私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画,、乗り物系全般、好きのエンジニアの放言ブログです。

過去の投稿日別表示

[ リスト | 詳細 ]

全1ページ

[1]

 6月1日朝8時過ぎ、横浜市南部を走る無人運転の新交通システム「シーサイドライン」新杉田駅(同市磯子区)で、列車が進行方向とは逆に走り出して、車止めに衝突したそうです。この事故で、14人が重軽傷者が生じたが、命に別条はないと伝わります。

 どうやら事故は、路線の末端たる始発駅(新杉田駅)で生じた様です。乗客も乗り終わり、扉も閉まって出発というところで、進行逆方向に発進したということだそうです。池袋暴走で、アクセルとブレーキを踏み間違えたのは老人だからと非難ゴウゴウですが、こちとらは無人の自動運転です。今や近い将来にも実用化してみせようと世界中のメーカーが血眼で研究している、いわば完全無欠のAIシステムとやらです。

 なんで、こんなバカな事故が起きたのか、真相究明は何れなされるでしょうが、開発者(企業)にしてみれば、よもやこんな事故は起こり得ようもないもないと思っていると想像します。それは、事故を起こさない、緻密なアルゴリズム(動作手順)を十分検討した上でのことであって、余程人為的(テロなど)でもない限り、事故は起こりようもないと自信満々だったのではないでしょうか。

 しかし、鉄道はクルマに比べれば、軌条を前後に走る乗り物であり、操舵の問題がないとか、路線内に人の立入がないことを前提にできるなど、システムも簡易で済む訳で、既に無人の新交通システムは全国で10路線弱が実用稼働している訳です。クルマの自動運転だったら、大一番に検出すべき、進行方向への障害物の検出センサー(ミリ波レーダーやステレオカメラなど)も付いていないのかもしれません。

 ここで、総て想像における仮の数値を想定して事故時の車内の人間に生じた減速度(ライドダウンG)を計算してみます。事故列車が逆進行発進して速度10km/hまで加速中、緩衝装置付きの車止め(多分バネ力は車両速度が数km/hを受け止められるストローク1mほどのもの)に衝突し、緩衝装置を完全に押し潰して急停止している訳です。そこで、衝突速度10km/hが緩衝装置で3km/h減じられ、7km/hで衝突し、その減速時間(Δt)が0.1secだったとすると、減速度は約−21m/sec^2(2.1G)となります。これは平均Gですから、正弦波としてルート2を乗じると2.94G、つまり約3Gの減速度が乗員に働いたと計算できます。つり革つかまっての立客はとてもつかまりきれず飛ばされるでしょう。

 クルマも自動運転の実用化に際し、もっともっと複雑なケースを想定し、これでもかというアルゴリズムを作りあげ、それを実制御する数万行におよぶプログラム記述で動作させるのでしょうが、当面の間は相当にシステムの穴(バグ)が出そうに思えます。
イメージ 1
イメージ 2


 整備工場等で、限られた狭い敷地に止めた積車で出発しようとしたら、右隣にベタと止めた預かり車にガリガリ、そんな事故の経験がある方は居るに違いないと想像しています。以下は、だいぶ以前のブログ記事より転載しました。
-----------------------------------------------------

貨物車の後方振り出し 2015/7/18(土) 

 皆さんも経験あるのではないでしょうか? 右前方を右折する貨物車の左側方を擦り抜けようとして、右折を始めた貨物車の左後端がみるみる近づいてきて来てヒヤリとしたことをです。これは、リヤオーバーハングの大きい貨物車に顕著に生じがちの現象です。(RRの大型バスも同様です。)

 オーバーハング量は車両法でホイールベースの2/3以下までと規制されています。一方、最小回転半径や狭い道での機動性の面から、ホイールベースは短くしたいという設計上の要求があり、貨物車などではオーバーハング量が大きくなりがちです。そして、このオーバーハングが大きいと、ステアリングを大きく転舵した際、車両外後端は外側に振り出すのです。ですから、オーバーハングの大きいクルマを運転するドライバーは、このことも意識したハンドル操作が求められるのは当然のことです。

 ところで、大型車でなくとも1台積みの積載車(大きさ的には3tonロング)が最近はディーラーや修理工場、レッカー業社、陸送業社などで、よく使用されています。これは写真の通り、結構オーバーハングが長いです。結構ディーラーなんかで多い事例ですが、この積載車の隣に、20cm程度とくっつけて駐車している預かりクルマを、積車の発進時にハンドルを据え切り近くまで切って出ようとして、ガリガリというものです。積車後端は5mm以上の厚板鋼板の角ですから、当たった方のクルマの外板(Cピラーの辺りが多い)は切れそうなほどの変形を生じているものです。

 この手の事故、過去少なくとも2件は実物を見ています。預かりクルマのクォーターパネルを交換して直すなんてことになれば、ハッキリ云って修復暦車となりますからね。その辺りまで要求されても、受託車保険ではカバーできませんから、いまさらながら注意が必要です。

 なお、関連したたこととして、オーバーハング量が増える程、デパーチャアングルが減少して、急降坂から水平面への移動で、後端が路面にヒットし易くもなります。(水平面から登坂面に後退侵入する場合も同様)
イメージ 1

 先日「高齢者の生活はどうなるのか」との小論を記しました。そのことで、たまたまですが、ささやかな蔵書中にあった20年前に購入した西部邁(すすむ)翁(故人)の著述「論争の手引き」を再読しています。その中の「企業を支配する者の道義的責任」という項目を掲載して見ます。そこには、20年前、既に始まっていたリストラを決行する企業経営者に対する痛烈な記述が述べられています。
 西部邁(すすむ)翁(故人)のお話しは、 Youtube でも感心しながら見ます。
イメージ 1
イメージ 2

全1ページ

[1]


よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

数量限定!イオンおまとめ企画
「無料お試しクーポン」か
「値引きクーポン」が必ず当たる!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事