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未知との遭遇 〜 7inch EPに録音された ジャズの 批評と研究

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Anna Moffo(vocal)  Piero Umiliani(p)  Livio Cervellieri(ts) 
Gino Marinacci(bs)Berto Pisano(b)Giuseppe Conte(ds) Rec. 1960
■1932年アメリカ生まれ 欧米を中心に活躍したソプラノ歌手・女優のAnna Moffoがジャズにアプローチした1枚。日本においてはオペラ歌手としての認知度が高く美声と美貌で評価も得ていた。ここでは全曲Gershwinの曲を取り上げ彼女の個性と実力を存分に発揮した聴きごたえのある作品に仕上げているが、ジャズファンからの評価は賛否別れることだろう。彼女をサポートするバックミュージシャンの豪華さは彼女が只者ではないことを暗示している。お馴染みの曲ばかりであるが彼女の音域の広さがそれぞれの曲に新たなアプローチにより新鮮に聴こえる。Gino Marinacci(bs)などのソロも作品自体をジャジーな雰囲気に仕上げている。「The Man I Love」「Miracable You」「Fascinating Rhythm」「It`s Wonderful」を収録。
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Wini Beatty(vocal,p) Bob Bain(g) Morty Corb(b) Rec.1956
■アラカンサス州生まれの女性ジャズ・ピアニスト・ボーカリストWini Beattyは音楽学校卒業後、DJのAl JarvisによりLeonard Featherに紹介されプロの世界に入る。彼女は1940年代後半から活躍し録音を残している。この7inch EPは彼女の代表作と言われる1枚でLOSERS WEEPERS(喪失の悲しみ人?)というタイトルがついている。アメリカのジャズファンにもお馴染みの好盤であるがハードカバーのジャケットが揃っている事は極めて珍しい。彼女のバラードにおけるしっとりと感情込めて歌うデリケートなスタイルはジャズ・ボーカルの魅力を存分に味わうことができる。囁くように呟くように歌う「I'm Through with Love」は終盤の電話のベルが鳴る演出も記憶に残る。幻想的なムードで歌われる「Pousse Cafe」は彼女の歌唱力が発揮されている。お馴染み「It Never Entered My Mind」「Come Spring」は思わず聴き入ってしまうバラードで彼女の魅力が存分に楽しめる。全4曲どれもが素晴らしいバランスのとれた作品である。彼女の控えめなピアノプレイも魅力的であるがホーンレスの伴奏が見事にマッチして彼女の歌声をサポートしている。
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Marlene Tong(vocal)  with  The Mike Walker Trio  Rec.1963
■ニュージーランドの女性ジャズ・シンガーMarlene Tongの珍しい7inch EP。彼女はPete Jollyのニュージーランド・ツアーでの共演や1963年のテレビ・ショー"Teen 63"への出演等で人気を得ていた。この一枚はニュージーランド最大の都市AucklandのColony Clubでのピアノトリオをバックに歌ったライブを収録した作品である。彼女のスタイルはヨーロッパ系のクールなテイストではなくどちらかといえばアメリカのジャズ・シンガー寄りの乗りの良い雰囲気で聴かせるタイプだと言えよう。ご機嫌なピアノトリオによるサポートも聴き所である。お馴染み「The Man I Love」は熱くスインギーに歌う彼女の個性がよく出た1曲。他に ハスキーなボイスでしっとりと歌うエモーショナルなバラード「Am I Blue」、モダンなMike Walker Trio による演奏が魅力的な「Green Dolphin Street」、ファンキーな「So Many Beautiful Men」は彼女の多彩な実力が楽しめる。ジャケット裏面には”Exciting NEW Song Stylings...."との大きな記載があり彼女への期待の大きさが感じられる。臨場感溢れる録音も◎
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Lana Cantrell(vocal,p)  with Franz Conde Quartette Rec.1961
■オーストラリアにおけるジャズの歴史は1920年代に遡ると言われ、事実名実共に世界的にも認められているミュージシャンも多い。私的には1980年代を中心に活躍したピアニストPaul Grabowskyの諸作を楽しんだ記憶がある。また女性ピアニストJudy Bailey が1962年に録音したピアノトリオの名作<You&The Night&The Music>(豪CBS)が再発され当時話題になったこともオーストラリアン・ジャズが注目された要因の一つだろう。ここで紹介するシンガー&ピアニストLana Cantrellは、シドニーで活躍したベーシストBert Cantrellの娘として生まれ、家族のほとんどがミュージシャンという音楽一家で育った。17歳の頃からTVショーにも出演し その美貌も相成って人気を得ていたようだ。この作品は そんな彼女のファースト・リーダー作でお馴染みの曲を含め、決してテクニックで聴かせるタイプではないがノンビブラートでエモーショナルにそしてスインギーに美声を聴かせている
軽快なリズムに乗ってクールに歌う「In the still of the night」、しっとりと歌うバラード「I don’t know why (I just do)」は漂うセンチメンタルな雰囲気が魅力的である、スタンダードの中でも人気の曲「It’s been a long long time」、ラテンテイストでドラマチックに歌う「I’ve never left your arms」は私的ベストテイク。ジャケ、内容、適度なレア度も備えたコレクターズアイテム的1枚。
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Johnny Hamlin(p) Robert Saravia(b)  Gary Frommer(ds)  
Charlie McFadden(sax) Art Mooshagian(tp) Marcie Miller(vocal) 
Rec.1960
Johnny Hamlinは 1950年初頭からピアニスト、アコーディオン奏者としてシカゴを拠点に自身のQUINTETを率い活躍。このアセテート盤は女性ボーカリストMarcie Millerを迎えて録音されたArgo LP-4001に収録されなかった1曲「I GOT IT BAD 」が聴ける記録である。やはり聴きどころは50年代の空気感漂うMarcie Millerのエモーショナルな歌声だろう。彼女のリーダー作は確認することができなかったがRay Anthony 楽団の専属歌手として その美貌も支持され人気を得ていたようである。

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