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●クロード・デュガ / ブルゴーニュ・ルージュ [2012]
Claude Dugat / Bourgogne Rouge 2012 開けてみました。開けたワインは私が非常に注目している2012年、抜栓直後から
2012年らしいシルキーで厚みのある姿のワインでしたが、他の作り手に比べると
シルキーさの厚みはそこまでではありませんが、そこはクロード・デュガ、
安定性という意味でも自分のスタイルを大きく変えない作りという部分がそう
させたのでしょう。もともとブルゴーニュが値上がりしたきっかけとなった
作り手がクロード・デュガと言われていますが、彼のグリオット・シャンベルタンを
飲んだときまるで最良年のペトリュスのようなどろっとした粘着度の高い驚くべき
ワインを飲み納得しました。そしてその味わいが引き継がれている下のキュヴェ。
ブルゴーニュ・ルージュといえども内容的には上質な他の作り手の村名と
遜色ありません。皆さんがどう思うかはそれぞれでしょうが、ブルゴーニュ・
ルージュを飲んでもクロード・デュガ独特のスタイルを楽しめるという意味では
非常に価値あるワインだと思います。 ●エレメンタル・ボブ / マイ・フォー・プレイ [2013]
Elemental Bob / My 4 Play 2013 ポップで個性的なエチケットが目を惹く。 バックラベルには THIS IS NATURAL WINE!
と分かり易いアピールがある自然派の生産者。又、このワインの生産本数は 700 本と極少。
プラッターズによると醸造施設を持たないで施設の一部を借り少量のみワインを生産しているようだ。
ワインは濃い黄色でトロッとした粘性がしっかりとある外観。香りはフローラルで柑橘 、洋梨、栗やハーブ系の香りが入り混じる。又、 4 品種の混醸、醸しからくる複雑性も
持ち合わせている。口に含むと葡萄の味が濃く果実の甘みがしっかりとのっている。
樽も嫌な感じがせず酸は穏やかであり全体的にゆったりとした雰囲気のワイン。
南アフリカの自然派の白を試すのなら品質も申し分なく良いのではないかと思います。
●ティフェンブルンナー / ラグレイン・ターモフ [2014]
Tifenbrunner / Lagrein Turmhof 2014 イメージする様な風味が強くあまり好きではなかったのですが、10年以上ぶりに飲んで
みると大変身しているではありませんか。ホームページを見てみるとずいぶん作り方を
変えているようでそれがこの質感の良さにつながっているようです。この作り手は
アルト・アディジェで最近人気の作り手に比べるとタイトでミネラリーなイメージではなく
わりと芳醇で果実味に溢れ透明感のある感じでクエンホフやテルランとは趣を異にします。
さてこのラグレインは赤。ぎゅっと使った果実味は一瞬甘かったりすることを想像させますが、
ちゃんとドライで軽い苦みと押し出しの強さがあり、実に質感が良い。これが後1〜2ヶ月すると
しっかりと柔らかさとふくよかさが出てくるはずです。これは美味しいですね!状態が
良くないと甘さを感じるようになるラグレインですが、やっぱり状態の良いラグレインじゃないと!
●ドメーヌ・マルキ・ダンジェルヴィーユ /ブルゴーニュ・パステゥグラン [2011]
Domaine Marquis Dangerville / Bourgogne Passetoutgrain 2011 ボディーに馴染み始めている。マルキらしい気品のある線の強い香りにちょっと
乳酸系の香りが漂う。ボディーはスムーズだが芯の通った強さがありそこが
マルキ・ダンジェルヴィーユらしい。ガメイと言うよりもはブルゴーニュ・
ルージュともとれるほどにまとまりが出てきており、このクラスのワインとしては
非常に素晴らしい!
