アラハン親父の【上海通信】

30年ぶりにアコギにはまっていたところ、サプライズ人事で上海へ・・・ちなみにアラハンはアラウンド半世紀w

全体表示

[ リスト ]

 ニーハオ!
 小雨が降り肌寒い上海です。
 ここしばらく、合唱団の事務引き継ぎや視察、送別会などで、土日、夜などの時間が割かれていて、上海通信も3週間ぶりとなりました。
 今回の記事も少し省力し、写真を多めにさせていただきます。内容的にも写真の方が面白いと思うので。
 
 
 昨日の土曜日は、私が参加している異業種交流会で「華西村」の視察に行ってきました。
 華西村というのは、中国に関わる方の多くに知られた有名な村なので、皆さんも知っているかもしれません。日本のテレビでも紹介されたことがあると思います。
 何で有名なのか?
 それは・・・「中国一の金持ち村」と言われているからです。
 この異業種交流会でには私は数ヶ月前に参加し、今回が初めての視察参加となりましたが、事務局の方曰く、今回は参加者がいつもに増して多いとのこと。やはり、皆さん一度は見てみたいと思っていたのでしょう。
 
 
イメージ 1
【村の入口の門、いよいよ到着!】
 
 華西村は、上海市の北に隣接する江蘇省無錫市近くの江陰市にあります。
 参加者約50人を満載したバスは、朝8時に上海の市街地を出発。予定通り10時過ぎに華西村に到着しました。
 車窓から、村の入口の「天下第一村」と書かれた門を発見。中国ではあまり見ない日本の住宅に似た庭付き一戸建て住宅街が続く先には、頂上に球形の造作があるどでかいビルが見えます。これは「華西龍希国際大酒店」というホテルで、サービスアパートメントとして村民も入居しているとのこと。
 
イメージ 2
 【72階建て、高さ328mの5ツ星ホテル「華西龍希大酒店」】
 
 華西村についてちょっと説明すると、ここは約50年前に誕生、その頃は人口は約1,500人、面積0.96平方キロの小さな農村でした。
 それが大きく発展した原動力となったのが、初代の村の書記、既に伝説上の人物とも言って良い呉仁宝氏です。
 農村では自給自足用の穀物生産に力を入れるように、と指示されていた70年代に、呉書記はこっそりと小さな金物工場を開設し、これが大当たり。10年で100万元以上の利益を上げました。その後、改革開放の波に乗って、村営の紡績や金物加工の企業を起こして成功。村は周辺の村を合併して拡大。免責は30平方キロ、人口は約35,000人に。村営企業も増加し、開村当時わずか53元だった一人当たりの年収が、2010年には約42万5,000元(約630万円)となっています。
 で、実は、その呉仁宝氏が、この18日に亡くなっていたのです。これについては、中国のメディアでも取り上げられていたそうです。私は気が付きませんでしたが。
そして、彼の葬式は、私たちが訪問する前日の22日に行われたとのことでした。
 
 
 私たちは、中は15階になっている6重の塔のような外観の大きな建物の中の5階の会議室で、インタビューのためとのことで少し遅れて現れた朱さんという女性副書記と面談しました。
 私たちの代表が呉主席の逝去についてお悔やみを告げると、朱さんは涙ぐみながらお礼の言葉を述べまていした。
 面談は、私たちの質問に答える形で1時間近く行われました。
イメージ 4
【駐車場にあるモニュメント。ニワトリかと思ったら《鳳》(おおとり)らしい】
イメージ 11
【会見はこの建物の中で。内部は15階建て】
 
イメージ 14
【正面にはこんな牛が。華西龍希大酒店には純金1トンを使った牛があるとのこと!】
イメージ 3
【華西村の朱副書記。呉元書記の話をするときはマジ涙ぐんでました】
 
 
 華西村では、約2,000人、多分古くからの村民が中心なのでしょう、彼らがどうも特別扱いとなっているようです。情報誌の記事によると上述のように今では人口が35,000人とのことですが、朱さんによると、村の戸籍を持っているのは2,000人。彼らの収入の8割を村が徴収。これを村営企業の株式に替え、彼らに分配しているとのこと。
 私たちが村に入っても、観光客の他には、施設で働く従業員などしか見ませんでしたが、従業員などは村民ではないとのこと。
 村の戸籍を持つ村民には、一家庭に対して400平米以上の一戸建て住宅と自動車が無償で給付され、大学までの学費も免除されています。
イメージ 13
【奥に見えるのが村が提供する一戸建て住宅だとか】
イメージ 12
 【呉仁宝元書記のお言葉:「家に黄金が数トンあっても一日には三食しか食べられない。豪華な家を独占したとしても一人ではひとつのベッドを使うだけ」ってなところでしょうか】
 
 
 朱さんとの面談の後、私たちは、金持ち村の実感を得ることもなく質素な食事をして、村営の鉄鋼工場と観光用と思える大型ビニールハウスを見学したのですが、ここがどうして利益を出し続けることができるのか全く疑問でした。
 ただ、村民に与えられている大きな一戸建て住宅の一つを見せていただき、それはそれなりに豪華なものでした。
 
イメージ 7
【こんな住宅街】
イメージ 5
【見せていただいたのはこの家】
イメージ 9
【このおばちゃんが住人の一人。6人で住んでるとのこと】
イメージ 6
【住宅展示場のよう】
イメージ 8
【バスルーム!】

 
 いずれにしても、最後まで「中国一の金持ち村」的に見えるのは、最初に見かけた華西龍希国際大酒店くらいなもので、ここで展開されているストーリーは、当初はいち早く発展し、他と差をつけて豊かになったことだけは確かなことなのでしょうが、少なくとも今回の視察で見た限りではどう見てもイミテーション、以前日本で盛んに行われた「村おこし」を、「金持ち村」をキーワードに行っているようにしか見えませんでした。
 
イメージ 10
【この「長城」の他、パリの凱旋門や天安門なども・・・】
 
 ということで、少し不完全燃焼の感がありますが、今日はこれくらいで。
 ではまた、再見!

この記事に

閉じる コメント(0)

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

.


みんなの更新記事