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関わる旅客運行業のバスの話となる。
車両前部の表示板(通称あんどん)のカバーガラスがまたまた割れたのだ。またまたと記したのは、3ヶ月の期間で2度の割れを生じたことによる。二度の破損共に同一運転者で東名高速道路上のことだ。当方から「前方にクルマ居たでしょう?、そしてトラックだよね?」と聞けば、「その通り」との回答だ。東名高速で土砂を積んだダンプが走行しているのは見ないが、重機などを積載した貨物車など、そこに付着した泥や小石が風圧で飛ぶ可能性は大いにあるだろう。また、タイヤのトレッドバターンに挟まった小石が、飛び出す可能性なども否定できない。今回のケースは、低位置の表示板に当たっているから低弾道と考えられ、後者の可能性が大きいと想像する。
しかし、もっと高弾道でフロントガラスに当たらず済んだのは不幸中の幸いではあった。フロント表示板は4万程度で済むが、バスのフロントガラスだと極端に高額となり、部品代と工賃共で100万円前後となる場合もある。という訳で、高速走行中の前方追尾について十分車間を取るなど注意書きを掲示した次第だ。
また、高速走行中にICなどの合流で前方に貨物車などが侵入してくる場合は多いのだろうが、この形態は、該当貨物車は加速により速度を上げる、つまり車輪回転数が増えるから、今まで低回転で溝間に保持されていた小石が、より高速回転の遠心力に絶えきれなくなって弾け飛ぶという場合が多いと想像され、もっとも要注意な場面ではないだろうか。
ところで、車両保険に加入している場合それが一般型でもエコノミー型でも、飛来物や落下物による損害は、ガラスに関わらず、保険の支払い対象となる。なお、この飛来物によるガラス損害であるが、従来は等級据え置き事故であったのだが、4年程前より10%等級ダウン事故に変化していることを今更知った。
※写真は、該当表示板ガラスが強化ガラス製で、全面蜘蛛の巣状のヒビで、崩れ落ちる恐れがあるため、クリヤーテープで仮固定している状態。
追記
このことは記すべきかを躊躇うところも感じるが、世の正義を正す(大げさ過ぎるなぁ)ための一助になればと、あえて記す。この飛び石損害を利用して、保険会社から利益を得ている組織が全国にあると思われる。
私の現実を知るのは、横浜周辺の自動車専用道においてであるが、土砂や泥付き廃材などを積み込んだ、2〜3トンダンプやトラックをベンツSクラスなどの欧州高級車で追尾しつつ、しばらく走行後、該当車を追い越しを止める。そして、「おんたのクルマから飛んできた小石が当たり窓ガラスが割れた、ボデーにキズが付いた」と宣い、現場から該当会社の経営者に連絡させ、賠償の確約を取るのだ。止められた現場には、他にも類似の高級輸入車が停止していたという。もし、制止しきれなかった場合に備えた予防対応だろう。
さて、この被害クルマを保険会社の調査員が調査に出向くと、フロントガラスやボンネットのキズは、まあ理解されるが、側面パネルだとか、リヤガラス、トランクリッドにもキズがあり、各部品取替や全塗装が必用だとする見積が用意されているという寸法だ。
誰がどう見たって異常なことだし、こんな話が通るハズはないのであるが・・・。各保険会社により対応は様々だろうし、同一保険会社でも、そこの指揮官(具体的にはセンター長となるのか)次第で、まあしょーがないからと、支払ってしまう姿を知る。保険会社の使命は、公正妥当が社会的に要請される使命な訳だが、もの言わぬ被害者には出し惜しむくせに、闇の勢力にはあえて争いを避けるという傾向は何時まで経ても変わらない・・・。
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