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未知との遭遇 〜 7inch EPに録音された ジャズの 批評と研究

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Don Burrows(cl)  Mal Cunningham(fl)  Frank Smith(as) 
Terry Wilkinson(p)  Freddy Logan(b) Ron Webber(ds)  Rec.1957
■1928年生まれ オーストラリア屈指のクラリネット、サクソフォン、フルート奏者Don Burrowsのモダン寄りの珍しい作品。おそらく 当時 この7inch EPでしかリリースされなかった希少な1枚である。彼は全曲クラリネットに徹しているがフルート、アルトサックスが加わった編成なので個々の多様なソロも楽しめる。アップテンポに乗ってアンサンブルから明朗でクールなトーンのアルトサックス〜ピアノ〜クラリネットとリレーされる「Fixgiog」、バラードで演じられる「It's a Blue World」はDon Burrowsの澄み切ったトーンが印象に残る。テーマから展開される粒立ちの良いピアノ〜アルトサックス〜フルートによるソロが魅力的な「Melindy」、心地よいテンポに乗って個々がご機嫌なソロを展開する「Lonesome Road」ではFrank Smith(as) のプレイが際立つ。
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Lew Campbell (p)  & (g) & (bs)  Rec.1959
■ニュージランド最大の都市オークランドで1954年に開店した、その名も<THE GOURMET RESTAURANT>。この7inch EPは、"グルメな夜”と題して1959年のクリスマス・パーティーで入店客にノベルティとして配布された珍しい1枚である。ジャケットはフォールドアウトで6ページにわたり開店当時の写真が掲載されている。
Side-1は当時人気のミュージカル・コメディアンBarry Linehanが「グルメの喜び」をニュージーランドの素晴らしさ混じえて しゃべりまくる様子が収録されている。聴けるのはSide-2の2曲だろうアメリカ出身でニュージーランドでも活躍した名ベーシストEugene Wrightとも共演歴のあるピアニスト Lew Campbell がトリオ編成でスタンダードを演奏している。「Autumn Leaves」は、いかにもラウンジ向けの演奏だが ゆったりと気品溢れる高貴な演奏である。客席のざわめきが聞こえてきそうなリラックスした演奏「The Lady Is A Tramp」は心地よくスイングするギターも聴き所だろう。


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Julian Lee(p)  Johnny Edgecombe(g)  Jango Kahn(b) Rec.1958
■Julian Lee(p)ニュージーランド生まれ Pianist, arranger and conductor。
1950年代初頭から オーストラリアで活躍し いくつかのセッションに参加し何枚かの7inch EPを残している。この作品は数少ない7inch EPのリーダー作で バッパーというよりは ラウンジ系のジャズピアニストで都会的で洒落たスタイルでスイングしており、ドラムスが参加していないためメリハリのあるタッチなど彼の個性がより強調されている。
Stardust」はお馴染みの旋律を原曲に忠実にスインギーに演奏。流暢な彼のテクニックが楽しめる「I Remember You」はしっとりとしたバラード調から一転テンポが上がりスイングする。落ち着いた演奏が大人の雰囲気を醸し出す「Smoke Gets In Your Eyes」、収録曲の中で最もJohnny Edgecombe(g)の刻むリズムがクローズアップされる「Cheek To Cheek」はアップテンポでご機嫌にスイングするベストテイクだろう。
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Tony Thiel(p)  Les Still(b)  Mauri Faiers(da,perc)  Rec.1960
■ニュージーランド出身のピアニスト、ヴィブラフォン奏者 Tony Thielをリーダーとするグループの珍しいリーダー作。ジャケット写真ではヴィブラフォンが写っているが、この作品ではピアノに徹している。両面ピアノトリオによるメドレーが収録されているがタイトル通りお馴染みの曲目に短いアナウンスが挿入されている。演奏はバップとは少々距離のあるしっとりとしたピアノをブラシとドラムがサポートしながらスイングするという趣で非常にリラックスした内容である。A面「Gigi〜Wouldn't It Be Lovely〜Bali Hai」は ゆったりとしたテンポの曲目が続くが、B面「Anything Goes〜I'll Never Fall In Love〜Hey There〜June Is Busting」はピアニストTony Thiel(p)の個性がよくでた演奏でベース、ドラムのプレイも控えめであるが気持ちよく刺激を与え三位一体のチャーミングな内容に仕上がっている。
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Raimonds Pauls(p) A. Timšs(b)  G. Gailītis(ds)  Rec.1966
■Raimonds Paulsは1936年ラトビア出身のコンポーザー、ピアニスト。彼は1970年〜1990年代を中心に多くの作品に参加。活躍したジャンルもポップスから現代音楽、クラシカルな作品まで多岐にわたる。この作品は彼の最初期の演奏で初めてジャズにアプローチした4曲と言われている。ピアノトリオによる演奏はバップを基調としつつモダンなアプローチも随所に聴かせ全4曲楽しめる。side-1 魅力的なワルツ調のテーマからハードバップなフレーズに移行する「Sens Motivs」はこの作品のベストテイクだろう。哀愁を帯びた甘さに流され過ぎないメリハリのあるプレイは素晴らしい。ブラシのリズムに乗ってチャーミングなフレーズのソロで明るくスイングする「Pavasariga Noskana」、ドラムとピアノとの掛け合いから背筋が伸びるバップ調のフレーズを聴かせる「Slikts Sapnis」はG. Gailītis(ds)のプレイも際立つ。アップテンポで疾走する「Strīds」は切れ味鋭いプレイが魅力的な1曲で彼の非凡さが認識できる。ホワイトレーベルは見かけることは少なくないが全てロシア語表記のブルーレーベルは珍しい。
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