私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画,、乗り物系全般、好きのエンジニアの放言ブログです。

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 ふらりと立ち寄った板金屋さんで、今売れてる軽であるNボックスの前部骨格を見る機会がありました。見積、修理屋としての勝手な意見を記してみます。
 フロントサポート(ホンダでは昔からバルクヘッドと称す)を眺めると、板金組立の構造で上部のみ一部ボルト結合という旧来からの一般的構造です。問題視するのは、そのフロントサポートの左右サイドを構成しつつ、後方のインナーフェンダー(エプロン)へ結合しているアーチ状の構造です。このデザイン手法はオディッセイ辺りからホンダが取り入れたボデーワークですが、曲面となるアーチ部は、衝突の際に非常に応力が集中し易く、幾らボックス断面にしようと、それほど剛性を高めるのも困難でしょう。しかも、閉断面だから故に座屈でもしたら、その修復には時間を要します。
 Nボックスの華奢なアーチ形状からは、一定以上大きな事故では、こんなアーチはあってもなくても衝突安全性に変化は生じない想像されます。しかし、小さな事故でも、アーチの位置を復元しないことには、フロントサポートがまともに付かず、従ってフロントバンパーも同様にまともに付かないでしょう。そしてアーチ部を復元するために、溶接部位を切り離しもしくは接合を要すなど、費用が膨らみます。
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 例のタカタ製の溶接不良もしくは金属腐食を要因とする助手席用エアバックのリコール問題ですが、国際的にも問題となっています。乗員を守るべき万一の装置が、作動時に金属片の射出により乗員が死傷しかねないというのですから、ことは深刻な事案です。我が愛車のBMW(E46)も対象車種であり、昨年末より実施しなければと思って予約までしていたのですが、時間が取れず実施をキャンセルしていたところでした。ところが本日、他車両の部品購入のため訪れたBMWディーラーにて、ちょうど比較的短時間で実施出来る運びとなり、リコール作業を完了したのでした。
 作業時間は30分ちょいといったところだったでしょうか。私の場合は昨年末の予約による部品手配を済ませていたので部品在庫があり、整備部門の余裕もあったことから急遽未予約でも実施できたのです。これが今改めて実施の予約依頼すると、タカタ社はBMWだけでなくホンダ車などを中心に多数のリコールを抱え、急遽再生産を行っているのでしょうが追い付かず、場合によっては部品入荷に数ヶ月を要する様子です。
 さて、リコールが実施されますと、その実施を示すラベルが指定された位置に貼付されます。車検の際、検査員はこの実施がなされているかも検査の要点になります。
 ところで、作業完了後に手渡された整備明細書(リコールですから当然無償修理です)に、助手席エアバッグモジュールに価格らしき 21,942と記されていましたが、たぶん有償の日本でのエアバッグモジュールは12万以上するでしょうから、その20%程度の価格となります。想像ですが、これはBMWジャパンがディーラーへ卸している価格にしても安価過ぎることから、タカタがBMWへ納入している価格に相当するのではないでしょうか。しかし、幾ら安価とはいいつつも、これが何年にも渡る累積総台数が数百万台にも及ぶらしきこと、そしてディーラにおける作業工賃が加算されることは、タカタ社へ相当な負担となるはずです。
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特装車について

 自車の二台前方を走るステン巻タンク車の写真です。まるでワイドミラーの鏡みたいで後続車の様子が良く判ります。この様な体験は、クルマに乗る誰しも体験したことがあるでしょう。
 写真はガソリン以外の液体を運ぶタンク車ですが、この様な特装車というのは、タンクローリーも含め、クレーン車、高所作業車、消防車等々、本当に多種多様なクルマがあるのには驚き、また関心を持ちます。しかし、その価格が驚くほど高価であることには更に驚かされます。少量生産で非常に材料費や工数が増加するからなのでしょう。
 ところで写真の様なSUSのタンク車ですが、SUSムクの厚板で組み上げたタンクもありますが多くは本体タンクは別素材(多くは鋼板)で外観にSUS薄板を巻き付けて装飾しているものが多くを占めると思います。表面粒度#800程で磨き上げたSUS薄板の後部部分を鏡板などと呼ばれます。事故で損傷することは稀ですが、私も過去数十年の中で数度は見て来たでしょうか。タンクが凹んだ場合はどうやって修理を行うのか?。損傷程度によっては修理不能となるでしょうが、可能な場合は内部に入って油圧ジャッキで押し出す作業が基本となります。もちろん内容物によっては人に害ある物質の場合など、それなりの装備や準備が必用になるでしょう
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飛び石損害

