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製作過程その8。
バッファ搭載により発生する遅延への対策あれこれ。
思いついた方法は以下の3通りです。
1.バッファを諦める。
そもそもこの二作目基板の目的は、一作目の70ns認識をどうにかしたいというところが出発点。
身も蓋もない選択ではありますが、バッファ未搭載時の仮テストで50ns動作を確認していますから、
必ずしもバッファ搭載にこだわらなくても良いのです。
2.ロジックIC群の電源電圧を上げる。
LV_AシリーズのロジックICは5V動作にも対応しており、その場合3.3V動作時に比べて若干遅延が
少なくなるようです。
ロジックIC群の電源ラインはDRAMと共用のため電源ピンの足上げとつなぎ替えが必要になりますが、
この方法で多少は遅延を抑制できる可能性があります。
ただ、1.2いずれの方法とも基板にジャンパを飛ばさなくてはならないため、仕上がりが汚くなるのは
どうしても避けられません。
或いは、再度修正を施した基板を発注するという手も無くはないのですが、そうすると今手元にある
基板が無駄になってしまいます。
よってこれらの案はボツ。
3.より高速なロジックICに置き換える。
幸いなことに、LV_Aシリーズとピンコンパチでより遅延が少なく、かつ3.3Vで動作するロジックICが
幾つか存在します。
それらと置き換えることで、遅延の軽減を図るのがこの方法。
追加投資が要るものの、これが一番スマートな選択だと思います。
LVCシリーズのICを追加調達したので、これと交換。
LV08A→SN74LVC08APW
LV14A→SN74LVC14APW
LV1G08A→SN74LVC1G08ADCK
いずれもTI製です。
ICの付け外しを繰り返したためランドがボロボロに…。
この部分は丸ごとレジストが省略されているためプリントパターンが弱いようです。
部品を載せる分には問題なさそうだったので、そのままはんだ付けを強行してしまいました。
交換後のテスト。
テストモードに関わりなく、50ns動作を達成!
これでようやく完成、という訳です(モノ自体は1月頃に作り終えています)。
当初はLVCシリーズより更に高速なALVCシリーズへの置き換えを検討していましたが、これらは5Vの
信号入力に非対応であることが判明したため中止。
次善の策としてLVCシリーズを採用することに決定した次第です。
ALVC08AとALVC14Aを購入してから方針転換したので、無駄な出費がかさんでしまったんですがね。
まあそこは勉強代ということで…。
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