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今日は二期会が上演した『エフゲニー・オネーギン』を観てきました。
http://www.nikikai.net/lineup/onegin/index.html
かなり楽しめました。いい公演でした。例の如く、詳しい感想は後日本家サイト《小さな音楽家たち》にアップしますので、ここでは簡単に。
まずは期待のペーター・コンヴィチュニーの演出。今から10年以上前の古いプロダクションのせいなのか、やりたい放題だった2年前の『皇帝ティートの慈悲』に比べるとかなりおとなしい舞台でしたが、随所で見せる秀逸な読みはさすがでした。例えば、3幕前奏曲「ポロネーズ」の扱い方。上演を2幕1場と2場で分けたことによって、この賑やかな音楽は決闘でレンスキーが倒れた直後に演奏されることになります。ここでコンヴィチュニーは、親友の死、しかも自らの手で親友の命を奪ってしまったオネーギンを激しく慟哭する姿を描き、ついには死したレンスキーとポロネーズを踊らせるのです!!作品の重点がどうしてもタチアーナにおかれてしまうこの作品ですが、これは見事でした。
歌手陣ではタチアーナ役の津山さんが最高に素晴らしかったです。彼女、数年前に二期会がコーミッシェ・オーパー・ベルリンと共同制作した『イェヌーファ』(ヴィリー・デッカー演出)表題役でも素晴らしい演技と歌唱を披露してくれたので期待していましたが、その期待をはるかに上回るパフォーマンスでした。大満足!!表題役の黒田博さんも役柄にピッタリの風貌と雰囲気でよかったです。数年前に聴いたザックスでは後半ややバテ気味で表現が単調になってしまいましたが、今日はそういったこともなく◎でした。他の歌手たちもやや音程が悪かったりした人もいましたがいずれも及第点でしょう。
驚きだったのがオケ。前回の『アリアドネ』に続いて東京交響楽団がピットに入りましたが、全く期待していなかったせいもありますが、素晴らしいに大満足!!特にホルンとフルートのソロ、素晴らしかったです。一方、弦楽器群もよかったです。細身で音量的にはかなり物足りなかったですが、それが作品世界とよくマッチしていたように思います。1幕でのチェロのソロはちょっと酷かったですが……。金管楽器のサウンドがロシアオケをほんのちょっと感じさせましたが、やはり指揮者の存在って大きいのですね。
苦手だった作品にもかなり満足しました。何よりチャイコフスキーの書いた音楽がやはり素晴らしいですね。
次の二期会は『マクロプロス』です。これも楽しみ!!
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東響がんばっていましたね。でもチェロのソロは、確かに痛かったですね。ほんとに首席奏者かって思いました。でもまあ全体的には、私も感心しました。オデュッセウスさんの「オネーギン」苦手が克服されて何よりです。いい作品でしょう?
2008/9/15(月) 午前 0:28
東京交響楽団は元々上手いですよ。
N響よりも良いんじゃないでしょうか?
どうも秋山さんのせいらしいですが!
2008/9/15(月) 午前 1:35 [ 菅野 ]
同じ日に観ました。拙者はもともと割と好きな作品なのですが、今回のコンヴィチュニー演出で、オネーギンがレンスキーとの「死の舞踏」を踊ろうとするところは、胸にこみ上げるものがありました。
2008/9/15(月) 午前 2:24 [ dsch1963 ]
>リエンツィさん
いやいや、ホントに作品の素晴らしさに驚かされました。ワーグナーとは全く違った世界ですが、これはこれで素晴らしいと思いました。前回の新国の公演も今体験すればまた違った感想を持ったかもしれませんね。『スペードの女王』も聴いてみたくなりました。
2008/9/15(月) 午後 10:10 [ オデュッセウス ]
>菅野さん
そうですか、菅野さんは東京交響楽団を結構評価しているんですね。
オデュッセウスはイマイチ好きになれないオケなんです。評判のあまりよろしくない東フィルは実は結構好きだったりします。まあ、どちらにしろ言いたいことは山のようにありますが(笑)。
2008/9/15(月) 午後 10:11 [ オデュッセウス ]
>dsch1963さん
ホント、レンスキーとの「死の舞踏」は衝撃的でした。それから巧いなあと思ったのが1幕最後。女声合唱とオネーギン登場を絡める手法にはホント脱帽でした。凄い読みですね。
2008/9/15(月) 午後 10:13 [ オデュッセウス ]
東京交響楽団は悪いとこないですよ。よくなるし、音も合うし、音楽的だし、ちっとも悪くないね。
2008/9/15(月) 午後 10:53 [ 菅野 ]