ドイツ就職 雑記

ドイツ在住12年目です。

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JL408、フランクフルト発 成田直行便で成田に来ました。
順調な飛行で、まったく問題はなかったです。
 
1.日本の音楽のこと
春の休暇のつもりなのですが、なぜか休暇中にもかかわらずちょっとだけ仕事が入っています。
飛行機の中で、Youtubeからダウンロードした曲をipodのなかにいれて聴きながら帰ってきました。
もちろん、演歌を含む純粋な日本の歌です。
 
そんな風にしていると、「あぁ、日本人でよかった」とおもいます。これらの歌のよさは、ドイツ人にはまったく理解できない分野だからです。
彼らには第一、カラオケという「習慣」が底から存在しません。
 
先日、某日本の会社のマレーシア工場にいったとき、その晩に接待をしていただき、カラオケに行きましたが、まったく自分でみんなの前で歌を歌うという習慣をもたないかれらにとっては時間の浪費としかうつらず、不機嫌になるばかりでした。「時差ぼけがあるんだから、はやくホテルに帰って休息したい」というのです。
もちろん私は面白かったですよ、そのカラオケは。カラオケは好きですから。
 
2.休暇中の仕事メールフォローのこと
でも私が休暇をとるときいつも友人は「休暇中でもメールは見てくれているんだろ?!」と念を押してきます。
自分が休暇をとるとき、一切会社に関係した業務をしない癖にです。
 
なので今も日本の会社からの日本語メールを翻訳して一件転送しました。
日本メーカの多くは、英語ですらかなり貧弱な力でしかない場合が多く、彼らの英語を私流の英語に翻訳する英語/英語翻訳が不可欠だからです。どうしてって、ほんとにわけのわからん英語、あるいは完全に意味を取り違えても決しておかしくないような英語だからです。
 
3.日本の国際化のレベルについて
日本が国際化していないと言う方がおられます。
この英語力の欠如が、せっかくの高度に発達していて世界を圧倒するものづくりを達成できている日本にとって、誠にもったいないことになっているのは確実なのです。
 
それにくわえて、商慣行も日本と他の国とでは大きく違うことが多いです。なので仮に流暢な英語力を獲得したとしても、残念ながら不十分です。
中国、USAは、今の世界の中心の消費地であり、彼らと以下にビジネスをするかが会社の運命を決めるといってもいいのが、残念ながらいまの世界です。
それにくわえて、台湾の会社は世界のIT工場と言われるくらいに高度の量産能力を高めた巨大工場群が立ち並んでいますし、その台湾の設計者の感覚は、まるでアメリカそのものです。
なので台湾の彼らを動かそうとすると、アメリカ流の論議、商慣行に従わざるを得ないのです。彼らには「郷にいれば郷に従う」という感覚が存在しません。
なので日本人は彼らの論法に圧倒される、あるいは言い負かされるケースがかなり多いのです。
この「言い負かされる」というのは、たとえ日本の某会社の、それなりに発言力のある重役が参加していても、原をたて、あとで、「もうあの会社とは付き合わない」と決めてしまうケースを含んでいます。
 
私はこんな状況をみるとこう思います。
「私があの会社の社員だったらもっとうまく動かして、彼らのもつ設計力を生かすことができるのに。。。私にはかれらのもつ力の意味がわかる。」
ほんとに、いかにももったいないのです。力を出し切っておらず、かつ論議してもいいまかされる
 
世界の日本以外の会社のビジネスマンは、もっと彼らの会社の持つ貧弱な設計力のみをつかって、日本以上にうまく世渡りをしているのです。
これをわかり人材が、どうして日本に育たないのでしょうかね?
 
4.「わが社にはもうひとり日本人設計者が必要だ!」
ドイツにきて4年間勤務していますが、この私だって、ここにきて始めてそんなことがいろいろ明確に見えてきました。
 
この感覚を伝えたいとおもい、私はいま盛んに「もう一人、若い日本人設計者を入社させろ!」と上司に訴えているところなのです。
その人材は、日本のものづくりを理解している30台前半くらいの人材でなければなりません。
日本人でなければ、この私の感覚を伝えられないのです。なぜなら、日本人でなければ日本の習慣を理解していないからです。言葉の問題ではないのです。
それは若い技術を流出させろといっているのではないのです。
日本のものづくりのよさを理解しこれからも使っていくための技なのだと、私は信じているからです。
世界は日本人のもつ独創性と技術レベルをこれからもずっと必要としていることを知っているからです。
 
6.一部のドイツ人
しかしそんななかでも、私の友人だけは、この日本特有の商慣行の難しさを理解してくれだしています。徐々にですが。
 
#鉄則その1
日本メーカと商談するときは、Meetingでいきなり新しいことを提案しては決していけない。
その場で思いつきで提案するなどはぜったいにダメなのです。それはいわば憲法に近いことです。
どうしても新しいことを新規提案したい場合は、Meetingの前に電話で出もいいから事前にHonnestly Speakingという形でそのような話題にもっていくといったトリッキーな技を要することを、一部のドイツ人なら理解できるからです。
しかしそれも、アメリカ人、台湾人などはまったく理解したいともおもわないのですよ、ほんと。
 
なのでそれを理解していない人が日本に出向いて商談をぶち壊して帰ってきたときなんか最近の彼はひざをた
たいて笑い転げ、
「やっぱりやったか!そうじゃないかと思っていたんだ。」
といってケラケラと。。。私の友人が日本人を理解しかけている証拠です。
 
#鉄則その2
日本人はときどきその会社のリスクでフライングしてまで「その要求日程にあわせる」と提案することがありますが、それに甘んじてはいけない。
日本メーカがいまリスク発注状態にあるのかどうかをたえず論議によって察知していなければらない。この点だけはどうしても伝えられずにいます。
 
なぜなら、ドイツ人には責任の所在に対する感覚がまったく日本と似て非なるものであるからです。
 
ドイツ人はとにかく無理な開発日程要求を平気でし、相手に不可能なら不可能と言わせながら論議を組み立てていく論法をします。
日本としては、できないことを単にできないと単純に言えばいいだけなのに、
それを理解しない日本の会社はその当たり前の返答をすることなく、
「相手がそれを承知で要求してきた」
と深読みするたいへん悪い癖があるのです。将棋をしているように考えていきます。
 
ドイツ側はそんな難しいことを考えながら聞いているのではなく、何にも考えずに単に確認するために聞いているためだけなのに。。。
なので日本側が承知した後は、ドイツ側はあとで、
 
「かれらはどういうわけかこっちのあの要求を承知してきた。
どう考えても承知するわけない日程をのんできたんだ。わけがわからんよあいつら。何を考えているんだいったい。彼らがあの要求日程を合わせるためにどうするかって?そんな私はしらない。私ならきっぱりと断るんだがね。
責任は彼らにあるんだから。われわれには責任がない。承知したほうが悪いんだ。」
つまり笑い話の種にされるのです。
 
あとでそれを知った日本人側はいわば被害者意識を持ってしまうほどに深い心の傷を受けてしまうケースがいかに多いことか。。。
 
日本とドイツは本来もっと分かり合えるはずなのです。が、お互いの業によって、行き違いが出てくる。。。
 
なにせ11時間もの飛行時間の間、つい考え事をすることが多いものですから。。。

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