私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画,、乗り物系全般、好きのエンジニアの放言ブログです。

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沈鬱の現在

 今次、巨大震災においては、連日被害の状況の報道を見、聞き、それを知る毎に心が沈んで行きます。
 なんて自然は残酷なのか、なんて自然の前には人間は脆弱なのかと思わずにいられません。
 阪神大震災の時にも、同様の思いに心が打ちひしがれたものですが、今次の震災は、被災地の人口密度は低めとは云え、被災範囲があまりにも広大過ぎます。
 被災死者数も、当初の1千人というのを聞き、私は、そんなレベルでは済まず、これは1万人程度まで達するのではと感じました。しかし、現在の報道を聞いていると、もっと数段上のレベルに達するのではと想像されて来ました。
 被災死された方にお悔やみを申し上げると共に、今もこの瞬間に救助を待たれている被災者、救助はされても何もかもを失い、悲嘆に暮れる方々の心を思うと、ただただ沈鬱の思いが込み上げて来るばかりです。
 今回の状況は、ちょっと前に触れた、小松左京氏の著した日本沈没の状況の一部を再現している様にも感じられます。しかし、これは小説でもドラマでもなく、現実のことなのです。
 ところで、東電ではウイークデーに入り電力供給量が不足するとして、地域別に区分した計画停電を実施するとのことです。これは止むない処置かと思いますが、我が国全体が同一周波数で統一されていればと思わずにはいられません。
 もし、全国が同一周波数であれば、富士川以西の中部電力、関西電力などから融通することは容易なはずです。しかし、大電力を扱える周波数変換器を急遽用意することは困難でしょうし残念なことだと思います。
 静岡県の富士川を境に西は60Hz、東は50Hzというのは、歴史的な経緯の中で決まり、そのまま時を経てしまったのですが、危機対応という意味で悔やまれることであったと思います。
 ちなみに、新幹線などでは、架線から2万ボルトで給電していますが、全線に渡り周波数60Hzに統一されています。新幹線の場合は2、30km毎に給変電設備が設置されますが、外部50Hzの区域は60Hzに変換しているそうです。
 今次、巨大震災に誘引された原発事故ですが、やはり巨大システムというものが、人の制御下を離れた場合の恐怖というものを感じずにはおれません。
 巨大システムとしての原子力発電所は、予想された巨大地震に対しても、超危険物であるリアクター(原子炉)を、余裕を持って制御下における体制で設計・施工がなされているはずのものでした。
 TV画像でテレショットされた福島原発は、特に外観上は特に異常は見られません。しかし、事故本番を迎え、やれディーゼル発電が動かないとか、給水ポンプが不調だとか、建屋内に水素が充満し水素爆発を生じるなど、次々と不備が生じている様です。2重、3重に安全対策が施されているのではなかったのか・・・。
 それが、空疎な絵空事であったことが証明されたのが、今次の大震災と感じます。現在、数万人とも云われる放射線避難者を生み出し、最悪の場合は同地を中心にした広い地域が人の入れない管理地域となる可能性だってあり得ます。

凄まじい映像に驚愕

 今次、大震災については、その津波の破壊力を示すリアルタイム映像や広範囲に広がった様子を見るにつけ、驚きを禁じ得ません。
 町がほぼ壊滅したと伝えられる陸前高田市の映像などは、津波が押し寄せるというより、津波により押し動かされた多数の家屋が、さらに多くの家屋を押し潰して行く恐ろしい映像です。これがVFX使った映画のことなら安心して見てられますが、リアルタイムの現実映像なんですから恐ろしいことです。
 さて、もう一つの恐ろしい話ですが、昨日も記した原発(福島第1&第2)についても、圧力容器自体の破損は(今のところ)ないと報じられていますが、炉を冷やす給水機能が失われ、一部炉心溶融を生じかけ、応急的に海水を炉に満たして冷却を図る作業が行われるとのことです。この海水注入は炉を満たせば良いと云うものではなく、循環させなければ十分な冷却はできないと想像されます。そうなると一次冷却水と同様で、冷却水(海水)も汚染されますから、二次汚染も生じて来ることが考えられます。
 何れにしても、海水までを注入した原発は、廃炉にせざるを得ないのかもしれません。また、廃炉でないにしても、復旧には相当の長期間を要することでしょう。もしかしたら、東電は、福島第1と第2の合計8機の原発を失うことになるとすれば、我が国関東以北の広範囲の電力事情に与える影響は大きいことでしょう。
 本震災は、大変悲しむべき大災害ですが、これが夏の電力事情の切迫する時期でなかったことは不幸中の幸いだった様に感じます。
 今次、大震災の様子が徐々に明らかになりつつ、また連鎖的に拡大しつつもありますが、多くの方と同様に私も大変驚愕しています。
 そして、今日の福島原発の建屋破壊と放射能値の上昇の報です。この様な、巨大地震による原発の危険性は、故高木仁三郎氏などが繰り返し、繰り返し記していたことでした。その都度、各電力会社では、想定される地震の倍以上の強度を持っているから・・・との説明であった訳ですが・・・。
 現在、決死的覚悟を持った調査チームが、事故原発の損傷部位について調査と対策を検討しているところと想像します。
 しかし、もしも、チェルノブイリみたいな炉心が爆発し、炉内物質が飛び散っている様なことになっていたとしたら・・・。考えるだに恐ろしいことです。
 復旧後の同地近隣は、チェルノブイリと同様に今後数十年を超えて人の住めない地になる可能性すらあります。
 私の住む静岡県も、かねてから地震が起こることが予知されていますが、予測される震源地近くに原発があります。日本全国に絶対安全なところなんてないと、改めて思っておるところです。

巨大地震の恐ろしさよ

 本日の三陸沖地震については、未だ損害の概要は分かりませんが、時を経る毎に被害の現状が把握され、その被害の大きさが尋常なものでないだろうことが明確になりつつあります。
 私の住まい地は、震源地からおよそ500kmはあろうかと思いますが、ある程度の大きさで長く揺れ、しかも、繰り返し、繰り返し断続的に揺れ続けました。
 それと、都内で、多くの電車が止まっているとのことですが、1千万人とも云われる通勤難民の帰宅が困難を来しているとのことです。これは、前々から、予想されたことだったのですが、いざ実戦となると相当な困難を生じるのもある程度止むないことといえ、何百万人もの方が苦難していることと思います。ご苦労様です。
 しかし、震源地から遠く離れ、目立った建物損害も見られない中で、なんでこんなに多くの電車が止まってしまうのでしょうか。電力関係の事情か、制御コンピューターの事情なのか、JR東日本しっかりしろと云いたいです。
 話は変わりますが、今日の事件でも、まったく政治家ってロクでもない奴が多いなと思いました。
 枝野とかいう官房長官らしい方のことです。取って付けた様にジャンバーを被り、軽い言葉をしゃべる方ですね。首相もそうだけど、言葉が軽い。そして、猫の目の様に変わる。威厳もなにもない、信用ならねえ奴らです。

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