私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画,、乗り物系全般、好きのエンジニアの放言ブログです。

一般

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

映画監督のこだわり

 TVドラマなどにも優れた作品は多いものと思います。でも、何回も連続するドラマを見始めることに躊躇してしまいます。でも、見始めてはまり込む場合も、なきにしもあらずなのです・・・。
 それに比べると、優れた映画作品は、2〜3時間程度の時間に冗長なく入魂されたエネルギーの凄まじさみたいなものを感じさせてくれ魅力を感じます。
 そして、優れた映画作品には、リーダーたる映画監督のこだわりが欠かせぬものだと思います。「ま、いいか」なんて思いで、各シーンを指揮し続けても、下らない凡庸映画になることは明白です。優れた映画監督の頭の中には、作品の全体像から各シーン毎の理想像が明確にあって、そのことをスタッフに徹底するのでしょう。監督の意を汲んだスタッフも、それに応えるべく一生懸命に活動し、優れた映画作品が生み出されるのでしょう。
 世界のクロサワとして他国にも大きな影響を与えた黒澤明監督ですが、その手記で幾つか記憶に残る言葉があります。それは、以下の様なものです。
 
・「あの作品はさ、半年の予定を1年掛かちゃったんだよ。もう会社(映画会社)とケンカだよ。」
 
・「リアルなセットの中で演じさせると、役者の演技が違うんだよ。」(だから、たとえ小物であってもセットには金も掛けると言いたい。)
 
・「ここで地面に突き刺さる様な雨を降らせてくれって大道具に言ったんだ。そしたら見事に応えてくれて嬉しくってさ。」
 
 同監督のこだわりを感じさせる言葉ではないでしょうか。しかし、すべの物事にこだわりを持って生きるなんてことは出来ないけど、それぞれの道で、ある程度のこだわりは持ちたいものです。えっ!食い物と酒と女にこだわるって、まあ人生いろいろ、それも余力として反対はしませんが・・・ね。

目利きのこと

 およそどの様な職種であっても、その道で飯を食うからには、その道ならではの目利き、つまり鑑識眼を持つ必用があるのでしょう。
 例えば、詳しくは判りませんが、損害保険会社の調査担当者であったとすれば、損傷車両に対して、事故報告との真偽性がどうなのか、修理はおよそどの様に行われるのか、その費用は幾らか、車両価値は幾らか、過失割合は・・・等々、それなりの目利き能力が必用となることでしょう。
 ここで、架空の会話として、損害保険会社における調査担当者の目利き能力が高い先輩(幾ら先輩でも目利きが高いとは限りませんが)と入社後間もない後輩との会話を想定して記してみましょう。
 
先輩:「見積作ったかい。提示前に見せてみな。」
後輩:「はい、こんな感じなんですが・・・。」(と、自信なさげに)
先輩:30秒ほど眺め「ねえ、このフロントピラー板金だけどさ、この2時間分の料金はどうやって判断したの?」
後輩:「ええと・・・。この様な損傷だと、だいたいこの位の感じで入れるものだと・・・。」
先輩:「へー、だいたい、こんな感じねー。そんな風に習ったのかい?」、「それじゃ。聞くけどフロントピラーが損傷しているかどうかは、どうやって判断するんだい?」「言ってみな?」
後輩:「ドアを開け閉めしてみて、引っかかりがないかどうかを確かめるとか・・・・」
先輩:「あのなー」と、ノート(の長方形)を手にして「ここに上下ヒンジが付くだろ。アッパーヒンジが後退するとどうなる?」、「そうだ、ドア後端のチリが上が狭く下が広くなるよな。判るだろ?」
後輩:「はい、判ります。」
先輩:「さらに、ロアヒンジが内側に移動する事例は結構多いんだが、どうなると思う?」、「そうだ、ドア後部最上端(サッシ部)が外側に突き出るんだ。判るだろ?」
後輩:(目を輝かせて)「判ります。」
先輩:「このロアヒンジの内側移動ってのは、乗用車だけでなく、トラックのキャブオーバー車でダッシュメンバーが変形して左右が引き込まれている場合も多いからな、今後注意して見てみな。」
 
