不如帰

ファミリーを大事にしない奴は男じゃない ビトー・コルレオーネ

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2007年オペ回顧

前回、更新から1か月も開いてしまった。早いもので、今年ももうおしまい。

総括すると、

「手術件数は思ったより善戦、来院患者数は思ったより苦戦」

といったところ。

本年の当院での手術件数は計247件。(勿論、外来で行った霰粒腫摘出術やレーザー手術は含まず。)うち、白内障手術は201件。3月までは計20件ちょいしかやってないので、思ったよりこなせた。

個人的には、3月までの勤務病院、4月以降の非常勤勤務病院と合わせ、計321件の白内障手術。

今年から、網膜硝子体手術は全く触らなくなった(1例のみ25Gでやったが・・)。白内障手術だけだと、精神的ストレスはやはり全然違う。

その白内障だが、後嚢破損は、市民病院で頭位安定不良の方でおこした1例だけ・・・のはずだったが、昨日の最終オペ日で、当院でも破嚢しちゃいました・・。最後の最後で・・・。

症例は、mature cat。

トリパンブルーで前嚢染色をCCCをする際、慎重にしていたが、流れてしまった。その後、すぐに八重氏セントウなどでとっかかりを作って、リカバリーすれば良かったのだが、そのままセッシで引っ張って強引にリカバーしようと考えたのがいけなかった。一気に赤道部まで亀裂が達してしまったようだ。

フェイコは、そこそこ順調にすすんだが、核を食べ終わると、亀裂が後嚢まで回り込んだ形の破損が発覚。

幸い、前部硝子体膜は破けていなかったようで、硝子体は出てこなかった。

IOLをサルカスに固定したが、後でDVDを見直してみると、ループの所が、ちょうど裂けた部分にのっかっている・・。本日、診察するまで、ちゃんとIOLが固定されているか気が気ではなかったが、本日時点では、一応、IOLは固定され、瞳孔は正円だった。

まあ、3日後くらいから、IOLが偏位してきた経験もあるので、何とも言えないが、祈るしかないっす。(><)

という訳で、今年は、321例中、2例の後嚢破損、1例のチン小帯断裂(チョッパーでひっかいた→CTRでリカバー)という成績だった。昨年が、9例も破嚢していたので、まずまずの成績か。

とはいえ、今回のラプチャー劇も、しっかりとオペに集中出来ている状況なら、CCCのとっかかりを作った際に、白濁した成熟白内障の内容物が出てきた時点で、IA吸引して水晶体容積を下げていれば、このような事態にならなかったに違いない。昨年までは、ちゃんとそうしていたと思う。今年最後という油断と、若干の慢心があったのは否定できない。

来年は、オペ件数倍増を目指して頑張りたい。HP公開も完了し、タウンページや看板などの広告宣伝費も使っていく所存。特に、タウンページは今まで、出していなかった地域にもカラー刷りで出すことにした。その地域は、県は違うのだが、当院所在地から電車でも車でも15分くらいの距離。その地域には、病院は勿論あるが、開業医でバリバリオペをしている人はいない。保守的は国柄とは聞くが、中には開業医志向の方もおられるはず。年間70万円以上の投資になるが、その地域から、1年で、10人くらいの方が白内障手術を受けに来てくれれば、元はとれる計算になる。

仕事の割にはめちゃくちゃ割高感のあるタウンページ広告が、実際どれだけ効果があるかも見極められるので、楽しみだ。勿論、効果がなければ、再来年は契約しない。


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