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未知との遭遇 〜 7inch EPに録音された ジャズの 批評と研究

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ERNEST RODGERS BAND Feat. George Benson(ts)  Rec.19??
A Mail-Call Production  Pontiac, Mich USA
■Side-1 ERNEST RODGERS BAND 「THE DOG」、Side-2 WILLIE McCLAIN 「SOUND SO GOOD」 を収録した1枚。今のところ12inch LPやCD化もされてないようなので、この作品でしか聴けない2曲である。男性シンガーWILLIE McCLAIN が唱うSide-2もドラマチックな歌唱が素晴らしいが、やはり聴きものはデトロイト出身のテナーサックス奏者 George BensonをソリストとしてクローズアップしたERNEST RODGERS 率いるビッグバンドによるSide-1だろう。George Benson(ts)は60年代には数多くのモータウンセッションに参加し 特に Marvin Gayeのバックバンドへの参加で一気に知名度をあげ70年代〜90年代にかけて数多くのセッションに名を連ねている。1988年にはジャズの教育者に与えられる"National Association of Jazz Educators' Outstanding Service to Jazz Education" Awardを受賞している。また、1999年にはリーダー作<Sax Master(CD)>をリリースしている。爽やかなアンサンブルによるテーマから満を持して、一転 1'16"からの素晴らしいBenson(ts) の逞しいソロで一気にテイストが変わる。
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Paul Friedman(p) & (b) & (ds)  Eddie Shu(as,tp)  Rec.1960's
■1918年生まれのmulti-instrumentalist と称されるEddie Shuの希少な7inch EP Onlyの録音。彼の名前は認知はしていたがジャズの専門誌においてもクローズアップされることも無くBethlehemのフクロウの10inchを目にするぐらいで恥ずかしながら針を落とした経験もない。彼は as, ts, tp, clarinet,harmonica,  accordion等を演奏するというが、コアなモダンファンならclarinetがクレジットされている時点でスルーしてしまいそうである。
だが・・・・この7inchを聴いたら彼に対する印象は大きく変わってしまった。この作品ではアルトサックスとトランペットを演奏しているのだがモダンでバップの香りを漂わせながら見事なアドリブを展開する彼の実力と魅力を認めざるを得ない。Paul Friedman TRIOの演奏も端正でスインギーで素晴らしい。Eddie Shuがアップテンポに乗って縦横無尽の圧巻のソロを展開する「MEAN TO ME」、Paul Friedman TRIOが先導し満を持してEddie Shuが良く鳴るトーンでソロを聴かせる「BEE'S KNEES」、ワイルダーを彷彿とさせるEddie Shuのソロが味わい深い「ABORIGNAL」、「B GIRL'S LAMENT」は Eddie Shuがトランペットとアルトサックスを持ち替えてソロをとるがエッジの効いたアグレッシブなアルトが聴きどころである。こんな発掘盤が見つかるから7inchの世界からは引退できない。全4曲必聴の名作だろう。
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Bob Davis(p)  & (b) & (ds)  Rec.1960's
■Bob Davis(p) 1927年ミネソタ州生まれ。18歳の頃からジャズ・ピアニストとしてローカルステージで演奏。後にSarah Vaughn, Dizzy Gillespie等 著名ミュージシャンとも共演を果たしている。彼の作品ではZephyr Records の アニメジャケで記憶に残るJazz From The North Coastがサックスを加えたQuartet編成によるスインギーな好盤であった。彼のピアノトリオによるリーダー作としては同レーベルに7inch EPのライブ録音があるが、この作品はピアノトリオによる長尺1曲「HEY SELMA (Part 1)」「HEY SELMA (Part 2)」を表裏面に分断して収録したありがちな(残念)な1枚である。しかしながら彼のスタイルはミディアムテンポに乗ってバップの香りを漂わせながら渋く貫禄のあるアダルトなフレーズで身も心も満たしてくれる。


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Big Sam Mason Quintet (p,ts,g,b,ds) Rec.1961
■ジャズミュージシャンとしてよりR&B〜SOUL系のオムニバス等にも収録され認知されているBig Sam Mason のコテコテの1枚。とはいっても内容は60年代の熱気を感じる素晴らしいジャズといえるだろう。特に昇華するピアノとザラついたテナーサックスの音色は魅力的である。対照的な曲名の2曲が収録されており想像力を刺激される。貫禄たっぷりのベースがゆったりとリズムを刻みピアノが陶酔しそうなソロを散りばめる「Black Night」、一転テンポが上がりご機嫌なリズムに乗って時にシェップを彷彿とされるトーンでテナーがソロを聴かせブルースフィーリングたっぷりのギターのソロに移行する「Bright Day」。好みの分かれる演奏かもしれないが、つよいアルコールでも飲みながら針を落としたい作品である。
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Hermie Dressel (p) & (b) & (ds)  Rec.1960's
■1970年代にはロック等ジャンルに拘らずProducerとしても活躍したHermie Dressel (p)のピアノ・トリオでプレイした珍しい1枚。この作品以外にピアニストとして録音したリーダー作は確認できなかった。端正でメリハリのあるソロがスインギー心地よい「Easter Parade」、アブストラクトな前奏から後半の陶酔感のあるソロが印象に残る「Just In Time」とくり返し針を落としたくなる記憶に残る作品である。
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