Lirac Diary

美しいもの、ひと、好きです

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トスカ

2012年11月23日(金)
新国立劇場公演 
ジャコモ・プッチーニ 「トスカ」
 
指揮 沼尻竜典
演出 アントネッロ・マダウ=ディアツ
美術 川口直次
衣装 ピエール・ルチアーノ・カヴァロッティ
照明 奥畑康夫
 
トスカ ノルマ・ファンティーニ
カヴァラドッシ サイモン・オニール
スカルピア センヒョン・コー
 
新国立劇場合唱団
東京フィルハーモニー交響楽団
イメージ 2
イタリアの星とも言うべきプリマドンナ、ファンティーニの真価がいかんなく発揮された公演だったと思う。
 
トスカといえばマリア・カラスの名演がベストだというのが今も変わらないのだけれど、それに迫るくらいのドラマをファンティーニは見せてくれたと思う。
 
その素晴らしい声と表現力、まさに円熟の極みといえる。
容姿もウエイトを絞ったおかげで美貌の歌姫としてぴったりの嵌り役。
一幕目と二幕目の衣装が大変美しかった。
 
実際の聖アンドレア・デッラ・ヴァッレ教会をコピーしたらしき舞台もとても美しく仕上がっている。
やはり、オペラはこういう演出がいいな。
あまり時代を置き替えたりすると違和感に付きまとわれて落ち着かない。
保守的と言われようとそれは譲れない気がする。
 
19世紀ヨーロッパのお金のかかる娯楽として発展したオペラを、貧弱な現代劇のセットで見るなんてつまらない。
 
さて、ファンティーニは素晴らしいのだけれど、スカルピア役のコーは声的にはかなりいい線いっていたとは思うが、やはりもう少し上背があって押し出しが立派な人だったらよかったと思う。
オペラ史上最悪とも言えるサディストなんだから、どうもどこかの演歌歌手みたいな容姿のスカルピアではなんとなくいただけない。
 
サイモン・オニールも健闘していたけれど、なんとなくパッションの感じられない歌のように思えた。
声は悪くないけれど、なんだろう。
なんとなく綺麗になぞっているけど違うんじゃない?みたいな感じかも。
 
沼尻の指揮は最後までテンションを保ってドラマを高めてくれたと思う。
 
久しぶりに声の藝術であるオペラを堪能しました。
 
イタリアオペラ、ワーグナーとは全然別次元にあるなあ。
 
イメージ 1
 
 
 
 
 

閉じる コメント(2)

こんにちは!
カラスを見たことがあるのですか? 羨ましいです。

2012/11/26(月) 午後 2:54 [ iso-shiho ]

顔アイコン

残念ながら映像化された二幕目を見ただけです。
それだけでもカラスは素晴らしかったです。

2012/11/27(火) 午後 10:34 [ 紫子 ]


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