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未知との遭遇 〜 7inch EPに録音された ジャズの 批評と研究

書庫イタリア (Italy)

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Gianfranco Intra la sua Orchestra e Coro Rec.1960'
■1929年生れで幼少期からピアノを学び、自己のオーケストラを率いてリーダー作を録音するなど60年代を中心に活躍した。またジャンルに拘る事なく映画音楽や数々のイタリアン・ポップスのアレンジにも関わり彼の名前がクレジットされている作品も多い。この作品は60年代イタリアの人気漫画家グイド・クレパックスがデザインしたジャケットとコーラスとストリングスをバックにウッズを彷彿とさせるアルト・サックスが歌謡調のメロディーに沿ったブルージーな圧巻のソロを展開する「GO GO GO」1曲で人気のコレクターズ・アイテムとなっている。ちなみに昭和に流行したゴーゴーとは無関係(笑)。他に「I SING "AMMORE"」「WHISKY AND CHA CHA CHA」「PETITE FLEUR」を収録。
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Jimmy Pratt(ds) Herb Geller(as) & (g)  Rec.1962
■イタリアで活躍したジャズ・ドラマーJimmy Prattが当時34歳の Herb Geller(as)を迎えて録音したボサノバ・ジャズ作品。Pratt(ds)はArmando Trovaioli 、Basso-Valdambrini 、Roland Kovac、Chet Baker等との共演歴もある名手である。この作品の2曲でも多彩なボッサのリズムを叩きだしリラックスしたムードの中、決してイージージャズにはなっていない。Geller(as)の艷やかでクールなトーンによるソロはボッサのリズムに映え非常に魅力的である。「MADISON STR. MILANO」は、二人にギターが加わってシンプルなトリオ編成で演奏され、個々の魅力が十二分にクローズアップされる。「CHEEK TO CHEEK」はテーマ部分でGeller(as)のソロが多重録音されているようだが、スインギーで良く歌うソロはここでも素晴らしい。残念だがギタリストはクレジットされていない。
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Aldo Pagani(vib) ,(tp) & (as) & (cl) & (g) & (p) & (b) & (ds) 
Rec.1958
■イタリアのヴァイブ奏者のAldo Pagani率いるSEXTETによる作品。このグループのリーダー作は他に7inch EPと10inch LPが存在するが曲によって編成が異なる。スタイルはモダン〜スイング系のハードバップとは無縁の明るいラテン系の乗りの演奏が多い。ここでもスタンダードを混じえた選曲で楽しめる内容となっているが、最大の聴きどころはこのグループには珍しくトランペットとアルトサックスをフロントに配した編成によるウエスト風の「STARLET」だろう。特に2管アンサンブルのご機嫌なテーマからトランペット〜アルトサックスのソロへと継なぐ展開は、このグループとしては異色の好演である。他にクラリネットがお馴染みのメロディーを大切にソロを吹くスタンダード「AS TIME GOES BY」、ラテンタッチの「QUE SERA', SERA'...」、エキゾチックなリズムに乗った哀愁漂うピアノが魅力的な「LISBON ANTIGUA」が収録されている。同レーベルのもう一枚の7inch EP「IMPRESSIONS」よりこの作品の方が見かける機会は少ないように感じる。
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Franco Monaldi e la sua orchestra Solo by Oscar Valdambrini(tp) Rec.1966■イタリアの作曲家、レコード・プロデューサーCarlo Alberto Rossiの名曲で男性シンガーPeppino Gagliardi が唄った「Se tu non fossi qui(あなたがここに居なかったら)」をFranco Monaldi orchestraがインスト・バージョンとして演奏しノベルティー用に録音された珍しい1枚。Gagliardiが唄うバージョンもドラマチックな展開のバラードでイタリアン・ポップスとしてヒットしたようだが、このインスト・バージョン最大の聴きものはメイン・ソリストValdambrini(tp)のプレイだ。60年代数々のジャズの名作に参加してきた経験が、ここではストリングスをバックに壮大にそして情感を込めたバラード・ソロとして結実している。イージーリスニングにならないのは彼の実力故であろう。Oscar Valdambrini With Strings と言っても過言ではない。
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Franco Cerri(g) unkown(b) Gianni Cazzola(ds) Rec.1958■Cerriの初期作品。Trioという最もシンプルな編成でCerriの奏でる音色と素晴らしい旋律を堪能する事が出来る。デリケートで繊細な音色でCerriがスイングする「Foxology」、しっとりとしたバラード「All the way」はNight Capに最適だ。「Perdido」はCazzola(ds)のブラシに煽られてCerriが良く歌う素晴らしいソロを展開する。ベースとブラシに導かれ渋いブルース・フレーズ連発の「Blues Italiano」は私的ベストテイク。近年再発されたがOrignal盤の感触と時代を経て発散するオーラは格別である。
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