 以上で終わります。
 世のものごとは不条理も多いし、その総てを理詰めに考えることはできないことでしょう。しかし、何時も「だいたい、こんな感じ」では、その道のプロの目利きとしては不足してくるんだろうなと想像します。私には、クルマの修理のことは良く判りませんが、他人からの教育を受けることも大事ですが、日々の活動において自らが追求しようという意欲を保持していることが、もっと大事なことだと感じます。

言葉の重さ

 最近、自らの遠近で、言葉(文字も同様)の重さってものが軽くなった時代だなと感じることが多くあります。
 遠くのことですが、もっとも酷いのは現政権でしょう。自らが野党時代は、やれ国家公務員などの給与と特権を見直せとか、機密費を公開しろなどまくしたて、マニフェストまで掲げておきながら、いざ政権取ったら超保守的どころか、何もやろうとしないのが誰の目にも明かです。そんな中で、現首相は、「不条理を正す政治」なんてと言ってみても、そんな浮ついた言葉に欺される国民は誰一人いないことでしょう。
 近くのことになります。武士が出て来る小説などで「武士に二言はない」という言葉がありますが、一度放った言葉の重要性を表す好きな言葉と感じます。それが、今の世では、約束したことを、その約定日前に、かくかくの理由で変更して欲しいと言ってくるならともかく、ほったらかして平気でいるという方に遭遇する場合も希にあります。こうなると、そんな奴に対する信頼度は失せ、以後の付き合い方も変わらざるを得ません。
 世の多くの事柄おいて、交渉事は欠かせぬものでしょう。その中で、交渉相手となる人物を見る(見極める)ことは重要なことと意識しています。
 ここでは、私にはあずかり知らぬ保険会社の損害調査担当部署での対応を、架空のドラマとして創作してみます。なお、このドラマは今はまり込んで読みふけっている鬼平犯科帳の鬼平こと火付盗賊改め長官、長谷川平蔵と部下の木村忠吾(あだ名がウサギ)との会話としてみましょう。
 役宅(事務所)内で平蔵は忠吾に言う。「おい、ウサ、あれはどうだった」と。
 あれとは、今朝方、受付担当の事務方女(女性)が約半刻(今の1時間)程も、ああじゃない、こうじゃないと、くどくどしい電話を受けたという被害人(者)の案件のことであった。
 忠吾は、「お頭、被害クルマを見てめえりましたですが、相手人とよく話しができないんですよ・・・」
 平蔵、立て続けに忠吾にまくし立る。「いってえ、相手はなんて言ってるんでえ」、「相手のツラ(顔付き)はどんなでえ」と問い掛けたのであった。しかし、これに応答する忠吾は、しどろもどろで、平蔵の満足する返事ができぬのであった。
 そんな、忠吾のしどろもどろを聞きながら平蔵は、「ウサ、おめえの話しはさっぱり要領を得ねえ。人物が見えてこねえ!」と切り捨てたのであった。
 まだ宵の口でもあったこともあり、「ウサ、場所は近えな」と確かめつつ、「よし、歩きな、ウサ」と声を掛け、役宅内の者に「人物見てくらあ」と声を掛けつつ役宅を出たのであった。
 程なくして、被害人宅前に現れた平蔵と忠吾であった。忠吾が、「ここでござえます、お頭」と言うや、平蔵は「どれ、わしが当たって見ようかのう」と言う。そして、平蔵が相手人宅の戸口に立ち、中へ声を掛けること数度、中から怒鳴る様に「もう話すことはない。けえってくんな!」との声が聞こえるのであった。
 ここで、平蔵はたじろぐことなく、玄関引き戸を僅かに開けると共に、中に呼び掛ける様に「不幸な事故でご迷惑をお掛けもうした。私共目は早急に解決したいと思い参ったのですよ」と呼び掛け、さらに「ご亭主様のお顔も見ずに話すのは誠に持って失礼なこと、是非上がらしておくんなさいましな」と呼び掛けたのであった。
 それに対し、暫しの沈黙の後、「じゃあ、へえってこい」と相手人の返答があったのであった。平蔵は、直ちに「ごめんなせえよ」と声を掛け、被害人宅へ入り対面したのであった。
 室内の状況は、世に言う「男やもめにゃ・・・」のことわざの如く近い荒れたさまで、暗い室内の奥に頑固一徹そうな被害人の目が光っていたのであった。
 そんな室内の状況をチラと見ながら平蔵は、「ご亭主は今回事故の弁償をどの様にすれば納得してくれますので?」とたずねたのであった。
 実は今回の被害クルマは比較的古い輸入車であるが、その損害はドアミラーのみの損害なのであった。
 そして、被害人は言う。「お前らでわしのクルマを持って行って直して戻してくれればいいんだ」と。
 これに対し平蔵は云います。「ご亭主、今回の事故で壊れましたのはミラーだけでごぜえます。ですから、ご亭主のクルマを私目共でレッカーなどの運搬を行うことはできないのが道理なのでごぜえますよ。」
 一呼吸置いて平蔵は続けます。「ご亭主、お手数掛けますがクルマを懇意な工場へお持ち下さいましな。予め、私共目にて、工場にその旨をつなぎ(連絡し)、部品の取り寄せと、お待ち戴いての短時間での修理のことを願っておきますんで」と。
 暫しの沈黙の後、相手人曰く「判った。おめえさん達でミラーの部品だけ、わしの処へ届けてくれ。交換はわしがする。」と。
 直ちに平蔵は云います。「ありがとうごぜえやす。部品は早速取り寄せ、お届けしますんで、よろしくお願えします。」
 はてさて、帰りの車中で平蔵は忠吾に云う。「ウサ、おめえも、まだまだツメがあめえのう」と。受けた木村は「・・・」と言葉も出ないのであった。
 この物語で云いたいのは、交渉事においては、決して相手との対面を怖れてはならぬということです。そして、相手の要求に対し、単に譲歩を思考するのではなく、ものごとの道理を説き、出来うる代替案の提示など、正々堂々の真剣勝負として挑むことだと思っておるのですが・・・。

