私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画,、乗り物系全般、好きのエンジニアの放言ブログです。

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 これは今次の原発危機以前から、巷云われ自らも感じて来たことですが、各新聞社と系列の民放テレビ局およびNHKなどの既存ジャーナリズムは腐蝕が甚だしいなと云うことです。彼ら既存ジャーナリズムが報じる内容は、政府なり関係機関などの統治者が発する内容そのままです。おまけに統治者に寄り添い巣くう国立大学などの大学教授の同意意見を加えるのみで、ますます不信感が増加します。
 そんな思いを持つ既存メディアですが、現在のネット社会においては、ユーチューブなどのネットメディアの参照は、知りたいと思う情報の幾らかは埋め合わせてくれるものとして貴重なものと感じます。
 一つ具体例として、23日に福島1の3号機で生じた黒煙の評価のことを記してみます。
 NHKの解説者として何処かの国立大学の教授は、「ハッキリは判りませんが、建屋内には”キカイアブラ”(この幼稚な表現も気になります)がありますから、それの発火・発煙でしょうね。」とこともなげに云います。
 一方、ネットメディアで解説を担当した元東芝の原発設計技術者は、「今回の黒煙では画像で見る限りですが炎が見えないですね。」と前置きした上で、「格納容器(鋼製)の上部には、燃料交換の際などに備え、ボルトで固定されるカバー状の別部品になっています。この格納容器とカバー間にはシリコンラバー製のパッキンが使用されています。明確ではありませんが、このパッキンが溶損し発煙したのではないかと憂慮しています。」と云います。
 どちらが、説得力を持つ解説か、明かなものと私は思います。

システム設計の欠落

 近年、CO2問題などに起因して各国の高速鉄道を希求する動きから、我が国でも新幹線システムを諸外国へ売り込んでいるところの様です。ところで、アメリカからは、新幹線車両について衝突時や転覆(ロールオイメージ 1ーバー)時の安全性の諸データを求められたとのことです。これに対し、JR側では、過去40年間にその様な事故はないのだから・・・みたいな返事を行ったやに聞きます。
 確かに、ここ40年余りの期間、新幹線にはその様な事故はなかったのですが、間が悪ければあわやという場面はあったと思います。それは、1995年の阪神大震災では、早朝の運行前でしたから事故は生じませんでしたが、高架部分のコンクリート柱が多数崩れ大きな段差が生じましたから、運行中であれば相当な事故が生じたと思います。また2004年の中越地震では、走行中の新幹線が脱線し傾きましたが、これも運が良かっただけのことで、転覆し多数の死傷者が出ていても不思議ではなかったと思います。今次、震災では、運航中でしたが、地震の規模に比べ揺れの強さは小さかった様で、幸いなことですが新幹線車両の事故は聞いていません。
 以上の様に、どんなに精巧なシステムを構築したとしても、最悪の事故は起こるものと考えなければならないと思います。それは、たかだか過去40年間事故がなかったからなどの説明は、まったく説得力を持たないものと感じます。
 最近、生じた大手都銀のシステムトラブルも同様だと思います。現状システムがカバーできる限界を認識し対応していないのではと、素人考えながら思います。
 今次の原発事故も、未曾有の津波だったからでは済まされないし、取り返しの付かない猛毒を振りまきつつ、2週目を迎えようとしております。
 原発事故の危険性は米国・スリーマイル島(いわゆるチャイナ・シンドローム)とか、旧ソ連・チェルノブイリの事故が報じられる都度、我が国は大丈夫かという疑問は呈されてきたと思います。その都度、電力会社とか大学教授がしたり顔で、我が国とは炉の構造が違うだの、安全基準が違うだのの説明を聞き、一部の識者を除く多くの国民は、危険そうだけどそんなものかな、電力は重要だし止むを得ないよなと無理矢理に自らを納得させて来た様に思います。しかし、今次事故で、その様な過去の説明はまったくの嘘っぱちのデタラメであったことが証明されてしまいました。
 ところで、昨日のこと原発から200kmも離れた東京都において、水道水から放射性ヨウ素131が基準値の2倍が検出されたとのことです。取水河川の上流部で汚染されたと想像されますが、とうとう来たかとう思いを持ちました。
 昨日も、福島原発3号機では、一時黒煙を上げていたと報じられていますが、白煙であれ、黒煙であれ、無色透明なガスであれ、放射性物質の微粒子を含んだガスが出続けているのではないかと思ってしまいます。しかし、テレビでは放射線レベルは増加せず安定していると報じています。本当なのか、という疑念も感じつつあります。
 今回の震災と原発事故関連のニュース報道は、NHKを中心に見ています。そんな中、同局の解説者らしい者が、自信ありげな口調で、原発事故は安定し収束する段階に入ったとの内容の旨を述べていのを聞きました。これには、大きな違和感と、いいかげんなこと言うなという怒りが込み上げてきました。
 何れにしても、原発は重要だけど危険もあるよなという認識は、明らかに危険過ぎるものとの認識に改める必用があると感じています。

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