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未知との遭遇 〜 7inch EPに録音された ジャズの 批評と研究

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Johs Tersbol (as)  Valdemar Rasmussen (tp)  Kjeld J Nielsen (tb)
Bent Tersbol (p)  Hans Frey (b)  Palle A Nielsen (ds) Rec.1959
■ヨーロッパ・ジャズのEPコレクターなら、知る人ぞ知るデンマークのTONOレーベル。白黒のペラジャケでコンディションの良いものには出会うことは少ない。地味なミュージシャンの録音が殆どであるが、若き日のPalle Mikkelborg(tp)が数枚の作品に参加している事で記憶に残っている。また、荒削りながら当時の若手ミュージシャンのレベルの高い演奏も魅力的である。この作品はジャケットデザインやグループ名からトラッド〜スイング系の演奏とスルーしてしまいそうだが、なんとチャーリー・パーカーの2曲を演奏しているではないか。針を落とすと予想通りの期待を裏切らない素晴らしいモダンジャズが収録されている。お馴染みのテーマからこの作品の聴き所であるTersbol (as)の良く歌うソロ、乗りの良いNielsen (tb)〜Rasmussen (tp) 〜Tersbol (p)とリレーされテーマに戻る「Confirmation」、「Aircondition」 は、冒頭のバップ・テイスト漂う Rasmussen (tp)のソロをはじめ、レベルの高いTersbol (as)〜Nielsen (tb)のプレイも印象に残る。

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Alex Riel(ds)  Bent Nielsen(tp) Thorolf Mølgaard(tb) Hans Pindrup(ts)     Sven Baaring(bs) Niels Jørgen Steen(p) Henrik Hartmann(b)  Rec.1960
■デンマーク社会民主党のPR用ポストカードに7inch Flex-Discが圧着された作品。このスタイルは文章に加えて音声でもメッセージが伝えられることから、ヨーロッパでもジャンルを問わず見かけることがある。片面のみに「Billy Boy」と当時の首相(prime minister) Viggo Kampmann の演説が収録されている。メンバーにRiel(ds)が参加しているので熱いハードバップを期待して針を落としたが、やはりヨーロッパ・ジャズ黄金期61年〜65年には至らない60年という時代からもモダン・スイング調の演奏でスリリングなアドリブの応酬は皆無。1分10秒ぐらいから聴ける端正なSteen(p)のプレイが見っけもの。このポストカードの目的から仕方ないのだが、演奏より後半の演説が長くて・・・・・最後にアンサンブルによるテーマが演奏されて幕(演奏2分15秒、演説3分15秒、演奏30秒)
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Bent Christiansen(tp) Palle Mikkelborg(tp) Erik Lahn(tp)
Ole Engler(tb) Jens Dahl(tb) Soren Muhlhausen(as)
Henrik Larsen(as) Ole Jorgensen(ts) Bent Holland(ts) 
Dan Sjolin(bs) Arne Bendorpff(p) Ove Christensen(ds)
Erik Madsen(b) Rec.1959
■デンマークのバンドリーダーKNUD RATH率いるアマチュア・ジャズバンドの演奏でコンテストで優勝した際にリリースされた作品。オーソドックスなモダン・スイング的な演奏でアンサンブルをバックに個々がソロをリレーしていくという展開である。ここで注目したいのは1941年生れで、当時18才のPalle Mikkelborg(tp)の参加だろう。彼は1956年頃からトランペットを吹き始め、1960年プロデビューとの記録が残っているので、この作品はファースト・レコーディングに当たるのではないかと思われる。どのソロが彼のプレイによるものか耳を澄まして何度も聴き込むが判別は難しい。おそらく「BLUES FOR FELLOW」のダイナミックなブラス・アンサンブルによるテーマからのサックス・ソロのあとの若々しい力身のあるトランペット・ソロが彼ではないかと想像できる。「GOING SOFT」は曲名通りゆったりしたソフトなテーマから、良く歌うアルト・サックスによるソロからトランペットにリレーされ幕を閉じる。バンド全体を締めるArne Bendorpff(p)の甘くないプレーも聴きどころ。
 
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Louis Hjulmand(vib) Mogens Lauridsen(p) Bent Knudsen(b) Uffe Jensen(ds) Rec.1958
■HjulmandのFirst リータ゛ー作。彼自身の初々しい乗りの良いプレイも悪くはないが、この作品の聴きどころは彼が演奏していない時のピアノトリオ状態でのLauridsen(p)の端正なソロワークだろう。音数過多になり過ぎずヨーロッパのピアニストらしく真剣にピアノに向かい合う姿が見えるかのようだ。「Louis' new blues」「Nick」「Pygme dance」、「Saratoga walk」の後半のPiano Trioによる演奏がベストテイク。ジャケットは見かけても聴かれていない1枚では。。。 
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Per Skovholt(tp) Christian 'Don Camillo' Nissen(cl) Erik Lindekrans(p) Niels-Henning Orsted Pedersen(b) Henning Sorensen(ds) Rec.1959■1962年に16歳でデンマークの名コンボJAZZ QUINTET 60'に参加し神童と呼ばれるきっかけとなったPedersen(b)のファーストレコーディング作品。なんと13歳の時の演奏である。典型的ななDixieland Jazzが演奏されているが最後までよ〜く聴いていると分厚く鳴りっぷり良いベースソロが随所に聴こえてくる。彼は1960年頃までこのスタイルでの作品を残しているが数年後 瞬時にスイッチが切り替わったかのようなモダンの世界に入っていく。少年期の写真が貴重だ。
        
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