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目次 1章 「陣地変更」 2章 「アンティポロへ」 3章 パシグ河渡河、カインタへ 4章 反攻 5章 湖岸道を進む 6章 タナイからパアガハンへ 7章 ナングマからバリトックへ 8章 バリトックの戦闘 9章 基地大隊へ 10章 基地大隊陣地と遠山少佐 11章 山砲陣地 12章 米軍来襲 13章 逃避行 14章 再会 15章 ラモン湾 |
学徒の墓標
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昭和20年1月9日に始まったフィリピンルソン島に於ける |
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戦後65年を経て、 第二次世界大戦に生き残った当時の若い兵士もその多くがこの世を去って、 悲惨な記憶も人々の中で薄れて行く。 戦後の私達日本国民は経済成長至上主義に振り廻れされながらも それなりの成功を収めて来た様に思われて来たが、 最近の世界的不況が進行して行く状況は、 その戦後史が正しかったのかと言う大きな疑問を抱かせる。 そして今、 私達は改めて事態を此処に至らしめた歴史を振り返り、 日本人としてのアイデンティティーを見直す必要性に迫られている。 「歴史を学ばない民族は滅びる」との言葉が示す様に、 余りにも過去の歴史を正しく評価しなかった戦後の我が国と国民が行き着く先は、 正しく愚昧の繰り返しによる滅びであろう。 この戦争小説は、 その当時我が国の経済的・社会的・精神的発展を担っていた多くの学生達が、 学業を途中で切り上げるか又は短縮されて 強制的に軍隊に駆り出されて配属された フィリピンの戦場で直面した苦悩と選択を描いたつもりである。 大きな戦争と戦闘の流れ及び地理と地名は 可能な限り史実に基づいて描いたが、 登場する元学生達は筆者の創作である。 この元学生の軍人達の生き様が、 現在の私達日本人の生き方に多少でも警鐘を鳴らしてくれるとしたら、 筆者としては本望である。 司馬井 太郎
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