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未知との遭遇 〜 7inch EPに録音された ジャズの 批評と研究

書庫ハンガリー・オーストリア

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Aladar Pege(b) Jeno Balogh(p) Imre Koszegi(ds) Rec.1964
■1939年生まれのAladar Pegeは元々はクラシック音楽をルーツとするベーシストであるが、その超絶とも言われるテクニックを屈指してのハービー・ハンコック等 ジャズミュージシャンとの共演でも知られるところである。私的にはハードバップの名作Imre Koszegi(ds)の<For Kati>が私的愛聴盤だけに、彼のアグレッシブなドラミングにより どんなピアノトリオに仕上がっているのか興味深々で入手した1枚。どの曲もお互いを触発させるような三位一体の名演が繰広げられるが、やはりAladar Pege豪快で良く鳴るベースが脳天を刺激する。A面は暗示的なピアノソロで始まり乗りの良いご機嫌な演奏に移行していく「Blues in bled」、B面はチャーミングな民謡調至福のメロディーが散りばめられながら斬新な演奏が繰広げられる「Kek To」、そして何といっても白眉は「Close your eyes」だろう。フリーに突入する一歩手前のスリリングでスピード感溢れる熱い演奏が緊張感を発散する。とても瞳を閉じるわけにはいかないだろう。ジャケットのPege(b)の表情からも入魂のプレイが聴こえてくる。背筋がピンと伸びる素晴らしい1曲である。
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STUDIO 5: Jancsi Korossy(p) Karel Velebny(ts,vb) Jan Konopasek(bs) Artur Hol litzer(v-tb) Vladimir Tomek(g) Ludek Hulan(b) Ican Dominak(ds) Rec.1961 / Gustav Brom Combo: Jaromir Hnilicka(tp) Josef Audes(bs) Oldrich Blaha(p) Milan Rezabek(d) Vaciav Skala(ds) Rec.1962
■硬軟予測不能なスリリングな展開で魅了するヤンシー・キョロシーが参加したSTUDIO 5による演奏が「Souvenirs」。チャーミングなピアノソロから故郷ルーマニアの伝統的旋律が引用されたような哀愁漂う魅惑のメロディーが奏でられる。彼のpは昇華するような個性的な音使いでモダンにスイングする。B面はファンキーなハードバップ「Three pitt in」。ハイノートでソロをとるtpが◎ 
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Unknown (ts) (p,vib) (b) (ds) Rec.1965
■オーストリアのグループによるクール・ジャズとクラッシックの融合を目指したサードストリーム的な演奏。バッハの「Invention No .1」は原曲に忠実にクラッシックマナーで演奏されている。このアルバムのベストテイク「Hell's tune」はクラシカルにスタートするがメンバー個々が主張するソロスペースも十分に確保されたアレンジは非常にジャズ的で今聴いても新鮮である。特にテーマの後の透明感溢れるピアノ・ソロ、テナーの乾いたトーンによるアドリブソロはジャジーで素晴らしい。男性のボイスからカリプソのリズムが加わりvibによるソロが活躍する「Vibraphon Calypso」、ラストはクラッシック的なpとtsの複雑なアンサンブルが印象的な「Berner Marsch」で幕を閉じる。
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Heinz Fibich(tp) Kurt Urbanek(p) Toni Michelmayr(b)
Poldi Mayer(ds) Rec.1985
■80年代のCD化過度期に録音されたアルバムには未だに再発もされず埋もれているものも多い。このオーストリア盤は「ジャズをもう一度」というタイトルにもそそられる。Fibich(tp)のプレイは風貌とは異なるオーソドックスなスタイルで、明瞭で良く歌う乗りの良いモダンなプレイとマイルドなトーンはヨーロッパ的で素晴らしい。Side-1 軽快で乗りの良いアップテンポの演奏がご機嫌な「F.U.M.M.」、Side-2 Fibich(tp)のクリアでクールなソロと粒立ちの良いUrbanek(p)のプレイが素晴らしい「Free Lancing」2曲ともベースの音をクローズアップしたエキサイティングな録音で高揚感に包まれる。
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Jozsfe Szabo(p,org) Jeno Beamter(vib,ds) Aladar Pege(b)
Rec.1960'
■東欧の名手Aladar Pege(b)が参加したトリオによる演奏が収録されている1枚。A面はメンバーのオリジナルを含む「I sow the Tour Eiffel」「a mood」「Once in a dream」「Natasha」「It's getting late」B面ではJ.KarnやI.Berlinの「Bradway Melody」「You are my lucky star」「Smoke gets in your eyes」「All the things you are」「Tropical beatware」「Say it with music」に加えFats Wallerの「All my life」までメドレーで演奏している。基本は3人による演奏でピアノトリオになったりvibが加わったりと全曲楽しめる。Szaboのピアノが素晴しい。
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