丼勘抄-ヨット住まいに憧れる山の民の日記-

題名は山風先生の傑作「風眼抄」から、副題は《あの刑事》にあやかって名付けました。それ故、ヨット自体は全く詳しくないですw

小説の感想/駄作

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全2ページ

[1] [2]

[ 次のページ ]

そして最後は、物語内での響鬼や明日夢を取り巻く環境や設定について(あくまでも小説版独自の)で〆たい…と、言うのも《音撃と音楽》の関係が設定上は密接に関わっていても良い筈なのに、その辺りが劇中で上手く活用されていない!
具体的に言うなら、明日夢が受けるかどうか迷っている二校のうち、城北高校はブラバン部のレベルが高く、もう一校の城南高校はブラバン部のレベルは微妙なのだが…かつて鬼だった者が城南高校でブラバン部の顧問をしている…『へっ!?』城北高校の印字ミスじゃ…いやいやいや…そうではない!
劇中では『城南高校の顧問』と何度も書かれて、その様な会話も成されている。
つまり音楽的才能が無くとも、楽器を模した道具を使って敵を倒すと言う《音撃》を習得し鬼になる事は問題無いと…なんかチグハグな気が…。
それなら百歩譲って、せめて《音撃と音楽》は似て非なるものってな具合の説明をキチンとしておかないと駄目だろ!…普通はよォ…。
あとがきで『東映の製作チームからテレビ用の設定書を送ってもらい、じゅうぶん参考にさせていただきました』と書かれている。
本書を終始読んだ限り…その辺りの設定書は無かったんだろうねえ…と言われても仕方ないなあ。

自分自身、本書に関してはTV版の前半で疑問に思った部分を活字にした事で解消出来れば…といった思いも有って読み始めたんだけど…結局、読み終わってみて感じたんだがコレって一般流通の本どころか同人誌の中でも結構低いレベルでしか通用しないって評価しか出来んよ!
説明不足な箇所が多過ぎてさあ。

「仮面ライダー響鬼」という作品全体の良し悪し以前に、なんと言っても小説として駄目過ぎる!

面白いとか、つまらないとか以前の問題!

では、その1からの流れで…そんな響鬼に憧れる明日夢について。

なんと言っても、本書を読む限りでは明日夢に感情移入する事は…ほとんど出来なかった!
何故なら明日夢の印象自体、外見的には響鬼いわく『いい奴そうだったしさ。目もクリクリしてたし…』と、内面的には進路について漠然と悩んでいて、それ故、周囲に対しては煮え切らない態度をとっているぐらい。
他には巨大な蜘蛛に怯える(一般人としては普通)程度。

こんなキャラでは、お世辞にも魅力的とは言い難い…のだが、それでも同級生(幼馴染)の持田ひとみには過剰なまでに好かれている(意味不明!)。
それこそブラバン部での明日夢の姿に惹かれた…とか、いくらでも理由付けする事は可能な筈なのに…。
そりゃあ『人を好きになるのに理由なんで関係無い』とは言うけれど、あくまでも小説(物語)なのだから、なんらかの説得力を持った表現方法が絶対に必要な筈なのに!
それから…響鬼に対しては前半の蜘蛛退治以降、その事が良い思い出となり、まるで恋愛モノの《二人の思い出の場》さながらに、その場所(屋久島)の写真集を受験勉強そっちのけで眺めだす(エッ!?)。
更に、普段は母親に対して生返事しかしない様な状態なのに、ひとたび母親が響鬼の名前を出した途端…『その一言を聞いて、明日夢は跳ね起きた』(本文中より)…。
そして、その後も日々生活していく中で『自分は響鬼に避けられているのでは』と思うぐらいにまでなっていく(おいおい、ホモ小説かよ…)。
ここまで明日夢の感想を書いてみて、つくづく思うのだが…《本当に》これらの描写は本書で嘘偽り無く成されている!
それでも…嘘だ!とか、感想を書いている上で脚色している!とか思うのであれば是非とも本書を読んで欲しい。
いくら憧れの存在とはいえ同性に対して、ここまで思うのはチョット…。

チョット…と言えば母親の響鬼や威吹鬼に対しての、変な色目使いをしている描写が…なんとも…。
まあTVにおいては、このあたりに関してギャグパート的(サブサブだが)な扱いになっていたのだが、活字になることで非常に生々しくなっていて、見苦しくさえある…って言うか、こんな描写どこまで必要なのか疑わしい。

本書は、TV版が放映当時、ネット間において作品に関しての賛否両論、さらには一部のファン(信者)からスタッフ・キャスト数名に対しての誹謗中傷、それを受けての各々のアンチからの反撃など様々な事が巻き起こった「仮面ライダー響鬼」をノベライズ化したもの。
ちなみに内容的にはTV版1〜6話周辺までらしい。


今回、読むにあたってニュートラルな立ち位置で《一小説として》読む事を心掛けようと思った。
しかし最低限、比較対照としてTV版1〜6話周辺の事は避けては通れないので、そのつもりで。

そこで、まずはTV版よりも明確にされている部分から触れていたい。
それは明日夢が進路を決めるにあたっての心理状態で、本書においてもTV版と同様に序盤は非常に煮え切らない態度で周囲と接しているのだが、その辺りの理由がキチンと語られている。
放映当時は、観ても今一ピンとこなかっただけに自分自身やっと納得する事が出来た。

