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未知との遭遇 〜 7inch EPに録音された ジャズの 批評と研究

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★APRIL AMES (Acetate Take)★



April Ames(vocal) with Strings Orchestra Rec.1950's
■April Amesの唯一の12inchリーダー作である1957年録音<Strike A Match(GNP)>はやけに大人びたルックスで印象に残るなかなかの良作であるが、日本国内では紹介される機会は少ないように感じる。彼女の魅力的な歌声と安定した歌唱力を聴けばボーカルファンなら一目を置くことだろう。この7inch EPに収録されている2曲はいずれも未発表のAcetate Takeで12inchとは異なる編成によるストリングス・オーケストラがバックを務めている。聴く機会の少ないシンガーなので再評価されることを願う。キュートな歌声でドラマチックに歌う彼女の魅力が楽しめる「Take A Lesson From Me」、センチメンタルな雰囲気が漂う「Touch Me Softly」も印象に残る。
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Al St.Claire(vocal) with Kellie Greene(p) Trio  Rec.1960's
Arranged by Kellie Greene Prod.by Gregg Robblee
■1960年代から活躍する、女性ピアニストKellie Greeneが伴奏を務める大人のムード漂う珍しいボーカル作品。サラのような個性的な低音が 溢れ出る孤独感を一層感じさせるAl St.Claire(vocal) のバラード「AM I BLUE」は一度聴けば記憶に残る感傷的ドラマチックな表現が魅力的な1曲である。他に収録作が存在するのかは不明であるが紹介する価値はあるだろう。またサポートする Kellie Greene(p) Trio の演奏も時にクラシカルでリリカルな表現が素晴らしい。彼女は1960年代にJAZZ FUNK系の作品も残しているがここではその片鱗も感じない。さて、この曲のボイスを聴いてAl St.Claireは女性か男性か どのように感じただろうか。それは side-2 スインギーな「Nobody Does It Like Me」を聴けば明白になるように思う・・・まあ リスナーにとって魅力を感じるのであれば どちらでもいいのだが。
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Anne Lloyd (vocal)Rec.1955
■1923年 New Jersey生まれ。明瞭な歌声と魅力的なルックスで1940年代〜50年代カリスマ的人気を得ていた。特に50年代の膨大な作品数からも納得できるところであるが、意外なのは子供向けのアニメ・ソングやクリスマス・ソング作品を多数リリースしていることである。ワルツ調のメロディーと混声コーラスに乗って明瞭で美しい歌声で歌う「It's Almost Tomorrow」は彼女本来のテイストだろう。お馴染みの名曲「Cry Me A River」は大人の香りを漂わせながらセクシーに歌った1曲で異色のジャケットどおりの雰囲気で歌う彼女の魅力が楽しめる。Julie Londonとは一味違う個性的な抑揚が印象に残る。この作品、ジャケなしで流通していることが多く 新聞紙より薄いジャケットだけでも希少な存在である。普通の7inch EPのジャケットより少々大きめのサイズであるため、余計に折れや欠損が生じやすくコンディションの良好なものに出会うことが少ない。まるで古文書を扱うように接しないと良好な状態は維持できない。
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Mindy Carson(vocal) with Chorus and Orchestra  Rec.1955
■ブルーなジャケットの「Mindy Carson Sings」が雑誌で紹介されたり、ノベルティーになったりと一時期ジャズファンの中でも知名度が上がるきっかけにたが、この1955年録音のEP盤はsingsとはジャケットの彼女の表情が対照的な作品で、選曲は甲乙付けがたい魅力的な内容だ。彼女の暖かみのある魅力的なノスタルジックな歌声は空気をセピア色に変える。ジャジーーでキュートにスイングする「Button Up Your Overcoat」、感情込めて過去を振り返るバラード「Just a Memory」、メリハリのあるドラマチックな歌唱の「My Foolish Heart」はセンチメンタルな雰囲気が漂うベストテイク、マーチ風のアレンジに乗ってハツラツとした歌声を聴かせる「Say It Again」と全4曲飽きさせない構成である。寄せ集めCDで再発されているがこの爽やかな笑顔のEPが初版オリジナル盤である。
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Vivian Rodd(p) Eric Stevens(b) Terry Rodd(ds)
Chris Young (vocal) Produced By DAVE WOOD 
Recorded Live at REGENCY CLUB Rec.1969
■男性ボーカルを紹介する機会は非常に少ないが、この作品の聴きどころはバックを務めるVivian Rodd TRIOの歯切れの良い躍動感に溢れたプレイである。十数年前にイギリスの古い音楽雑誌でNewcastle REGENCY CLUBのハウス・ピアニストとして紹介されていたのが記憶にあり入手したのだがなかなかの好盤である。Chris Young (vocal)については同名のミュージシャンは存在するもののジャンル、年齢等合致は見られず情報は皆無である。歌唱スタイルは、どちらかといえば都会的なクルーナーというところだろうか。お馴染みの曲を含む4曲を取り上げているが随所に聴こえるVivian Rodd(p)の一音一音が素晴らしい。しっとりと歌い上げる「We'll Be Together Again」「Spring Will Be A Little Late This Year」も魅力的だが、白眉は楽しげにスイングする「I Could Write A Book」とVivian Rodd TRIOの演奏が十分に楽しめる「Tangerine」だろう。レーベル名はIMPULSE RECORDING との記載があるがアメリカの同名レーベルとは全くの無関係の自主制作盤のようである。ヨーロッパ盤には珍しい分厚い硬質紙の折込ジャケットに存在感を感じる。
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