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世界的な傾向として今自然派系ワインを中心に酸化防止剤である亜硫酸塩を減らす
傾向がある。
私たちが楽しんでいた30年以上前のワインたちは、ただでさえ長熟系でかなり
寝かせなければ美味しくならないようなワインが多かった。そのような状況で
は多少熱を当てることで飲み頃を早くもってくるようなことが行われていたのだが、
現代のワインのように早熟系のワインは、同じことをすると魅力の多くを失って
しまう。
その上に酸化防止剤まで少ないわけだから管理の徹底が必要なのに、まるで意に介さない
ようなワインの扱われ方。未だに飲食店にそのまま並べられたワイン、ワインショップ
の店頭に並べられるワイン、なんと時代錯誤なのか。
自然派のワインの多くが酸化臭がしてそれを魅力のように勘違いしている人が多い。
まして瓶詰めされた段階で酸化系のワインもあるくらいで、正直このようなワインは
あまり認めたくない。何が美味しいのか正直よく分からない。
実はこれは日本だけのことではない。
私たちのお付き合いしているインポーターは生産国の国内輸送はリーファートラックを
使用しているが、実は多くの日本のインポーターは実質的にリーファートラックを
使っていない。ホームページに記載されている事実とは違うのである。
またリーファートラックを手配しても確認しなければヒルブラントなどは通常の
トラックで行くことが多いという事実もある。
そして海外のワイン商やインポーターはリーファートラックを使うことはほとんど無い。
イギリスの有名ワイン商も同じである。
ワインの生産者側の努力によって今素晴らしいワインが生まれているのに、扱っている
側は正直舐め腐っているとしか思えないのである。
販売サイドの理不尽とも思えるこの行動は、当分修正される気配すらなくパリなどでは
日本のワインショップを真似たようなワインショップまで出現しているくらいである。
まして洋服のブランドが所有するようなワインに関しては船便でさえリーファーではない
ことは有名。どれだけ騙されればワインラバーたちは分かるのだろうかと不思議でしょうがない。
物と同じように扱われるワインは、生産者側と扱う側とでは全く意識が違うのだ。
古い体質の人たちは現在政治の世界を見ても分かるようにそろそろ新世代のために
引退する時期が来ている。世の中の流れに逆行しているワイン業界もそろそろ
しがみつくのをやめた方が良い。
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