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なぜ自己肯定感や自尊心が持ちにくい社会になってしまったのだろう。
私は、異質なものを排除しようとする社会の風潮に原因があるような気がする。
たとえば今の日本の教育は、産業社会に役立つ人間を作ることを目的にしている傾向にあって
そのために、上質の能力を持った同質の人間を育てようとしている。
その中で異質な存在は、効率が悪く生産性を落とすので
矯正の対象になるか、排除されてしまう。
こうした教育の思想が、子ども社会にも影響し
異質なものを排除しても当然と感じる子どもを作り出す。
いわゆる、いじめという問題だ。
しかし、人は同質な部分があってもそれぞれが異質な部分を持っている。
その異質性こそ、その人の個性だと思う。
でも、異質な部分を表に出すと、いじめられたり排除されるから
みんな仕方なく同じようなふりをしている。
自分の中の異質な部分を共感できないし、理解しあえないのだから
「だれも、ありのままの自分を受け入れてくれない」と寂しく思うのも当然だよね。
しかも、時として
その自分の中の異質な部分が、人と違うことから劣等感になることすらある。
人と違っている部分があって当たり前なのに
そのことが悩みの種になる。
不登校児が集まるフリースクールに行って
不登校の子どもたちがまず驚くことは
「学校に行けなくて悩んでいるのは、自分だけじゃない」
「自分だけ変だと思っていたけれど、同じように感じている人がたくさんいた」って事。
みんな平気な顔して生きているけれど
本当は異質であることに悩んでいて、それを隠そうとして
普通のふりをしているだけなんだってことがわかると
少し、安心する。
どうして、こんなに異質であることや、みんなと同じでないことを気にするかっていうと
たぶんね、自立して生きることの価値に社会が傾きすぎているからなんだと思う。
自分に足りない部分や欠けているところがあっても
それはお互い様だから、みんなで補い合ったり支えあって生きればいい。
そのために社会が存在しているんだって事が忘れられているんだよね。
だから、そういう助け合える社会を作ろうとしている人もたくさんいる。
それはとても大切なことだと思う。
でもね。
そういう社会が出来るまで、誰かが手を差し伸べてくれるまで
じっと自分の本音を隠して周囲にあわせて生きるしかないのかってことでもないと思う。
そういう社会になるまで、自己肯定感をもてなくても仕方ないということでもないと思う。
自分の人生は、確かに社会の影響を強く受けるけれど
自分で選択して自分で作ってゆくことも出来る。
だから、誰も自分を理解して受け止めてくれないのならば
自分で自分を受け入れてゆく。
誰かが手を差し伸べてくれるのを待つのではなくて
自分で自分に手を差し伸べる。
そんな風にして、自分で自分を肯定してゆくことも出来ると思う。
とりあえず、私は
自分で自分を肯定するために
「自分を信じよう」「人を信じよう」と思っている。
「自分を信じる」ってことは
自分の思いを素直に表現すること。
「人を信じる」ってことは
人を支えること、
そして、人の助けを借りること。
困ったときに人を頼れる自分になること。
そんな風にして、自分で自分を大切にしようと心がけている。
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アメリカを例に出すと、個人自由主義ですでに自尊感情が育てられているような気がします。
日本はまだまだみんなと同じがいい風潮も残っています。
だから友達同士で同じ格好したりして、見かけたことがありますが。
個人個人違いを育てていくことがこの先大事になるでしょうね。
いいお話聞かせてもらい感謝しています。(^V^)!
2011/3/25(金) 午後 1:33 [ - ]
私は以前より日本独特の「皆と同じ」な風潮になじめません。
留学経験もないし、帰国子女でもないのにね。
なので、自分のペースで生きている人を見るとホッとします。
自分に自信をつける為にはどう生きればいいのか、を
20歳くらいから、ずっと、だけどボンヤリといつも考えている
気がします。まだ、答えは見つかってませんけど。。。
2011/3/25(金) 午後 5:19 [ labilabi ]
パープルさん、コメントありがとうございます。
アメリカは多国籍の国ですから、自分と違う人種の人がいることで多様な価値観を受け入れやすいのかもしれませんね。
それから、聞いた話ですが日本の子どもは「みんなが持っているのだから、同じものを自分も欲しい」というのに対して、アメリカの子どもは
「皆が持っているのとは違うものを欲しい」というらしい。
人と違うことに自分の価値を見出すような考え方があるみたいですね。
2011/3/27(日) 午後 6:52
labilabiさん、ありがとうございます。
女性の場合、男女平等とはいえまだまだ男性社会なので、女性はこうあるべきだとう社会の縛りが強いように感じます。
そのために、どうしても受身になってしまう。周りに合わせなければ生き辛いという面もあるように感じます。
自尊心の低さは、個人的な問題として考えると、周りの評価と自分の評価を一致させようとすることから生じるのではないかと考えます。
他者の視線から自由になること。それが個の確立には必要なのだと思います。
2011/3/27(日) 午後 7:15