それから、もう一つピンとこなかった事なのだが…それに対しては、本書においては、ややマシ程度と言ったところ。それは《なぜ明日夢が響鬼に憧れるか》と言う部分。
一応、その部分の説明としては、序盤で『幼児が海に落ちそうになった時に明日夢自身どうしようか躊躇していたのに響鬼は瞬時に助ける事が出来たから』と『変身して人よりも巨大な蜘蛛を倒す事が出来るから』との事なのだが…前者は兎も角、後者に関しては普通に考えたら、そんな響鬼って蜘蛛よりも更に恐ろしい存在と感じるのではないだろうか。
ましてや響鬼が蜘蛛と格闘するまでに、明日夢と読んでいる側に、筆者が与えている響鬼のディテールなんて、替え歌を唄っている事と幼児を助けた事…それから《なんとなく》周囲と親しげに接する事が出来るぐらいでしかない。
こんな人物は現実的には勿論の事、創作上でも非常に怪しい存在な気がする(むしろ、これって…よくある悪役のパターンって気も…)。
その後の展開でも、響鬼の人物描写は成されているのだが…あくまでも、この段階までで憧れを持つ事が出来る存在とは全然思えない。
それこそ、ここまでで憧れを持つ事が出来る存在とするには…まず、幼児を助ける時に響鬼単独で助けるのではなく明日夢を含めた周囲に居る人々(劇中では明日夢一人だけだったが)に指示をしつつ、それでも危険な状況になっていき、その中で超人的な活躍をして助けるとかしない限り、絶対的に説得力が乏しいものとなるのは当然。
結局、活字と言う説明のし易い媒体を使っているのに不十分な状態でしかないのは如何なものであろうか。

ついでに響鬼に関して、もう一つ…これは設定面での事なのだが、響鬼は何故変身出来るのかが文中では全然触れられていない!
せめて鍛えられた体と変身アイテムの音叉(無論、設定上の説明含む)によって…ぐらいは書いておかないと駄目だろ!
なんと言っても1話の内容から始まっているのだから説明は絶対に必要。

この小説って結構いろんな所で高評価みたいなんだが…自分は全然ダメ!


読み終わって、まず感じたのは、この時代いろいろな武将の勢力が戦ったりくっついたり、また戦ったりするんだけど…その辺の事を単に「説明するだけ」ってパターンが多過ぎ!


読んでて把握しずらい!


これなら歴史の資料本でも読めばいいんだし…。
小説なんだから、その時その時で主人公である義輝がどう思って、どう行動したかっていうエピソードを書く事で読んでいる側に把握させるべきなんじゃねーの!?
それによって、位の高さと剣術の腕は持っていても結局は歴史の流れには翻弄されてしまい悩む主人公って事が出来るんだしさあ。

次にオリキャラ連中、最初は熊鷹の扱い…苦戦しても実在した武将の十河一存に勝っちゃ絶対ダメだろ!んで最後は銃殺って…どうせなら生き残って失望感を持ったまま生きつづけるぐらいやらんとなあ。
あと小四郎の出自…前半の重要キャラお玉の遺児って設定なんだが、どうせなら義輝の父・義晴との子供って事にした方が最期の活躍も盛り上がると思うし、義輝との主従を越えた絆ってのも出来るだろうに残念過ぎる!

んで、義輝の遺児・海王丸…物語のオチとしての存在なんだが、ゆる過ぎ!
それこそ『のちの○○である!』ぐらいのハッタリかませろやっ!…っと、まあ他のオリキャラについても細かい事を言い出したらキリが無いんだが代表的なのが、この三人。

結局この作品って全体的に、先に挙げた十河一存もそうだったが、他にも実在した人物を噛ませにする事で物語上の善悪両方のオリキャラを目立たせているって印象が強い。
オリキャラにページさくぐらいなら、先に言った様な実在した武将達のキャラを立たせた方が絶対良いと思う。
それによって読んでいる側が『このキャラの勢力と、このキャラの勢力が戦っていて、んじゃあ…どっちが勝つの?』ってな具合に興味を持たせられるしね。
まあ、複線のはり方や各々のエピソードの収め方は悪くない気もするし、その時代のオールスター総出演みたいな華やかさも有るんだが…他のマイナス面が多過ぎて今後この作者の本は読みたいとは思わないだろうなあ。

結構まえから気にはなっていた作品。

なんとなく忘れがちになってしまい、今回意識して探して読んでみた。

う〜ん…全体的に奇抜な設定をちりばめてはいるのだが、結局は普通に歴史をなぞっているだけな気が…序盤で読むのをやめようかとも思ったんだけど一応読み終わった。
結局は、終始そんな感じだったので今後この作者の本は読まないんじゃないかなあ…他の本もあらすじだけ読んだ限りでは、コレと大差無さそうな気がするだけにねえ。
んで、特にマイナスだと感じたのは、設定だけ凝り過ぎて、文中数回有る各々の山場がハラハラさせられず淡白に展開されているってトコ。
読んでいて『ふーん』って感じにしかならないんだよなあ。
折角いろんなトンデモ設定を考えて使っているのだから、読んでいる側をもっと驚かせて貰わんと張り合いが無い。

一応、最後のオチのつけ方だけは、まあまあって気も…。

全2ページ

[1] [2]

[ 次のページ ]


.
丼
男性 / B型
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

話題の新商品が今だけもらえる!
ジュレームアミノ シュープリーム
プレゼントキャンペーン
ふるさと納税サイト『さとふる』
実質2000円で特産品がお手元に
11/30までキャンペーン実施中!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事