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未知との遭遇 〜 7inch EPに録音された ジャズの 批評と研究

書庫イタリア (Italy)

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Cicci Santucci(tp) Enzo Scoppa(ts) Leo Cancellieri(p) Sergio Biseo(b) Roberto Petrin(ds) Rec.1960■1959年に結成されたグループMODERN JAZZ GANGであるが活動期間は約5年と短命に終わっている。当初はDexieland Jazzを彼らなりに消化したスタイルで演奏していたようだ。RCAやCetraにも7inch EPを残してるがアンサンブル中心のラバースタンプな演奏で少々退屈に感じる。そんな彼らがアンサンブルの拘束から解き放たれ熱いプレイを聴かせるのがこの作品だ。もちろん、Santucci(tp) Scoppa(ts) 等フロントのソロもアグレッシブで素晴らしい。差異化を求めてスタイルの模索をしていたかのような彼らだが、本当にやりたかったのは王道ハードバップだったのではないだろうか。ワルツ調のテーマが印象に残る軽快な「Le tue mani」、テンポの変化等アレンジが新鮮な「The drum is a tramp」、Clifford Brown & Max Roach Quintetが名演を残しているエリントンの「What am I here for」、ブルージーな「Parabola」と全曲ヨーロッパ・ジャズの魅力に溢れている。
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Oscar Rocchi(p) Carlo Milano(b) Gian Carlo Pillot(ds) Rec.1972■60年後半〜80年代イタリアン・ジャズの多くの作品に参加。リーダー作では69年ジアンニ・カゾーラ(ds)のピアノトリオによる「Abstraction」がエバンスからの影響も漂わせる名作だった。この7inch EPはEnrico Dyniaの曲を演奏した作品で「BLUES IN FA MIN (Parte-1 & 2)」が収録されている。針を落とした瞬間からRocchi(p)の哀愁漂うブルースフィーリング溢れる演奏が展開されるがそのフレーズはヨーロッパ的で切れ味鋭く次第に熱を帯びていく様はスリリングで素晴らしい。後によく使われる新主流派的演奏と言えばいいのだろうか。マッコイライクなフレーズも魅力的だ。イタリアン・ピアノトリオの名作といっても過言ではない。どうやら会員限定盤のようでVol.1はSaxを加えた作品でIrene blues 1&2が演奏されている。
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Glauco Masetti(as) Tony De Vita(p) Alberto Baldan(vib)
Beppe Termini(b) Gil Cuppini(ds) Jose Montery(conga) Rec.1960'
■ハードバッパーCuppini(ds)のプレイを期待して針を落としたが、どちらかと言えばウエスト風の演奏でスリリンク゛で白熱したソロは聴けなかった。コンガとドラムがロングソロを展開するSide2「CONGO SQUARE」は長尺で少々退屈な演奏だが、Side1の「Over The Rainbow」ではMasetti(as)のピュアなソロが楽しめ、「BUTTERCUP」ではMasetti(as)のスインギーでご機嫌なソロが楽しめる。アルトの音色と相性の良いBaldan(vib)の参加が演奏をよりクールにしている。
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Dino Piana(tb) Gianni Basso(ts) Devia(p) Amedeo Tommasi(b) Franco Tonani(ds) Rec.1960■ジャケットのアングルを見るとバッソのリーダー作のように見えるが名義はPiana(tb)。演奏を聴けば双頭コンホ゛と考えても良いだろう。Piana(tb)の安定感のあるフ゜レイも素晴らしいが、やhり演奏が始まるとBasso(ts)のソロが待ち遠しい。 お馴染みのリズムに乗ってBasso(ts)がドライなソロを展開する「Night in Tunisia」をはじめ、「Tempo de febbraio」「Ballata per quintetto」でもたっぷりとBasso(ts)プレ
イに酔しれる。
 
      
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Sam Rivers(ts.fl.p) Con Schiano(as) Barry Altschul(ds)
Dave Holland(b) Rec.1974
■イタリアのジャズの月刊誌「GONG」に限定特典として付いていたEP。もちろん、このEPでしか聴くことが出来ない演奏である。新主流派・ポスト・バップ的演奏で、さすがに50年〜60年代を潜り抜けてきたSam Riversのソロはバップ〜フリーを自由に行き来しスリリングそのものだ。また、ピアノ・トリオでフリーに演奏される三位一体の1曲は興奮のルツボだ。
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