深海潜水艇のこと

 深海潜水艇(バチスカーフ)のことに興味を感じたのは、小松左京氏が書き下ろした「日本沈没」(1973年)を読んで以来だったと思いだします。
 日本沈没の冒頭では、深海潜水艇のパイロットである小野寺と田所教授が、日本海溝の深海において、巨大な亀裂と乱泥流を発見するところから始まります。
 この深海潜水艇ですが、現在の我が国では「しんかい6500」が最高性能です。軍用潜水艦はメインタンクに注水し潜水し、浮上はメインタンクに圧縮空気を入れ排水(メインタンクブロー)します。これに対し、深海潜水艇では、、予め艇の外部に装着したウェイトにより、母船のデリック(クレーン)から切り離されると共に潜水を開始し、深海の観測後、ウェイトを切り離し、艇自体の浮力により浮上するのです。
 また、艇は、乗員の乗るキャビンは完全な球形で、極めて高い水圧に耐えられる様設計されています。そして、艇の浮力を生み出すフロート類も、空洞ではなく、海水より比重の小さなガソリンなどの低比重の液体を満たすことで水圧に耐える構造となされているそうです。
 ちょっと前のTVドキュメンタリーでだったと思いますが、深海潜水艇の耐圧殻の製造現場を放映していたのを見ました。材質はチタン製で肉厚は10cm近くもあろうかというものです。半休型の上下分割部品を熟練技術者が手作業で丹念に溶接している姿が印象に残りました。きっと、溶接後はX線だとか磁気による探傷検査を厳密に行い、欠陥を防止していることでしょう。

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

CMで話題のふるさと納税サイトさとふる
毎日お礼品ランキング更新中!
2019年のふるさと納税は≪12/31まで≫
数量限定!イオンおまとめ企画
「無料お試しクーポン」か
「値引きクーポン」が必ず当たる!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事