●サン・フェレオーロ / アウストリ [2004]
San Fereolo / Austri Langhe Rosso 2004 理解した上で抜栓してみた。非常に滑らかで熟成しなければ飲むことは出来なかった
だろうなと思わせる酒質。通常のバルベーラーとしては甘みがすでにかなりとれており、
最近主流のバルベーラとはちょっと趣を異にする。まだそれほど複雑さが出ていないのは
落ち着きのなさと少し寝かせた方が良いことを感じさせる。ただいま飲んでも全く
問題が無いほど熟成によってバランスがとれていている。
これから落ち着くことによってぐっと旨みが乗ってくるだろう。
●ドメーヌ・ルシアン・ボワイヨ / ポマール [2013]
Domaine Lucien Boillot / Pommard 2013 かなり成功したようですね。このヴィンテージとの相性も抜群で難しい年に普段の栽培の
努力が反映されたようです。ルシアン・ボワイヨ ご夫婦は非常に真摯で穏やかで
きまじめな作り手でそういった性格と雰囲気がワインによく反映されています。
しっとりとした濃すぎず軽すぎないボディーで香り高く余計な押し出しのないポマールらしい
特徴も十分に感じさせるワインで村名としてはこれ以上ない姿になっています。
まさにブルゴーニュ好きがちょっとだけ良いワインを飲みたいときに
最適なワインといえるでしょう。
●ドメーヌ・ミッシェル・ゲ・エ・フィス / ボーヌ・プルミエ・クリュ・オークシュリア・ヴィエイユ・ヴィーニュ [2011]
Domaine Michel Gay et Fils / Beaune 1er Cru Aux Coucherias Vieilles Vignes [2011]
http://store.shopping.yahoo.co.jp/wineholic/10072.html
落ち着いたらもう一度飲んでみようと思っていた ミッシェル・ゲ。何故かというと 到着当初はちょっと無骨な感じで地味で単調な姿だったため。熟成によってどのように
変化するかを見てみたかったのだ。さて抜栓直後の香りは以前より開いておりでも
地味さは残るがかなり香り高くなっている。味わいは以前の地味さが根底に残るが
非常のチャーミングな姿に変わっている。「あ!このワイン好きだ!」まずはこのような
印象を持つ。というのも最近の質重視のワインたちは酸が繊細で飲むときの状況に左右され
非常に神経質。このワインにはそんな神経質さは感じない。そしてこのチャーミング
さはずっと私がブルゴーニュに求めていたものなのだ。ようやく出会ったこの姿。
そしてこのワインは熟成するほどに更なるチャーミングさと深みを醸し出していくはずだ。
初見で判断してしまうとこの作り手の魅力は分からない。他の作り手では感じることの
出来ない魅力的な姿を持っているのである。
●ドメーヌ・ミッシェル&ジョアンナ・エカール / サヴィニー・レ・ボーヌ・レ・プイエ [2006]
Domaine Michel & Joanna Ecard / Savigny les Beaune Primier Cru Les Peuillets 2006 2005年、先代の見事な魅力がもっと凝縮感のある若さ溢れる作りに変わったのがこの年だ。
あまりの変わりようにちょっと戸惑ったが、先代の様にリリース直後から楽しめるワイン
ではなくちょっと時間の経過が必要なワインとなった。そしてようやく美味しく飲める
ようになったのが今である。濃密なボディーが開き初め、先代とは違った世界がここにある。
このワインが今後どのように変化していくのかがある意味興味があるのだが、
リリースから8年以上たってようやくここまでの姿になったことを考えると、
今後もまだ変化を見せることは間違いない。
●ベルトラン・ダルヴィオ シャトー・ド・ラ・ヴェル・サヴィニー・レ・ボーヌ [2006]
Bertrand Darvio Chateau de la Velle / Savigny les Beaune 2006 驚くほどのポテンシャルを魅せることは彼の古酒を飲めばよく分かる。よって若いうちは
固く閉ざしているのではないが、ちょっと熟成を待ちたい感じのワインが多く現代的な
ブルゴーニュと比べると時間の経過を待つ必要性がある。よってこのワインは今若い
時期の飲み頃といえる。土っぽさとちょっと濃いめのまた完全に溶きほぐれていない
濃さを感じるが、それでもかなり美味しさが前面に出ており、非常に懐かしい旨みを
感じさせる。サヴィニー・レ・ボーヌという畑の特徴からすると、イメージよりもは
ボーヌ的なちょっと地味な部分があり明るさを感じさせないがある意味それがダルヴィオの
魅力でもある。今飲んでも美味しいが熟成させると大きく化けるのも彼の魅力。
●シャトー・ミルボー・ブラン [2014]
Chateau Mirebeau Blanc Pressac-leognan 2014 赤ワインの味わいは誰でもが認識できるほどボルドーの伝統的な風味を感じさせ、
それでいて果実味溢れる実に見事なワインを作り出す。白に関しては酸が素晴らしく
フランスのイチゴを思わせる感じであるが、あまりボルドーの白という雰囲気を感じ
させないまた新たな世界を模索しているような作り。まだ現状では飲めるのだが表情の
多くは感じられずにこれからの時間の経過による変化を期待する時期。
●テスタロンガ / エル・バンディート・コルテーズ・シュナン・ブラン [2014]
Testalonga / El Bandito Cortez Chenin Blanc 2014 雰囲気的には完全自然派の白なのですが、とても衛生的で状態の優れた嫌らしい
ところが全くない姿。上澄みの部分は柔らかくふくよかで驚くほどの質感を感じさせ、
下の部分になってくるとこれはフランスのワインでは?と思わせるようなフランスの
フレッシュなイチゴのような酸がありまさに自然派の鏡のようなワイン。
実は新しいヴィンテージも先日試飲しましたが、まさに更に進化させたような味わい。
もしかしたらこの作り手、爆発したら凄い人気者になりそうです。
●トーマス・モレ / シャサーニュ・モンラッシェ [2013]
Thomas Morey / Chassagne-Montrachet 2013 スタイルで現代的なワインとは一線をかす部分があるが、酸もしっかりとありある
意味センスの良さを感じさせ不自然さなどは全然無い。久しぶりに飲んだなという
印象で飲みごたえがあり旨みの乗った姿に感心する。モレ家のセンス良いスタイルは
伝統的ともいえ、現代的な自然派とは全然違うがワインを一つの絵にたとえるなら
非常に印象的な絵といえる。昔からブルゴーニュを楽しんでいる人にとってはまず
一度は飲んでみるべき存在。村名ですらこの旨みだから上のクラスは計り知れない
可能性を感じる。
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