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中国共産党政権は、中華人民共和国建国翌年の1950年に人民解放軍をチベットに進撃させ、英国の影響下にあったダライ・ラマ14世体制と「平和解放に関する17カ条協議」を締結してチベットを支配下に置いた。 しかし、中国政府が現地で進めた政策はチベット従来の社会制度を否定し、社会主義制度を押し付けると同時に、伝統宗教のチベット仏教を弾圧したため、チベット人の反発を受け1959年に大規模な動乱に発展した。 ダライ・ラマはインドに亡命し、臨時政府をつくり、現在も独立や自治権を求める運動を続けている。中国共産党政権はチベット自治区だけではなく、イスラム圏である新疆ウイグル自治区ウイグルでも、ウイグル人の民族性や文化を否定し、チベット自治区と新疆ウイグル自治区において、チベット人とウイグル人の人権を抑圧し、漢民族による民族浄化政策をとっているという見方もされており、両自治区は中国の恥部として世界に捉えられており、世界はチベット人とウイグル人に対して同情的な眼で見ている。 中国共産党独裁政権の抑圧的な政策に対して、北京オリンピックで世界に注目される中国に対して、デモンストレーション効果を狙い、抑圧され続けてきたチベット人が立ち上がり、僧侶が中心となり、武力を行使しないデモ行進を行ったが、これに対して中国政府が武力弾圧を行い、チベット人側にかなりの死者を出したというのが今回のラサ地区中心のチベット騒乱である。 平和の祭典であるオリンピックを主催する国として、中国が相応しい国なのかどうか?ということを今回のチベット騒乱は訴えている。 この問題とは次元は違うが、農薬入り餃子問題も、中国側はその非を認めようとしないが、完全包装の中の餃子そのものに多量のメタミドポスが混入しており、中国の工場内での製造過程で混入された可能性がかなり高いにも関わらず、包装の上からでも染み込むなどという論理を展開して、中国側は一切悪くは無いと主張せんとする中国人メンタリティーは、オリンピックを主催できるような国としての品格を欠いているメンタリティーであるように思えてならない。 チベット騒乱を契機に、ドイツ首相やフランス首相が、北京五輪の開会式に不参加を表明したのに加え、アメリカでも、ブッシュ大統領は北京五輪の開会式には出席すべきではないという声まで上がって来たことは、北京五輪はここに来てかなり傷つき始めたという感じがする。総ては、共産党独裁政権が牛耳る中国という国の不徳の致すところなのではあるが。 米下院議長、大統領に不参加検討を・北京五輪開会式 米民主党のペロシ下院議長は1日のラジオ番組で、中国チベット自治区ラサ市での騒乱をめぐり、ブッシュ米大統領は北京五輪開会式への不参加を検討すべきだとの考えを示した。一方、競技に関しては「選手のボイコットは支持しない」と強調した。 欧州各国首脳から中国政府への批判が相次ぎ、開会式への出席拒否論が出ていることを受けて、ペロシ氏は「(米国も)検討すべきことだと思う」と述べた。五輪開会式への対応では、メルケル独首相が不参加を表明、サルコジ仏大統領も不参加の意向を示している。 ペロシ氏は3月下旬にチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世とインドで会談した。その後、国際オリンピック委員会(IOC)が北京五輪を決めたのは「間違いだった」と発言しており、今回はさらに圧力を強めた格好だ。(ワシントン=弟子丸幸子) 4月2日 (10:43)日本経済新聞米ブッシュ政権は、イラク問題やイラン問題という厄介な問題を抱えて込み、北朝鮮の核問題に関しては外交的に解決しようという思惑から、北朝鮮側に譲歩を重ねて来た。その北朝鮮問題では、ブッシュ政権は中国を頼りにしながら、また実際に世話にもなりながら、北朝鮮問題に対処してきたという関係もあることから、本当にブッシュ大統領が北京五輪の開会式に欠席するという決断をするかどうかはわからない。 しかし、ここにきて北朝鮮核問題の最近の進捗状況から、ブッシュ政権中に解決する見込みはかなり無くなってきたという情勢もあり、割り切りの早いアメリカ人のことであるから、直前になって、『北京五輪の開会式は欠席する』とアッケラカンとブッシュ大統領は言明するかもしれないが………… ところで、日本は北京五輪の開会式には誰が出席することになっているんでしたっけ?最近ではジャパン・パッシングからジャパン・ナッシングに変わり、世界は、中央銀行の総裁も決められない日本のことなどは、もう気に掛けることも無さそうだというのはチト寂しい。 ビデオは中国軍がチベットの巡礼者を無差別に撃ち殺す衝撃映像である。 |
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