 高速路を走行中「ビシッ」とした音がして、見る間にガラスのヒビが広がっていくということを少なからずの方が体験していることでしょう。ビビが生じなくても、多数のクルマを眺めると、割れてはいなくとも、小さな「えぐれ」が生じているクルマは沢山見掛けます。こんな飛び石損傷が、運転席正面の視野に入る位置ですと、けっこう気になるものです。
 フロントガラスは、20数年前までは部分強化ガラスでOKだったのですが、事故時の危険性から合わせガラスの装着が道路運送車両法の保安基準で定められました。一般車両用の合わせガラスは二枚の生板ガラスの間にPVC(ポリビニールブチラール)という樹脂を挟み込んで接着したものです。生板ガラスですから、強化ガラスに比べると、強度的には劣り割れやすいといえます。なお、余談ですがジェット航空機の前面ガラスや装甲仕様車などは、多数枚の強化ガラスを積層し、厚さ数センチから10センチ弱のものまでがある様です。
 さて、飛び石損害を生じたBMWミニ(R56)のことです。助手席側ですから、運転中はあまり気にならないとはいうものの、飛び石による「えぐれ」が昼間膜まで達したのでしょう、割れは広がっていませんが直径5、6mmの貝殻状にエアを吸い込んで、外観から目立つ損傷です。中古のガラスと交換も検討しましたが、ガラスの取替工賃(接着方式)と合わせれば、5万は下らないでしょう。そこでガラスリペアを依頼することにしました。
 このガラスリペアですが、過去何度か見て来ましたが、損傷にもよるのでしょうが100%直る訳ではありませんが、かなり見た目は軽減されます。大雑把なリペアの原理ですが、1mmに満たない小径のドリルで該当部位に昼間膜まで穴を開け、真空ポンプで内部をエアを抜き取ります。そして、レジン(樹脂)を注入して完了となります。そして空間をレジンで満たすことで、割れを見立たなくするというものです。但し、ガラスとレジンでは材質も異なりますから、屈折率も異なることから、塗装の比色ではありませんが正面見ではOKでも、スカシ見では境界が見えるということになります。
 今回のBMWミニですが、リペアは正解だったと思います。意識して見ない限り、ほとんど判別出来ない程度になりました。ちなみに料金は1万円弱でした。
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イメージ 2追記
 BMWミニの2代目R56系ですが、フルモデルチェンジ前の初代R50系と共通パーツが使用されています。このフロントガラスもその中の一つです。
 ルマン耐久レースでもアウディやルノーがディーゼルエンジン車で勝利するなど、最近のディーゼルエンジンはあなどれんと思います。また、欧州では、日本では5%に満たない乗用車用ディーゼルシェアが6割近くに達する国も多い様です。そんなこともあるのでしょう、ベンツやBMW等では積極的にディーゼル乗用車を拡販しようとしている様に見受けられます。しかし、日本ではディーゼルエンジンは大小の商用車のものであり、乗用車用としては非常にマイナーな存在なのです。
 ところで、最新の技術では、同一排気量でもディーゼルエンジンの特製から極めて相性の良いターボとの組み合わせによってガソリンエンジンに劣らない(むしろ最大トルク値では凌ぐ)加速性能を有したディーゼルエンジンとなっているのは周知のことです。しかも熱効率の良さから燃費はガソリン車を遙かに凌ぎます。しかしながら、最新ディーゼルでも最大回転数自体が向上した訳ではなく、乗用車用(3千cc程度)の小型ディーゼルで4千rpm程度、大型用(13千cc程度)では2千回転程度がレブリミットとなっています。これは、学術的な詳細を説明する知識はないですが、ようは圧縮着火・拡散燃焼であるディーゼルエンジンの燃焼速度が混合気・火花点火式のガソリンエンジンより遅く、最大回転数の限界値も制限されるということの様です。ですから、大雑把にいえば1000〜6000rpmまで6倍の回転域を持つガソリンエンジンに対し、1000〜4000rpmまでの4倍程度(乗用車用小型ディーゼル)の回転域しかディーゼルエンジンは持ち得ないのです。ですから、幾らトルクが強く駆動力はあっても、速度を上げて行くには、次々と上段ギヤに変速していく多段トランスミッションが不可欠となるのです。だから、そこまで必用かと思われる8速ATなどはディーゼルエンジンに最適じゃないかとすら思えます。
 個人的主観も交えて記しますが、幾らトルクがあってシフトダウンの頻度が減るからといっても、高回転まで引っ張れる回転域の狭さはスポーツ用エンジンとしては醍醐味に欠けると感じます。また、高圧縮故に回転変動も大きく、その吸収のためにも重さを増さざるを得ないフライホイールなどによりレスポンスに軽快さを欠くのも大きなマイナス感を持つところです。そして、幾らコモンレールにより超高圧噴射にピエゾインジェクターの多段噴射など最新のテクノロジーを注ぎ込んでも、アイドル時のガラガラといした音は、小さくはなったというものの消せません。これはガソリンエンジンなら、異音であり何処かメカニカル系が破損している音でしょう。・・・と、個人的にはネガティブな意見を思うのですが、熱効率の良さ、すなわちCO2の問題からも普及は必用なことでしょう。しかし、これも走行距離数の過多により総量は異なる訳で、一概にガソリンが悪でディーゼルが良という話ではありません。

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