私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画,、乗り物系全般、好きのエンジニアの放言ブログです。

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黒部に想いを馳せる

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 昨晩と今般、テレビドラマで「黒部の太陽」が放映されています。この放送を鑑賞しつつ、改めて黒部のことで想うところとして記してみます。

 この舞台となる黒部ダムには、現在まで数回訪ねていますが、その巨大さと迫力と、この様な山奥に巨大建築物を造り上げた人の力に偉大さを繰り返し感じざるを得ません。

 ところで、この黒部ダムは黒部第4発電所用のダムとして作られたのですが、この下流10キロ程の位置に地下発電所が設けられています。そして、更に黒部川を下ると、そこには第3発電所用のダムとなる千人谷ダムが戦前に作られているのです。

 今回放映されている「黒部の太陽」もダム建設に際しての、資材運搬用のトンネル掘削を題材としていますが、千人谷ダムを作るためのトンネル掘削にも、大きな苦難に満ちたドラマが記されています。それは、吉村昭氏が著述した「高熱隧道」という史実に基づく小説なのです。

 「高熱隧道」は、掘削時の地熱が150度を超えたと云われ、火傷者の多発やダイナマイトの誘爆事故による死傷者の続出が続いたことが描かれています。そして、もう一つの自然の脅威は、泡雪崩(ほうなだれ)という、高速落下する雪魂により作業員宿舎が丸ごと吹き飛ばされ、多数の死傷者を生じていることも驚くべきことです。

 同トンネルの掘削では、続出する死傷者のために、戦前当時でも富山県警の捜査を受け、その警告を受けつつも、国策として作業は継続され完成に至ったことが記されています。現代であれば、警察だけでなく労働基準監督署の指導により工事の中止命令さえ出されてしまう状況なのかもしれません。

 小説としての「黒部の太陽」も「高熱隧道」も、困難なトンネル掘削への挑戦を通して、それに立ち向かう人間の姿として、各部門のリーダー像をクローズアップしています。それは、正にリーダー論と云えるでしょう。

※写真は、6年程前に訪れる機会を持った、千人谷ダムです。なお、その際の見聞記を下記にリンクします。 

・黒部ルート訪問記
 http://adjster.blog.ocn.ne.jp/blog/kako/030728kurobe.html

電探の話

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 電探とは電波探信儀すなわちレーダーのことです。先の大戦における我が国の敗戦は、ある意味で必然だったのでしょうが、敗因の一つとして、この電探たるレーダー技術の遅れがあったと伝えられます。

 先の大戦中の電探ですが、たぶん陸軍用は別なのかもしれませんが、海軍用は当時沼津市に作られた沼津海軍工廠で作られていたそうです。

 海軍工廠とは、全国各地に十数カ所が作られ、海軍直轄で各種兵器の製造を行っていた工場です。有名所としては、戦艦大和を造船した呉海軍工廠等があります。

 そんな海軍工廠の一つとしての沼津海軍工廠ですが、沼津市の資料館で知る記録によると、沼津駅北部の広大な敷地を占有していたことが判ります。また、記述によれば、設立時に工廠占有地内となってしまう一部地区の住民を強制的に移住させられたことも知れます。

 現在、沼津海軍工廠があったと思われる地域を見ても、まったくその様な施設があったと感じさせるものは感じられません。強制移住させられた住民も、元の地に戻れたとこのことで、その他の地域も極普通の市街地が広がっているという感じです。強いて名残として想像すれば、同海軍工廠敷地の西側に当たる地域に、比較的大面積を所有する工場等が存在するところでしょうか。

 沼津海軍工廠では、この電探の他、無線機を生産(こちらが主力でしょう)していたとのことです。また、同市内で場所は異なりますが、海軍音響技術研究所という施設があった様です。これは名称からも、いわゆるソナーの研究を行っていたのだと想像されます。

 戦後のエレクトロニクス技術の発達と共に、レーダーの性能は向上して来たのだと思います。アンテナがクルクル回転しながら回転しながら周囲をスキャンするレーダーの姿は、現在ではクルーザー等の小型船舶にも装備されているのが見られます。また、平面なレーダーアンテナで一定角度範囲を、物理的動作なしにスキャンするフェーズドアレイレーダーの装備が軍事用には主流になりつつある様です。

 クルマの世界でも、レーダー技術により前車との距離を計測し衝突を防止するものが登場しています。しかし、相当にコストを要する様で、装着されるのは高級車だけですし、そのオプション価格も高価なものです。大型貨物車にも追突防止装置として装備車が設定されている様ですが、高価格な故でしょう、実際に装着されている大型貨物車を見たことはありません。この様な安全装備は、運動エネルギーの大きく加害性の高い大型貨物車と乗車人員が多い大型バスで、しかも高速道路走行車にこそ、装備が求められる様に感じられます。

※写真は沼津市の資料館で見た残された電探の機器の一部です。実運用では、もう1つか2つ位ユニットがあり、そこに表示スコープ(ブラウン管)や各種調整装置が用意され、そして専用アンテナが設置されたのだと想像されます。しかし、この大きさと必用スペースからは、船舶用であればともかく、航空機用では搭載困難と想像されてしまいます。

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