気ある人々を見て、「ふーん、アメリカってすてたもんじゃないな」と歌っている。こんなのんきな事をいっている場合ではなかったのではと。
だから、皮肉で歌っているのでもないので、愛国心が低下した今だからこそ、アメリカの理想の姿を歌ったのではないかと言っています。
歌に出てくる、イタリア人の男も、人種の坩堝であるアメリカで、アメリカの一員のようにとけこんでしまっている。
ギターを抱えて、平和をうたっている男がいる。国旗を掲げたライダーもいる。
それら全てを受け入れてしまえるアメリカ。
そんな、土曜日をずっと待っていたんじやないかと言うことです。
なるほど、説得力があります。
この曲が書かれた時期のアメリカは、確かにいい状況じゃないですが、まだ捨てたもんじゃない。
みんなが、平和を本当に願うなら、理想の国になれる。
いつでも人々が、公園で楽しんでいられるような平和な社会、そんなアメリカの理想がテーマなんですね。
新しいアメリカを目指して誕生したオバマ政権が、初めて迎える独立記念日。
日本もそうですが、景気回復はまだ先が見えず、理想の社会には程遠い今のアメリカ。
国民は、どんな思いでこの日を迎えるのでしょうか。
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