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未知との遭遇 〜 7inch EPに録音された ジャズの 批評と研究

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Guy Lafitte(ts) D.Chanson(as.fl) Nat Peck(tb) Raymond Fol(p)  
Bibi Rovere(b) Franco Manzecchi(ds) Rec.1962
■Guy Lafitte(ts)の名前を見ただけでスルーしていなかっただろうか・・・あまりに多くの作品に名を連ね、スタイル的にもモダン派やハードバッパーというよりは中間派的スタイルと位置づけられているためリーダー作も詳細に取り上げられる機会も多くはない。このEPではデュークの曲を選曲しているが、ウェブスターライクな渋いトーンを交え時にモダンで素晴らしいプレイを聴かせている。また、六人編成であるが、Guy Lafitte(ts)以外はほとんどソロはとらずにアンサンブルに徹している編曲も新鮮だ。シングル・トーンでリリカルなアドリブを展開するRaymond Fol(p)の参加はマニア心をくすぐられる。地味な作品ではあるが聴く程に味わい深い1枚である。マンハッタンの夜景を連想するロマンチックなバラード「All too soon」、お馴染みのテーマをアンサンブルで奏でFol(p)がソロを散りばめる「What am i here for」、ファンキーなテーマに乗って次第に熱を帯びるLafitte(ts)が印象に残る「The mill and the river」、ご機嫌なテーマにのってソロを展開するLafitte(ts) が素晴らしい「Plucky」と飽きさせない内容の1枚である。
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Jimmy Rena(p)  Mano Rena(g)  Robert Armand(ds)  Rec.1970's
■ピアニストJimmy Renaは 1918年フランス・モントーバンの生れ。幼い頃からFats Waller, Louis Armstrong, Duke Ellington等を聴きながらジャズに関心を持ち、学生時代はローカルミュージシャンとして活躍をしていた。その後 キャバレーやクラブでも演奏するプロのミュージシャンとして演奏を続け、後に妻となるギタリストMano Renaと出会い バイオリンやサックス等を加えたグループを結成 好評を得ていたようである。彼は終始トラディショナルなスタイルに徹しており聴けばサー・チャールストンプソン的快楽に浸ることができる。この作品はトリオ編成でRena(p) のプレイを存分に楽しめるのに加え新しいスタイルを模索しているかのような 新主流派的なMano Rena(g) のアプローチを聴く事ができる。保守的なRena(p) のプレイとの対比が興味深い。寛ぎ感溢れる縦乗りの Jimmy Rena(p) のプレイが楽しめる「Ain't Misbehavin'」であるが後半にいきなり現れるMano Rena(g)のソロが印象に残る。お馴染み「Sweet Georgia Brown」はアップテンポでスイングする1曲であるが、やはりMano Rena(g) がソロをとると一気に空気はモダンに変化する。独特の雰囲気を感じることができる作品である。
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Willy Johnson(ts)  & his combo   Rec.1958 Paris FRANCE
■ジャズ・テナーサックス奏者Willy Johnsonの名前を初めて知ったのは、フランス録音で唯一?の彼のリーダー作であるこの7inch EPを入手した時である。ジャケットの裏面にはフランスで4曲の録音を残した旨の記載があるが、彼の経歴についての記載は全くなく共演者のクレジットも見つからない。コンボによる演奏はスイング〜モダン系のスタイルで彼の太いテナーは逞しくウェブスター+レスターを彷彿とさせ、時にザラついたトーンはR&Bからの影響も感じられる。フランス出身のシンガーソングライターで俳優でもあるCharles Aznavourの名曲「SARAH」はバイオリンとフランスの女性シンガーが加わった、エスプリ漂う魅力的な演奏であるが、満を持して登場するWilly Johnson(ts)の濃厚な熱いソロはこの曲の雰囲気を一変する。「MY PRAYER」はルーマニアのバイオリニストGeorges Boulangerによる古い曲であるが余裕たっぷりに逞しいトーンで歌うがごとく吹く Willy Johnson(ts)の個性がよく表れた王道的名演といえよう。お馴染み「THE LADY IS A TRAMP」はクラリネットが先行するスインギーな1曲であるが、熱いWilly Johnson(ts)のソロ〜女性シンガーへと継なぎ幕を閉じる。「FOR YOUR LOVE」は唯一のバラードで、深みのあるソウルフルなWilly Johnson(ts)のソロを楽しむことが出来る。全4曲リーダーであるWilly Johnson(ts)のプレイに耳を奪われるが、端正で都会的なソロを聴かせるピアニストも印象に残る。

