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新国立劇場 公演
2013年10月26日(土)14時開演
指揮 ウルフ・シルマー
演出 アンドレアス・ホモキ
美術 フランク・フィリップ・シュレスマン
衣装 マヒトヒルト・ザイペル
照明 フランク・エヴァン
アルマヴィーヴァ伯爵 レヴェンテ・モルナール
伯爵夫人 マンディ・フレドリヒ
フィガロ マルコ・ヴィンコ
スザンナ 九嶋香奈枝
ケルビーノ レナ・ベルキナ
マルチェリーナ 竹本節子
バルトロ 松位浩
バジリオ 大野光彦
他
管弦楽 東京フィルハーモニー交響楽団
合唱 新国立劇場合唱団
以前に見たハンブルグ歌劇場のリゴレットのホモキ演出がまったくいただけなかったので
ずっと避けてきた新国フィガロでしたが、とても素晴らしいものでした。
白と黒の簡素な舞台装置でくり広げられる笑劇はとても気が利いていて、照明も効果的、なぜこの演出をもっと早く見なかったかと後悔しきりです。
衣装は最近よく見かける20世紀風ではなく18世紀ロココ調だったので舞台がモダンでもスッと入っていけました。
やはりあのころの衣装、おかしなかつらとか、モーツアルトの道具立てとして欲しい気がします。
貴族階級の伯爵夫妻は白い衣装、フィガロたち平民は黒い衣装とモノトーンの中でも色分けされた階級制はわかり易くて、第4幕にはみな寝間着姿の白い衣装に変わることによって階級の消失が象徴されています。
歌い手はみな達者で、日本人キャストたちも丁々発止のやり取りで外国人キャストに互角に渡り合って素晴らしい出来でした。
中でも伯爵夫人のフレドリヒは美しい声と容姿でまことにマダーマにふさわしく魅せられてしまいました。
モルナールはまだ若いようですが背が高く堂々たる風采で歌唱も見事、とてもよかった。
急きょ代役での登場のマルコ・ヴィンコは足も長くて若々しい素敵なフィガロ、といいたいところですがあまり演技は得意ではないようで、ちょっと大根と言えなくもない。歌は悪くありませんから、もっと頑張ってねといったところ。
スザンナの九嶋がその分目いっぱい頑張っていて好感が持てました。
長くて第4幕にはちょっと退屈してしまうことの多いフィガロですが、土曜日の午後でもありで、平日夜の帰宅時間を気にしてのあわただしい鑑賞と違って、落ち着いて鑑賞することができたこともプラスに働いています。
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