鳴かず飛ばずの職人

豆鉋を中心に毛引き小刀等を製造しています

鍛冶部屋

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その5、打刃物と鍛造

打刃物の鍛造、
前に型鍛造、自由鍛造の事を書きましたが
鍛造は作る商品や鍛冶屋さんによて違いが出てきます

刃物を扱う鍛冶屋についてお話しますと

打刃物と言う言葉がよくあると思います。
本打ちとか又、手打ちとかと言う説明書きなど良く
見かけると思います。

刃物鍛冶屋で言うところの鍛造は大きく分けると
これもまた、2つに分かれます

機械鍛造と手打ち鍛造になるかと思います

まず一つは機械鍛造
機械鍛造はいわゆるスプリングハンマー、エアーハンマー
油圧ハンマーなどがありハイテク機械です
近年このような物を使った物でも伝統的やり方と言う表現されています

もう一つは手打ち鍛造
手工具の槌を使い手でたたく作業のとになります
相槌を打つと言う言葉の語源になっている伝統的なやりまたです
師匠と弟子とが息を合わせて交互に槌で打つことを
正しくは刃物で言うと打刃物、手打ち刃物と言うとおもいます

現在はプレスで抜いた刃物以外のこの両方のやり方のことを
鍛造品とか打刃物、手打ち刃物言われています

刃物は古い時代より引き継がれた工程で作られて来たものですが、
現在は刃物は、大きくわけると打刃物、抜刃物に分かれます

打刃物
 鋼(刃金)を赤く熱し、鍛造によって鍛え焼き入れ、焼き戻し、
 研ぎによって作られる方法、熟練した作業が必要、手造り向き

抜刃物
 ステンレス鋼、普及によって洋食器、ナイフ等の行程が、鍛造から
 プレスに変わり、プレス用の金型(形)を作りプレスで抜き、焼き入れ、
 焼き戻し、研ぎによって作られる方法、量産向き


その3、鍛造方法

鍛造でよく自由鍛造と書かれていたり、よく聞くと思います

鍛造方法としたは大きく分けると2つになります。

型鍛造 (die forging)と言うやり方があります
鍛造屋さんと言う業種があります 地元にも多く会社があります
刃物もやりますが多くは利器工具の製造するため製品となる鍛造用の
金型を作りプレス圧力を加えて作る方法があります、叩くとは違います
大量生産に向いています

自由鍛造 (free forging)これは昔から続いているやり方、鉄は赤いうちに打てという言葉が
ありますが、鉄を赤く叩き曲げたりのばしたりして加工することを自由鍛造になります
刃物鍛冶屋さんは余程資金力があり設備を持っている人以外は自由鍛造です
素材を自由に小刀や鉋刃、包丁、ノミなどを作れれば自由鍛造です、手間ひまが掛かり、
熟練の技術が必要でので個人向きになります。
ある程度の人数を抱えている加治屋さんは抜きものといわれる金型を作りプレスで抜き
商品を作るのも仕方がないことです

その2、鍛造

鍛造(たんぞう、forging)
わかりやすく言えば金属加工、刃物鍛冶屋さんで言えば金属を
スプリングハンマー(機械)、手工具ハンマー、型打ち等で叩いて圧力を加え
加工する。
日本刀など刃物や製造技法として用いられ、刃物の品質を向上さ
せる事でも有ります色々な技法が発展してきた。

では鍛造は、
一般的に知られているのは鉄を赤め(赤くして)スプリングハンマー(機械)
手工具ハンマー等で叩く方法を熱間鍛造 (hot forging)

冷鍛言われる常温で、鍛造成形、加工する、叩く、方法を冷間鍛造 (cold forging)

刃物鍛冶屋さんで言えば大きく分けると2つの方法になるかと思います

そのほかに、金型を作り型打ち等で圧力を加え加工する方法
ふき物といわれる、鉄を溶かし方に流し込み加工する方法(鋳物などはそうです)
これ等も鍛造になります業種の違い。


鋼、結晶、精分がどうした、こうしたなどと良く見かけると思います。
昔は、たたら、おろしかね、等で鋼を作り鍛造しると結晶が細かく均一な良質の刃物
が出来ると言われています、現在もこの技法が受け継がれています。
日本には何社かの鋼材メーカーさんがあります、しかし時代の流れとともに必ず
技術の進歩、研究が進み現代はどの鋼材メーカーさんも素晴らしい鋼を作っています

今も現代鋼を2次加工して、鋼材メーカーさんの素晴らしい鋼を叩きその精分、結晶
を変えて刃物などにしています、しかし現代鋼は本当に昔ながらの技法が良いのか
考える時代に来ているかもしれません。

しかし昔ながらの方法、伝統の技は今後も引き継がなければいけないと思います。
国の宝です。

其の1、火造り(鍛造・加工)
火造りは温度800度〜900度で行います。
商品の成型加工
鋼の種類によっても変える必要があります。火造り温度が低いと変形しにくいため無理な加工となり割れを生じ、又高すぎるとオーバーヒート、結晶粒を粗くし、鋼の性質を悪化させ鋼事態悪くなります。

其の2、焼きなまし
なましは740度〜780度で行います徐冷します。
600度〜650度に加熱した炉の中で冷却しますが、ワラ灰、灰、熱砂中で徐冷しても効果があります、一晩置くのが良いです。その後ある程度商品の形を作り上げていきます。

其の3、ならし・ならし打ち
ならし温度600度〜700度で行います<BR>
商品の成型加工商品をならし打ちして、打ち締めます。最終商品加工をします。

其の4、焼きいれ
いよいよ刃物の命言われる焼入れです。
焼入れ温度750度〜850度で行います。
焼きいれ温度の見極め方は磁石を使うと良いです、焼入れ温度は磁石が付かなくなります。その瞬間焼入れを行います。ポイントは磁石が付かないから直ぐ焼入れをするのではなく少しずつ温度の上げながら磁石で確認しながら付くか、付かないかくらいまで確認しながら少し温度が上がった時点確認をして焼きいれを行います、すなわち800度〜900以上で磁力がなくなる訳ですから、いきなし磁力が無いからといって焼きいれ温度以上で入れるはめに成ってしまい鋼じたいの性質が壊れてしまいます。焼き入れは、水焼入れ、油焼入れ、空気焼入れ、他あります、水焼入れは水温は井戸水の温度15度〜20度、油焼入れは油の温度を40度〜50度に暖めてから行います何枚も焼きいれをする場合温度は安定させたほうが良いでしょう。

其の5、焼き戻し
焼戻し温度150度〜200度で行います
実は焼き戻しは、焼き入れ以上に大切です
30分くらい油で煮るといいですが、一般的に言うと危険ですので遠火であぶり、水冷、油冷、空冷します、温度の見極め方のポイントは少しずつ温度を上げながら水をかけて水球が出来る位で冷却します、温度が高いと柔らかく、ひくいと硬い刃物になります、すなわち削る素材寄って戻し温度を変えるとより良い効果があるでしょう。

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