※Willy Johnson(ts)とはいったい。。。。? このテナーサックスのトーンはどこかで聴いたような気がするのだが 権利などの関係で 著名ミュージシャンがセカンドネームWilly Johnsonでリリースした作品では?ジャケットの彼のイラストも参考になるのだが思いつかない。情報があれば是非頂きたい。
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a)DREAM TIME  b)GOLD FISH :Roger Guerin(tp) Benny Vasseur(tb)
Pierre Gossez(as) Mickey Nicolas(as) Georges Gremu(ts)
Armand Migiani(bs) Maurice Vandair(p)  Pierre Michelot (b)
Kenny Clarke(ds)  Rec.1955
c)BLACK KNIGHT :Ack Van Rooyen(tp) Nat Peck(tb) Hubert Fol(as)
Jean Aldegon(as) Georges Gremu(ts) Armand Migiani(bs)
Maurice Vandair(p)  Pierre Michelot (b) Kenny Clarke(ds)  Rec.1955
d)JEAN-PAUL :Jean Liesse(tp) Ack Van Rooyen(tp) Tony Scott(cl)
Pierre Gossez(ts) Raymond Fol(p) Maurice Vandair(p) Pierre Michelot(b) Kenny Clarke(ds)  Rec.1955

■ジャケットに大きくCHRISTIAN CHEVALLIER の写真と文字が表示されているが、内容はKenny Clarke(ds)率いるバンドによるChristian Chevallier作曲集で4曲が演奏収録されている。曲によって編成が異なるがメンバーを見るとヨーロッパ・ジャズに関心がある方には興味深い名前に気が付くだろう。曲にスポットを当てている為かどの曲も丁々発止のアドリブソロを展開するハードバップとはいかないが、Kenny Clarke(ds)のご機嫌なソロをクローズアップした c)BLACK KNIGHT が後半の魅力的なHubert Fol(as)のプレイも含めモダンで印象に残る。スインギーな d)JEAN-PAUL で聴けるTony Scott(cl) のクールなソロも貴重だ。全曲 Maurice Vandair(p)  Pierre Michelot (b) Kenny Clarke(ds) の安定感のあるトリオが支えている。
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Hubert Travert(cl)  Jean-Marie Peyrin(as)  Jacques Ottaviani(g)
Jacques Le Baillifaux(ds)  Rec.1960's
■日本では話題になることの少ないメンツによるグループN'H Quartet のプライベート・レーベルからの1枚。1980年代〜2010年頃にかけてモダンで逞しいプレイを聴かせていたJean-Marie Peyrin(as)が参加しているので入手した作品であるが、ここでは編成通りのトラッド(スイング)系の演奏に終始しており、後のハードバップライクなプレイはこの時点では未完成である。ゆったりとしたテンポのブルース「Maddy Blues」、Jean-Marie Peyrin(as)のソロが楽しめる「Bizuth Blues」は4曲の中では最もモダンに近づいた1曲だろう。ギターが爪弾くリズムに乗って哀愁漂うHubert Travert(cl) のソロが印象に残る「OTA」、「Bichon Blues」は楽しくスイングするで後半にJean-Marie Peyrin(as)がソロをとる。彼の未成熟期の作品であり未聴のコレクターとしては入手に迷う編成とジャケットだろう。
モダン系の演奏ではない。
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