大村雑記録

フリーの日本中世史研究者(研究者番号非所持)・大学非常勤講師としての個人の雑感。出入りする諸機関の見解とは全く無関係です。

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今年度の国保税通知書が到着。申告収入の10.2%、基準所得の18.5%が強奪されることに。あまり知られてはいないが、この算定基準は明らかに非正規独身税。めぐまれた階層の年金切り下げが見通されることはあっても、はじめから政府にも正規雇用にも見捨てられている世界。維新の会・吉本・マスコミ連合による破壊が決定的となった大阪脱出計画は本格化するつもりだが、どこに逃れても根本的な解決になるわけではない…。

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本日は組合委員会で外出。火曜日が時間調整休講だったこともあり、ようやく読了した電車読書の備忘www.chuko.co.jp/shinsho/2019/04/102540.html。これまた後期の講義のこともあり、余り期待せずに衝動買いしていたものだが、意外と掘り出し物。アメリカとは現アメリカ合衆国のことだが、食文化においては先住インディアンのトウモロコシ・カボチャ・豆食文化、アフリカ黒人の米食・鶏料理によるもてなし(フライドチキンに進化)、西インド諸島タイノ族の低温丸焼バルバコア(バーベキューの語源)が、入植白人とハイブリッドに融合して成立したこと、独立後のドイツ系(トマトケチャップ、ハンバーグ)、イタリア系(ピザ)などによるさらなるクレオール化、ピューリタン的禁酒運動による炭酸飲料の健康植民志向に末にうまれたコカ・コーラ、効率化と台所の進化・自動車対応の結果としてのファーストフードの膨張、ヒッピーによる対抗食文化とビーガン、新自由主義の結果としての貧困層の肥満化と対抗するものとしての新しい農業モデルの志向といった歴史的展開が示され、従来のねじれていたアメリカ型多文化主義と自国中心志向を、国際協調主義と公的世界の再構築へと意識転換する手がかりになるものとして食文化史の射程が示されている。小ネタ的にもいろいろ有益であるとともに、先の岩波新書で政治史の刷新を主題にしていた記憶史などアメリカ史の最新研究と食文化史のリンクについても最後に明確にされており、その意味でも勉強になった。食生活史料は細々と集め続けており、いずれ自身でも形にしたいところ…。お東大先生騒ぎで昨日のアクセスが桁外れになっているようで、某氏のネット上での影響力には驚くばかり。

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本日はルーティン姫路、懸案になっていた事態が少し前進、うまく転がってくれれば面白くなりそうなのだが…。通勤は相変わらずヘロヘロだが、ようやく表題書を読了www.chuko.co.jp/shinsho/2019/04/102538.html。これまた秋の講義準備のため衝動買いしていたもの。中東(イスラーム)を除き、南アジア・東南アジア・東アジアに分類し、それぞれ独自の宗教をもつ土着国家と定義し、以後の歴史過程を内部勢力(自律)と外部勢力(他律)の相克として、モンゴル帝国の支配、近代ヨーロッパによる植民地国家の成立、近代日本の軍事進出、第二次大戦後の独立とアメリカの軍事関与、開発独裁以後のアメリカとの経済関係による工業化、という時代区分によって描いたもの。視点はオーソドックスだが(モンゴル帝国と近代日本をインパクトの一方で、後に何も残さなかったものとならべるのは斬新)、全体はバランスよく現代の諸問題の起源についても整理されており、初学者にも推奨できるもの。なお中東を外したのは、古代以来の西方との関係を主軸とみたためだろうが、見通しはよくなったという印象は受ける。激動の五月も終わり、時は流れるのは早い…。

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「主戦場」

本日は朝一中百舌鳥、自宅に戻り買い物・夕食の下準備を済ませ、十三まで出向き表題の映画を鑑賞http://www.shusenjo.jp/。相続関係は遅々として進んでいないが、気になっていたためこちらを優先。サービス・デーということもあり観客は40名程度で、若い方もちらほらとみかけた。すでにTwitterで情報を得ておりほぼ予想通りだったが、テンポよく構成されており、争点もほぼ全体が示され、「慰安婦」問題の初心者向けにもおすすめ。しかも監督が日系米国人だということもあり、韓国人・日本人の半分も英語で回答しており(櫻井よしこもそうした能力があったんだ…)、少し字幕をつければより広範な普及が可能。インタビューを受けなかったのが不満なのかあれこれケチをつけている左派も見かけるが、これだけでの作品を完成させたのは素直に褒めるべきだろう。十三は十回以上は出かけているが、大阪駅からバスで行けるのは30年以上たって初めて知った。意識しなければ全く調べないことを実感。

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本日は千里山、史料講読は結局2名が途中離脱・それ以外に無断欠席も多い…。そんな中で秋の講義に向けて衝動買いしていた表題書をようやく読了https://www.iwanami.co.jp/book/b450145.html。アメリカ合衆国史を4冊で刊行しようという企画で、本書は建国直後の19世紀初頭まで。そのため半分は英領植民地の形成と展開を大西洋史の枠組みで叙述したもので、半分が独立革命とその後の国家形成について建国神話をめぐる「記憶史」の方法論から示される。いろいろ勉強になった一方で、「記憶史」は現在アメリカで「常識」になっている出来事が、現実にはどういうもので以下に集合記憶として定着していったのかという枠組み。そのため、「常識」に疎い身としては逆に入り込みにくいところで、先住民との関係・13植民地の性格の相違などをもう少し知りたかったとも感じる。なおジェファーソンと妻が連れていた奴隷(妻の父が奴隷に産ませたとされ異母姉妹にあたるという)との関係について、90年代にジェファーソンの子孫全員のDNA鑑定がなされたというのは、いかにもアメリカという印象。また内容とは関係ないが、節・項目の長さがまちまちで電車読書には不便。岩波でもここまで編集をしなくなったのかと思う。

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